はじめに

公益財団法人愛知県スポーツ協会は、拠点である愛知県におけるスポーツの振興や体力向上に関するさまざまな事業を行っている団体です。

本コラムでは、同団体の活動内容について詳しくご紹介していきます。

概要

公益財団法人愛知県スポーツ協会は、県民スポーツ振興の中核として各団体と連携を図りながら、競技力向上、スポーツ指導者育成、スポーツ少年団育成事業などを推進している団体です。
2025年4月時点で、56競技団体、54地域団体、2学校体育団体を擁しています。

支援内容／活動内容

国民スポーツ大会等各種大会事業

国民スポーツ大会は、各都道府県が持ち回り方式で毎年開催される大会です。愛知県では、1950年と1994年の2回の開催実績があり、同団体では予選および本大会へ選手を派遣しています。
男女総合成績（天皇杯）と女子総合成績（皇后杯）で競い、愛知県は8位以内の入賞を多く果たしています。
国民スポーツ大会の成績は、愛知県における競技力の向上および体育・スポーツの普及、振興の状況を図る重要な指標です。結果が示すように、愛知県の競技力のレベルは全国的にみても高い都道府県の一つであるといえます。

指導者等養成事業

公益財団法人愛知県スポーツ協会では、公益財団法人日本スポーツ協会や日本スポーツ協会加盟団体が育成する公認スポーツ指導者の養成講習会をはじめ、資格保有者の資質向上と活動を促進するための研修会を実施。より多くの方々が、安心してスポーツに取り組める環境づくりをサポートしています。

スポーツ少年団育成事業

1962年、東京オリンピック開催の2年前に、現：公益財団法人日本スポーツ協会の創設50周年記念事業として、「青少年にスポーツの喜びと心身の育成を」という思いを込め、日本スポーツ少年団が創設されました。
愛知県スポーツ少年団では、交流大会、全国大会への派遣、指導者・リーダーの養成、さらには国際交流事業など、年間を通じたプログラムの提供や事業を展開しています。

スポーツ振興普及事業

同団体では、9月と1月の年2回、広報誌「スポーツあいち」を発行。各種大会、表彰の結果や本会関係事業、その他加盟団体からのお知らせなどを掲載しています。

総合型地域スポーツクラブ支援事業

総合型地域スポーツクラブとは、地域の人々に、年齢や興味、技能に合わせたさまざまなスポーツを楽しんでいただくためのクラブです。同団体では、クラブアドバイザーの配置やクラブ設立に向けた啓発活動、既存クラブの事務や経理処理を含む運営全般をサポートし、地域全体で気軽にスポーツを楽しむ環境づくりのサポートに努めています。

表彰事業

毎年、愛知県の体育スポーツの向上発展に功績を残した個人、チームを表彰しています。

競技力向上対策事業

同団体の加盟競技団体が実施する選手強化事業や普及・啓発事業に対して、補助を行っています。さらに、国民スポーツ大会に参加する際には、スポーツドクターやアスレティックトレーナーの派遣、アンチ・ドーピングの啓発活動も実施。また、2025年度からはスポーツアナリティクスを活用した「スポーツ医・科学サポート」により、一層の競技力向上をサポートする取り組みを始めています。

障害者スポーツ推進事業

共生社会の実現とバリアフリーの推進を目指し、障害の有無に関わらず誰でも一緒にスポーツを楽しめるプログラムを提供しています。また、地域の皆さまと連携し、日常的に障害者スポーツが楽しめる環境づくりにも力を入れています。

詳細情報

公益財団法人愛知県スポーツ協会