- 「ハタラクティブ」トップ
- 記事トップ
- 「インタビュー」についての記事一覧
- 「団体紹介」についての記事一覧
- リユースウィッグを勇気のバトンに!がんと向きあう女性を多角的にサポートする団体
リユースウィッグを勇気のバトンに!がんと向きあう女性を多角的にサポートする団体
はじめに
誰もががんになる可能性を抱えている現代社会。がん治療では脱毛という副作用が起こり得る事実があります。脱毛の心理的なサポートとして使用されるウィッグは高額なため、がん治療中の女性は精神的負担だけでなく経済的負担にも悩まされることになります。この悩みを軽減するためにスタートしたのが「ウィッグリング・ジャパン」です。がん治療中の女性に向けて、経済的支援や精神的支援、アピアランスケアを行っています。
本コラムでは、同団体について詳しくご紹介します。
概要
ウィッグリング・ジャパンは、2010年7月に生まれたNPO法人です。がん闘病中の女性を支えるべく、自身も病気を経験した代表理事の上田あい子氏によって立ち上げられました。がん治療による脱毛に苦しむ女性を支援するため、治療を終えた患者さまからウィッグを提供してもらい、治療中の患者様にリユースウィッグとして提供する活動を行っています。ウィッグの提供以外にも、女性向け医療情報サイト「チアーズビューティー」の運営や医療セミナーなど、あらゆる角度からがん治療中の方をサポートしています。同団体は、病気になっても不安がない社会を目指して、日々の活動に取り組んでいます。
活動内容
同団体は、「つなぐ」「ささえる」「まなぶ」の3つの柱を中心に活動しています。
つなぐ
「ウィッグリング・ジャパン」は、がん治療による脱毛の悩みを持つ方に向けた医療用リユースウィッグのレンタル・購入サービスを提供しています。がん治療を終えた方から提供された使用済みウィッグを、闘病中の方や脱毛症などでお悩みの方へ再提供するシステムです。ウィッグは全国各地から届けられ、保有数は5,000個以上に達しています(2025年3月時点)。このウィッグの仕分けや管理、試着は、がん経験者のスタッフが担当。治療中の女性に寄り添いながら、がん治療経験者のピアサポーターの支援にも繋げています。
ささえる
2023年にスタートした「チアーズビューティー」。がん治療中のQOL向上のために生活情報を届ける女性向け医療情報メディアです。治療と仕事の両立や子育て、日々の生活など、医療機関では相談しづらい悩みに寄り添いながら、一人ひとりに合った情報を届けています。がん治療体験談の座談会やがん・アピアランスに関する知識など幅広い情報を提供しながら、がんになっても孤独にならない社会づくりを目指しています。また、オンラインサロンでは医療全般についての勉強会を行い、ウィッグリング活動を全国各地でサポートできるような取り組みも展開しています。
まなぶ
がん医療に関する情報格差をなくすため、2011年より医療セミナーを開催している同団体。久留米大学先端癌治療研究センターと連携して、最新の治療方法や予防法、検査方法など、幅広い知識や情報を提供しています。がんについて専門的に学ぶことができるこのセミナーは、2025年3月には139回目を迎え、多くの方から好評の声が届いています。そのほか、がん患者同士の情報交換、がんに関する理解を深めるための勉強会も行っています。
詳細情報
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数