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履歴書を下書きするのはだめ?メリットと注意点を紹介
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この記事のまとめ
- 履歴書に下書きすることで、失敗せず完成度の高い書類が作成できる
- 履歴書に下書きすると、書き間違いを防げたり内容を推敲できたりする
- 履歴書に下書きするときには、シャーペンより鉛筆を使うと良い
- 履歴書を清書したあとは消しゴムで1文字ずつ優しく下書きを消そう
- 履歴書が完成したら、誤字脱字や汚れなどの有無を最終確認しよう
手書きの履歴書では、一字でも間違えてしまうと最初から書き直す必要があります。手間やコストがかかるため、履歴書の書き損じを防ぐために下書きをするのがおすすめ。下書きを行うことで、誤字脱字や記載漏れを防止して、きれいな履歴書を作成できます。このコラムでは、下書きの必要性や注意点などを解説。履歴書が完成したあとの確認しておきたい点もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
履歴書は下書きするのがおすすめ
履歴書は公的書類のため、一文字でも間違えたら最初から書き直すのが基本マナーです。しかし、何度も書き直すのは手間もかかるうえ、履歴書が何枚も必要になるのでコストもかさみます。
そこで、いきなり消せないボールペンで書き始めるのではなく鉛筆で下書きするのがおすすめ。書き間違えや誤字脱字をチェックしてから清書できるため、完成度の高い履歴書を作れるでしょう。また、文字数が多くなりやすい自己PRや志望動機といった自由記載欄の文量やバランスも確認できます。
履歴書を下書きするメリット
履歴書を下書きするメリット
- 誤字脱字を未然に防げる
- 文章を推敲できる
- 文字の大きさや間隔を確認できる
履歴書を下書きしてから作成するメリットとして、冒頭でもお伝えしたように誤字脱字を防いだり内容をチェックしたりできる点が挙げられます。
誤字脱字を未然に防げる
履歴書は公的文書であり消えない筆記具で記入するのがマナーです。書き間違えても修正できないため、下書きをすることで誤字脱字を未然に防ぎ、間違いのない完璧な履歴書を仕上げられます。
履歴書に誤字脱字がある場合の選考への影響は、「履歴書に誤字!ミスをしたときは書き直すべき?」のコラムで紹介しています。
文章を推敲できる
下書きをすることで、志望動機や自己アピール欄に記載する内容を何度も書き換えることが可能です。いきなりボールペンで書き始めると、書いているうちに内容がまとまらなくなってしまったり、枠が足りなくなってしまったりすることも。
下書きなら消せるため、読みやすく、伝わりやすい内容にするために、何度もブラッシュアップできます。
文字の大きさや間隔を確認できる
下書きをすることで、読みやすい文字の大きさや空白、文字と文字の間隔などを確認できます。何度もやり直しができるため、文字列の整ったきれいな履歴書を作成できます。
履歴書を下書きなしで作成するとどうなる?
