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自動車業界の仕事や将来性は?向いている人の特徴も紹介
この記事のまとめ
- 自動車業界とは、自動車やバイク、バス、トラックなどの製造に関わる企業の総称
- 自動車業界は世界市場が拡大傾向にある一方で、日本市場は停滞傾向にある
- 志望動機を考える際は、「なぜ自動車業界なのか」「なぜその企業に応募したのか」を明確にしよう
「自動車業界ってどんな業界?」「どんな人が向いてる?」と気になっている方もいるでしょう。自動車業界とは、自動車やバイク、バス、トラックなどの製造に関わる企業の総称です。ものづくりに興味のある人や協調性のある人は、自動車業界に向いている可能性があるでしょう。
このコラムでは、自動車業界の仕事や将来性に加えて、向いている人の特徴や志望動機の書き方を紹介しています。自動車業界に興味のある方は参考にしてみてください。
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自動車業界とは
自動車業界とは、自動車やバイク、バス、トラックなどの製造に関わる企業の総称です。大きく分けてメーカー、サプライヤー、ディーラーの3つに分けられます。
メーカー
メーカーとは、自動車を開発・生産している企業です。どのような車を製造するかの企画、まとまった企画に基づいて実際に設計・組み立てを行い、部品の動作などを見る研究・開発の過程を経て、実際の生産に取り掛かります。
サプライヤー
サプライヤーとは、タイヤやエンジン、ブレーキなど、自動車の部品を開発している企業のことです。メーカーと長期の契約を結び、自社製品を提供しています。
ディーラー
ディーラーとは、自動車メーカーが運営している、または自動車メーカーと契約している販売店のことです。自動車メーカーが自ら運営・販売しているディーラーはメーカー系ディーラー、自動車メーカーと契約し、正式に販売しているディーラーは地域系ディーラーと区分されています。
自動車業界の仕事内容
自動車業界は、商品企画や製造などさまざまな職種があります。ここでは、その中でも代表的なものをピックアップして紹介します。
商品企画、マーケティング
市場調査などでリサーチを行い、消費者のニーズや市場の動向を把握し、それらを基にどのような車を作るかを考案・決定する仕事です。開発された自動車の販売戦略や広告方法などを考える役割も担っています。
学歴や特別な資格などの制限はありませんが、営業やエンジニアなどの他職種の人も交えて話し合いながら商品のコンセプトやイメージを決めるため、コミュニケーション能力や説得力のある説明をできる能力が必要となるでしょう。
「マーケティングの仕事」のコラムではマーケティングの仕事内容を詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
研究開発
電子技術やモーター、エンジンなどのさまざまな分野の専門家が集まり、自動車の開発・研究をし、技術の向上を図っています。近年ではハイブリッド車などの次世代型自動車も輩出されており、その開発・研究にも携わることもあるでしょう。
基本的に特別な資格は必要ありませんが、自動車に関する専門的な知識を必要とする技術系の職種のため、大卒以上の学歴を求める企業が多いようです。特に、工学系の学部がある大学や、大学院を卒業している方は有利になるでしょう。
製造
企画・研究開発を経て考案された自動車を、実際に工場で形にしていく仕事です。生産した後は、品質や動作などに問題がないかのチェックも行います。
資格や学歴などの応募制限はありませんが、ライン作業であり、時間も不規則な場合が多いため、集中力や忍耐力があり、体力に自信のある方に向いているでしょう。
自動車業界の現状・課題、将来性
自動車業界は、世界市場が拡大傾向にある一方で、日本市場は停滞傾向にあるようです。日本製の自動車は安全性や品質が評価されているため、世界へのアピールが今後の課題として挙げられます。
ここでは、自動車業界の現状や課題、将来性について解説しています。
自動車業界の現状と課題
自動車業界は、世界的な規模で見れば市場が拡大しており、好調といえるでしょう。しかし、国内規模で見ると、日本の自動車市場は停滞気味となっており、輸出による収益に頼らざるを得ない状況のようです。
