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高卒で年収1000万は稼げる?高年収を目指せる仕事や役立つ資格を紹介
この記事のまとめ
- 高卒者も専門スキルを習得して実力を評価される仕事を選べば、年収1000万を目指せる
- 高卒で年収1000万を叶えるには、副業で収入源を増やしたり独立したりする方法もある
- 年収1000万の仕事を目指せる職種には、営業職やITエンジニア・施工管理職などがある
- 高年収の仕事を選ぶ際は、ノルマや残業・休日出勤の有無などを確認しておくのが大切
- 就職・転職エージェントに相談すれば、希望条件やスキルに合う求人を提案してもらえる
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「高卒で1000万稼ぐのは難しい?」「学歴に関係なく高年収を叶えるには」のように、希望に合う給料の仕事探しでお悩みの方もいるでしょう。高卒者も年収1000万を目指せますが、自身の市場価値を高めるための努力が不可欠です。自身のスキルや仕事の成果が収入アップにつながる職場を選ぶことも重要といえます。
このコラムでは、高卒で年収1000万を叶える方法や仕事選びのポイントを解説。高収入を叶えるのにおすすめの仕事も紹介するので、就職・転職活動にお悩みの方は参考にしてみてください。
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高卒で年収1000万は叶えられる?
高卒で年収1000万を叶えることは可能です。しかし、年収1000万円を叶えている人はごくわずかであり、実現するためのハードルは高いでしょう。また、年収1000万円を叶えられたとしても、そのままの金額を手取りで受け取れるわけではありません。
ここでは、年収1000万円を稼いでいる人の割合を紹介します。年収1000万円の場合の手取り額も紹介するので、「高収入を実現できている人はどれくらいいるのか」「税金を引かれたあとの手元に残る金額とは」のような疑問を感じる方は、ご覧ください。
年収1000万を稼いでいる人の割合は約5%
国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、日本で年収1000万以上稼いでいる人の割合は、約5%です。以下に、年収の階級ごとの割合をまとめました。
区分 | 割合 |
---|---|
100万円以下 | 8.1% |
100万円超200万円以下 | 12.3% |
200万円超300万円以下 | 14.0% |
300万円超400万円以下 | 16.3% |
400万円超500万円以下 | 15.4% |
500万円超600万円以下 | 10.8% |
600万円超700万円以下 | 7.1% |
700万円超800万円以下 | 4.9% |
800万円超900万円以下 | 3.2% |
900万円超1,000万円以下 | 2.3% |
1,000万円超1,500万円以下 | 4.0% |
1,500万円超2,000万円以下 | 0.9% |
2,000万円超2,500万円以下 | 0.3% |
2,500万円超 | 0.3% |
参照:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査 3 給与階級別分布(p.22)」
年収の階級を比較すると、「300万円超400万円以下」の人の割合が最も多く、1000万円を超えている人の割合は稀です。この結果から、年収1000万円という高収入は、学歴や経歴に関わらず、ごく限られた人しか達成できない高い目標であることがわかります。
参照元
国税庁
国税庁 統計情報
世帯年収が1000万以上の世帯の割合は約11.7%
厚生労働省の「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」によると、世帯年収で1000万以上の所得を実現している割合は、約11.7%です。
引用:厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況 図9 所得金額階級別世帯数の相対度数分布(p.10)」
世帯収入だとしても、1000万以上を叶えるのは容易ではありません。また、上表の所得は、仕事の収入だけでなく年金のような給付金も含まれています。仕事の収入のみに限定すると、さらに実現するまでのハードルは上がるでしょう。
参照元
厚生労働省
2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況
年収が1000万でも手取り額は異なる
年収の総支給額が1000万円だとしても、実際に手元に残る手取り額は異なります。給料からは、所得税や住民税、社会保険料などが控除されるためです。
一般的に手取り額は総支給額の約75~85%程度といわれています。この計算では、1000万円の手取り額は約750~850万円ですが、累進課税という年収が高くなるほど所得税の税率が上がる仕組みがあるため、一般的な手取り額の割合よりも少なくなる場合があるでしょう。
手取り額で1000万以上になる年収は?
