はじめに

発達障がいとみなされる子どもは全国的に急増し、特別支援学級は10年間で2倍、通級指導教室は2.8倍に増えています。多くの親は孤立しがちで、子育てにも悪影響を及ぼします。
認定NPO法人ペアレント・サポートすてっぷは、2012年に保護者の方の支援活動を目的とした任意団体を設立。その後、2014年に法人格を取得し、引き続き子どもの健やかな育ちを応援してきた団体です。

本コラムでは、同団体の活動内容についてご紹介していきます。

概要

認定NPO法人ペアレント・サポートすてっぷは、2012年から発達障がいや障がいのある子どもを持つ保護者の方を支える活動を続けています。
同団体が目指すのは、子育てにおいて「こんな悩みを抱えているのはわが家だけでは」と思い込み、孤立してしまう親を支えることです。保護者の方のための居場所活動を基盤とし、情報発信や座談会、勉強会の実施など多様な取り組みを実施。さらに、地域の支援者や団体とつながり、福祉と社会をつなぐプラットフォームも運営しています。
親が安心して子育てに向き合える環境づくりを通じて、子どもたちの健やかな育ちと、共に生きる地域社会の実現を目指しています。

支援内容／活動内容

保護者の居場所「うさぎカフェ」

週2回開所する「保護者の居場所うさぎカフェ」では、保護者の方が安心して相談や交流ができる機会を提供しています。仲間とつながることで孤立を回避し、悩みを共有し、子育てに役立つ情報を得られる大切な拠点です。
一回の開催につき一定の経費が必要となり、ご支援によって継続的な活動を実現できています。

情報発信と学びの機会

子育てハンドブックの発行やYouTube動画配信、保護者座談会や勉強会を実施し、保護者の方が日常の困りごとに対応できるようサポートしています。さらに、支援者養成講座や地域住民を対象とした研修を通じて、支援技術や理解を広げる取り組みも実施。保護者の方だけでなく、支援者や地域全体の理解を深めることで、安心して子育てできる社会を目指しています。

福祉と社会をつなぐ「くらしき支援LABO」

地域の支援者や団体をつなぐプラットフォームとして「くらしき支援LABO」を運営し、福祉と社会をつなぐ活動を展開しています。
目指すのは、親や支援者、地域住民が一緒に学び合い、障がいの有無にかかわらず共に暮らせる地域づくり。所属団体を超えたつながりを築き、地元企業とも連携することで、地域全体の福祉の底上げを図っています。

詳細情報

認定NPO法人ペアレント・サポートすてっぷ

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