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システムエンジニアの仕事内容とは?年収や資格もわかりやすく解説!
この記事のまとめ
- システムエンジニアの仕事内容は要件定義や設計、スケジュール調整など
- IT業界が人手不足であるため、システムエンジニアは将来性が高い職種といえる
- 20代前半のシステムエンジニアの平均年収は約348万円、平均月収は約22万円
- システムエンジニアの就職先は、IT業界だけではなく金融や医療業界など幅広い
- システムエンジニアに向いている人の特徴はコミュニケーションが得意・対応力があるなど
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「システムエンジニアの仕事内容とは?」と疑問をもっている方もいるでしょう。システムエンジニアは、IT業界に限らず、金融・医療などさまざまな業界で需要がある仕事です。
このコラムでは、システムエンジニアの仕事内容を具体的に解説します。ニーズや将来性、平均年収もまとめているので、就職・転職活動の参考にしてみてください。
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システムエンジニアとは
システムエンジニアはSE(エスイー)とも呼ばれ、クライアントのニーズに合った設計のシステムを開発するのが仕事です。仕事内容は、クライアントの要望をヒアリングしながら要件定義をしたり、システムの設計、開発、保守運用まで対応したりと幅広いのが特徴。理系のイメージが強いIT業界ですが、文系出身のシステムエンジニアも活躍しています。
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システムエンジニアの仕事内容をわかりやすく解説
システムエンジニアの仕事は、クライアントの要望に基づいた課題分析、設計、スケジュール進行管理などです。ここでは、これらの仕事内容を解説するので、参考にしてみてください。
仕事内容 | Webサービスの要件定義・設計から開発、保守運用まで一連の工程を担当し、システムを構築する |
---|---|
平均年収 | 574.1万円 |
向いている人 | ・論理的思考力がある人 ・新しい技術に興味を持っている人 ・細部まで丁寧に取り組める人 |
ポイント | ・学歴や資格が必須とされることは少ない ・在宅・リモート勤務、フレックス制で働ける場合が多い ・技術だけでなくコミュニケーション能力も重視される |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト システムエンジニア(Webサービス開発)」
※上記の表に記載のデータは2025年5月時点のデータです。
具体的な業務内容
システムエンジニアの仕事は、次のような流れで進みます。
1.要件分析
まずは、クライアントがどのようなシステムを必要としているのか、なぜそれが必要なのかをヒアリングします。予算や納期に合わせて、最適なシステムを提案することが大切です。
2.要件定義
クライアントの要望をまとめ、システムを開発するために必要な機能や要件を明確にする作業工程です。企画書を作成することもあるので、理系・文系問わず文章力が求められる業務といえます。
3.基本設計
画面のレイアウトやネットワークの構成など、システム全体の骨組みとなる構成を設計します。
4.詳細設計
基本設計に基づき、実際のプログラムを作成するための詳しい設計を行います。
5.プログラマーへの指示
詳細設計が決まったら、システムエンジニアの指示によりプログラマーがシステムの開発作業をスタート。システムエンジニア自身がプログラミングを行うこともあります。
6.スケジュール進行管理
プログラミング工程からテスト、稼働に至るまでの一連の流れがスムーズに進行するよう、スケジュール調整を行います。
7.システム改良
納品した後にクライアントからシステムを実際に使用した感想を聞き、必要に応じて改良する場合も。また、トラブルの防止や、システムに障害が発生したときの復旧といった保守運用の作業を行うこともあります。
これらの業務では、ITの専門知識だけではなく、クライアントの要望を引き出すためのコミュニケーション力・チームをまとめるマネジメント力も求められます。そのため、言葉によるコミュニケーションを得意とする文系出身者にも活躍のチャンスがあるでしょう。
やりがい・大変なところ
システムエンジニアのやりがいは、実務を通じて専門スキルが身につき、スキルアップしやすい点です。システム開発の基礎知識はもちろん、担当するクライアントの業種やプロジェクトによって、特定の分野の専門知識が身につきます。年単位のプロジェクトもあるので、完成時には専門知識の深まり、成長を実感できるでしょう。
