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無期雇用派遣とは?メリット・デメリットや正社員との違いを解説
この記事のまとめ
- 無期雇用派遣とは、雇用期間に定めのない派遣社員のこと
- 雇用期間に定めがない無期雇用派遣なら、派遣先がない期間も給与が支払われる
- 無期雇用派遣は「3年ルール」が適用されないのが特徴
- 無期雇用派遣は、正社員よりも給与や昇進の面で待遇が劣ることがある
- 安定を目指すなら、無期雇用派遣だけでなく正社員を目指すのもおすすめ
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派遣社員には大きく「常用型派遣」と「登録型派遣」の2つの働き方があります。無期雇用派遣はそのうちの「常用型派遣」に該当し、雇用期間に定めがないのが特徴です。無期雇用派遣には、収入や雇用が安定しやすいといったメリットがある一方で、配属の自由が少ない・正社員より待遇が劣るといったデメリットもあります。このコラムでは、無期雇用派遣の仕組みや登録型派遣との違い、メリット・デメリットなどを解説。自分に合った働き方を見つけたい方は、ぜひ参考にしてください。
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無期雇用派遣とは
「無期雇用派遣」は、言葉どおり雇用期間が無期限の派遣のことです。常に雇われている状態なので、「常用型派遣」とも呼ばれます。無期雇用派遣になると派遣会社と無期雇用契約を結ぶため、派遣先で派遣期間が終了しても派遣会社との雇用関係は続きます。そのため、次の派遣先の仕事が決まらない場合でも、派遣会社から給与が支払われるのが特徴です。
正社員ではないものの、派遣元の期間の定めがない無期雇用の労働契約を結んでいるので、派遣のなかでも正社員に近い働き方といえるでしょう。
無期雇用派遣が新設された背景
かつては、有期契約を繰り返しながら長期間働く派遣社員も多くいましたが、契約打ち切りのリスクが常にあり、雇用の不安定さが問題視されていました。こうした背景から、2013年の労働契約法改正で「同じ会社で5年超の有期契約は、希望すれば無期転換できる」制度を導入。さらに2015年の派遣法改正では、「同じ部署での派遣は最長3年まで」と制限が義務付けられ「無期雇用派遣」という新しい働き方が確立されました。
登録型派遣とは
登録型派遣は、派遣会社に登録を行い、派遣先が決まった際に派遣会社と有期雇用契約を結んで働く形態です。一般的な「派遣社員」が該当します。
通常、派遣期間が終わると雇用契約も一旦終了となるため、継続するには雇用契約を結び直す必要があります。派遣期間のみ雇用契約がある状態なので、派遣先がない場合は給与が発生しません。
派遣会社に登録する際に選考は行われず、学歴や年齢も重視されない傾向にあるようです。
派遣と正社員の違い
無期雇用派遣・有期雇用派遣(登録型)・正社員のそれぞれの働き方を表にまとめました。表からわかるように、無期雇用派遣は正社員と登録型派遣の“中間”のような立ち位置です。
| 比較項目 | 有期雇用派遣(登録型) | 無期雇用派遣(常用型) | 正社員 | 
|---|---|---|---|
| 契約期間 | 有期契約 | 無期契約 | 無期契約 | 
| 雇用主 | 派遣会社 | 派遣会社 | 就業先企業 | 
| 雇用期間 | 派遣先の就業期間のみ | 派遣先と関係なく継続 | 無期限 | 
| 給与の支払い | 派遣中のみ支給 | 派遣先がなくても支給 | 就業先企業から支給 | 
| 福利厚生 | 派遣会社の制度 | 派遣会社の制度 | 就業先企業の制度 | 
| 働き方 | 登録後、紹介された案件で働く | 選考を経て雇用される | 採用を経て直接雇用される | 
無期雇用派遣と正社員の大きな違いは、雇用先です。無期雇用派遣は派遣元会社と雇用契約を結ぶのに対し、正社員は就業先と直接雇用契約を結びます。
また、正社員のほうが、無期雇用派遣に比べて出世したり役職に就いたりするチャンスが多いです。無期雇用派遣は派遣社員なので、派遣先会社で出世できるケースはほとんどないでしょう。
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無期雇用派遣として働くメリット
