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高卒の就職活動

高卒フリーターから就職できる?不利といわれる理由や正社員になる方法を解説

お悩み相談室

2025.04.11

高卒フリーターから就職できますか?

高校を卒業してフリーターとして3年過ごしましたが、「そろそろ正社員にならないとやばい」と思い、就職するべきか悩んでいます。学校卒業後の経歴がアルバイトしかなくても正社員に就職できますか?就活に踏み出しても上手くいくか分からないので、どうするべきなのか迷っています。

学歴・経歴に関わらず就職することは可能です。履歴書の書き方や面接対策が分からずに不安を抱えている場合は、就職支援サービスに頼るのも一つの手。年齢が若ければポテンシャルを評価してもらえる可能性が高いため、早めに就活を始めるのがおすすめです。

就活アドバイザーに詳しく聞いてみました!

高卒フリーターから就職できる?不利といわれる理由や正社員になる方法を解説

高卒フリーターの方のなかには、「正社員として就職できるのだろうか?」と不安に思う方もいるでしょう。ここでは、そのようなお悩みにプロのキャリアアドバイザーがお答えします。採用市場における高卒フリーターの現状を知り、これからの就職活動に役立てましょう。就職を考えている高卒フリーターの方は、ぜひご一読ください。

高卒フリーターから正社員就職を目指せる

結論から述べると、高卒フリーターから正社員就職を目指すことは可能です。大卒歓迎といったように学歴を求められる場合もありますが、なかには、学歴を応募条件としない求人も存在します。「自分は高卒だから…」と諦めず、就職・転職サイトやエージェントを活用して前向きに就職活動しましょう。

大学を中退した高卒フリーターは就職できる?

大学中退後に高卒フリーターになった場合も、事前に対策をすることで内定を獲得しやすくなります。前述したように、応募先によっては学歴や職歴を問わない場合も。ただし、採用面接では、大学を中退した理由やフリーターになった理由を聞かれることがあるため、事前に回答を準備して選考に臨みましょう。

10代・20代は高卒フリーターのなかでも就職のチャンスが多い

高校を卒業したばかりの10代・20代の高卒フリーターは、若さならではのポテンシャルが評価されやすい傾向にあります。そのため、選べる求人が豊富で就職先を見つけやすいでしょう。

しかし、年齢を重ねると就業経験や能力が求められるようになり、未経験からの就職は厳しくなることが考えられます。必ずしも年齢を重ねると就職できないとは限りませんが、企業の採用ハードルが上がることを覚えておきましょう。

ポテンシャル採用とは

ポテンシャル採用とは、候補者の人柄や今後の可能性を評価するもので、主に20代までの若年層を対象に行われる採用方法のこと。一方、転職希望者の多い中途採用では、実務経験や専門的なスキルといった即戦力としての能力が主な評価対象です。

若い人材は経験が浅い傾向があるため、入社後の成長が見込める素直さや柔軟性といったポテンシャルを軸に評価してもらいやすいでしょう。

就職を目指すなら意欲的な姿勢を見せよう

高卒フリーターから正社員就職を成功させるには、「必ず就職したい」「就職して××を成し遂げたい」といった意欲をアピールすることが大切です。企業側は、「採用したら長く働いてほしい」「熱意のある人材を採用したい」と考えているため、長期的に働く強い意思が伝われば好印象を与えられるでしょう。

反対に、「何となく就職したい」「将来が不安だから就職したい」という気持ちだと熱意のなさが採用担当者に伝わり、マイナスの印象を与えてしまう恐れがあります。就職を目指すときは、意欲的な姿勢で選考に臨みましょう。

高卒フリーターの状態から正社員就職を目指すときのコツは、「『高卒は仕事がない』は本当?理由と実態を確認しよう」のコラムでご紹介しているので、ぜひご一読ください。

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高卒フリーターから正社員になる4つのメリット

高卒フリーターから正社員になれば、雇用や収入の安定につながる可能性があります。ここでは、正社員になるメリットをまとめました。現在フリーターとして不満に感じていることと照らし合わせ、自分が納得するキャリアを考えてみましょう。

高卒フリーターから正社員になるメリット

  • 雇用が安定する
  • 社会的信用を得られる
  • フリーターより収入が高くなる
  • 責任のある仕事に携われる

1.雇用が安定する

雇用が安定することは、高卒フリーターから正社員になる大きなメリットです。業績悪化や職務規定に反するようなトラブルがない限り、無期雇用契約を結んでいる正社員は解雇されることがありません。安定した雇用で働ければ、将来の不安を抱えることなく業務に専念できるでしょう。

2.社会的信用を得られる

高卒フリーターから正社員になると社会的信用を得られるため、クレジットカードやローンの審査に通りやすくなります。安定した収入と社会的地位が評価され、きちんと返済ができると判断されるからです。
「将来的に住宅や車を手に入れたい」と考えている場合は、正社員を目指したほうがスムーズに手続きできるでしょう。

3.フリーターより収入が高くなる

高卒フリーターから正社員になれば収入が安定するため、余裕のある一人暮らしや貯蓄が実現しやすくなります。
また、正社員は勤続年数や実績が評価されやすく、成果に応じて昇給につながることも。企業によってはボーナスも支給されるので、フリーター時代よりも収入アップが叶いやすいでしょう。

