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都市の治水と水循環改善のために雨水貯留浸透技術の活用と普及・啓発を進めている団体
はじめに
都市化の進行に伴い、舗装された道路や建物が増えることで、雨水は地中に浸透せずに一気に下水道や河川に流れ込んでしまい、水害を引き起こす要因となります。また、雨水が浸透せずに地下水位が低下すると、湧水の減少や枯渇も起きかねません。その結果、都市部の川では流量の減少が目立つようになり、水循環のバランスが崩れてしまいます。
公益社団法人雨水貯留浸透技術協会では、雨水流出抑制や都市の水循環系の健全化をめざし、30数年にわたり雨水の貯留浸透技術の普及・啓発を行っています。
概要
都市化の急速な進行は、道路の舗装や建物の密集に繋がります。その結果、従来なら雨が染み込んでいた裸地が減少したり、コンクリートで固められたりすることで、雨水が地中に浸み込まず一気に河川や下水道に流出します。この雨水の河川や下水道への流出増に対する総合的な治水対策のひとつとして位置づけられているのが、雨水貯留浸透技術です。
雨水貯留浸透技術は、治水面以外にも多くの効果が期待できます。その内容は、災害時の水源や地下水の涵養、湧水の復活、水質の改善、ヒートアイランド現象の改善、生態系の保全など多岐にわたります。
メーカーやゼネコン、建設コンサルタントなどの多様な会員メンバーで構成されている同団体。雨水貯留浸透技術についての調査、研究・開発および評価を行い、その成果を広く社会に普及啓発しています。環境社会への国民の関心を高め、治水・利水・環境のバランスに配慮した健全な水循環システムの構築を目的としています。
支援内容/活動内容
調査研究事業
普及の基礎となる指針・手引きの整備を目的とした調査・研究や水循環系の改善のための計画手法についての検討を行っています。
雨水貯留浸透技術を活用した施設に関する技術的基準の作成
「雨水浸透施設技術指針[案] 調査・計画編」、「同 [案] 構造・施工・維持管理編」など、技術の普及の基礎となる技術指針や手引き書、製品便覧、事例集などを刊行している同団体。
新たな製品・工法・システム(技術評価を取得した類似製品及び工法など)に関する技術指針やマニュアルなどの整備を行っています。
雨水貯留浸透に関する製品・工法の技術評価認定の実施
1996年6月1日にスタートした雨水貯留浸透技術評価認定制度。2024年度までに技術評価認定46件、OEM 版3件、製品評価認定28件、技術推薦6件を実施しています。
雨水貯留浸透技術の普及啓発活動
同団体では、雨水貯留浸透技術の普及啓発のため、多岐にわたる活動を展開しています。技術の普及と技術者の育成を目的に、年に一度「雨水貯留浸透技術講習会」を開催。専門知識の共有と人材育成を進めています。
また、機関誌「水循環 貯留と浸透」を定期的に発刊し、雨水の貯留浸透や水循環に関する技術や事例、制度など幅広い情報を発信。この機関誌はウェブ上でも無料で公開されており、過去の全てのバックナンバーも閲覧可能です。
さらに、会員間の活発な情報・意見交換の場として「あまみず交流会」を定期的に開催。この交流会は、会員の多様性を活かし、個々の企業だけでは得られない新たなニーズや人脈、情報の発掘などを促進しています。この交流会を通じて、雨水ビジネスの発展や新規顧客開拓、会員間の協働ビジネスへの発展などに貢献しています。
これらの活動に加え、各種展示会への出展や、国内外での社外講演、学会発表などを通じて、雨水貯留浸透技術の重要性を広く発信。加えて、会員企業が主体となった共同研究会の「グリーンインフラを考える勉強会」「既設調整池イノベーションエコシステム研究会」の運営も行い、技術のさらなる発展と応用を追求しています。
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