履歴書を下書きなしで作成すると、書き損じを起こしたり記載欄に対して伝えたいことが収まらなかったりと、納得のいかない仕上がりになる可能性があります。「転職活動が続いているので履歴書を書きなれている」という場合でも、誤字脱字を起こさないとは限りません。誤字脱字が選考結果に直接影響するわけではありませんが、「雑な人」「ミスに気付かない人」などネガティブな印象は与えてしまうでしょう。
履歴書に下書きをする際の5つの注意点
履歴書に下書きをする際の5つの注意点
- 下書きにはシャーペンではなく鉛筆を使用する
- 考えをまとめてから書く
- 大きな欄には横線を引く
- ボールペンのインクはしっかり乾かす
- 消しゴムで下書きを消す際は1文字ずつ丁寧に行う
履歴書に下書きをする場合は、シャーペンではなく鉛筆を使うのが望ましいです。また、下書きとはいえ、いきなり書き始めず内容は考えてから取り組みましょう。下書きはミスを無くすために行いますが、やり方によっては履歴書を汚してしまう可能性があるため注意が必要です。
1.下書きにはシャーペンではなく鉛筆を使用する
下書きは履歴書に直接書くため、先のとがったシャーペンでは跡が残ってしまう可能性が高くなります。跡が付きにくい、少し丸みを帯びた芯先の鉛筆を使うのが最適。鉛筆の濃さは、Hや2Hなどの薄めのタイプがおすすめです。
また、消せるボールペンも控えたほうがいいでしょう。鉛筆より消しにくいため跡が残ったり、履歴書が汚れたりする可能性があります。
2.考えをまとめてから書く
下書きとはいえ何度も消すと履歴書が汚れてしまうことに。いきなり書き始めるのではなく学歴や職歴を見直したり、応募企業の情報を確認したりして書く内容を決めてから取り組みましょう。
特に志望動機や自己PRなどは選考に直接的に影響するため、しっかりと考えてから下書きをすることが重要です。文章の構成や流れは整っているか、採用担当者に伝わりやすいものになっているかどうかなど、何度も読み直して熟考すると良いでしょう。
3.大きな欄には横線を引く
履歴書には志望動機や自己PRなどを記載するための自由記述欄がありますが、罫線が書かれていないのが基本。線がない状態で記入を進めると文字が曲がってしまう恐れがあるため、定規と鉛筆で丁寧に罫線を引いておきましょう。
なお、清書時に罫線は消すため濃く書きすぎないよう注意が必要です。
4.ボールペンのインクはしっかり乾かす
清書後はすぐ下書きを消さず、しっかり乾かしてから。十分にボールペンのインクが乾かないまま消しゴムで消してしまうと、文字がにじんでしまう恐れがあります。
乾いているかの確認は、軽くティッシュで文字を押さえ、ティッシュに黒い汚れがついているかで判断しましょう。乾いていなかった際にインクが擦れないよう、ティッシュを決してこすってはいけません。
かすれることの少ないゲルインクボールペンがおすすめ
ボールペンには「油性」「水性」「ゲルインキ」の種類があり、油性は滲みに強い反面、かすれやすい特徴があります。水性はかすれにくいものの滲みやすいため、履歴書にはかすれにくくにじみにくいゲルインキがおすすめ。
油性ボールペンを使う場合は、優しく下書きを消す、水性ボールペンを利用する際は十分に乾いてから下書きを消すなどインクの特性に合わせた対応を行います。
5.消しゴムで下書きを消す際は1文字ずつ丁寧に行う
清書のインクが乾いたら、消しゴムで下書きを消していきます。消し方のコツは、まとめて大きく消そうとすると紙がよれたり破れたりするリスクがあるため、1文字ずつの小さい範囲で進めていきましょう。また、強くこするのではなく、上から叩くようにして丁寧に消しましょう。
履歴書で行ってはいけないマナー
いくら下書きを行って誤字脱字のない履歴書を作れても、ほかの箇所でマナー違反をしていれば評価は下がってしまいます。ここでは、履歴書でやってはいけない基本的なマナーをまとめました。
修正に関するNGマナー
下書きをしても、誤字脱字をしてしまうことはあるでしょう。間違った箇所を修正ペンや修正テープで消すのはマナー違反です。書き損じたら、必ず新しい履歴書を用意して書き直します。
ただし、「企業から配布された履歴書が1枚しかない」「書き直していると締め切りに間に合わない」といった場合は、二重線と訂正印で修正も可能です。履歴書の文字修正については「最後の一文字で書き損じ…履歴書は修正していいの?」のコラムでも解説しているので、ご確認ください。
書き方に関するNGマナー