また、チームで仕事をすることも多いので、チームワークやコミュニケーション能力も身につきやすいでしょう。
一方、システムエンジニアの仕事は技術の進化が速いため、常に学び続けなければならない大変さもあります。繁忙期やトラブル対応の際などは、残業が続くことも。そのため、デスクワークではあるものの、体力が必要です。
業務上、システムエンジニアはクライアントとプログラマーの間に挟まれるので、人によっては人間関係がストレスになることもあるでしょう。
働くメリット
システムエンジニアは、IT業界だけではなく幅広い業界で需要が高く、就職後も安定した雇用が期待できる仕事です。背景には、IT技術が私たちの生活に欠かせないことや人材が不足していることがあります。スキルが向上するにつれて年収アップも見込めるでしょう。
企業によってはリモートワーク制度や、社員が1日の勤務時間を自分で決められるフレックスタイム制を取り入れているため柔軟な働き方も可能です。たとえば、フリーランスとして複数の案件を同時に進めることで、収入を増やすチャンスもあります。さらに、システム開発を通じてクライアントや社会の課題解決に貢献できるため、やりがいを感じられるのもメリットといえるでしょう。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag
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システムエンジニアとプログラマーの違いは?
システムエンジニアとプログラマーの主な違いは、「担当する業務の範囲」にあります。システムエンジニアはクライアントの要望を聞き、システム全体の設計・管理を行うのに対し、プログラマーはシステムエンジニアの設計に基づいて、実際にプログラムを書くのが仕事です。
システムエンジニアはプロジェクト管理や顧客折衝などのコミュニケーション能力が重視されます。一方、プログラマーはプログラムの作成・不備の修正などの技術力が求められるでしょう。キャリアパスとしては、プログラマーからスタートし、経験を積んでシステムエンジニアへステップアップするパターンが一般的です。
両者の役割は会社やプロジェクトによって変わる場合もあります。特に小規模な開発現場では、システムエンジニアがプログラミングも担当するケースもあります。
システムエンジニアの平均収入
システムエンジニアの年収が気になるという方もいるでしょう。ここでは、既出資料「職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag」のデータをもとにして算出したエンジニアの年収・月収・賞与の平均額をまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
平均年収
年齢 | 平均年収 |
---|---|
20~24歳 | 347万7,800円 |
25~29歳 | 469万6,000円 |
30~34歳 | 541万1,400円 |
35~39歳 | 631万3,500円 |
40~44歳 | 650万5,200円 |
45~49歳 | 737万9,800円 |
50~54歳 | 695万4,300円 |
55~59歳 | 730万7,600円 |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト システムエンジニア(Webサービス開発)」
システムエンジニアの平均年収は、年代とともに上昇する傾向にあることがわかります。
20代前半では約348万円ですが、経験を積むにつれて年収は大きく伸び、30代前半には約541万円、30代後半には約631万円と600万円台に。40代後半で約738万円とピークを迎え、50代に入っても高い水準を維持しています。
システムエンジニアは専門性と経験が評価されることで、着実に収入が上がっていく職種だといえるでしょう。
平均月収
年齢 | 平均月収 |
---|---|
20~24歳 | 21万7,363円 |
25~29歳 | 29万3,500円 |
30~34歳 | 33万8,213円 |
35~39歳 | 39万4,594円 |
40~44歳 | 40万6,575円 |
45~49歳 | 46万1,238円 |
50~54歳 | 43万4,644円 |
55~59歳 | 45万6,725円 |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト システムエンジニア(Webサービス開発)」