日本の自動車は安全性や品質の高さが評価されているため、いかにその品質を維持・向上し、世界にアピールしていくかが、国内の自動車業界を左右することになるかもしれません。
今後の動向
先述したように、国内における自動車業界の市場は停滞しており、今後も輸出に依存する状況が続く可能性もあります。日本の自動車の高い安全性と品質を保ち、なおかつハイブリッドカーや電気自動車などの次世代型の自動車をいかに世界に展開していけるかで、国内市場の明暗が分かれるでしょう。
自動車業界の志望動機
自動車業界の志望動機では、「なぜ自動車業界を志望するのか」「なぜその企業に応募したのか」を明確にすることが重要です。また、具体的なエピソードを交えることで説得力が増し、周囲と差をつけられる可能性があります。
ここでは、自動車業界に向いている人の特徴と志望動機の書き方についてまとめました。
自動車業界に向いている人の特徴
自動車業界に向いている人の特徴には、「ものづくりに興味がある」「協調性がある」などが挙げられます。以下で詳しく解説するので、自動車業界への就職・転職を目指す方は参考にしてみてください。
ものづくりに興味がある
ものづくりに関連する仕事は数多くありますが、そのなかでも最先端の技術が常に求められる自動車製造は、その究極形といっても過言ではないでしょう。事務系、技術系問わず、自動車業界に関わる場合は、ものづくりに興味や関心がある方に向いている仕事といえます。
ものづくりの仕事に興味のある方は、「ものづくりの仕事20選!主な種類や向いている人の特徴を紹介します」のコラムで具体的な仕事を紹介しているので、ご一読ください。
協調性がある
自動車製造は、企画、研究開発、生産など、さまざまな職業の方が関わっており、チームプレーが基本となる仕事です。職種や所属部署などにかかわらず、一緒に仕事に携わっている人を仲間と思うことができる協調性のある方に向いているでしょう。
チャレンジ精神がある
自動車業界、特に自動車メーカーにおいては、企画や研究開発、営業、総務など多種多様な仕事があります。研究開発、製造などの技術系は専任の場合が多いですが、事務系は経験を積むためにさまざまな職種に取り組むことが多く、場合によっては部署を移動することもあるようです。
一つの仕事にこだわらず、多くのことにチャレンジする姿勢のある方に向いている業界といえるでしょう。
未経験者の志望動機例
ここでは、自動車業界未経験者の志望動機の例文を紹介します。未経験から就職・転職を目指す方は参考にしてみてください。
私は幼いころから自動車が好きで、自動車に関わる仕事にいつか携わりたいという思いをもち続けてきました。
前職では営業職として多くのお客様と接し、ニーズを丁寧にくみ取る力や円滑なコミュニケーション能力を培ってきました。これらの経験を活かし、御社でもチーム内外の連携やお客様との対応に貢献できると考えております。
自動車という多くの人の生活に密接に関わる製品を通じて、安全性や快適さを支える仕事に挑戦したいと強く思い、志望いたしました。未経験ではありますが、学ぶ姿勢と情熱をもって全力で取り組みます。
未経験者の志望動機では、「なぜ広告業界でなければならないのか」を伝えることが大切です。志望動機を具体的にすることで、熱意や意欲、志望度の高さを伝えましょう。
経験者の志望動機例
ここでは、業界経験者の志望動機例を紹介します。
私は、自動車整備のアルバイトを通じて車の構造や機能を学び、自動車の仕組みに強い興味をもつようになりました。その経験をきっかけに、自動車業界でより深く技術に関わりたいと考え、転職を決意いたしました。
なかでも、御社は自動運転技術をはじめとする最先端技術の開発を通じて、安全性の高い自動車づくりに積極的に取り組んでおられ、社会に大きな影響を与えている点に魅力を感じております。私も御社の一員として、安心・安全なモビリティの実現に貢献したいと考え、志望いたしました。
経験者の志望動機では、数ある企業のなかで「なぜその企業を選んだのか」が重視される傾向にあるため、企業ごとの特徴や強みを踏まえて志望理由を伝えるのが大切です。また、入社後も新しい知識やノウハウについて学ぶなど、成長意欲があることを伝えるのも有効でしょう。
志望動機の書き方については、「志望動機の書き方はどうする?履歴書で使える例文を新卒・転職別に紹介」のコラムでも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。