総支給額から控除される金額により前後しますが、手取り額で1000万円以上を受け取るためには、約1300~1500万円程度の年収が必要と考えられます。
希望の収入を叶えるためには、手元に残る金額を理解したうえで目標設定することが重要です。給与明細や源泉徴収票で引かれる控除額を確認したり、オンラインツールで手取り額を計算したりすることをおすすめします。
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高卒者が得られる年収とは
高卒で年収1000万円を目指したい場合には、まずは同じ学歴の平均的な収入を確認することが大切です。ここでは、高卒者が得られる年収の目安を解説します。高卒の平均年収は1000万円とどれくらい差があるのかを確認してみてください。
高卒者の平均年収は約460万円
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査の概況」をもとに計算すると、高卒の平均年収は約460万円です。
性別 | 平均月収 | 平均賞与 | 平均年収 |
---|---|---|---|
男女計 | 32万600円 | 76万1,700円 | 460万8,900円 |
男性 | 35万2,800円 | 88万4,700円 | 511万8,300円 |
女性 | 25万2,700円 | 50万2,500円 | 353万4,900円 |
※平均年収=平均賃金×12+平均賞与
参照:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査の概況 第1表 年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
ただし、必ずしも学歴や性別で給与が決まるわけではありません。給与を設定する基準は企業により異なり、なかには個人の成果によって収入アップできる場合もあるでしょう。
高卒で1000万円を目指すためには、収入アップを実現できる可能性がある仕事なのかどうかを見極めることが大切です。
学歴別の平均賃金と平均年収
学歴別で収入を比較すると、高卒者は大卒者よりも下回る傾向があります。以下は、同資料による高卒者と大卒者の収入の違いです。
学歴 | 平均月収 | 平均賞与 | 平均年収 |
---|---|---|---|
高卒 | 32万600円 | 76万1,700円 | 460万8,900円 |
大卒 | 41万5,400円 | 126万4,800円 | 624万9,600円 |
※平均年収=平均賃金×12+平均賞与
参照:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査結果の概況 第1表 年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
両者の平均年収を比較すると、高卒者は大卒者よりも164万700円下回っていることがわかりました。企業のなかには、大卒者の基礎学力や習得した専門知識、継続力などを評価し、高卒者よりも高い給与水準を設けている場合もあるでしょう。しかし、学歴に関係なく個人の成果を評価し昇給を行う企業も存在します。
より高収入を得るためには、企業が求めている人材の特徴を調べて、学歴に関係なく活躍できる見込みがあるかを確認してみることが大切です。
参照元
厚生労働省
賃金構造基本統計調査
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高卒で年収1000万を稼ぐ方法
高卒で年収1000万を目指すうえでは、「自身の努力や成果が昇給・昇進につなげられるのか」に注目して仕事を選ぶ必要があります。副業によって収入源を増やして着実に年収アップを目指すのも手です。
ここでは、高卒で年収1000万を稼ぐ方法を紹介します。ただし、年収1000万を実現するためには、相応の努力が必要です。目標を達成するまでの道のりは決して容易ではありませんが、具体的な方法を知り、着実に取り組むことで可能性を広げられるでしょう。
高卒で年収1000万を稼ぐ方法
- 個人の成果が収入に反映する仕事を選ぶ
- 資格取得をして人材としての価値を高める
- キャリアパスが確立している企業で働く
- 副業を行い収入源を増やす
1.個人の成果が収入に反映する仕事を選ぶ
