はじめに

特定非営利活動法人「アクアプラネット」は、理事長の田中律子氏による「100年後の子供たちにも美しい海、そしてサンゴを残したい」という想いから生まれました。2006年の発足以来、サンゴの苗の植え付け再生事業を通じて、水中環境の保護に取り組んでいます。
現在は、八重山漁業協同組合の協力のもと、石垣島の共同漁業権内でサンゴ養殖事業を中心に活動しています。そのほか、沖縄本島の北谷沖でのサンゴ移植事業や啓発活動など、さまざまな形で海環境の保全を目指しています。

概要

海の生物種の1/4が生息するサンゴは、まさに「海の生命のゆりかご」のような存在です。また、サンゴは、地球温暖化対策機能や自然の防波堤、漁場の維持機能など多くの役割も果たしています。しかし、地球温暖化による海水温の上昇や海洋酸性化は今も進んでおり、このままでは2050年までにサンゴが絶滅するおそれがあるとまで言われています。

サンゴを守るためには、まずその美しさや海での大切な役割、そして今サンゴが直面している危機について、一人でも多くの方に知ってもらうことが不可欠です。そのため、同団体では、この「伝える活動」を非常に重要な使命だと考えています。その中心的な役割を担う理事長自らが、全国各地のイベントや学校に赴いて講演を行い、サンゴが置かれた現状を伝える取り組みを積極的に行っています。

支援内容／活動内容

サンゴ礁の保護・再生活動

 

サンゴを養殖し、大切に守り育てている同団体。それは単にサンゴの種を保存するだけでなく、育てたサンゴが産卵し、生命の連鎖を生み出す未来へとつなげるための活動でもあります。サンゴを育てる上でこだわっているのは、その成長が目に見え、誰もが活動に参加しやすいこと。そのため、サンゴの増やし方の中でも、かけら（断片）から育てる「無性生殖」という方法を選んでいます。その際、水深の違ういくつかの場所でサンゴを育てることで、夏場の高水温によるサンゴの白化を防ぐ工夫もしています。

詳細情報

NPO法人　アクアプラネット

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