上記の平均月収は、前述した年代別の平均年収を16ヶ月(賞与が給与4ヶ月分の場合)で割った数値です。平均月収も、キャリアとともに着実に増加します。20代前半の約22万円からスタートし、経験とスキルを積むことで増加。20代後半には約29万円、30代前半には約34万円となるため、生活基盤が安定しやすいでしょう。40代後半でピークの約46万円に達します。
平均賞与
年齢 | 平均賞与 |
---|---|
20~24歳 | 43万4,725円 |
25~29歳 | 58万7,000円 |
30~34歳 | 67万6,425円 |
35~39歳 | 78万9,188円 |
40~44歳 | 81万3,150円 |
45~49歳 | 92万2,475円 |
50~54歳 | 86万9,288円 |
55~59歳 | 91万3,450円 |
参照:厚生労働省「job tag 職業情報提供サイト システムエンジニア(Webサービス開発)」
上記の平均賞与は、「前述した年代別の平均月収×2ヶ月」で計算した数値です。平均賞与も、経験と年代を重ねるごとに増加する傾向が見られます。20代前半では約43万円ですが、20代後半で約59万円、30代前半で約68万円と着実に増加。
30代後半には約79万円、40代後半には約92万円と100万円近い賞与を得る人もいます。システムエンジニアは給与に加え、まとまった賞与も期待できる職種であることがわかります。
※計算式に使用したデータは2025年5月時点のデータです。また、年収・月収・賞与は企業や業務内容によって異なります。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag
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システムエンジニアのスケジュール
システムエンジニアのスケジュールは、働く企業や担当プロジェクトによって異なります。全体的な傾向として、一般企業よりもやや長時間労働の傾向がありつつも、近年は働き方改革の影響で改善されてきています。仕事の進め方や働き方を知り、自分に合っているか考える際の参考にしてみてください。
年間休日数
システムエンジニアの年間休日数は、勤務先企業や働き方によって大きく変わります。
一般的に、大手SIerやWeb系企業は、年間120〜130日と休みが多い傾向にあり、土日祝日が休みのところがほとんどです。特にWeb系企業は、リフレッシュ休暇など福利厚生が充実している場合もあるでしょう。
一方、中小SIerや社内SEは、年間110〜125日程度で、プロジェクトの納期前には休日出勤が発生することもあります。
ただし、最近は企業の規模や業界に限らず「働きやすさ」を重視する傾向にあり、フレックスタイム制やリモートワークを取り入れて、自分のペースで働ける環境を整える企業が増えつつあります。。
1日の流れ
システムエンジニアの典型的な1日のスケジュールは、プロジェクトの進み具合によって変化します。ここでは、1日の流れの一例を紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
時間 | 主な業務内容 |
---|---|
9:00〜9:30 | 出社、メールチェック |
9:30〜10:00 | 朝のミーティングでプロジェクトの進捗確認 |
10:00〜12:00 | 設計作業や開発作業 |
12:00〜13:00 | 昼休憩 |
13:00〜15:00 | プログラミングやテスト作業 |
15:00〜16:00 | クライアントとの打ち合わせ |
16:00〜17:30 | システムの不具合に対応 |
17:30〜18:00 | 翌日の準備、業務報告 |
18:00〜 | 退社または残業 |
プロジェクトの初期は会議や打ち合わせが多く、中盤〜後半は設計・開発・テスト作業の割合が増えていきます。開発の山場では残業が続くこともありますが、最近は長時間労働の改善に取り組む企業も増えています。就職・転職する場合は、勤務時間や残業の有無を事前にチェックしましょう。
システムエンジニアに向いている人
ここでは、システムエンジニアに向いている人の特徴を紹介します。自分に当てはまる点があるか確認してみましょう。
システムエンジニアに向いている人
- コミュニケーション能力が高い人
- コツコツと作業するのが好きな人
- 正確性のある人
- 臨機応変に対応できる人
コミュニケーション能力が高い人
お客さまの要望どおりのシステムを作るために、プロジェクトがスムーズに進むようマネジメントするのがシステムエンジニアの重要な仕事です。人と接することが好きな人、ヒアリング能力が高い人に向いています。これまでに営業職や接客業の経験がある人は、IT業界未経験であっても活躍のチャンスがあるでしょう。