高卒で年収1000万を稼ぐための方法として、個人の成果が収入に反映する仕事を選ぶことが挙げられます。たとえば、成果に応じて収入アップを実現できる歩合制やインセンティブを採用した給与体制の仕事は、自分の努力次第で高年収を目指せる可能性があるでしょう。
歩合制やインセンティブは、営業職や販売職、コンサルタント職などの職種で取り入れられている傾向があります。
給与の仕組みは、求人情報や企業の公式Webサイトに記載されていることが一般的なため、チェックしておきましょう。
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2.資格取得をして人材としての価値を高める
資格取得をして人材としての価値を高めることも、年収アップを叶えるためには必要です。特に、専門職の仕事に役立つ知識やスキルを習得できる資格は、ほかの社員にはできない仕事に携われる能力があることを証明できます。結果として、「資格手当」を得られたり、人材として重宝されて好待遇を受けたりして、年収アップにつなげられるでしょう。
年収1000万を目指すのに役立つ資格は、このコラムの「高卒で年収1000万を目指すのに役立つ資格」で後述するのでご覧ください。
3.キャリアパスが確立している企業で働く
キャリアパスが確立している企業で働くことで、年収1000万円を実現するための道筋が見えやすくなるでしょう。企業のなかには、社員の成長を後押しする評価制度や昇進・昇格制度を整備している場合があります。昇給・昇進の基準が明確だと、どのように努力をすれば年収アップにつながるかも考えやすくなるでしょう。
キャリアパスが確立しているかどうかは、企業の公式Webサイトで評価制度を確認したり、会社説明会や面接で直接質問したりすることで把握できます。また、就職・転職エージェントに相談して、実際の昇給・昇進の実績に関する情報を詳しく教えてもらうのも方法として有効です。
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4.副業を行い収入源を増やす
副業を行い収入源を増やせば、確実に年収アップを実現できます。以下は、ハタラクティブの「若者しごと白書2025」の副業の平均月収に関するアンケート結果です。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 5-4. 副業の平均月収(p.52)」
副業収入の平均では、「5,000~1万円(18.6%)」の割合が最も多いですが、10万円以上を達成している人も少なからず存在します。たとえば、以下の副業は高収入の傾向があるでしょう。
- ・プログラミング
- ・Webデザイン
- ・動画編集
- ・Webライティング
- ・アフィリエイト
副業で高収入を得るためにも、自分の適性やスキルにマッチするかどうかを見極めたうえで検討してみてください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
高収入を目指せる副業で経験を積み本業にするのも手
高収入を目指せる副業で経験を積んでから本業として働くのも手です。
副業の経験によるスキルや実績は、転職活動時のアピール材料にできます。正社員としては未経験分野だとしても、副業での経験を通して企業から即戦力として期待されやすく、スムーズに内定獲得できる可能性があるでしょう。
5.収入の上限がないフリーランスになる
収入の上限がないフリーランスとして働く方法もあります。たとえば、WebデザイナーやWebマーケター、プログラマーなどの分野は、フリーランスとして独立した場合に高収入を目指しやすいでしょう。
フリーランスを目指す場合は、まずは企業で経験を積みながら専門性を高めることをおすすめします。人材としての市場価値を高めてから独立することで、フリーランスとして高年収を目指せる可能性が高まるからです。
市場のニーズを満たせる実績を積むほど、さらなる高収入も期待できるでしょう。
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高卒で年収1000万を目指せるおすすめの仕事ランキング
高卒で年収1000万を目指せる仕事の共通点として挙げられる点は、学歴よりも実力を評価されやすいことです。
ここでは、高卒で年収1000万を目指せるおすすめの仕事を業界・職種別に分けてランキング形式で紹介します。以下で紹介する収入の目安は、最も年収が上がりやすい30~40代の一般的な金額です。いずれの仕事も年収1000万を達成するのは容易ではありません。スキルを磨いたりキャリアアップを目指したりといった戦略を立てる必要があるでしょう。
