はじめに

NPO法人北海道レインボー・リソースセンターL-Portは、東日本大震災で被災したLGBTQ+の方々への支援を求める東北地方の団体からの呼びかけに応じ、2012年3月11日に札幌市に設立された団体です。これまでに、LGBTQ+をはじめとする多様なセクシュアリティを生きる当事者やその家族、周囲の人たちが、「自分で自分の生き方を選ぶことができる」社会の実現を目指し活動を続けてきました。

本コラムでは、同団体の活動内容についてご紹介していきます。

概要

NPO法人北海道レインボー・リソースセンターL-Portでは、LGBTQ+の当事者やその周囲の方が不自由さを感じながら生きている現状を語り合い、社会に向けて情報を発信し、理解と支援の輪を広げる活動を行っています。

住んでいる場所を問わず、高い匿名性のもとで誰でも気軽にセクシュアリティの悩みや課題を相談できる「セクシュアリティ専門LINE相談にじいろtalk-talk」の運営のほか、北海道内の複数都市でLGBTQ+当事者向け交流会の実施、並びに各地へ出向き性の多様性について伝える出前講座も実施しています。

支援内容／活動内容

LINE相談「にじいろtalk-talk」

主に若年層のLGBTQ+を対象とした、セクシュアリティに関するLINE相談窓口です。
実施は月に2回。午後7時から午後10時の間に専用のLINEを開設して、ご相談を受け付けています。
相談時間は、1人1回当たり30分程度です。セクシュアリティに関する専門知識を持つ相談員13名（2025年9月現在）が、1対1でお話しを聴いています。

LGBTQ+やそうかもしれないと考える人の居場所「にじいろ談話室」

北海道札幌市と旭川市（2025年9月現在）で実施されている当事者交流会です。札幌市では、月に1回、午後4時半から午後6時半までと午後7時から午後9時までの各時間帯において、8名限定かつ完全入れ替え制で実施しています。
旭川市では、2ヶ月に1回、25歳以下のLGBTQ+ユースを対象とした居場所を運営しています。

性の多様性に関する出前授業

NPO法人北海道レインボー・リソースセンターL-Portでは、性の多様性に関する研修講師の派遣も行っています。

受講者の年齢、属性、職業に応じたセクシュアリティに関する基礎知識や当事者のライフヒストリーを提供。北海道内であれば、どこでも出張可能です。
講師はLGBTQ+の当事者が担い、当事者としての経験や想いに触れる研修構成を意識しています。

詳細情報

NPO法人北海道レインボー・リソースセンターL-Port

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