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再就職は手当や支援サービスの活用が成功の鍵!利用条件やメリットまとめ
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この記事のまとめ
- 再就職とは、前職を退職したあとに別の職場へ就職することを指す
- 再就職と転職はほとんど同じ意味を持っている
- 再就職手当とは、雇用保険の就職促進給付(就業促進手当)の一つ
- 効果的に求職活動を行うには、再就職支援サービスを活用するのがおすすめ
- 再就職支援サービスには、求職活動中のサポートを受けられるなどのメリットがある
再就職を検討している人のなかには、「手当はどうすれば貰えるの?」「利用できる支援サービスはある?」と疑問に思っている方もいるでしょう。再就職は、新しい職場に入社するまでに一定の失業期間(ブランク)があるため、手当や支援を活用するのが効果的です。このコラムでは、再就職で貰える手当とその受給条件を解説。就職支援サービスの活用メリットや再就職のコツもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
再就職とは?
再就職とは、前職を退職したあとに別の職場へ就職することを指す言葉で、転職とほぼ同様の意味を持ちます。転職は正社員に対して使われ、再就職は一定の失業期間を経て新たな職場へ就職する場合や、定年退職をした中高年の方に対して使われることが多いようです。
雇用保険の手続きでは「再就職」が使われる
雇用保険に関する手続きのなかで、「就職促進給付」というものがあります。詳しくは後述しますが、この中にある手当の一つが「再就職手当」です。先述したように、再就職と転職はほぼ同じ意味ですが、「転職手当」とはなりませんので覚えておくと良いでしょう。
再就職手当とは?
再就職手当とは、雇用保険の就職促進給付(就業促進手当)の一つです。基本手当の受給資格のある人が安定した職業に就いた場合に、一定の条件下で給付金を受け取れます。再就職手当を受給した後、再就職先に6か月以上雇用されるなどの要件を満たせば、さらに「就職促進給付」を受給可能です。
再就職手当の受給条件
再就職手当を受給するための要件はいくつかあるので、以下で確認しましょう。
・基本手当の受給手続き後、7日間の待期期間満了後に就職または事業を開始している
・基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上ある
・前職の事業所に再び就職していないこと
・1年を超えて勤務することが確実である
・(原則として)雇用保険の被保険者になっている
・過去3年以内の就職で、再就職手当や常用就職支度手当を受給していないこと
・求職申込み前(受給資格決定前)から採用が内定していた事業所に雇用されていないこと
ほかにも細かな要件があるため、詳しく知りたい方はハローワークインターネットサービスの「再就職手当のご案内」をご覧ください。
支給申請書のもらい方は?再就職手当の申請方法
再就職手当を申請する際は、まず初めに再就職先に「採用証明書」を書いてもらいましょう。採用証明書は、基本手当の手続きでもらえる「受給資格者のしおり」と一緒に渡されます。次に、就職日の前日までに、採用証明書と失業認定申告書、雇用保険受給資格者証、印鑑を持ってハローワークで失業認定を受けてください。その後は、「再就職手当支給申請書」を受け取り、必要事項を記入したうえでハローワークへ提出(郵送可)すれば、再就職手当の申請が完了します。
自己都合退職の場合は再就職手当がもらえない?
自己都合退職だからといって再就職手当がもらえないわけではありません。ただし、自己都合退職のように給付制限のある場合は、7日間の待期期間満了後1ヶ月間はハローワークや職業紹介事業者の紹介による就職に限るといった条件がつきます。なお、給付制限のない人は、就職の経路を問われません。
再就職手当の金額を計算する方法は?
再就職手当の金額は以下の計算式で求められます。
支給残日数×基本手当日額×給付率(60%または70%)
給付率は基本手当の支給残日数で決まります。所定給付日数の3分の2以上残して就職した場合は70%、3分の1以上の場合は60%となり、より早く再就職したほうが給付率も高くなる仕組みです。
再就職手当はいつもらえるの?
再就職手当は、支給されるまでに1ヶ月~2ヶ月程度掛かると考えておきましょう。なかには、申請してから2週間程度で給付決定通知書が届いたという人もいるようですが、それはハローワークの混雑状況次第です。審査には時間がかかるものと考え、あせらず待ちましょう。
派遣社員やパート・アルバイトはもらえる?