ここでは、派遣会社の常用型派遣正社員として働くメリットをご紹介します。以下で確認してみましょう。
無期雇用派遣として働くメリット
- 収入が安定する
- 雇用が安定する
- ボーナスや福利厚生などの待遇面が充実する
- キャリアップが期待できる
- 研修が充実している
1.収入が安定する
無期雇用派遣は、月給制で正社員のように給与を受け取れます。そのため、収入が途切れることがなく、登録型派遣と比較して安定した収入が期待できるのです。
登録型派遣の場合は、「派遣先が決まらず今月は収入が少ない…」というリスクを抱えることがあるでしょう。
2.雇用が安定する
無期雇用派遣になることで、雇用契約期間の定めがなくなります。そのため、いつ仕事が途切れるか分からない登録型派遣と比較して、雇用が安定するメリットがあります。
また、登録型派遣で適用される「同一の組織で3年以上勤務できない」というルールが、無期雇用派遣の場合は適用されません。これも、雇用の安定につながるといえます。
3.ボーナスや福利厚生などの待遇面が充実する
常用型派遣の場合、会社によってはボーナスが支給されたり、充実した福利厚生を受けたりできる可能性があります。
また、従業員に「キャリアアップを行ってほしい」と独自に昇給制度を設ける派遣元もあるようです。待遇面の充実は収入の安定や仕事へのモチベーションにも大きく影響するでしょう。
4.キャリアップが期待できる
無期雇用派遣は一つの派遣先で3年以上働けるため、スキルアップのチャンスが大きいのもメリットです。無期雇用派遣としてスキルを身につけたのち、正社員就職を叶えることもできるでしょう。
5.研修が充実している
無期雇用派遣では、登録型派遣と比較して実践的な研修が多く見られます。基本的なビジネスマナーはもちろん、特定のスキル獲得に向けた研修や資格取得のサポートが手厚い傾向にあるようです。仕事を通じてキャリアアップを求めるなら、無期雇用派遣がおすすめです。
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無期雇用派遣として働くデメリット
ここでは、無期雇用派遣として働くデメリットを紹介します。以下で確認してみましょう。
無期雇用派遣として働くデメリット
- 自由な働き方が難しくなる
- 登録型派遣に比べて選考が厳しくなる
- 待機期間中の収入減リスクがある
- 退職時に「自己都合」扱いされやすい
登録型派遣のような自由な働き方が難しくなる
無期雇用派遣の場合、登録型派遣のように「一定期間は働かない」といった選択は難しくなります。
常用型派遣は、派遣先で働かない期間も給与が支払われる仕組みです。そのため派遣会社は、無期雇用派遣者が働かない期間を避けようと、常に業務を割り当てるでしょう。
その結果、好きな時期に長期休暇を取得したり、特定の期間だけ働いたりすることは難しくなります。家庭の都合ややりたいことがある場合は、登録型派遣のほうが適しているでしょう。
登録型派遣に比べて選考が厳しくなる
登録型派遣の場合は選考は行われませんが、無期雇用派遣は派遣元会社と無期雇用契約を結ぶため、選考が行われます。一般的な選考と同じく書類選考と面接選考が行われ、経歴や働く意欲をチェックされるので、登録型派遣に比べて採用されるのは難しいといえるでしょう。
待機期間中の収入減リスクがある
派遣先が決まらない「待機期間中」も雇用は継続されますが、給与が下がるケースもあるため、収入が不安定になる可能性が。さらに、社会保険料などの固定費は変わらず発生するため、実質的な手取り額はさらに減少します。
退職時に「自己都合」扱いされやすい
無期雇用派遣では、退職時の理由が「自己都合」扱いになりやすいという注意点があります。
たとえば、派遣会社から提示された勤務条件や派遣先に納得できずに辞退した場合でも、それが「会社都合」ではなく「自己都合」とされるケースが少なくないようです。希望に合わない仕事でも受け入れなければならない状況に陥りやすく、働く意欲が低下する原因にもなり得ます。
さらに、「自己都合退職」扱いになると、失業保険の給付開始が遅れたり、給付期間が短くなったりする可能性があり、退職後の生活に影響を及ぼしかねません。
無期雇用派遣に向いている人