「年収1000万を目指すならどのような分野を選ぶべきかわからない」「高年収の職種の特徴とは」と疑問に感じる方は、仕事選びの参考にしてみてください。
業界別
高卒で年収1000万を目指せる業界は、以下のとおりです。キャリアアップのチャンスが生まれやすい30~40代の年収とともに、1000万を目指すポイントも解説するので、将来の働き方を考えるのにご活用ください。
高卒で年収1000万を目指せるおすすめの業界ランキング
- 1位:金融業界
- 2位:情報通信業界
- 3位:不動産業界
- 4位:インフラ業界
- 5位:建設業界
1位:金融業界
金融業界は、証券や保険、投資信託といった高額な金融商品を扱うため、個人の成果が給与に大きく反映されやすく、そのぶん高収入が期待できる分野として挙げられます。金融に関する専門知識は必須ですが、未経験から挑戦できる職種もあり、高卒者も努力次第で高収入を実現できるチャンスがあるでしょう。
業界の特徴 | 銀行・証券・保険など、金融商材に関わるサービスを提供する |
---|---|
30~40代の年収の目安 | 約600〜1,000万円以上 |
具体的な職種 | 営業職、ファイナンシャルプランナー、証券アナリストなど |
年収1000万を目指すためのポイント | ・営業職で高い実績を上げる ・専門性の高い資格を取得し、人材としての価値を高める ・管理職・スペシャリストへの昇進を目指す ・外資系企業や投資銀行系など、高報酬の企業を選ぶ |
役立つ資格 | ファイナンシャルプランナー(FP)技能士、証券アナリスト、日商簿記検定など |
2位:情報通信業界
情報通信業界は、IT化が進む現代で不可欠の役割を担っている業界であり、経済的な成長を期待できる企業が多く存在します。学歴よりも実力や新しい知識を学ぶ姿勢を評価される傾向があり、高卒者も専門スキルを習得することで高収入を実現できるでしょう。
業界の特徴 | インターネット、モバイル、クラウドなど、 通信インフラ・サービスを提供する |
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30~40代の年収の目安 | 約550万円〜900万円以上 |
具体的な職種 | 営業職、Webエンジニア、データサイエンティスト、 ITアーキテクト、ITコンサルタントなど |
年収1000万を目指すためのポイント | ・資格取得や実務経験で最先端技術の専門性を高める ・大規模プロジェクトのマネジメント経験を積む ・外資系企業やコンサルティングファームで働く |
役立つ資格 | 基本情報技術者、応用情報技術者、ITパスポートなど |
3位:不動産業界
不動産業界も、土地や建物のような高額な資産に関するサービスを提供する仕事であり、成果次第で高収入を目指すことが可能です。未経験から挑戦できる職種も多くあるため、高卒者も働きながらスキルを磨き、昇進・昇給を実現できるでしょう。
業界の特徴 | 土地や建物の売買、賃貸、開発、管理などに関する役割を担う |
---|---|
30~40代の年収の目安 | 約500〜1,000万円以上 |
具体的な職種 | 営業職、物件管理職、開発職など |
年収1000万を目指すためのポイント | ・不動産営業で圧倒的な実績を上げる ・宅地建物取引士や不動産鑑定士などの資格取得で専門性を高める ・不動産開発といった高単価な事業に携わる ・独立開業を目指す |
役立つ資格 | 宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(FP)技能士、 賃貸不動産経営管理士、不動産鑑定士など |
4位:インフラ業界
インフラ業界は、人々の生活に欠かせない電気やガス、水道などに携わる分野の業界です。社会を支える安定性のある仕事であり、長期的なキャリアを築けます。
インフラ業界には、学歴に関係なく未経験者を歓迎している企業も存在するため、高卒者も入社後に専門スキルを身につけることで、着実に収入アップを目指せるでしょう。
業界の特徴 | 電気、ガス、水道、交通など、 社会のライフラインと基盤を供給・管理する |
---|---|
30~40代の年収の目安 | 約500万円〜800万円以上 |
具体的な職種 | 設備管理・保守職、電気・ガス・水道工事職、交通機関の運行管理職など |