派遣社員やパート・アルバイトの場合でも、受給の要件を満たしていれば再就職手当を受け取れます。とはいえ、派遣社員やパート・アルバイトは有期雇用契約であることがほとんどなので、「1年を超えて勤務することが確実である」「雇用保険に加入している」という要件を満たせないことも。派遣やパート、アルバイトの方が再就職手当を受給するには、厳しい条件をクリアしなければなりません。
参照元:
ハローワークインターネットサービス
「就職促進給付」
「再就職手当のご案内」
再就職は難しい?成功させる6つのコツ
ここでは、再就職を成功させるコツを6つご紹介します。「再就職は難しそう」「なかなか再就職先が決まらない…」と不安を感じている方は、ぜひチェックしてみてください。
1.40代・50代は難しい…できるだけ早く行動に移そう
再就職を検討するなら、できるだけ早く、遅くとも30代前半のうちに行動しましょう。再就職は、40代・50代と年齢が上がると求められる内容と希望条件にミスマッチを起こしやすく、難しくなる傾向があります。特に異業界への再就職は、「一から新しい業務を覚えて実績を出すのは厳しいのでは」と懸念されてしまうため、さらにハードルが上がります。20代・30代の再就職はそれほど難しくないため、思い立ったらすぐ動きましょう。
2.業界・企業を徹底的にリサーチする
業界・企業研究は徹底的に行いましょう。再就職先に前職と同じ業界を志望している場合でも、ブランク期間があれば状況が変わっている可能性も否めません。自分のスキルや実績を洗い出し、ニーズのありそうな業界・企業を調べてみてください。
3.多様な働き方を検討し条件を絞り過ぎない
再就職の場合、希望条件は絞り過ぎないのがおすすめ。新卒採用と違って、再就職の募集人数は少ない傾向があります。また、働き方改革などの影響により、最近はリモートワークや短時間勤務など、多様な働き方が検討できるようになりました。視野を広げて探すと、自分のスキルや希望する職場環境、条件に近い職場を見つけやすくなるでしょう。
4.再就職後に発揮できるスキルを明確にしておく
面接対策として、再就職後に発揮できそうなスキルや経験、実績をはっきりさせておきましょう。履歴書や職務経歴書は、ただ自分の経験やスキルを羅列すれば良いものではありません。応募先企業の事業や業務内容をよく理解したうえで、そこで自分のどのような強みを発揮できるのかをアピールすることが大切です。
5.ブランクになりそうな場合は基本手当を受給する
新しい職場に就職するまでに、一旦落ち着いて休みたい…という方もいるのではないでしょうか。雇用保険加入者は、一定の条件下で基本手当を受給できます。十分な貯金がない場合、失業中は金銭的に余裕がないもの。不安のない状態で再び求職活動を行えるよう、手当を活用するのがおすすめです。基本手当の受給条件については、ハローワークインターネットサービスが提供する「基本手当について」を参考にしてください。再就職後は、「再就職手当とは?」でご紹介した再就職手当の受給退職者になるかも確認しましょう。
6.再就職支援サービスを活用する
再就職に向けた求職活動をする際は、再就職支援サービスを活用しましょう。再就職支援には、公的施設であるハローワークや民間の転職エージェントなどが当てはまります。一人で再就職活動を行う場合は、転職サイトの利用が便利です。ただし、転職サイトは自分で求人を探して応募するのが一般的で、再就職支援サービスのようなサポートはありません(※例外もあります)。再就職支援サービスを受ければ、履歴書や職務経歴書の添削をしてくれたり、面接対策のアドバイスをしてくれたりといったサポートが受けられます。次項では、再就職支援サービスの一つ、転職エージェントを利用するメリットを解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
再就職支援サービス!転職エージェントのメリット
前項でご紹介した再就職支援サービスのなかで、転職エージェントを利用するメリットをご紹介します。活用すると、再就職の成功率がぐっと高まるはずです。
アドバイザーのフォローを受けられる
再就職のための求職活動で転職エージェントを使う大きなメリットは、プロのアドバイザーのフォローが受けられることでしょう。転職エージェントでできるのは、求人紹介や面接の日程調整、企業との交渉代行サービスなどさまざまです。相談から内定までトータルサポートを受けられるため、一人での求職活動に不安を感じている人には心強い味方になるでしょう。
非公開求人を紹介してもらえる
先述したように、再就職先としてふさわしい企業の求人を紹介するのが転職エージェントのサービスの一つです。それだけだと「自分で調べても同じなのでは?」と思うかもしれませんが、転職エージェントでは「非公開求人」を紹介してもらえるメリットがあります。非公開求人とは、事業戦略に直結しているなどの事情によりあえて公開していない求人のこと。転職エージェントでは、自分で調べても探せない求人を紹介してもらえる可能性があります。
応募書類作成や面接対策のノウハウを教えてもらえる
先述したように、一人での求職活動は、応募書類や面接対策にミスがあっても指摘してくれる人がいません。その点、就職エージェントでは、プロのアドバイザーが応募書類の添削はもちろん、作成のノウハウを教えてくれたり、模擬面接を実施してくれたりすることも。実際の面接では、面接官の質問の意図を正しくくみ取っているか、マナーがきちんと守れているかなどもチェックされます。自分以外の第三者の手を借りることで、より良い対策ができるはずです。
「再就職しようと考えているがブランクがある…」「一人ではどう求職活動をすべきか分からない…」。再就職のための求職活動では、このようなお悩みを抱える人は少なくありません。久しぶりの求職活動に不安を感じている人は、転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。
ハタラクティブは、若年層向けの就職・転職サポートサービス。退職後にブランク期間のある方の就職活動も、専任の就活アドバイザーが丁寧に支援いたします。「再就職先に馴染めるか心配」という方へは、ハタラクティブが実際に取材して得た社風や職場の雰囲気といった情報を細かくお伝えすることが可能です。サービスはすべて無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。