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コンビニの正社員はどんな仕事?給料や業界の特徴をご紹介
更新日
この記事のまとめ
- コンビニの仕事内容は、店長やSVなど職種がさまざま
- コンビニの正社員になるとコミュニケーション能力やマネジメントスキルが身につく
- コンビニの正社員はマネジメント能力やある人や目標を数値化できる人に向いている
コンビニの正社員の仕事内容はどのようなものか気になる方もいるでしょう。コンビニの正社員の仕事は店長やSVなど、職種が多岐にわたるため、具体的な仕事内容や業界の特徴について把握しておくことがおすすめです。このコラムではコンビニ正社員の業務内容や職種、業界の特徴などを詳しく紹介します。コンビニの正社員を検討している人は、ぜひご覧ください。
コンビニ正社員の仕事内容や勤務時間
コンビニ正社員の仕事として挙げられる代表的なものは、店長職です。アルバイト・パートスタッフの採用や教育、シフト管理やスタッフによる急な休みの補填対応、本社からのキャンペーン指示対応など多岐にわたるでしょう。また、スタッフの一員として、接客やレジ対応、商品発注・補充、清掃なども行います。
そのほか、宅配便の受付やATMやコピー機の管理、ファストフードの調理など、店舗が提供しているサービスによって業務内容は異なるでしょう。 コンビニのサービスが多様化しているため、さまざまな業務を担うのが特徴です。
また、勤務時間は店舗によって異なります。正社員の基本的な勤務時間は8時間程度ですが、シフトの都合やアルバイトスタッフが足りないときなどは、休日返上で出勤することもあるでしょう。コンビニの店長は商品管理や売上計画、シフト作成といった業務があるので、残業をすることもあるようです。
本社のSV・OFC
SV(スーパーバイザー)/OFC(オペレーションフィールドカウンセラー)は、数店舗を自分の担当店舗として受け持ち、定期的に巡回します。スタッフ指導や売上ノルマや新商品の説明、レイアウトや在庫管理のアドバイスなどを行い、売上を伸ばす方法を店舗オーナーや店長、スタッフと一緒に考えるのが仕事です。
SV・OFC経験後は、さらに広域エリアを担当するDM(ディストリクトマネジャー)や、ZM(ゾーンマネジャー)になる道を用意されているのが一般的です。 現場スタッフとコミュニケーションを取る力、顧客ニーズを把握して店舗運営に対して効果的な提案ができる力が求められる仕事といえるでしょう。
上記は求人募集の多い店舗運営職です。キャリア採用ではこのほかにも店舗開発や経営戦略といった職種があります。
コンビニの正社員の仕事内容について詳しく知りたい人は「コンビニに正社員就職するメリットは?将来性や志望動機のポイントも解説」のコラムもご覧ください。
コンビニ正社員の給料や年収は?手取りも解説
コンビニ店長・副店長の給与は公的データはないものの、一般的には年収約300~500万円ほどといわれています。また、複数店舗の運営や管理を行うSV・OFCは、約400~700万円程度のようです。
ここでは、コンビニ正社員の月収や手取り額、ボーナス、退職金についてご紹介します。
コンビニ正社員の月収と手取り額
厚生労働省が提供する職業情報サイト(日本版O-net)jobtagの「コンビニエンスストア店員」によると、店長やSVなどを含むコンビニ正社員の全国平均年収は約361万円、平均月収は22万4,000円でした。
また、国税庁が実施している「令和4年分 民間給与実態統計調査(180p)」によると、コンビニ正社員が該当する小売業の平均給与は、賞与を除いて384万円にほどになります。384万円を月収に換算すると約32万円なので、コンビニの正社員の月収は32万円前後と予想できます。この調査における「給与」は「1年間の支給総額」なので、手取りは8割と考えると約25万円ほどです。
コンビニ正社員のボーナス・退職金事情
国税庁が実施した「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、コンビニ正社員が該当する小売業の平均賞与は約53万円でした。ただし、ボーナスや退職金は支給に関する法的な定めがないため、企業によって異なります。