コツコツと作業するのが好きな人
システムを作るためには、プログラムを一つひとつ打ち込んでいく必要があります。誤作動があれば修正し、プログラムを組み直すといった地道な作業を繰り返すのが仕事です。そのため、コツコツと作業するのが好きな人に向いています。
正確性のある人
システムにミスがあるとエラーとなってしまうため、設計を正しく読み取り、設計どおりにシステムを作る能力が求められます。エラーが多発すると納期が遅れたり、トラブルが起きてクレームになったりするため、正確に作業できる人が向いているでしょう。
臨機応変に対応できる人
さまざまな状況で柔軟に対応できる人、フットワークが軽い人もシステムエンジニアに向いています。システムエンジニアの仕事では、クライアントの要望が途中で変わることも珍しくありません。また、完成したシステムに対して「もっと見やすくしてほしい」といった修正を求められることも。そのような状況を苦に思わず、前向きに対応できる人が重宝されるでしょう。
もちろんプログラミング言語の習得、営業スキルやプレゼン力を磨くために学ぶことを惜しまないなど、向上心があることも大切です。先に挙げたように、設計書の作成に必要な文章力、海外のクライアントとの交渉に対応できる語学力も役立つでしょう。
システムエンジニアに活かせる資格
ここでは、システムエンジニアの仕事に活かせる資格や、就職・転職前に必要な準備を紹介します。システムエンジニアを目指している方は、ぜひチェックしてみてください。
活かせる資格一覧
システムエンジニアに必須の資格はありません。しかし、就職・転職を目指すなら、知識やスキルをアピールする材料として業務に関連する資格を取得するのもおすすめです。ここでは、システムエンジニアを目指す人におすすめの国家資格を紹介します。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、「ITエンジニアの登竜門」といえる国家資格です。IT業界の基礎知識や論理的思考力、プログラミングなどについて学べるため、文系出身であっても、実務に役立つ基本的なスキルが身についているとアピールできるでしょう。
さらにレベルアップを目指したい人には、上位資格として応用情報技術者試験もあります。応用情報技術者の資格があると、システムの設計・開発・構築について知識があることの証明になるでしょう。
情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)
情報処理安全確保支援士は、サイバーセキュリティ分野における唯一の国家資格です。難易度は高めですが、取得するとサーバーセキュリティの専門スキルをもっていることを証明できます。
試験に合格後、登録手続きを行うと、情報処理安全確保支援士として活動できます。近年、サイバー攻撃が増加していることからシステムエンジニアにもセキュリティの知識が求められているため、この資格を取得することでプラスの評価につながる可能性があるでしょう。
システムアーキテクト試験
システム全体の設計を担当する高度IT人材を目指す人のための国家資格です。システムの企画から開発、運用保守まで一連の工程に関する知識と、最適なシステムを設計・構築する能力が求められます。資格を取得していると、システム開発の知識や実践的なスキルがあることを証明できるでしょう。
ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークに関する知識や技術をもち、システムの開発・運用・保守ができることを証明する国家資格です。クライアントの要求に応じて、コストやセキュリティも含め最適な設計ができることを目指します。
試験の難易度は高めですが、ネットワークエンジニアやインフラエンジニアを目指したい方におすすめの資格です。
資格を取得するには、ある程度の期間が必要。「まずは資格を取ってから…」と就職・転職活動を遅らせると、採用されにくくなる恐れもあるでしょう。特に未経験からシステムエンジニアを目指す場合は、若い方がスキルより意欲を重視してもらいやすいため、就職しやすいといえます。
志望する業界や企業が求めるスキルをふまえたうえで、資格取得を検討してみてください。
就職・転職する前に必要な準備
システムエンジニアへの就職・転職を目指すなら、基本的なIT知識とプログラミングスキルを習得しておきましょう。未経験からでも、プログラミングスクールやオンライン講座、独学といった学習方法で基礎を固めることができます。
システムエンジニアはどんな風に働く?