年収1000万を目指すためのポイント | ・難易度の高い国家資格を取得して専門性を高める ・大規模プロジェクトの管理職 ・責任者への昇進を目指す ・専門性の高い技術開発部門で働く |
役立つ資格 | 電気工事士、電気主任技術者、ボイラー技士、危険物取扱者など |
5位:建設業界
建設業界は、道路やビル、住宅など、人々の生活の場を支える「ものづくり」の仕事の業界です。
建築業界は人手不足の傾向があり、学歴を重視せずに柔軟に人材を採用している企業も少なくありません。専門資格を取得して人材としての価値を高めることで、高卒者も高収入を叶えられるでしょう。
業界の特徴 | 道路、ビル、住宅などの建設・改修などに関する業務を行う |
---|---|
30~40代の年収の目安 | 約500〜850万円以上 |
具体的な職種 | 施工管理職、重機オペレーター職、建設事務職など |
年収1000万を目指すためのポイント | ・1級施工管理技士など難易度の高い国家資格を取得 ・大規模・高難度なプロジェクトの責任者を経験 ・独立して事業主となる ・技術と実績を積んで大手ゼネコンの管理職を目指す |
役立つ資格 | 1級・2級施工管理技士、第一種・第二種電気工事士、 電気主任技術者、測量士など |
職種別
続いて、高卒で1000万を目指せるおすすめの職種をランキング形式で紹介します。業界で紹介した収入の目安と同様に、ここで紹介する職種ごとの平均年収は、収入アップを実現しやすい30~40代の一般的な給料の目安の金額です。
希望の給料や働き方に合う職種があるか、チェックしてみましょう。
高卒で1000万を目指せるおすすめの職種ランキング
- 1位:営業職
- 2位:ITエンジニア
- 3位:施工管理職
- 4位:工場管理職
- 5位:電気工事士
1位:営業職
営業職は、学歴よりも成果やスキルが収入に反映する傾向がある職種です。不動産や金融商品などの高額な商材を扱う営業では、インセンティブ制度が充実しているため、高卒者も高年収を目指せます。
仕事内容 | 製品やサービスを顧客に提案・販売する |
---|---|
30~40代の年収の目安 | 約600〜1,000万円以上 |
年収1000万を目指すためのポイント | ・高単価な商材やサービスを扱う企業の営業職を選ぶ ・マネジメント職への昇進を目指す ・外資系企業やコンサルティング営業の分野でスキルアップを行う |
役立つ資格 | 宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー、 ITパスポート、中小企業診断士など |
2位:ITエンジニア
ITエンジニアも現代のIT社会を支える職種であり、成果が収入に直結しやすいでしょう。独学やプログラミングスクールなどを活用して、ITに関する専門スキルを習得し成果につなげることが、高収入を実現するためのポイントといえます。
仕事内容 | システムやソフトウェア、Webサイト、アプリなどの 設計・開発・テスト・保守に携わる |
---|---|
30~40代の年収の目安 | 約550〜900万円以上 |
年収1000万を目指すためのポイント | ・IT業界に関する最先端技術の専門知識やスキルを習得する ・大規模プロジェクトのリーダーやマネージャーを経験する ・フリーランスとして高単価案件を獲得する |
役立つ資格 | 基本情報技術者、応用情報技術者、 PMP®(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)など |
3位:施工管理職
施工管理職は、計画通りに現場の作業を進めるための調整役を担う仕事です。高収入を実現するには、より難易度の高い施工管理に関する資格取得が必要ですが、未経験者も働きながら挑戦できます。
仕事内容 | 工程・安全・品質・原価の4つを軸に、建設工事全体を管理する |
---|---|
30~40代の年収の目安 | 500~1000万円以上 |
年収1000万を目指すためのポイント | ・1級施工管理技士といった難易度の高い国家資格を取得する ・大規模・高難度なプロジェクトの責任者を経験する ・技術と実績を積んで大手ゼネコンの管理職を目指す |
役立つ資格 | 1級施工管理技士、第一種・第二種電気工事士、 1級管工事施工管理技士、建設機械施工技士など |
4位:工場管理職
工場管理職は、工場の生産計画から品質管理、コスト管理、人員配置まで、製造のプロセスに関する重要な役割を担う職種です。高卒者も、現場での経験と実力次第でこのポジションを目指せます。キャリアアップを目指すことで着実に高収入を実現できるでしょう。