4.責任のある仕事に携われる

正社員として就職すれば、責任のある業務を任せてもらえます。教育制度が充実していたり、携われる業務範囲が広かったりするため、将来的なスキルアップやキャリアアップが期待できるでしょう。
また、責任を伴う仕事にやりがいを見出だせればモチベーションの向上も期待できます。

正社員になるメリットをさらに詳しく知りたい方は、「正社員のメリット・デメリットとは?派遣や契約社員についても解説!」のコラムもあわせてご覧ください。

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「高卒フリーターは就職に不利?」といわれる理由とは

「高卒フリーターは就職に不利?」といわれるのは、企業側から早期退職やブランク期間を懸念されたり、大卒向けの求人に応募できなかったりするなどの理由があります。ここでは、高卒フリーターのままでは就職に不利といわれている理由を詳しくまとめているので、ぜひチェックしてみてください。

1.すぐに辞めてしまうのではないかと思われやすい

採用担当者のなかには、応募者が高卒フリーターであることに対して、「勉強したくなかったのでは」「気楽に働きたいのでは」といった懸念を抱く人もいます。
高卒からフリーターを選択する背景は、家庭の事情ややりたい仕事がなかったなど、人によってさまざまです。高卒フリーターの状況からの就職を成功させるためには、「入社してもすぐに辞めてしまうのではないか」という企業側の不信感を払拭する必要があるでしょう。

2.ブランクが長いと採用ハードルは高くなる

高卒フリーターの期間が長くなるほど、採用ハードルが徐々に高まります。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書 No.199(p.128)」によると、フリーターから正社員になれた割合は、フリーター継続期間6ヶ月以内の場合が約60%、5年以上の場合が約20%でした。

このデータは高卒フリーターに限った調査ではないものの、フリーター継続期間が就職率に大きな影響を及ぼしていることが分かります。その理由には、ブランク期間が長いフリーターは、企業側から「仕事や職場に馴染めるか」「働く意欲がないのでは」と不安視されやすい点が挙げられるでしょう。高校卒業後すぐに就職した場合と比較して年齢が高いことや、ビジネスマナーやスキルに関する教育コストが掛かると考えられることが懸念材料となりやすいようです。

3.新卒枠・大卒向けの求人に応募できない

高卒フリーターの場合、新卒枠や大卒向けの求人の対象外になるため、応募できる求人の範囲が狭まります。高卒フリーターから応募できる求人は、中途採用枠が一般的です。
中途採用枠の求人は転職サイトやエージェントで見つけられますが、新卒採用よりも募集人数が少ない傾向にあります。

高卒フリーターは新卒に該当しない?

厚生労働省の「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!」によると、卒業後3年以内の既卒者を新卒枠で応募受付をするよう、呼びかけが行われました。そのため企業によっては、学校卒業後3年以内の既卒者を新卒として歓迎しているようです。
ただし、大卒者のみを募集している場合は申し込むのが難しい可能性もあります。就職活動に取り組む際は、企業側がどのような人材を歓迎しているかをチェックすることが大切です。

「高卒の就職は本当に不利なのか?項目別の比較で大卒との違いを徹底検証!」のコラムでは、企業側が高卒者に求める能力や大卒者との待遇の違いを記載しています。学歴ごとの就活の違いに興味がある方は、ぜひご一読ください。

また、「高卒からの就職 記事一覧」では高卒から正社員になった人の体験談もご覧いただけます。「大卒じゃないから...」「高卒は終わりだ」と学歴に自信がない方は、ぜひチェックしてみてください。

参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
トップページ
厚生労働省
「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!」

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高卒フリーターの割合と就職率

独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計 2024 労働統計加工指標集(P.37)」によると、2023年のフリーター数の平均は134万人で、前年に比べて2万人増えていることが分かりました。
ここでは、学歴別・年齢別のフリーター数と就職割合を詳しく解説します。高卒フリーターから就職を目指す際の参考にしてみてください。

学歴別のフリーター数

以下は、独立行政法人労働政策研究・研修機構の「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③ -平成29年版「就業構造基本調査」より-」による、学歴別に分けたフリーターの人数です。

学歴フリーター総数男性女性
中学卒14万7,300人7万5,400人7万1,900人
高校卒68万100人32万2,100人35万7,900人
専門・短大・高専卒34万2,400人11万2,400人23万人
大学・大学院卒27万2,200人14万4,800人12万7,400人

参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③ -平成29年版「就業構造基本調査」より-(p.266)」

高卒フリーターは全体の約47%であり、ほかの学歴のフリーターよりも割合が高いことが分かります。

年齢別のフリーター数

独立行政法人労働政策研究・研修機構の同資料によると、年齢別のフリーター数は以下のとおりです。

年齢フリーター総数男性女性
15~19歳9万8,300人5万100人4万8,300人
20~24歳48万6,100人21万5,000人27万1,100人
25~29歳50万700人22万500人28万200人
30~34歳37万6,300人17万7,900人19万8,500人

参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③ -平成29年版「就業構造基本調査」より-(p.263)」

年齢別のデータでは、25〜29歳がフリーター数が最も多くなっています。30〜34歳で数値が急激に減っている点から、30代を前に正社員就職するフリーターが多いと考えられるでしょう。

