はじめに

NPO法人 Kids Future Passportは、福岡市博多区を拠点とし、全国を対象に地域子ども支援事業「こどもごちめし」を運営している団体です。

本記事では、同団体の活動について詳しくご紹介していきます。

概要

NPO法人 Kids Future Passportが運営する「こどもごちめし」は、地域の飲食店を起点にこどもの居場所をつくり、まちの未来を育む取り組みです。

「未来の日本を支えてくれるこどもたちを大切にしたい。そういった支援の輪を広げていきたい」という思いで、活動に取り組んでいます。

事業内容

NPO法人 Kids Future Passportが取り組んでいる「こどもごちめし」は、「三方よし」の次世代型こども食堂として注目を集めています。
「三方よし」が指す内容と、「こどもごちめし」の取り組みを、以下に詳しくまとめています。

こどもごちめし

従来のボランティアを中心としたこども食堂の運営は、地域社会における温かな支援であり、これまで多くのお子さまたちの命と心を支えてきたことも事実です。一方でさまざまな課題があるともいわれています。その主な課題に挙げられるのが、資金確保の継続、運営の人手不足、限られる開催日。これらは、すでにこども食堂を運営している事業者と、これから始めようとしている事業者のどちらにとっても悩ましい課題となっています。

そこで、これらの課題に向き合い、新しい価値を提案しているのが「こどもごちめし」です。
「こどもごちめし」は、自治体と連携し、ふるさと納税や企業からのスポンサーシッププログラムの活用、個人からの定期的な寄付窓口の設定などによって、資金問題を改善させてきました。
運営に関しては、従来のこども食堂が有志者の自宅や公的会場で行われることに対し、「こどもごちめし」では既存の飲食店を活用することで場所や人手の課題をクリア。
開催日の課題は、資金を飲食店の食事代金に充当することで、こどもたちが地域の飲食店に行き、飲食店の営業日であれば食事ができることでクリアに。また、地域の飲食店にお金が流通することで地域活性化にもつながり、飲食店の継続性、ひいては地域の継続にも良い循環が生まれています。
「こどもごちめし」は、このような形でこども、店舗、支援者それぞれの「三方よし」を実現しているのです。

毎日利用でき、透明性が高く、安定性・継続性を兼ね備え、地域経済の活性化が図れる。「こどもごちめし」はそんな特徴を持っています。

2019年には、「親不孝通り商店会 こども食堂」と佐賀県三養基郡みやき町での「自治体まるごとこども食堂化プロジェクト」をスタート。2020年には、茨城県猿島郡境町にてふるさと納税への寄付金の用途として「境町こども食堂プロジェクト」を開始しました。
また、「こどもごちめし」の取り組みは、「内閣府 地方創生SDGS官民連携プラットフォーム 優良事例」にも選出されました。

Gigi株式会社

Gigi株式会社は、音楽プロデューサー・作詞作曲家であり、NPO法人 Kids Future Passportの代表理事を務める今井了介氏が運営している企業。感謝や応援の気持ちを⾷事とともにお届けするフードテックサービス「ごちめし®」「びずめし®」「さきめし®」「GOCHI for ビジネス」「こどもごちめし®」を運営。
「Your Happiness is My Happiness.」をVISIONに掲げ、人とお店と地域にやさしいビジネスモデルを実現し‘Pay it forward’（ペイフォワード：恩送り・利他）の気持ちが社会に拡がり循環するサステナブルで新しい価値観を創造しています。

詳細情報

NPO法人 Kids Future Passport

この記事に関連するタグ

• 団体記事