仕事内容 | 工場の生産計画・管理、品質・安全・コスト管理などを行う |
---|---|
30~40代の年収の目安 | 500~1000万円以上 |
年収1000万を目指すためのポイント | ・生産管理、品質管理の専門知識を極める ・大規模工場の責任者や部門長への昇進を目指す ・海外工場での立ち上げや改善プロジェクトに挑戦する |
役立つ資格 | 機械保全技能士、品質管理検定など |
5位:電気工事士
電気工事士は、住宅やビル、工場などの電気設備の設置やメンテナンスを行う職種です。人々の生活に不可欠な電気を扱う仕事であるため、安定した需要があり、長期的なキャリアを築けます。
また、第二種電気工事士といった国家資格を取得していると独占業務に携われるため、人材としての価値を高められ、高収入を実現できるでしょう。
仕事内容 | 建物や施設の電気配線、照明、コンセントなどの 設置・点検・修理を行う |
---|---|
30~40代の年収の目安 | 約450〜700万円以上 |
年収1000万を目指すためのポイント | ・第一種電気工事士、電気主任技術者など上位資格の取得を行う ・大規模施設や特殊な設備の工事経験を積む ・ゼネコンや大手設備会社で管理職を目指す |
役立つ資格 | 第二種電気工事士、第一種電気工事士、電気主任技術者、工事担任者など |
高卒で年収1000万を目指すのに役立つ資格
高卒で年収1000万を目指すためには、資格取得により専門知識やスキルを証明することが重要といえます。
以下に、高卒で年収1000万を目指すのに役立つ資格を5つまとめました。ただし、目指す職種により役立つ資格は異なります。希望する分野の仕事で活躍している人が「どのような資格を取得しているか」注目して、年収アップにつながる戦略を立てましょう。
高卒で年収1000万を目指すのに役立つ資格
- 公認会計士
- 不動産鑑定士
- 証券アナリスト
- 中小企業診断士
- 1級施工管理技士
1.公認会計士
公認会計士は、企業の監査や会計に関する専門知識を習得できる国家資格です。経営に関する仕事に携わるためキャリアアップや独立にも役立ち、高収入を実現できるでしょう。ただし、資格取得の難易度は高いため、計画的に勉強を進めて合格を目指すことが大切です。
項目 | 内容 |
---|---|
受験条件 | 学歴不問だが、大学・短期大学・専門学校等で指定科目の単位を取得するか、 公認会計試験の予備試験の合格が必要 |
合格率 | 約10%前後 |
役立つ職種 | 一般企業の経理・財務・経営企画職、経営コンサルタントなど |
2.不動産鑑定士
不動産鑑定士は、土地や建物の経済的価値を評価するための専門資格。学歴に関係なく受験できますが、難易度は高いでしょう。しかし、専門学校や通信講座を活用し、長期的な視点で勉強を続ければ、合格する可能性を高められます。
資格取得により専門知識を習得できれば、顧客からの信頼を得られ、高年収を実現するのに役立つでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
受験条件 | なし |
合格率 | 約3〜5%前後 |
役立つ職種 | 不動産鑑定士、不動産コンサルタント、金融機関の不動産担当者など |
3.証券アナリスト
証券アナリストは、企業の財務状況や経済動向を分析したうえで、株式や債券などに投資する価値を評価するための知識を習得できる資格です。学歴に関係なく受験できますが、投資に関する高度な知識が求められるでしょう。専門機関での学習や実務経験を積むことで、合格につながる知識を習得できます。
項目 | 内容 |
---|---|
受験条件 | 学歴問わず受験可能だが、指定の講座受講が必要 |
合格率 | 約50〜60%前後 |
役立つ職種 | 証券アナリスト、企業の財務・経営分析担当者など |
4.中小企業診断士
中小企業診断士は、企業の経営課題の解決や戦略の立案をサポートできる知識やスキルを習得できる「経営コンサルタント」として働ける国家資格です。経営に関する高度な知識が求められるため、難易度が高い資格といえます。
専門学校や通信講座などを活用して継続的に学習を行い合格できれば、年収1000万円を実現できるキャリアが開かれるでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
受験条件 | なし |
合格率 | 約4〜8% (一次試験約20〜30%、二次試験約18〜20%) |