年齢別のフリーターの就職率

厚生労働省の「正規雇用へ転換した方の特徴と影響 2017 年8月9日」によると、年齢別の正規雇用転換者比率は以下のとおりです。

年齢男性女性
15~24歳14.9%6.4%
25~34歳14.6%8%
35~44歳12.7%4.5%
45~54歳9.3%2.2%

参照:厚生労働省「正規雇用へ転換した方の特徴と影響(p.2)」

フリーターを含む非正規雇用労働者が正社員に転換した割合は、男女ともに34歳以下が高めになっています。正社員を目指す時期が早いほど、就職できる可能性が高いといえるでしょう。

ただし、このデータはやや古いものになるため、参考としてお考えください。

最終学歴別の正社員の割合

厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査の概況」によると、高卒者の正社員の割合は63.5%でした。

最終学歴正社員の割合
中学卒34%
高校卒63.5%
専修学校(専門課程)70.8%
高専・短大卒68.7%
大学卒87.3%

参照:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況/表9-2 最終学歴、雇用・就業形態別在学していない若年労働者割合(p.12)」

大学卒の87.3%が正社員であることを考えると、高卒フリーターの場合は、学歴以外のアピールポイントを明確にして就職活動を進める必要があるでしょう。

日本におけるフリーターの現状は、「フリーターの割合は全人口でどれくらい?正社員になるためのコツも紹介」のコラムでも詳しく解説しています。フリーターのままでいるデメリットを理解し、現状を打破するきっかけをつかみましょう。

参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
トップページ
厚生労働省
労働経済分析レポート
令和5年若年者雇用実態調査の概況

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高卒フリーターと正社員の収入の違い

ここでは、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」の結果をもとに、フリーターと正社員の賃金を比較します。

高卒フリーターの賃金は正社員の6~7割程度

厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、正社員の平均賃金は34万8,600円、フリーターを含む非正規雇用労働者の平均賃金は23万3,100円でした。

性別正社員・正職員の賃金正社員・正職員以外の賃金
男女計34万8,600円23万3,100円
男性37万6,900円25万9,200円
女性29万4,200円21万300円

参照:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況(p.12)」

正社員の平均賃金は、男女ともに正社員以外の平均賃金を上回ることが分かります。高卒フリーターの賃金は、正社員の6〜7割程度に留まっているのが実態です。

年齢を重ねるにつれて正社員とフリーターの差は広がる

高卒フリーターのまま就職せずに年齢を重ねると、正社員と収入の差が広がる恐れがあります。同資料による、年齢別で比較した正社員とフリーターの平均賃金は以下のとおりです。

年齢正社員・正職員の賃金正社員・正職員以外の賃金
~19歳20万1,600円17万9,400円
20~24歳23万7,000円19万7,300円
25~29歳27万2,800円21万9,600円
30~34歳30万8,500円22万1,900円
35~39歳34万300円22万1,600円

参照:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況(p.12)」

正社員の賃金は年齢とともに上がっていくのに対し、高卒フリーターを含む非正規雇用者の賃金にはほとんど変化がありません。20代では正社員とフリーターの収入差は目立たないものの、30代後半では10万円以上の差が開いています。
将来的に受け取る収入や生涯賃金を考えると、年齢が若いうちに正社員を目指すのが望ましいでしょう。

高卒フリーターの収入で一人暮らしはできる?

高卒フリーターとして働きながらの一人暮らしは実現できます。しかし、物価や家賃の高い都心部の場合、生活に金銭的なゆとりをもてない恐れがあるでしょう。
一人暮らしには、家賃や水道光熱費・食費・通信費・娯楽費などが掛かるほか、医療費や冠婚葬祭費といったイレギュラーな出費が必要になることも。貯蓄をしながら余裕のある一人暮らしを実現するなら、正社員になるのがおすすめです。

参照元
厚生労働省
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況
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高卒フリーターから正社員就職しなかった場合のリスク

正社員へ就職せずに高卒フリーターを続けると、将来的に収入や働き方に満足できなくなる場合があります。ここでは、就職をしないで高卒フリーターのままでいるリスクをまとめました。

1.給与が上がらない

フリーターのままでいると、同年代の正社員との収入差が大きくなるリスクがあります。前述のとおり、高卒フリーターを含む非正規雇用労働者の賃金は年齢を重ねてもあまり変化せず、ほぼ横ばいなのが現状です。昇給制度がないことも珍しくなく、正社員のような給与アップの機会は稀でしょう。

2.スキルアップやキャリアアップができない

フリーターは、正社員と比べて責任の重い仕事を任されにくく、スキルアップやキャリアアップが難しい環境といえます。決められた作業のみを担当することもあり、幅広い経験を積みにくい可能性も。業務範囲を広げたり昇給を目指したりするのは、正社員就職をしてからのほうが実現しやすいでしょう。

3.年齢を重ねるごとに応募できる求人が減る

年齢を重ねるごとに、応募できる求人が減ることもフリーターを続けるリスクの一つ。高卒フリーターから若いうちに就職を目指す場合は、体力や将来性があるため企業側の需要も高いといえます。

しかし、年齢を重ねると体力が衰えたり、若い同期と業務内容を覚えるスピードに差がついたりすることもゼロではないため、企業側にマイナスイメージを抱かれることも。また、企業によっては「長期勤続によるキャリア形成のため30歳以下のみ応募可」のように年齢制限を設けている場合もあります。
そのため、年齢を重ねるごとに求人の選択肢が狭まり、希望条件に合う求人を見つけるのが難しくなる可能性があるでしょう。

