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百貨店業界の仕事とは?現状や今後の将来性と志望動機のポイントを紹介
この記事のまとめ
- 百貨店業界とは衣料品や食品、雑貨などの幅広い商品を大型店舗で販売する業界を指す
- 百貨店業界は、インターネットショッピングの利用率の上昇が大きな影響を与えている
- 百貨店業界の職種には、「販売スタッフ」「バイヤー」などが挙げられるなど
- 百貨店業界に向いているのはコミュニケーション能力や目標に向かって努力する力
百貨店業界に興味がある方もいるでしょう。百貨店業界とは衣料品や食品、雑貨など幅広い商品を大型店舗で販売する業界です。
このコラムでは、百貨店業界の種類や現状、今後の業界動向について解説するとともに、百貨店で働く際に求められるスキルや志望動機でアピールすべきポイントを紹介します。百貨店業界の企業に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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百貨店業界とは
百貨店業界とは衣料品や食品、雑貨など幅広い商品を大型店舗で販売する業界です。
経済産業省が実施する商業統計調査基準では、百貨店の定義を「衣・食・住の商品群の販売額がいずれも10パーセント以上70パーセント未満」「従業者が常時50人以上」「売り場面積の50パーセント以上において対面販売を行う業態」と定めています。地域や企業ごとに特徴を打ち出し、顧客ニーズに応じたサービスや商品展開を行っている点が魅力です。
百貨店業界の現状と今後の業界動向について
百貨店業界は、90年代のピークから比べると、バブル崩壊後に店舗の縮小や閉店、経営破綻や大手の統合などが相次いだため、大幅に市場規模が縮小しました。また、近年ではインターネットショッピングの利用率が上がり、百貨店を利用する人が減少したことも大きな影響を与えています。
これに対応するため、百貨店は物販中心から「体験型」や「サービス提供型」へと企業の事業モデルを転換し、リアル店舗ならではの価値を強化。また、自社ECサイトやクリック&コレクトサービスなどオンライン販売を拡充し、顧客との接点を増やす企業も増加している傾向にあります。
今後はさらに地方百貨店への需要拡大や為替リスク対策が課題となり、デジタル技術と地域連携を活用した新たな戦略が求められるでしょう
百貨店業界の職種の例
百貨店業界の職種には「販売スタッフ」「バイヤー」「販売支援」「外商営業」が挙げられます。以下で詳しく説明するので、仕事内容とあわせて確認してみましょう。
販売スタッフ
百貨店での仕事を聞いて、一番に思い浮かぶのが販売スタッフという方もいるでしょう。多くの店舗では、売り場での接客や販売、商品の発注・在庫管理、伝票の処理などを行います。そのほかにも、販売スタッフの指導や研修、売り場全体の管理なども販売スタッフの仕事の一部です。
バイヤー
商品の選定や仕入れ、新規ルートの開拓を行うのがバイヤーの主な仕事です。また、顧客の動向の変化などを敏感に察知し、売れる商品を仕入れることも大事なポイントといえるでしょう。
販売支援
販売支援の仕事は、より多くのお客さまを集めて、商品の販売につなげていくこと。イベントや物産展などを企画・運営したり、商品の展開をまとめたりします。
外商営業
外商営業とは、商品を多く購入する個人や法人に対して、直接顧客の元に訪問して商品を販売すること。法人向けにお歳暮やギフトの営業をしたり、お得意様の個人のご自宅へ営業へ行ったりする営業のことです。
百貨店業界に向いている人の特徴
百貨店業界に向いている可能性があるのは、コミュニケーション能力や目標に向かって努力する力、そして自分なりの特徴を発揮できる人材です。ここでは、百貨店の企業販売員に求められる人物像をまとめてみました。
コミュニケーション能力が高い人
コミュニケーション能力が高い人は百貨店業界に向いている可能性があります。百貨店ではショッピングモールやスーパーといったほかの小売業ではなく、百貨店を選んで来店するお客さまが何を求めて来店するのかを考え、的確な接客をしていく力が必要と言えるでしょう。
そのため、お客さまのニーズを引き出せるようなコミュニケーション能力がある方は、百貨店業界で活躍が期待できます。
コミュニケーション能力を向上させたい方は「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」のコラムを参考にしてみてください。
目標に向かって努力できる人
目標に向かって努力できる人も、百貨店業界に向いている可能性があります。百貨店業界に限ったことではありませんが、商品を販売するときには、「ノルマ」を課されることが多いようです。そのため、ノルマ達成に向かって努力したり、ときには新たなことに挑戦する力も必要になるでしょう。
行動力がある人
行動力がある人も百貨店業界で活躍を期待できるでしょう。企業が成長するためには、実際にお客さまと触れ合う販売員の力が必要とも言えます。お客さまが「何を求められているか」「自分には何ができるか」などを考え、率先して自分から動いていく力が求められるでしょう。
接客業で求められるスキルとやりがいについて詳しく解説しているこちらのコラム「接客業とは?どんな職種がある?必要なスキルや志望動機の書き方も解説」も参考にしてください。自分が向いているのか、どのようなスキルを身につけると良いかなど確認をしてみましょう。
百貨店業界への就職を目指すための志望動機例
志望動機では、企業ごとの特徴や業界の動向を踏まえ、自分がその会社でどのような特徴を活かし貢献できるかを具体的に伝えることが大切です。以下では接客経験の有無に分けて志望動機の例文を紹介します。
接客経験がある場合
飲食店でフロア担当として働くうちに、「お客さまにとって居心地のいい場所でありたい」という思いを持つようになりました。お客さまから「ありがとう」の言葉や笑顔をいただいた際は、何よりも嬉しく、さらにお客さまに喜んで欲しいという思いが強くなりました。
「おもてなしの心」を大切にしている貴社でなら、よりホスピタリティの高いサービスを提供できると感じたのが、貴社への志望を決めたきっかけです。接客業で身についたスキルを活かし、そしてより知識を深めながら、貴社のために、お客さまのために取り組んで行く所存です。接客経験がない場合
幼い頃から、デパートという場所は私にとって特別な場所です。言葉遣いや所作の美しい販売員の方々は、とても輝いて見え、私の憧れの存在となりました。現代の百貨店というものは、人々にとってあまり特別感のあるものではないかもしれません。それでも、貴社のお客さまに対するホスピタリティ精神の高さは、目を見張るものだと確信しています。
私が貴社で働くことになった際には、小さいお子さまから高齢の方までの特別な思い出づくりに貢献できるよう取り組んで行きたいです。「百貨店業界が自分に合うか分からない」「未経験から百貨店業界に就職できる?」と不安な方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは若年層に特化した就職・転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを実施し、一人ひとりに合った求人を紹介します。百貨店業界だけでなく、希望の業界に合わせた応募書類の作成アドバイスや、面接対策なども徹底サポート。サービスはすべて無料で利用できるのでまずはお気軽にご相談ください。
百貨店業界に関するQ&A
ここでは、百貨店業界に関する質問に対し、Q&A形式で回答します。
百貨店業界はどのような課題に直面していますか?
百貨店業界はバブル崩壊後に店舗の縮小や閉店、経営破綻、大手の統合などが相次ぎ、大幅に市場規模が縮小しました。また、近年ではインターネットショッピングの利用率が上がり、百貨店を利用する人が減少したことも大きな影響を与えています。
百貨店業界の現状や課題について詳しくは、このコラムの「百貨店業界の現状と今後の業界動向について」をご覧ください。
百貨店業界への就職は難しそうで自信がありません
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。