はじめに

社会が大きく変化する現代において「生きる」と「学ぶ」の境界線をなくす新しい学びのスタイルを実践し、「個人が生き残るための学び」から「みんなでよりよく生きるための学び」への転換を提案しているのがさとのば大学です。

本コラムでは、さとのば大学の活動内容についてご紹介していきます。

概要

さとのば大学では、個人の内なる想いを大切にし、他者との協働を通じて地域社会と共に未来を創造する学びの場です。
『「わたし」に根ざし、「わたしたち」として、地域から、「ほしい未来」をつくる』という建学の精神のもと、「未来を共につくる仲間」を増やす市民大学として、学生一人ひとりが主体的に学び成長していくことを目指しています。
さとのば大学は、全国14の地域と連携（2025年時点）。学生が各連携地域で1年ずつ暮らしながら、プロジェクト実践とオンラインで対話型の学びを並行し、未来共創人材として社会の担い手になれるよう尽力しています。

2019年に社会人向けの市民カレッジとして設立し、2021年からは通信制大学とのダブルスクールで学士の取得を目指せる四年制プログラムもスタートしました。

支援内容／活動内容

個性豊かな14の地域留学先と魅力的な人々

さとのば大学での学び場は、キャンパスではなくリアルな社会です。連携地域は、北海道名寄市や秋田県五城目町、宮城県女川町など、高齢化の課題も抱える計14地域。そこで挑戦を続ける地方創生の先駆者たちが学生を受け入れ、サポートしています。
また、高校や大学のない町に若者が暮らし積極的に住民と関わることで、関係人口創出や地域活性化にもつながっています。
海がある街、山の村、観光の市と農業の町。まったく異なる地域に暮らすことそのものが、新しい気づきと学びの連続です。小さな町だからこそ、やりたいことを形にし、目の前の困りごとに寄り添い、自分も世界を変えられる居場所があるという実感を得られる。さとのば大学にはそんな学びが待っています。

ギャップイヤーという選択肢

これから就職や進路を検討中の方を対象としているのが、1年間地域留学しながら自分の力を磨いていく「ギャップイヤーコース」です。
自分としっかり向き合いたい方、違う価値観の人たちと出会いたい方、プロジェクトを立ち上げ実践力を身につけたい方などに適しています。
地域で暮らしながら、プロジェクト学習を主軸とした学習を行い、学習と活動の伴走支援を受けることが可能です。
地元を離れるからこそ「自分はどんな人で何をしたいのか」にしっかりと向き合い、地域の人々と触れ合い、仲間と語り合うことで、その後の人生につながる道を明確にしていきます。

詳細情報

さとのば大学

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