4.病気やケガで働けないと生活が苦しくなる

病気やケガで一時的に働けなくなった場合、正社員には休暇制度や傷病手当といった仕組みがあるので、働けない期間も最低限の収入を確保することが可能です。

しかし、フリーターには正社員と同じような保障があるとは限らないため、働けなければ収入がゼロになる可能性があります。病気やケガが原因で長期にわたり治療費を支払うことになれば、さらに生活が苦しくなる可能性もあるでしょう。

5.結婚や子育てが難しくなる

結婚や子育てといったライフイベントにおいて、フリーターという働き方を懸念される場合があります。親から反対されたり、住居購入時にローンを組みたくても審査が通らなかったりと、フリーターの社会的信用の低さをネックに感じる可能性があるでしょう。

また、「フリーターは結婚できないって本当?その理由と対処法を解説!」のコラムでも述べているように、収入が少ないと結婚生活や子育てに関する費用の確保が難しくなります。「将来は結婚して家庭をもちたい」と考えている場合は正社員を目指すのがおすすめです。

6.将来的にもらえる年金に差が出る

高卒フリーターを続けたまま年齢を重ねると、将来支給される年金額に差が生じます。正社員は厚生年金に加入できるので、定年後に国民年金と厚生年金の両方を受け取ることが可能です。
一方、フリーターは厚生年金に加入できない場合もあるため、国民年金のみの受給になってしまう恐れがあります。

日本年金機構の「令和7年4月分からの年金額等について」によると、国民年金の月額は令和6年(2024年)4月時点で6万9,308円です。この額だけで毎月の生活を維持するのは難しいでしょう。

生活保護は簡単に受けられるものではない

生活保護は簡単に受給できるものではありません。厚生労働省の「生活保護制度」によると、生活保護制度は「資産や能力等すべてを活用してもなお生活に困窮する方に対し、困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障し、その自立を助長する制度」と定義されています。

生活保護を受給するには収入や資産といった、定められたすべての要件を満たさなければいけません。現段階で働くことが可能な高卒フリーターの方は、自身の能力を活かして正社員就職を目指すのが賢明でしょう。

7.自信喪失や自己評価の低下につながる恐れがある

高卒フリーターのままでいると、社会的信用や給与の低さを実感する場面に直面しやすく、自己肯定感や自尊心に影響が出る恐れもあります。そのような状態では自分自身を正しく評価できず、就職活動に支障が出てしまうこともあるでしょう。

フリーターを続けるリスクは、「フリーターにはデメリットが多い!社会保険や税金について正社員と比較」のコラムでも解説しているので、ぜひあわせてご一読ください。

参照元
日本年金機構
大切なお知らせ 2025年
厚生労働省
生活保護・福祉一般

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高卒フリーターから就職する4つの方法

高卒フリーターから正社員になるには、就職・転職サイトやエージェントの利用がおすすめです。ここでは、高卒フリーターの方向けの就活方法を詳しくご紹介します。

1.正社員登用制度

アルバイト先に正社員登用制度がある場合は、それを利用して正社員になることも方法の一つ。「正社員になってより多くの業務に携わりたい」と考えている高卒フリーターの方は、職場に正社員登用制度の有無や条件を聞いてみましょう。
会社によっては実績や勤続年数の条件が設けられていたり、試験や面接といった選考があったりするので、計画的な準備が必要なこともあります。

正社員登用制度の特徴は、「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」のコラムで解説しているので、ご参照ください。

2.就職・転職サイト

就職・転職サイトを活用するのも得策です。就職・転職サイトでは、探したい仕事の条件を入力すると求人を絞り込める機能があります。高卒フリーターからの就職なら、「未経験者歓迎」「学歴不問」といったワードを検索条件に入れて探すと効率的に仕事を探せるのでおすすめです。

3.ハローワーク

地元での就職を考えている高卒フリーターの方は、ハローワークの利用もおすすめ。ハローワークは全国に500ヶ所以上に設置されており、地域のニーズに応じた雇用対策をしています。就職を希望するすべての求職者が利用でき、学歴や職歴、年齢による制限はありません。

ハローワークは地域の求人情報が豊富である一方で、会社の詳細な情報がやや少ない傾向にあります。入社してから「イメージと違った」と後悔しないよう、応募する前に社風や職場の雰囲気を十分に確認しましょう。
最寄りのハローワークがどこにあるかは、厚生労働省の「全国ハローワークの所在案内」を参考にしてみてください。

参照元
厚生労働省
雇用

4.就職・転職エージェント

就職活動が初めての高卒フリーターの方は、就職・転職エージェントを利用してみましょう。就職・転職エージェントでは就活のプロに適性に合った求人紹介だけでなく、応募書類の作成や面接対策などの支援をしてもらえるメリットがあります。エージェントのサポートを受ければ就職活動を効率的に進められるうえ、入社後のミスマッチを防ぎやすいでしょう。

就職・転職に関するサービスは無料で利用できる

就職・転職サイトやハローワーク、就職・転職エージェントは基本的に無料で利用可能です。就活に関するマナーや応募書類の書き方、志望動機のまとめ方などのアドバイスが受けられます。

正社員の求人を探すときは、有名な大手企業だけに限定せず、希望条件に合った求人を広く調べることが大切です。高卒から正社員就職をするコツは、「高卒向けの就職先の探し方は?仕事を見つけるときの注意点も解説」のコラムでもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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高卒フリーターの方におすすめの業界

高卒フリーターからの正社員就職では、未経験者を歓迎している仕事や人材不足の業界が狙い目です。ここでは、高卒フリーターの方におすすめの業界をピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。

