はじめに

「公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会」は、人と自然が共生していく世界を実現するための活動に取り組む団体です。同団体は、誰もが気軽に楽しめる自然遊び「ネイチャーゲーム」を実践しています。地球温暖化や森林破壊などの環境問題が深刻化する現代、人と自然の関わりの再構築が必要とされています。「ネイチャーゲーム」は、子どもたちの自然離れに歯止めをかけるため、保育・幼児教育や学校教育、CSR、行政の環境教育事業など、多くの場面で活用されている自然体験活動プログラムです。自然とのふれあいを通して、子どもたちの感性を育み、生きものを大切にする心を育むことができます。

概要

「ネイチャーゲーム」は、1979年、米国のナチュラリストであるジョセフ・コーネル氏により発表されました。日本では、日本シェアリングネイチャー協会がその普及に取り組んでいます。身近な草や花、動物などをテーマにした自然遊びで、実際に触れたり、香りを嗅いだり、想像力を働かせたり、私たち自身がもつ感性を大切にしています。その数は180種類以上にものぼります。幼児から大人まで、誰もが簡単に楽しむことができ、自然との触れ合いを通して、自分も自然の一部であると気づくことができます。
同団体は、「自然が好き」という想いを通じて、「今より、ちょっと素敵な世界」を目指しています。人々の環境問題への意識を高めることで、社会課題の解決につながると信じて日々の活動に取り組んでいます。

支援内容

ネイチャーゲームリーダー養成講座

身近な人に自然を案内する「ネイチャーゲームリーダー」。同団体は、ネイチャーゲームリーダー資格を取得できる「ネイチャーゲームリーダー養成講座」を全国各地で開催しています。講座では、実際に12以上のネイチャーゲームを体験し、その背景にある理論・心がまえ・学習手法であるフローラーニングを学びます。経験豊かな講師と充実したテキストにより、すぐに実践できるノウハウを身につけられる点が特徴です。1986年の開設以来、4万人以上の方が講座を受講しています。保育士や先生、企業・行政などのイベント担当者など、
さまざまな職種の方が資格を取得し、公私にわたってネイチャーゲームを活用しています。

ネイチャーゲーム認定園

ネイチャーゲーム認定園とは、シェアリングネイチャーの考え方を取り入れた自然遊びを体験できる保育園・保育所・幼稚園・こども園・森のようちえんです。
同団体では、ネイチャーゲームリーダー資格をお持ちの保育士や先生、スタッフの方々が活躍する園を「ネイチャーゲーム認定園」として認定しています。園でのネイチャーゲームをはじめとする自然体験活動を支援している同団体。保護者の皆さまや地域の方々の協力のもと、自然のおもしろさや楽しさを通じて、子どもたちのより良い育ちを応援しています。

SDGsネイチャーゲーム

知識を問わず、感覚を使って自然を楽しむネイチャーゲームは、「誰でも、どこでも」楽しめる点が特徴に挙げられます。この特徴を活かして、自然保護活動・環境保全・地球温暖化防止をはじめ、さまざまな環境問題・環境教育にアプローチしてきました。
同団体は、これまでに培ってきたノウハウを活かし、新たな視座であるSDGsへ対応できるよう、SDGs対応型にアレンジした「SDGsネイチャーゲーム」の普及にも取り組んでいます。

詳細情報

公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会

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