下書きの跡を消していないと、「最後に確認を怠っている」「仕上がりを気にしない人では?」という印象を与えてしまいます。また、びっしりと書かれている/欄に対して文字量が少なすぎるのもマナー違反。文字の大きさがバラバラなのも、読み手のことを考えておらず読みづらいため低評価につながりやすいでしょう。
公的文書なので、消せてしまう鉛筆やシャープペン、消せるボールペンで書いたものを提出するのも「一般常識がない」と捉えられてしまいます。
全体に関するNGマナー
履歴書は本人確認の目的で証明写真を貼りますが、スナップ写真や自撮り写真を貼り付けるのもマナー違反。写真は提出の3ヶ月以内に撮影したものを用意しましょう。
また、履歴書自体にシワやシミが目立つと、「書類管理ができない人」「汚れていても気にしない人」という印象を与えます。履歴書は作成したらすぐにクリアファイルに入れて保管しておきましょう。
上記以外にも、履歴書作成で注意すべきポイントは多くあります。「履歴書作成の基本!学歴や志望動機の書き方と封筒を使うときのマナー」でも、書き方や注意点を確認してください。
履歴書の最終確認ポイント
履歴書の作成が終わったら、最終確認を忘れずに行うことが大切です。以下の点に注意しながら確認してみてください。
- ・履歴書に空欄はないか
- ・誤字、脱字はないか
- ・西暦と和暦は統一されているか
- ・下書きの消し残しはないか
- ・写真は貼ったか
- ・押印はしてあるか(捺印欄がある場合に限る)
- ・書類に汚れはついていないか
- ・送付状は同封したか
- ・応募書類はクリアファイルに挟んだか(汚れや折れ防止)
確認する項目はほかにもたくさんありますが、最後まで気を抜かずに一つひとつ確認しましょう。
上手に書けた履歴書はコピーを取っておくのがおすすめ
作成した履歴書は、企業に送付する前にコピーを取っておきましょう。面接に進んだ際の内容確認に使えるほか、別の企業に送付する履歴書のお手本にも使えます。お手本として活用するときは、日付や志望動機、自己PRなどもそのまま書き写さないように注意。学歴や資格など、応募先によって内容が変わらないものを参考にしましょう。
履歴書を誰かに確認して欲しいときには就活のプロに頼ろう!
「履歴書の書き方の基本を知りたい」「採用される履歴書を作成したい」「下書きがうまくいかない」という悩みや相談がある人は、プロの就活アドバイザーを頼ってみてはいかがでしょうか。
就活のプロから企業がどんな履歴書を評価するか教えてもらうことで、より良い書類の作成が可能に。特に正社員への応募が初めての場合は、プロのアドバイスをもらうことが内定につながるでしょう。
どこに相談していいか分からなければ、若年層向けエージェントのハタラクティブをご利用ください。ハタラクティブは20代のフリーターや既卒を中心とした就職・転職エージェント。就職が初めての方にも多くご利用いただいています。
専任アドバイザーが、企業選びで大切なことや適性に合う企業の選び方、書類の作成ポイントなどをアドバイス。マンツーマンの指導を受けられるため、ステップごとに疑問を解決しながら就活に臨めます。就職や転職で気になることがあれば、ぜひハタラクティブにご相談ください。
履歴書の下書きに関するお悩みQ&A
ここでは、履歴書を作成する際の下書きで悩む方へ向けて、Q&A方式で疑問を解消していきます。
履歴書の下書きなしでも良いですか?
なしで作成しても問題ありませんが、下書きの手順を踏むのがおすすめです。
履歴書に下書きをしておけば、作成ミスの防止になり、一から書き直す手間を減らせます。下書きの跡は、清書後にボールペンのインクが乾いてから消しましょう。履歴書作成のミスを防ぐコツについては、「履歴書を書き間違えた!このまま提出すべき?正しい修正方法とは」でもご紹介しています。
履歴書に下書きする際の注意点を教えてください。
履歴書の作成で下書きを行うときは、跡が付きやすい先のとがったシャープペンの使用は避けましょう。下書きの消し忘れや消しゴムの残りカスがないよう、履歴書の仕上がりを最後に確認することも必須です。詳しくは、このコラムの「履歴書を下書きするメリット」をご確認ください。
履歴書の記載ミスを修正ペンで直してもいい?
履歴書の記載ミスを修正ペンや修正テープなどで直すのはNGです。
履歴書はビジネス書類に含まれるため、修正ペンで直した跡があると、書類自体の信頼性が損なわれてしまいます。また、「マナーに欠ける」「やる気が見られない」と採用担当者に悪印象を与えるリスクも。面倒に思えても、履歴書を書き間違えたら、一から書き直しましょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。