1.サービス業界

飲食店や小売店、宿泊施設などがあるサービス業界では、高卒フリーターをはじめとした未経験者を歓迎する求人が多く展開されています。特に、販売・接客スタッフの採用を積極的に行っているのが特徴です。
サービス業界の仕事の多くは専門的な知識やスキルを求められにくいため、学歴・職歴不問の求人が豊富といえます。

2.運送業界

運送・配送・引っ越しドライバーの求人は学歴不問や未経験者歓迎のものが多く、高卒フリーターからチャレンジしやすいでしょう。Web通販の普及により、運送業界のニーズも上昇しています。

ただし、ドライバー業務には運転免許が必要です。求人によっては「普通自動車第一種運転免許」をもっていることが最低限の条件になる場合もあるため、募集要項をよく確認してから応募しましょう。

3.建設業界

建設業界も高卒でフリーターの状態から挑戦しやすい業界の一つです。近年少子高齢化の影響で若手人材が不足しており、将来性のある若い人材は特に歓迎されやすいでしょう。

ただし、建設業界は基本的に重労働が多く、働きながら技術を身につけていく必要があります。「建設関連の仕事に興味がある」「専門的な技術を身につけたい」「体力に自信がある」という方に向いているでしょう。

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高卒フリーターの方におすすめの仕事4選

高卒フリーターの状態から正社員を目指す際は、前述した業界同様に、未経験の場合も挑戦できる職種に注目してみるのがおすすめです。ここでは、高卒フリーターの方におすすめの職業をご紹介します。

1.事務職

事務の仕事は学歴や経験を問われない傾向があり、高卒フリーターから正社員就職を目指しやすいでしょう。事務職の業務には、書類作成に加えて、ファイリングや来客対応、電話対応などがあります。周囲に気配りができる方や、物事を同時に進めることが得意な方に向いているでしょう。

2.接客業

接客業は、お客さまの案内やもてなし、販売などを行います。該当する職種は、ホテルのフロントや飲食店のホールスタッフ、ショップの販売員などです。
学歴や職歴よりも対人能力や柔軟な対応力が求められるため、人と接することが好きな方や臨機応変に対応できる方に向いているでしょう。

「高卒者は接客業で正社員になれる?サービス業との違いや目指せる仕事を紹介」のコラムでは、サービス業のやりがいや就職事情をご紹介しています。興味のある方はあわせてご一読ください。

3.営業職

営業職は、顧客の希望に合わせて自社の商品やサービスを提案し、購入や契約につなげる仕事です。学歴や経験よりも、対人能力や論理的思考力、プレゼン力などが重視されやすいでしょう。

営業職には、顧客へのヒアリングを基本に継続的な取引を行う「ルート営業」や、新規顧客に商品やサービスを広める「新規開拓」など、いくつかの種類があります。営業職に興味がある方は「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」のコラムを参考に、どの種類が自分に合っているかを考えてみてください。

4.公務員

「安定した仕事に就きたい」と考えている高卒フリーターの方は、公務員就職を検討するのも方法の一つ。公務員になるには、公務員試験への合格が必要です。「高卒程度」「大卒程度」といった試験区分はあくまで難易度の目安であり、学歴による受験制限ではありません。

公務員は、賃金も雇用も安定している傾向にあり社会的に貢献できる仕事なので、「安定した仕事に就きたい」「人の役に立ちたい」という方に向いているでしょう。

公務員試験を受ける際の注意点

公務員試験には年齢制限が設けられているため、自分が応募資格を満たしているかどうかの確認が必要です。また、試験は難易度が高い傾向にあるため、出題傾向を理解したうえで計画的に勉強する必要があります。「国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)区分別実施状況 2024年度」によると、申込者数が9,681人であるのに対し最終合格者は3,132人と、狭き門であることが分かるでしょう。

ただし、国家公務員と地方公務員では出題範囲や応募人数が異なります。希望する自治体の応募条件や試験内容を確認しておきましょう。

参照元
人事院
国家公務員採用一般職試験(高卒者試験) 試験実施状況

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高卒フリーター歓迎の求人

高卒フリーターから就職を目指す方に向けて、ハタラクティブが取り扱っている求人の一部をご紹介します。未経験歓迎や学歴不問の求人であるため、ぜひチェックしてみてください。

営業事務

営業事務の主な仕事内容は、書類作成やファイリング、顧客管理、電話・メール・来客の応対などです。営業職のサポートをする仕事なので、営業メンバーからの依頼があればそれも同時に進めていくことになります。
コミュニケーション能力に自信がある、イレギュラーな状況にも落ち着いて対応できるといった方に向いているでしょう。

正社員

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営業職

求人メディアの利用を検討する法人・個人に対する営業のお仕事です。すべての業務を経験したうえで適性を考慮した配属をしてもらえるため、未経験からの入職者も安心できます。
スピーディに経験を積みながらキャリアアップが目指せるので、「いち早く成長したい」という方におすすめです。

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高卒フリーターから就職が上手くいかない場合に考えられる原因

就活に対する意欲や自信がもてなかったり、選考対策が不足していたりすると、選考通過までスムーズに進めない可能性があるでしょう。
ここでは、高卒フリーターから就職が上手くいかない場合に考えられる原因を4つご紹介します。「就職活動がなかなか進まない」「不採用が続いている」という場合は、以下の内容に当てはまっていないかチェックしてみてください。