厚生労働省の「令和5年就労条件総合調査(12p)」によると、企業規模ごとに異なるものの、退職金制度がある企業は全体の74.9%でした。退職金については「退職金の平均額は?導入企業の割合や勤続年数・学歴別の違いをデータで紹介」のコラムでも解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
職業情報サイト(日本版O-net)jobtag
国税庁
民間給与実態統計調査
コンビニの正社員になるには?高卒からの挑戦は可能か
コンビニの正社員になるには、コンビニを運営している企業へ応募する必要があります。コンビニ正社員には「本社直営」と「フランチャイズ」があり、フランチャイズの場合は企業が運営しているケースと、個人が経営しているケースに分かれているようです。
本社直営の求人では大卒者を募集している企業も。ただし、必ずしも「高卒者が応募できない」というわけではないので、求人の募集要項を確認してみましょう。
大手企業の本部社員は大卒以上の制限があることも
コンビニ本社の正社員求人のなかには、職種によって「大卒以上」と記載されている場合があります。また、同じ職種であっても、学歴によって応募できるポジションが異なることもあるようです。
コンビニ正社員になるための履歴書・志望動機のコツ
コンビニでの勤務経験があれば、経験によって身に付けたスキルや実績をアピールするのが良いでしょう。未経験の場合は、自分の強みとコンビニの仕事内容や企業の方針をマッチさせることが大切です。「コンビニ業界の仕事」のコラムでは、業界や仕事、志望動機など幅広い情報をまとめています。コンビニの正社員で身に付くスキル
コンビニの正社員として働くと、コミュニケーション能力やマネジメントスキル、マーケティング・経営に関する知識といったスキルが身に付くでしょう。下記ではそれぞれのスキルについて解説します。
コミュニケーション能力
コンビニの運営に関わる正社員は、アルバイト・パートスタッフとのコミュニケーションが重要です。アルバイトやパートとして働く人は年代も幅広く、考え方や仕事への取り組み方が異なるため、必然的にコミュニケーションスキルが求められます。SVといった店舗管理職になったときにも、業務をスムーズに進めるには必須ともいえる能力です。
マネジメントスキル
スタッフ教育もコンビニ正社員が行う仕事の一つ。そのため、コミュニケーション能力と同様にマネジメントスキルも身に付けられます。幅広い年齢層のスタッフが働いているコンビニ特有の職場環境で、一人ひとりに合う研修の進め方や指導内容を企画する力を育てることが可能です。
マーケティングや経営に関する知識
マーケティングや経営に関する知識が身に付くことも、コンビニの正社員ならではです。サービスが多様化しており、顧客層も幅広いコンビニ業界では自然と知識を吸収できるでしょう。
コンビニ正社員とアルバイトの違い
コンビニに限らず、正社員とアルバイトでは雇用形態が異なります。給与形態や休日、昇給やボーナスの有無といった労働環境が大きく違うので、「アルバイトと正社員の違いとは?メリット・デメリットや面接対策などを解説」を参考に、確認しておきましょう。また、正社員はアルバイトに比べて仕事に対する責任が大きく、成果も求められます。その対価としてアルバイトより高い給与やボーナスがあるとも考えられるでしょう。
コンビニの正社員に向いている人
コンビニの正社員に向いている人は、「マネジメント能力がある」「数字として成果が出ることにやりがいを感じられる」「コミュニケーションを取ることが好きである」などです。
また、シフトの都合上、長時間労働をすることも考えられるので、体力に自信のある人に向いているでしょう。
マネジメント能力がある人
マネジメント能力がある人は、コンビニ正社員の業務に活かせるでしょう。コンビニの正社員は、任されている店舗の売上と利益を出す必要があります。そのため、しっかりとノルマに向き合えることや、従業員をまとめる力が求められるでしょう。
目標を数値化できる人
目標を数値化し、達成できているか管理できる人にも、コンビニの正社員はおすすめです。前述したように、コンビニの仕事では売上と利益を出す必要があります。目標を具体的に数値化できる人は、計画的にノルマ達成に向けた取り組みができるでしょう。