無期雇用派遣に向いているのは、安定した収入を得たい人や一つの企業で経験やスキルを積んでいきたいと考える人です。ここで、無期雇用派遣が自分に合った働き方なのか確認してみましょう。
一つの企業で経験を積みたい人
無期雇用派遣は、3年以上同じ派遣先で仕事をすることが可能です。そのため、一つの会社で多くの知識やスキルを吸収しながら成長したい人にはおすすめの働き方といえます。
また、新しい環境に身を置くのが苦手な方にも無期雇用派遣が適しています。
安定した収入を得たい人
無期雇用派遣は月給制が多く、派遣先に年末年始や夏季休暇などの長期の休みがある際にも安定した収入を得られます。仕事とプライベートを両立させながら、収入の安定を目指したい人には向いているでしょう。
無期雇用派遣を検討している人は、自分に向いている働き方かを事前に把握しておきましょう。自分に合った働き方でないと、長く続かない可能性も考えられるためです。
キャリアアップを目指すなら正社員がおすすめ
無期雇用派遣は正社員に近い働き方ではあるものの、派遣という雇用のためキャリアアップが難しい現実も。先を見通して「キャリアアップや年収アップを目指したい」と考えるなら、早めに正社員を目指しましょう。特に、20代であればまだまだ正社員として活躍できる機会があり、企業もポテンシャルを秘めた人材を求めています。自分の可能性を狭めるのでなく、正社員として働く道を探してみましょう。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
【まとめ】安定した仕事を求めるなら正社員を目指そう
無期雇用派遣は雇用期間の定めがないため、雇用や収入が登録型派遣に比べて安定しているのが特徴です。
しかし、無期雇用であっても雇用形態は派遣。正社員になるほうが、昇給やボーナス、キャリアアップという面で大きなメリットがあるのは事実です。
正社員就職を目指すなら、ハタラクティブの利用がおすすめです。ハタラクティブは、フリーターや既卒、第二新卒といった若年層向けの就職・転職エージェントです。エージェントを活用することで、就職に関する悩みをプロのアドバイザーに相談できるほか、自分に合った仕事を探せます。
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無期雇用派遣ってどんな働き方?Q&Aでご紹介
無期雇用派遣がどのような働き方をしているのか気になる人は多いでしょう。ここでは、無期雇用派遣に関する質問をQ&A方式で解決していきます。
無期雇用派遣と登録型派遣の違いは?
大きな違いは、雇用期間と年収です。登録型派遣は基本的に3年を目処に雇用期間が終了します。
しかし、無期雇用派遣は会社が倒産しない限り65歳まで雇用が保証されているのが特徴です。また、常用型派遣は正社員としての雇用となるため、ボーナスが支給されます。そのため、年収面でも大きな違いがあるといえるでしょう。
登録型派遣と無期雇用派遣ではどちらのほうが働きやすい?
一概にどちらが働きやすいとはいえません。
登録型派遣は、勤務時間や労働期間などライフスタイルに合わせられる点がメリットです。しかし、派遣先の会社との契約が終われば派遣元との契約も終了し、収入が途切れてしまいます。
一方、無期雇用派遣は派遣先との契約が終了しても、派遣元では正社員として雇用されているので収入が途切れることはありません。無期雇用派遣と登録型派遣それぞれの特徴を理解して、自分に合った働き方を選ぶことが大事です。
無期雇用派遣と正社員はどちらがおすすめですか?
スキルに自信がない場合は、正社員を目指すのがおすすめです。無期雇用派遣は、派遣先の企業に求め続けられるようなスキルが必要になることもあるからです。
派遣から正社員になることは可能ですか?
可能です。
派遣から正社員になるには、紹介予定派遣という選択肢もあります。紹介予定派遣とは、派遣として一定期間働き、派遣先企業と本人の合意を得て、派遣先の会社で正社員になる働き方のことです。このような制度を活用して、派遣社員から正社員を目指すのも良いでしょう。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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