システムエンジニアはIT業界だけではなく、さまざまな業界で必要とされる職種です。また、働くスタイルも多様化しています。ここでは、活躍する場所の具体例や、働き方を見ていきましょう。
働く場所
SIer(システムインテグレーター)
SIer(システムインテグレーター)とは、企業や役所が新たにシステムを取り入れる際、企画・開発から保守や運用までを担うIT企業です。システムを取り入れる一連の工程を担うので、仕事は広範囲にわたるでしょう。
Slerには、ハードウェアの製造などを行っているメーカー系、マーケティングやコンサルティングを行っているユーザー系、システム開発を専門に行っている独立系などがあります。就職先によってクライアントの傾向が異なるのが特徴です。
クライアントの依頼により要望に合うシステムを提供する仕事なので、コミュニケーション能力はもちろん、企画書を作る際の文章力も求められます。
Web系企業
IT企業のうち、通販サイトやSNSなど、一般の人が使うWebサイトやスマートフォンのアプリを開発しているのがWeb系企業です。Web系企業に所属するシステムエンジニアは、アプリやインターネット広告、Webサイトやコンテンツなど、さまざまな制作に携わります。
クライアントを相手にする業務がないため、システムエンジニアがプログラミングを担う場合もあるようです。プライベートでSNSを活用している人やブログを開設した経験がある人は、選考でプラスの評価をしてもらえる可能性があるでしょう。
企業の情報システム部門
企業の「IT企画部」「情報システム部」といった部署で社内SEとして活躍するシステムエンジニアもいます。社内SEを目指す場合は、小売業界やメーカー、建築業界など、幅広いジャンルから就職先を選べるでしょう。経験のある業界で、社内SEを目指す人もいます。
企業が社内SEを採用して自社でシステムを開発する背景には、セキュリティ管理を重視していることがあります。機密情報や顧客情報が社外に漏れてしまうと、経営に大きなダメージとなる恐れがあるからです。
また、システム開発を外注する場合でも、外注先とスムーズにやりとりしてシステムの質を保つため、情報システム部を設けて社内SEを置くというケースもあります。
社内SEの仕事は、システム開発や保守・運用のほか、社員に支給されるパソコンやスマートフォンの管理・トラブル対応などもあるようです。
働くスタイル
近年、システムエンジニアの働き方は多様化しています。正社員は安定した収入と福利厚生が魅力で、長期的に安定したキャリアパスを築きたい方におすすめです。一方、派遣社員はさまざまな職場で経験を積み、スキルアップを目指す人に向いています。
高いスキルや営業力があれば、フリーランスとして働き高収入を得ることも可能です。
また、リモートワークの普及により、場所にとらわれない働き方も一般的になりました。リモートワークには通勤時間がかからない、地方に住みながら都市部のプロジェクトに参加できるなどのメリットがあります。
企業選びをする際は、仕事内容や給与だけではなく、「自分に合った働き方は何か」「この企業でその働き方を実現できそうか」も考えてみましょう。
システムエンジニアのキャリア形成
システムエンジニアは経験とスキルを積み上げることでキャリアアップできる職種です。プログラマーからスタートし、SEへ、さらにプロジェクトマネージャーやITコンサルタントへと成長するパスが一般的。技術志向と管理志向のどちらを選ぶかによって、キャリアの方向性が分かれていきます。デジタル化が進む現代では、IT知識をもつ人材の活躍の場はますます広がっています。
未経験からのステップアップ図
未経験からシステムエンジニアとして成長するには、段階的なスキルアップが重要。プログラマーとしての実務経験を積んでからシステムエンジニアになるのが一般的なキャリアパスです。
まず入門期にはプログラミング言語の基礎を学び、初級プログラマーとしてコーディングや不具合修正の経験を積みます。次に中級プログラマーへ進むと、コーディングだけではなく、プログラムのソースコードのチェックといった、より高度な業務を担当。さらに上級プログラマーやジュニアSEになると、チーム内の技術的な相談役を担うようになります。
経験を積むと、システムエンジニアとして設計・要件定義、クライアントとの打ち合わせといった上流工程を担当。最終的にはプロジェクトリーダーとしてプロジェクト全体の管理やチームマネジメントを担うのが一般的です。
システムエンジニアのステップアップ図
- 入門期(0〜6ヶ月)
- 中級プログラマー(1〜2年)
- 上級プログラマー・ジュニアSE(2〜3年)