コミュニケーションを取ることが好きな人
他者とコミュニケーションを取ることが好きな人は、コンビニの正社員に向いているでしょう。コンビニには毎日多くのお客さまが来店します。お客さまとのコミュニケーションを楽しめる人は、コンビニ正社員の仕事も充実して行えるでしょう。
コンビニ正社員はきつい?やめとけといわれる理由
コンビニの正社員に対して、「きついのでは」「やめとけといわれた」という方もいるでしょう。これは、一般的なコンビニが24時間営業であることや人手不足のため、「人員が足りないときは社員がシフトに入る」機会が増えるためと考えられます。正社員として店舗運営の仕事をこなしながらシフトの補填を行う場合があるので、体力的・精神的に辛いと感じることも。また、「誰でも働ける」といった一方的な印象を抱かれることもあるようです。「仕事が辛いのは当たり前?しんどいと感じる原因と対処法を解説」のコラムでは、仕事を辛いと感じる原因や対処法を解説しています。コンビニの正社員の求人はどこで探す?
コンビニの正社員求人は、求人サイトや運営会社の採用サイトで探せます。また、ハローワークでは、地元でフランチャイズ経営を行う企業の求人なども見つけられるでしょう。
「ほかの職種についても知りたい」「コンビニでの経験を活かせる仕事に就きたい」と考えている人は、就職・転職エージェントの利用もおすすめです。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、第二新卒や既卒、フリーターなど若年層を中心に就職・転職活動を支援しています。サービス業界をはじめとした幅広い業種や職種の求人をご用意。プロのキャリアアドバイザーが希望や条件をヒアリングしたうえで、あなたにぴったりの求人をご紹介します。
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コンビニの正社員に関するよくある質問
ここでは、コンビニの正社員に関するよくある質問に回答していきます。コンビニの正社員になることを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
コンビニの正社員はきついって本当ですか?
コンビニ正社員の仕事を「きつい」と感じる人もいるようです。
たとえば、シフトの都合上アルバイトの人数が足りない場合の補填や、販売ノルマが達成できないときなどが挙げられます。コンビニの正社員に限らず、どのような仕事にもきついと感じることはあるでしょう。仕事がきついと感じる原因については「仕事が辛いのは当たり前?しんどいと感じる原因と対処法を解説」を参考にしてみてください。
コンビニの店長になるにはどうすれば良い?
コンビニの店長になるには、各コンビニチェーンのWebサイトから店長募集のページを確認してみましょう。コンビニの店長募集が随時行われているので、そこから応募するのがおすすめです。コンビニの店長を目指す方は「コンビニの店長を目指す際の志望動機のコツは?向いている人も解説」もあわせて参考にしてみてください。
コンビニの正社員にはどのようなやりがいがありますか?
コンビニ正社員のやりがいとしては、「お客さまに感謝されたとき」「自分が売り込んだ商品が想像以上に売れたとき」「前年度よりも店舗の売上が上昇したとき」などが挙げられます。コンビニの正社員は忙しいぶん、やりがいを感じる場面が多い仕事でもあるといえるでしょう。ほかにも、接客業のやりがいについては「接客の仕事」を参考にしてください。
コンビニの正社員はどのような人が向いていますか?
コミュニケーションを取るのが好きな人やネジメント能力がある人に向いているでしょう。長時間労働になることも多いので、体力面に自信のある人はコンビニの正社員に向いている可能性があります。詳しい内容はこのコラムの「コンビニの正社員に向いている人」を確認してみてください。
自分に向いている仕事を知りたい人は、適性診断をしてみるのもおすすめです。ハタラクティブへご相談ください。希望や条件について詳しくヒアリングしたうえで、あなたの適性に合った仕事をご紹介します。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。