役立つ職種 | 経営コンサルタント、企業の経営企画・新規事業開発担当者など |
5.1級施工管理技士
1級施工管理技士は、大規模な工事の現場を管理できる国家資格です。高卒からでも目指せる資格ですが、取得には8年以上の実務経験が必要となるため、取得までのハードルがあります。しかし、合格すれば建設業界の人材としての価値が高まるため、年収1000万を叶えるのに役立つ資格といえるでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
受験条件 | 学歴不問。ただし、学歴に応じた実務経験が必要(高卒の場合、8年以上の実務経験が必要) |
合格率 | 約20〜30%前後 |
役立つ職種 | 施工管理職、技術部門の管理職など |
高卒で年収1000万の仕事を選ぶ際に確認するポイント
年収1000万円の仕事に応募する前には、「希望の収入を叶えられる手取り額なのか」「仕事自体が自分の理想と合っているのか」を見極めることが大切です。収入に関する希望を叶えられたとしても、働き方とのミスマッチがある可能性も否定できません。
以下に、高卒で年収1000万の仕事を選ぶ際に確認するポイントをまとめたので、後悔のない仕事選びをできるか不安な方は、ご一読ください。
高卒で年収1000万の仕事を選ぶ際に確認するポイント
- 最終的な手取り額はいくらか
- 個人に課されるノルマがあるか
- 残業や休日出勤を求められないか
- 希望の働き方とマッチしているか
- キャリアプランを叶えられるか
1.最終的な手取り額はいくらか
最終的な手取り額がいくらなのかを確認したうえで、応募先を選びましょう。「年収が1000万でも手取り額は異なる」で先述したように、総支給額から税金や社会保険などの控除額を引いた金額が手取り額に該当します。
求人情報に記載されている給与の金額は、総支給額が記載されているのが基本です。一般的な手取り額の目安をもとに計算し、手元に残る金額をシミュレーションしたうえで希望の収入に合うか考えてみましょう。
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2.個人に課されるノルマがあるか
個人に課されるノルマがあるかどうかも確認しておくことをおすすめします。高卒で年収1000万円を叶えられる仕事は、そのぶん給料に見合う仕事の成果を求められる可能性があるためです。
特に、ノルマの達成を求められることでプレッシャーを感じやすい人は、精神的負担が蓄積して、働くモチベーションを維持するのが難しくなるおそれがあるでしょう。
企業説明会や口コミなど、実際に働いている社員の声を聞いたり、職場環境に詳しい就職・転職エージェントへ相談したりして、働き方に関する理解を深めてから仕事を選ぶことがポイントです。
3.残業や休日出勤を求められないか
残業や休日出勤を求められないかどうかも、把握しておく必要があります。高年収の仕事は、そのぶん業務量が多い可能性もあるからです。高卒で年収1000万円を達成できたとしても、残業や休日出勤が常態化している職場である場合、身体的な負担がかかったり、私生活との両立が難しかったりすることが考えられるでしょう。
残業や休日出勤の有無は、求人票や口コミ、会社説明会などで確認できる場合があるので、自分に合う職場環境であるかを見極めてみてください。
4.希望の働き方とマッチしているか
希望の働き方とマッチしているかどうかを応募する前に確認しておくことで、入社後のミスマッチを避けられる可能性があります。収入以外の仕事に対する希望条件を書き出してみて、応募を検討する企業での働き方と合っているかを確認してみてください。
たとえば、「自分のペースで仕事を進められる」「チーム体制で相談しやすい環境がある」などのように、具体的な理想の働き方のイメージを明らかにしておくことがポイントです。
5.キャリアプランを叶えられるか
希望のキャリアプランを叶えられるかどうかも仕事選びの際に確認しておきましょう。希望の収入を叶えられるかどうかだけに注目するのではなく、入社後にどのような働き方をするのか、長期的な目線で調べてみることが大切です。
たとえば、年収1000万円を叶えるのに役立つようなスキルアップのサポートがあったり、昇給・昇進につながるキャリアパス制度が整備されていたりする職場であれば、目標を達成できる可能性を高められるでしょう。
