はじめに

高齢社会の課題といえる地域コミュニティの活性化。そこで、プレシニア世代の女性たちが中心になり、「楽しむ」をキーワードに活動しようとスタートしたのがNPO法人スーリールファムです。
まずは「自分が楽しめることをやろう！」と、各種プロジェクトを企画し活動しています。これは、「一人ひとりが元気になれば結果的に地域社会も元気になるはず」という思いを込めた、社会実証実験といえる取り組みです。

本コラムでは、同団体の活動内容について詳しくご紹介していきます。

概要

NPO法人スーリールファムは、2017年に神奈川県横浜市で設立したNPO法人です。
会員のほか、各種企画に参加してくれるサポーターさんを含めて、20～30人規模で活動しています。
横浜農業を応援する「地産地消くるくるプロジェクト」では、イベント等で横浜産農産物や加工食品のマルシェを実施。マルシェチラシに掲載する「SDGs」がテーマの漫画も制作しています。また、シニア・プレシニアの交流イベントとして「大人の文化祭」や地域落語会「すーふぁむ落語会」なども開催しています。

2025年度は「特殊詐欺予防のための落語会」も開催しています。

支援内容／活動内容

「よこはま野菜くるくるプロジェクト」

横浜市は、農産物生産量が県内でトップクラスでありながら、そのことがあまり知られていないという課題があります。そこで、NPO法人スーリールファムでは横浜農業を周知するプロジェクトを横浜市へ提案し、採択された結果、野菜販売を行う「くるくるマルシェ」の開催に至りました。
「くるくるマルシェ」は、地域ケアプラザや地区センターでの開催からはじまり、現在は中区役所別館隣スペースの「中区SDGsマルシェ」を隔月で担当しています。夏休みには、横浜市中区と連携し子ども向け企画「お店屋さん体験」なども実施しました。
また、2025年度から横浜市のSDGsの取り組みとして、廃食用油を回収して航空燃料にリサイクルする「SAF」の、マルシェでの受取り窓口業務も担当しています。

「大人の文化祭　フェス」「すーふぁむ落語会」

シニア、プレシニアの交流および発表の場として、年1回ほどのペースで開催しているイベントです。ステージ発表、ハンドメイドなどのマルシェ、講座など「自分も人も楽しめること」をテーマに企画。コロナ禍の休止を経て復活し、多くの方々が交流を深めています。
特に、フェスのステージ企画からスピンオフした地域落語会「すーふぁむ落語会」は横浜の落語ファンの皆さまにも親しまれ、年に数回開催しています。
また、2025年度は港北区の「地域のチカラ応援事業」として、「特殊詐欺予防のための落語会」も企画・開催しました。

詳細情報

NPO法人スーリールファム

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