1.主体的ではなく周りに促されて就活をしている

「親から就職しなさいと言われた」「周りの友人が就職したから就活を始めた」というように、就職に主体的でない場合は内定をもらうのが難しいでしょう。就活に対する意識の低さが面接で話す内容や態度に表れてしまい、企業の採用担当者に見抜かれてしまうこともあります。

心当たりのある高卒フリーターの方は、このコラムの「高卒フリーターから正社員になる4つのメリット」を振り返り、何のために就活をするのか今一度考えてみましょう。

2.失敗を恐れて自信がなさそうに見える

「書類選考で落ちてしまった」「面接で緊張してミスしてしまった」といった失敗が続くと、そのあとの選考に消極的になってしまい、思うような結果につながりにくくなることも。自信がなさそうにしていると、採用担当者の目に魅力的な人材として映りにくいといえます。
ほかの選考や就活準備が残っている場合は「失敗した会社とは縁がなかっただけ」と割り切り、気持ちを切り替えることが大切です。

3.対策不足のまま選考を受けている

「たまたま志望動機が上手く答えられなかった」「質問に対する回答を用意していなかっただけ」と選考での失敗を反省しないと、何度も同じようなミスを繰り返す可能性があります。準備不足のまま選考を受けると、企業側に就職への意欲やその会社を志望する熱意が伝わりにくくなってしまうでしょう。

就職活動中の失敗や気づきはメモをとり、「自己分析の方法を変えてみよう」「ビジネスマナーをもう一度チェックしてみよう」と、改善策を見つけて次に活かすことがポイントです。

4.応募する求人を絞り過ぎている

「給料は高いほうがいい」「年間休日は120日以上」「残業はしたくない」など、多くの条件を求めて求人を絞り過ぎてしまうのも、就職が上手くいかない原因の一つ。就職先にある程度の条件を設定するのは大切ですが、一度に詰め込み過ぎると応募できる求人の範囲が狭まってしまう恐れもあるので注意しましょう。

就活では希望条件に優先順位をつけよう

自分が仕事をするうえで大事にしたい要素は何かを書き出し、譲れない条件に順位をつけてみてください。業務のやりがいや月給、福利厚生、アクセス面など、仕事に対する希望条件は一人ひとり異なります。就職活動における軸を定めておけば、応募する求人の取捨選択がしやすくなるでしょう。

就職が上手くいかないときの対策については、「就職が決まらないのはなぜ?対処法と不安を軽減する方法をご紹介」のコラムで解説しています。書類選考と面接のシチュエーション別にポイントをお伝えしているので、ぜひ参考にしてみてください。

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高卒フリーターの方が求人を見るときに確認したい3つのこと

高卒フリーターから就職活動をするときは、求人情報を隅々までチェックする必要があります。この項では、求人情報を見るときに確認したいことを3つにまとめました。

1.「未経験者歓迎」「学歴不問」の記載があるか

高卒フリーターからの就職でおすすめなのは、「未経験者歓迎」「未経験者OK」「学歴不問」などの記載がある求人です。これらの求人は経験や学歴を重視しない傾向にあるため、フリーターから就職できる可能性が高いといえます。

なお、「新卒」とは大学を卒業する見込みのある就活生が対象で、高卒を含めないのが一般的です。高卒フリーターから就職活動する際は、「大卒向け」「新卒向け」ではなく、学歴を問わない「学歴不問」の求人を選ぶことをおすすめします。

2.休日はどれくらいあるのか

入社後のミスマッチを防ぐため、志望企業の休日制度を確認することが重要です。たとえば、完全週休2日制は毎週2日の休みがあり、週休2日制は月に1回以上、週2日の休みを取得できます。年間休日数や休日に関する福利厚生などは、応募前に確認しておきましょう。

3.正社員雇用の求人か

高卒フリーターから応募できる求人を見つけた際は、自分の希望する雇用形態かどうかもチェックが必要です。就職・転職サイトには、契約社員や業務委託といった非正規雇用の求人も多く掲載されています。高卒フリーターから正社員就職を目指す場合は、あらかじめ条件を「正社員のみ」に絞り込み、正社員の求人を集中的に探しましょう。

求人選びのポイントは「仕事探しのコツを詳しく解説!正社員求人で事前に確認すべきポイントも紹介」のコラムでも解説しているので、ぜひご覧ください。

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高卒フリーターの方が履歴書でアピールできる4つの項目

高卒フリーターの方は、バイタリティやアルバイト経験、志望度の高さなどを履歴書でアピールできます。以下で解説しているアピールポイントを意識して、選考突破を目指しましょう。

1.若年層ならではのバイタリティ

採用の場において、10代から20代前半の若さは大きなアピールポイントになります。企業側は若い年代のポテンシャルに期待している傾向があり、「高卒フリーターで職歴に自信がない」という場合も評価されやすいでしょう。
履歴書では、若い人材の魅力である柔軟性や素直さ、やる気を積極的に示すことが大切です。

2.応募先で活かせるアルバイト経験

選考ではアルバイト経験も立派な強みになり得ます。たとえば、接客業の経験があればコミュニケーション能力、バイトリーダーの経験がある方はマネジメント能力が強みになるでしょう。アルバイト業務で得たスキルや強みを伝えることで、自分の人柄や仕事への意欲をアピールできます。

