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建設業界とは?現状の課題や将来性・仕事内容を紹介
この記事のまとめ
- 建設業界とは、建物や土木構造物の建築や整備を行う産業を指す
- 建設業界が抱える現状の課題は、人手不足や技術者の高齢化など
- 建設業界では今後、DXやICTなどの新技術の導入が推進されていくと予想される
- 志望動機は、企業のどのようなところに魅力を感じたのか具体的に伝えることが大切
建設業界が抱える課題や将来性が気になる人もいるでしょう。建設業界が現状抱えている課題の1つは、「人手不足」です。今後は、人手不足を補うべく、DXやICT、AIなどの新技術による業務の効率化が推進されていくことが予想されます。
このコラムでは、建設業界の現状と課題、将来性について解説します。職種ごとの仕事内容や志望動機の例文も紹介するので、建設業界への就職・転職を検討している方はぜひチェックしてみてください。
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建設業界とは
建設業界とは、建物や土木構造物の建設や整備などを行う産業のことです。街を見渡せば、道路や橋、病院や住宅など多種多様な建設物を目にします。それらを造っているのが「建設業」に携わる専門の職人たちです。
一口に建設業といっても、全29業種に分かれます。それぞれの技術者や技能者が、力を合わせて1つの建設物を造っていく、やりがいの大きい仕事といえるでしょう。
建設業界の現状と課題
人々の暮らしや企業を支えるために必要な、住居や施設を建設していく建設業界は、安定した需要のある業界といえるでしょう。
政府統計の総合窓口(e-Stat)の「令和6年度(2024 年度)建設投資見通し」によると、2024年度の建設投資額は約73兆円です。
引用:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和6年度(2024 年度)建設投資見通し(p.3)」
2009~2012年はリーマンショックの影響で42兆円程度に下落しますが、それ以降は右肩上がりの回復を見せています。
しかし、建設業界では人手不足が懸念されています。若年層の入職者が減り、技術者の高齢化が進むことで、技術の継承が難しくなってきているといえるでしょう。人手不足への対策や、若者が働きたいと思える労働環境を作っていくことが、建設業界の今後の課題といえます。
参照元
政府統計の総合窓口(e-Stat)
建設投資見通し
建設業界の今後と将来性
建設業界の今後の動向として、DXやICT、AIなどの導入が推進されていくと考えられます。新技術の導入により人が行っていた業務を自動化することで、人手不足の解消が期待できるでしょう。
また、建設業はほかの業種と比較して休日が少ないといわれています。近年では、国土交通省が「建設現場の週休2日制」を推奨するなど、職場環境の改善に向けた対策がとられているようです。
今後は技術者の高齢化により、さらなる人材不足の深刻化が予想されます。これからは、若手人材やデジタル技術に対応できる人材の確保が重要となってくるでしょう。
「建設業界は今後どうなる?現状や問題点を解説」のコラムでも建設業界の今後ついて解説しています。ぜひ併せてチェックしてみてください。
建設業界の仕事内容
この項では、建設業界の代表的な職種と部門ごとの仕事内容について説明しています。
施工管理
「施工管理」は、建設や土木工事の現場で、スケジュールや品質・安全性などを管理する仕事です。以下では、「ゼネコン」と「リフォーム施工」の仕事内容を紹介します。
ゼネコン
「ゼネコン」は、設計者が書いた設計図を建物として形になるように、サブコンといわれる専門業者に委託します。工事全般の統括をしながら、スケジュールの管理などを行う仕事です。
ゼネコンの仕事内容や魅力について解説している「ゼネコンとは何の略称?仕事内容や魅力についても分かりやすく簡単に解説!」のコラムも、併せてご覧ください。
リフォーム施工
「リフォーム施工」は、すでに出来上がっている建物のリフォームを行うための業者を手配したり、工事の進捗管理を行ったりする業務を行います。建物の中に利用者がいる状態での工事が多い傾向にあるため、周りに対しての配慮や誠意などが求められるでしょう。
設計
「設計」の仕事は、建築物や土木構造物を建設する際のデザインや構造を考え、設計することです。ここでは、「設備設計」「照明デザイナー」の仕事内容を紹介します。
設備設計
「設備設計」は、電気、ガス、水道などの設備の設計を行います。快適で安全に利用できる機能だけではなく、給排水圧力や必要とされる電力、設計図に沿った配管、ケーブルなどを考慮した設計も大切な要素です。
照明デザイナー
「照明デザイナー」は、明るさや雰囲気に合わせ、演出のために光を操るデザインを行います。照明デザイナーの業務も設計分野に該当するでしょう。現在では、光の効果で癒やしにつながる空間や、調和を求めるような施設などにも需要があるようです。
営業
自社製品を販売・提案する「営業」も、建設業界において大切な仕事の1つです。以下で、「建築営業」「ショールームスタッフ」の仕事内容を解説します。
建築営業
「建築営業」の仕事は、ゼネコンや設計事務所などの建設関連企業に、自社製品や技術を販売したり、提案したりする業務などが挙げられます。「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」のコラムでは営業職の仕事内容について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ショールームスタッフ
「ショールームスタッフ」の仕事は、展示場に来場するお客さまの対応を行うことです。お客さまのニーズに合わせた商品を提案し、コストや実用性などを考慮しながら提案していくことが必要でしょう。色彩感覚や豊富な知識が求められることもあります。
コンサルタント
「コンサルタント」とは、お客さまの抱える課題を診断し、解決策を提案する専門家のことです。以下では、「建築コンサルタント」の仕事内容を紹介します。
建築コンサルタント
「建築コンサルタント」の仕事は、事前の土地調査、建築の企画、設計、工事監理などをトータルで行うことです。法人や個人など規模の大きさは関係なく、施工主の代わりに建築に関わる事柄を解決していく仕事でもあるため、きめ細かな対応が求められることもあるでしょう。
建設業界において、実際に現場で工事を行う人員は欠かせない存在です。この役割を担うのが「建設作業員」。建設作業員の仕事内容については「建設作業員の仕事内容とは?平均年収や求人の特徴も解説」のコラムで詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
建設業界の志望動機例
志望動機を考える際は、企業のどのようなところに魅力を感じたのかを具体的に伝えましょう。そのためには、企業の特色や傾向についてよくリサーチすることが大切です。
志望動機の例文
私は幼少期から、「ものづくり」に興味をもっていました。特に日本の企業が手がける建物は、丁寧でクオリティーが高く、海外においても評価が高い点に魅力を感じています。
そういった日本の建設企業のなかでも、アジアを拠点に海外進出し、実績を積みあげている御社の取り組みに関心をもちました。将来的にはアジア以外の海外にも進出し、土地の質や文化などの特性を踏まえながら、日本の建設技術を活かしていける仕事に携わりたいと考えています。
海外建設の実績が豊富な御社で、私が目標としているアジアを超えた事業の展開を実現したいと思っています。「建設業界に興味があるけれど、就職・転職活動の進め方が分からない…」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。