- システムエンジニア(3年〜)
- プロジェクトリーダー(5年〜)
異業種・異職種へのキャリアチェンジ例
システムエンジニアがIT業界で転身する場合、SEとして培った知識を活かし、プロダクトマネージャー、データサイエンティスト、ITコンサルタントといった職種が考えられます。
また、システムエンジニアの経験はほかの業界でもニーズがあります。たとえば、金融業界でキャッシュレス決済やオンラインバンキングのシステムの運用に携わったり、医療業界で医療情報システム管理者として貢献したりすることも可能です。
システムエンジニアの仕事で身につく「論理的思考力」や「問題解決能力」は業界や職種を問わず必要とされるポータブルスキルなので、就職・転職の際に武器になるでしょう。
システムエンジニアの将来性
システムエンジニアはIT技術の進歩や人材不足の影響でニーズが高く、将来性のある職種です。IT企業の多くは人材不足のため、頑張り次第で年収アップや転職もしやすいといえるでしょう。文系・理系に関わらず、将来性が高い仕事といえます。
幅広い業界でニーズがある
システムエンジニアは、IT業界に限らず幅広い業界で需要がある仕事です。
まず、IT業界は人手不足といわれており、システムエンジニアのニーズも高まっています。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の「IT人材白書2020」によると、IT企業における人材の不足状況について以下のような結果が出ています。
引用:IPA(独立行政法人情報処理推進機構)「IT人材白書2020(p.8)」
2018年度・2019年度とも、従業員規模に関わらず、IT人材が「大幅に不足している」または「やや不足している」と回答した企業が約9割以上となっており、ニーズの高さがわかるでしょう。
また、システムエンジニアはIT企業だけでなく、アパレルショップ、食品メーカー、病院、学校など、業界を問わず求められています。なぜなら、オンラインでの買い物やレストランの予約、病院の電子カルテといった日常生活を便利にするシステムには、ITの技術やシステムエンジニアが欠かせないからです。
IT技術は新しい技術が次々と出てくるので、常に学び続ける必要があります。このスピードについていける人材も少ないのが現状です。そのため、システムエンジニアの需要は今後も伸びると予想され、就職のチャンスは大きい仕事といえるでしょう。
参照元
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
IT人材白書2020
【まとめ】システムエンジニアを目指すならエージェントに相談するのも手
システムエンジニアは、IT業界だけでなく幅広い業界で安定した需要があり、スキルを磨けば高収入も期待できる魅力的な職業です。未経験からのチャレンジも十分可能なため、IT業界に興味があれば検討してみることをおすすめします。専門的な知識やスキルが必要ですが、段階的に学べば着実にキャリアを構築できます。
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システムエンジニアへの就職に関するFAQ
システムエンジニアを目指す際の、悩みや疑問をQ&A方式で解消します。
システムエンジニアの仕事内容の具体例は?
システムエンジニアは、企業の業務を効率化したり、サービスを向上させるためのシステム開発を行います。たとえば、通販サイトの構築では、商品情報を管理するデータベースの設計から決済システムの開発まで一貫して担当。また、社内の勤怠管理システム開発では、打刻機能やシフト管理、給与計算との連携などを設計することもあります。
未経験からシステムエンジニアを目指せる?
未経験でも採用される可能性はあります。未経験からシステムエンジニアを目指す際は、プログラマーから始めるのが一般的です。不安な人は資格を取得してから就職するのも一つの方法ですが、求人票で「未経験歓迎」としている企業は、研修制度が充実していて入社後にスキルをじっくり学べる場合もあります。
文系はIT企業に就職しにくい?
文系だからといってIT企業へ就職しにくいことはありません。IT人材は人手不足なこともあり、専門スキルよりも意欲やポテンシャルを重視する企業が多いといわれています。文系でも入社後にスキルを身につければ、システムエンジニアやプログラマーを目指すことが可能です。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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