アルバイト経験は具体的に伝えよう

就活でアルバイト経験を伝える際は、携わった業務や身につけたスキルを具体的に述べましょう。企業側は、応募者がアルバイトを経て身につけた能力を入社後に活用できるかを見ています。具体的なエピソードを伝えれば、入社後に活躍するイメージをしてもらえるでしょう。

トラブルが生じたときの対処法やルーティンワークで工夫したことなど、実際の体験談を交えて強みをアピールするのがおすすめです。

3.長期的に活躍できる粘り強さ

長期のアルバイト経験があれば、その勤続年数を伝えることで粘り強さを証明できるでしょう。高卒フリーター期間は定職に就いていないため、「正社員になってもすぐに辞めてしまうのでは」と思われる可能性があります。

しかし、多くの採用担当者が注目するのは「入社後に活躍してくれそうか」「長く働けるか」という点です。長期的に活躍したいという意欲を示せれば、好印象を与えられるでしょう。

4.応募先企業に対する志望度の高さ

履歴書の内容を通して、応募先企業に対する志望度の高さをアピールすることもポイントです。
企業側が採用活動を行うときは、応募者の志望動機に注目しています。志望動機では、「なぜその会社でなければならないのか」「どのようなポイントに惹かれたのか」という理由を述べましょう。

どの会社にも当てはまるような志望動機だと、「うちじゃなくてもいいのでは」「フリーターのままでもできることなのでは」と思われてしまう恐れがあります。応募先でしか成し遂げられない理由を志望動機に盛り込めば、採用担当者に志望度の高さを伝えられるでしょう。

「フリーターから正社員へ!転職を成功させる志望動機の書き方や例文をご紹介」のコラムでは、志望動機の書き方をアドバイスしています。シチュエーション別の例文もご紹介しているので、内容を参考に自分の言葉で志望動機を作成してみましょう。

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高卒フリーターの方が面接で好印象を与えるには

採用面接で好印象を与えるには、嘘を避けたり面接官が納得のいく回答を用意したりすることが大切です。ここでは、高卒フリーターの方が面接で注意すべきポイントを解説します。

面接で嘘をつかない

学歴や職歴に自信がもてなくても、面接で嘘をつくのは避けましょう。虚偽の経歴を告げるのは経歴詐称に当たります。採用後に嘘が発覚すれば、最悪の場合解雇されてしまう恐れもある危険な行為です。
経歴をごまかしたり架空の職歴をアピールしたりせず、正直に伝えたほうが誠意が伝わります。

よくある質問への回答や逆質問を用意する

本番でスムーズに答えるためにも、いくつかの質問を想定して回答を考えておきましょう。
高卒フリーターからの就活を成功させるには、面接対策が重要です。面接では、志望動機や自分の長所・短所、入社後の目標などに関する内容が問われやすいでしょう。

また、逆質問の時間で採用担当者に質問をすれば志望度の高さをアピールできます。逆質問は、自分で調べれば分かる内容やすぐに解決する内容は避け、企業研究をしたうえで疑問に感じたことを聞いてみましょう。

逆質問とは

逆質問とは、応募者が企業側に質問することを指します。採用担当者から、面接の最後に「何か質問はありますか」と質問される理由は、応募者と企業の相性やコミュニケーション能力の有無をチェックするためです。

逆質問の内容は自由度が高いので、自分の考えを交えながら企業に知りたいことを質問できます。「入社前に身につけるべきスキルはありますか」「現在活躍している先輩方に共通する点はありますか」というように、仕事に対して前向きな内容がおすすめです。

身だしなみや言葉遣いのマナーを守る

面接に挑む前に、身だしなみや言葉遣いのマナーを身につけましょう。だらしない身だしなみや間違った敬語は、「マナーがなっていない」「取引先に連れていけない」と思われる恐れがあります。マイナス評価にならないように、面接の場にふさわしい服装や言葉遣いを意識しましょう。

身だしなみ

就活での身だしなみは、以下のポイントに注意してみてください。

  • ・スーツにシワや汚れがない
  • ・ネクタイが曲がらないようにする
  • ・ベルトはスーツの色と合わせる
  • ・靴下は落ち着いた色にする
  • ・ひげは剃る
  • ・ナチュラルメイクを心掛ける
  • ・アクセサリー類はつけない
  • ・マニキュアやネイルは基本的に避ける
  • ・髪が長い場合は束ねる

スーツやシャツは、派手なデザインを避けるのが無難です。また、ひげや髪が整えられていないと不潔なイメージを与えかねないため、剃ったり整髪料で整えたりしてから選考に臨みましょう。
メイクをして面接に臨む場合はナチュラルにし、華美な小物は身につけないようにします。

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高卒フリーターから就職を成功させる6つのポイント

高卒フリーターの方が就職するには、早めの行動やエージェントの活用が効果的です。以下では、高卒フリーターの方が就職を成功させるコツをまとめています。

1.できるだけ早く行動に移す

高卒フリーターからの就職活動は、年齢が若いうちに始めるのがおすすめです。「もう少しあとでも…」「気が向いたときにやろう」と思っていると、いつのまにか就職が難しい年齢になってしまう可能性もあります。

行動するのが苦手な場合は、「×月までに就職を目指す」と期間を決めたり、「まずは1社応募してみる」と目に見える目標を立てたりしてみるのも手です。

2.就職に対する目的意識をもつ

「××の業務に携わってみたい」「就職して自分のキャリアを積みたい」というように、働くことに対して明確な目的意識をもちましょう。「何となく」という理由で就活すると、入社できたとしても業務内容や職場環境に不満を感じてミスマッチを起こすリスクがあります。
面接では、携わってみたい業務や将来のビジョンを伝えられると好印象です。就職そのものをゴールにするのではなく、「就職してどうしたいのか」をしっかりと考えましょう。

