はじめに

福島県は、東北地方で最もNPO法人認証数が多い県です。2024年度末時点で、927団体が認証されています。NPO法人は、保健福祉や子どもの健全育成、まちづくりなどさまざまな分野で社会貢献活動を展開しています。その活動を包括的に支援しているのが、本コラムで紹介するふくしま地域活動団体サポートセンターです。

概要

福島県内のNPO法人を支援している、ふくしま地域活動団体サポートセンター。NPO法人の運営力強化を目的とした経営者向けゼミや、NPO運営に必要な基礎知識や応用力を強化するための各種講座などを開催しています。
また、情報発信にも力を入れており、県内NPO法人の運営や支援に関する情報を、福島県内の中間支援センターなどに提供しています。さらに、行政や各センターとの情報共有を目的とした情報交換会や、社会保険労務士をはじめとした専門家によるNPO相談事業なども実施しています。
ネットワーク構築や情報発信の強化を通し、地域活性化に貢献している団体です。

支援内容／活動内容

サポートセンターの運営

設立や運営、資金調達など、NPO活動に関する各種相談を受け付けています。会計や税務、労務など専門知識が求められる相談には、税理士や社会保険労務士といった専門家が対応しています。

情報交換会の開催・ネットワーク形成

年に数回、福島県内の中間支援センターや行政、まちづくりなどに寄与する団体との情報交換の場を用意。地域を越えた、横のつながりを深めるためのネットワークづくりに努めています。また、福島県内のNPO団体や企業など、多様な主体との連携・協力に向けた取り組みも行っています。

講座、経営者ラボの開催

福島県内のNPO法人の運営基盤強化を目指し、団体運営や人材育成といった多種多様なテーマの講座を県内各地で開催しています。
さらにNPO法人の経営者らを対象に、持続可能な運営手法を体験型研修会で学ぶ「経営者ラボ」も実施。参加者たちは、経営者が抱える課題を解決に導くためのノウハウを習得・共有しています。

情報発信

ホームページやSNSを活用し、助成金情報や法改正の情報、イベント案内など、NPOに関する情報を発信しています。最新情報は、FacebookやXなども活用して随時更新中です。
また、県内で活動するNPO団体を取り上げ、団体設立の際の思いや現在の活動内容などを紹介する「サポセンNews Letter」も年2回程度発行しています。

詳細情報

ふくしま地域活動団体サポートセンター

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