収入以外の働き方に焦点をあてて考えることで、入社後のキャリアを具体的にイメージできます。希望の働き方に合う仕事を選べれば、モチベーションを維持しながら目標の達成まで働き続けられるでしょう。
就職・転職エージェントに求人選びを相談するのが効果的
求人選びをする際は、就職・転職エージェントに相談するのが効果的です。収入に対する希望や理想の働き方をキャリアアドバイザーがヒアリングしたうえで、マッチする求人を紹介してくれます。高年収の仕事で内定をもらうための選考対策に関するアドバイスも受けられるので、効率的に就職・転職活動を進めることが可能です。
「希望に合う収入は得られそうだけれど、自分に向いている仕事なのかわからない」という場合は、適職診断も受けられます。このコラムの上部にも適職診断があるので、お試しください。質問に対して該当する回答をクリックするだけなので、簡単に自分の適職をチェックできますよ。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
【まとめ】高卒者も年収1000万を目指せる
高卒者も年収1000万円を目指すことは可能ですが、実現するためには専門性の高いスキルを習得したり、仕事で好成績を上げたりするための努力が不可欠です。また、収入のみに注目してミスマッチの仕事を選ぶのを避けるためにも、業務内容や職場環境が自分に合っているかも見極めることが重要といえます。
「高卒の場合も高年収の仕事に就けるのか」とお悩みの場合は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、高卒者の就職・転職支援の実績があり、学歴に関係なく挑戦できる企業の求人も多数取り扱っています。
専任のキャリアアドバイザーが仕事への希望を丁寧にヒアリングしたうえで、求人探しや選考対策をマンツーマンでサポートするので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
高卒で年収1000万を目指す際によくある疑問のQ&A
ここでは、高卒で年収1000万を目指す際によくある疑問の回答を紹介します。
高卒で年収1000万を稼ぐ人の割合は少ない?
学歴を問わず、年収1000万円以上の人は全体で約5%であり、高卒者の方で実現している人も少ないでしょう。しかし、専門性のあるスキルを磨いたり、業務で好成績を上げたりすることで、年収1000万円以上を叶える可能性を高められます。
学歴よりも実力を評価し、個人の成果が昇給・昇進につながる職場環境がある仕事を選ぶことで、目標を達成するまでの道を開けるでしょう。
高卒で年収500万の状態から800万以上を目指すのは難しい?
高卒で年収500万円得られている状態は、すでに同じ学歴の平均である約460万円を上回っている状態であり、そこからさらに収入アップをはかるのは容易ではありません。実現するためには、より専門的なスキルを習得して成果につなげるといった、さらなるキャリアアップをはかるための戦略が必要です。
自身の市場価値を高めるための努力を続けることで、目標を達成できる可能性は十分にあります。
年収1000万の仕事はきついのでは?
年収1000万の仕事のすべてが自分にとってきつい環境であるとは限りませんが、給料に見合った成果を求められることで負担に感じる場合はあるでしょう。年収1000万を稼げる仕事のなかには、ノルマを課されたり、業務量が多かったりするケースもあります。そのため、希望の収入を叶えられるかどうかだけに注目せずに、業務内容や職場環境が自分に合っているかを見極めたうえで、仕事選びをすることが働きやすさを確保するうえでは必要です。
高卒でも稼げる仕事で働くには資格を取得すべきか
高卒で高年収を実現する可能性を高めるためには、専門性のある資格取得に挑戦するほうが望ましいでしょう。資格取得によりスキルを証明できると、企業から活躍を期待できる人材として評価されて年収アップにつながりやすくなります。希望する仕事で活躍している人がもつ資格に注目して、挑戦するか検討してみましょう。
高卒の学歴に不安を感じる方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。高卒者の支援実績のあるキャリアアドバイザーが、学歴に関係なく高年収を目指せる仕事探しや選考対策をサポートします。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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