3.自己分析や企業研究を行う

高卒フリーターからの就職活動には、自己分析や企業研究が欠かせません。自己分析は、過去の出来事を洗い出して自分の強みや価値観を知る作業です。企業研究は、会社や業務内容について知る作業を指します。
自分と企業の特徴をそれぞれ理解すれば「自分の適性に合う仕事」や「企業が求める人材」が分かり、その内容に合ったアピールの仕方が見えてくるでしょう。

4.就職しなかった理由は前向きな内容にする

面接で就職しなかった理由を質問されたときは、前向きな内容を伝えることが大切です。面接官は、「高卒でフリーターをしていたのはやる気がないからなのでは」「入社してもすぐに辞めてしまうのではないか」という懸念を抱いていることも多いもの。起業や留学といった理由があれば評価してもらえますが、「なんとなく」「働きたくなくて」などと回答するとマイナス評価につながる恐れがあります。

「働きたくない」という理由であれば「自分に合った仕事を実際にアルバイトをしながら探していた」というように、ポジティブな表現に言い換えてみましょう。

5.希望の仕事に役立つ資格を取る

「自分には強みがない…」と不安な場合は、業務に役立つ資格を取得することも方法の一つ。資格があれば必ず就職できるわけではないものの、専門的な知識やスキルを証明できたり、取得までの過程や努力を評価してもらえたりする可能性があります。

高卒フリーターからの就職におすすめの資格は、営業職やドライバーの求人に役立つ「普通自動車免許」、一定のパソコンスキルを証明する「MOS」、事務や経理の仕事で役立つ「日商簿記3級」など。なお、英語スキルを強みにしたいなら「TOEIC」の取得を目指すのも手です。「TOEIC」の取得に関しては、「TOEICは就職に有利?目指す点数やアピール方法も解説」のコラムで解説しているのでご一読ください。

6.就職・転職エージェントを活用する

就職活動が思うように進まないときは、就職・転職エージェントのサポートを受けるのをおすすめします。就職・転職エージェントを活用するメリットは、希望や条件に合わせた求人を紹介してもらえたり、履歴書作成や面接対策のフォローを受けられたりする点です。
就職・転職サイトを利用する場合は一人で活動しなければなりませんが、エージェントではキャリアアドバイザーからの支援を受けながら効率的に進められます。

「高卒フリーターから正社員を目指したい」「自分に合った仕事を探したい」という方は、若年層の就職支援に特化したハタラクティブにご相談ください。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、キャリアアドバイザーが丁寧なカウンセリングを行い、求職者一人ひとりの希望や適性を洗い出したうえで求人を提案します。自分の適職が分からない場合も、適職診断を利用したりキャリアアドバイザーに相談したりすることで、自分に合う仕事が見つけられるでしょう。

また、履歴書の添削や模擬面接、面接の日程調整なども行い、就職活動を全面的にバックアップいたします。サービスはすべて無料ですので、一人での就活が不安な高卒フリーターの方はお気軽にご相談ください。

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高卒フリーターの就職に関するQ&A

高卒フリーターから就職を考えると、疑問や不安を感じることもあるでしょう。ここでは、高卒フリーターの方の就職に関するお悩みをQ&A形式で解消していきます。

フリーターと正社員は何が違うのか知りたいです

フリーターとは、15〜34歳で有期雇用のパートやアルバイト労働者として生計を立てている状態を指します。一方、正社員は企業と雇用期間の定めのない無期雇用契約を結ぶ働き方です。フリーターは雇用や収入が不安定なのに対し、正社員は安定した雇用と月収を得て安心して働けるという違いがあります。

フリーターと正社員の違いについては、「フリーターから正社員になるには?就職活動の基本や受かりやすい職業を紹介」のコラムをご覧ください。

フリーターから就職できるのは何歳まで?

正社員になるのに明確な基準はありませんが、年齢が上がるにつれて就職が難しくなる傾向にあります。正社員就職を目指す場合は、20代のうちに行動したほうが望ましいでしょう。就職を視野に入れているフリーターの方は、「フリーターとして何歳まで働く?就活開始のタイミングやコツ」のコラムをぜひご一読ください。

19歳フリーターは早めに就職したほうがいいですか?

19歳の求職者は企業側からポテンシャルを評価してもらえる可能性が高いため、空白期間が長くなる前に就活を始めるのがおすすめです。19歳でフリーターを続けるリスクや就職するメリットは、「19歳フリーターは就職したほうが良い?将来のリスクやおすすめの就活方法」のコラムでまとめているので参考にしてみてください。

ずっとフリーターのままでいたいです…

計画的な貯蓄やアルバイト以外の収入源がある場合は、フリーターのまま生活することも可能です。「ずっとフリーターでいたいけど…女性も就職した方が良いって本当?」のコラムでは、フリーターのままで生活するために必要なことを解説しています。
フリーター生活に不安を抱き、正社員になりたいと感じた場合は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。

ハタラクティブ
のサービスについて
こんな人におすすめ
  • 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
  • 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
  • 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方

ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。

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後藤祐介
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 国家資格中小企業診断士
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