はじめに

NPO法人「ストップいじめ！ナビ」は、いじめ問題に一石を投じるべく立ち上げられた団体です。相談員や弁護士、ジャーナリストなどのさまざまな専門家がそれぞれの知識や資源を活かして、いじめ対策に取り組んでいます。

本コラムでは、同団体について詳しくご紹介します。

概要

いじめ問題解決のために尽力しているNPO法人「ストップいじめ！ナビ」。子どもの人権を守るため、具体的な対策や啓発活動、情報発信など多彩な活動を行っています。大人に対しては、いじめの兆候発見や子どもとのコミュニケーション、学校との連携など、保護者や教師向けのサポート情報を提供しています。子ども向けには、いじめられた際の対処法や相談先、自己肯定感を高める方法などを分かりやすく解説。さらに、法整備提言や調査報告、シンポジウム開催など幅広く活動し、ブラック校則問題にも取り組んでいます。

活動内容

NPO法人ストップいじめ！ナビは、いじめ問題の解決のために、情報サイト運営や啓蒙活動など、さまざまな活動を展開しています。

ウェブ発信・情報発信

同団体は、ウェブサイトを通じて子どもや保護者、学校関係者へ向けた情報発信を積極的に行っています。いじめに遭った子どもや目撃者、いじめを止めたい大人などに向けた緊急性の高い情報を提供。サイトには、いますぐ相談できる電話番号も掲載しており、迅速なサポートに繋がるよう設計されています。
また、いじめ防止対策推進法の成立に貢献した実績を持つ同団体は、国や行政への政策提言も継続して行っています。メディアに対しては、いじめ報道のあり方を提言し、連携を図ることで、子どもの命を守る報道を推進。そのほか、国内外のいじめ対策を調査・発信するため、研究活動や映画上映会なども実施しています。

「講演」「出張授業」

いじめに関するテーマで、講演や出張授業などを積極的に開催している同団体。弁護士チームによるいじめ予防授業では、日常にある事例を用いて、いじめの予防や対策について子どもたち自身の考えを深めています。また、同団体のメンバーによる講演も実施。保護者や教員、学校関係者などに向けて「いじめの防止」や「いじめ研究対策」「ネットいじめ」など、さまざまテーマの講演を行っています。

関連活動

同団体のメンバーは、上記以外にも多様な活動に関わっています。18歳までの子どもの相談窓口であるチャイルドラインや自殺対策支援センターライフリンク、子どものための図書館など、多くの活動で子どもたちをサポート。LGBTQアクティビストなどと連携しています。そのほか、校則問題の調査や啓発活動を行う「ブラック校則をなくそう！プロジェクト」は、校則問題を社会的な議論にするための最初のアクションを担いました。

詳細情報

NPO法人ストップいじめ！ナビ