再就職手当とは?必要書類はいつ・どこでもらえる?

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この記事のまとめ

  • 再就職手当の必要書類は「採用証明書」「再就職手当支給申請書」「雇用保険受給資格証」
  • 採用証明書は内定が決まり次第、再就職先に記入してもらう
  • 再就職手当支給申請書は、ハローワークへの必要書類提出でもらえる
  • 再就職手当の申請期限は就職した日の翌日から1ヶ月以内だが、時効期間が2年間ある
  • 再就職手当に必要な書類を会社が書いてくれない場合は、ハローワークに連絡する

失業給付期間中に再就職が決まると、再就職手当の申請が可能です。しかし、受給条件や必要書類が分からないと手続き自体できず、給付金対象にもかかわらずもらえない可能性もあるので注意が必要です。このコラムでは、再就職手当に必要な書類の取得方法や申請の流れについて解説。再就職手当の手続きについて知り、前向きな転職を目指しましょう。

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再就職手当に必要な書類とは?

再就職手当に必要な書類は「採用証明書」「再就職手当支給申請書」「雇用保険受給資格者証」です。書類の提出期限は原則再就職した日の翌日から1ヵ月までですが、時効期間である2年の間であれば申請は可能です。

まずはハローワークに報告する必要があるため、内定が決まったときは速やかに連絡しましょう。

採用証明書

採用証明書は、就職が決まったことを証明する書類です。再就職先に必要項目を記入してもらった採用証明書を用いて、失業給付の停止と再就職手当の申請を行います。

原則、就職する日の前日までに提出が必要なため、内定が決まったあとは速やかに再就職先に記入してもらいましょう。就職日の前日までに提出できない場合は、ハローワークへ連絡し提出予定日を伝えてください。

採用証明書について詳しく知りたい方は「採用証明書とは?必要になる状況と書いてもらうタイミング」のコラムがおすすめです。

再就職手当支給申請書

再就職手当支給申請書は、入社後に再就職先に記入してもらう書類です。以下は、再就職先が記入する項目となります。

ハローワーク インターネットサービス「再就職手当支給申請書」の画像

引用元:ハローワーク インターネットサービス「再就職手当支給申請書

再就職手当支給申請書は原則、就職後1ヵ月以内に提出する必要があります。なお「17.雇用期間」の欄で1年を超えて雇用する見込みが「無」に該当すると、再就職手当が受け取れません。

参照元
厚生労働省
雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり

雇用保険受給資格書証

雇用保険受給資格者証は、失業給付の受給資格があると認定されたことを証明する書類です。以下が記載してあり、再就職手当の支給要件や支給額を決定するために使います。

・雇用保険の被保険者番号
・離職年月日
・基本手当日額
・所定給付日数

雇用保険受給資格者証は失業給付を受け取る資格があることを証明する書類で、再就職手当の受給にも用いられます。

テキストテキスト再就職手当とは

再就職手当は、失業給付の受給期間中に再就職が決まった方がもらえる手当です。給付額は失業給付残日数の60〜70%で、いわば「就職祝い金」の意味合いで受け取れます。失業給付を受給中の求職者が「全額受給するまで就職しないでおこう」と考えて転職の機会を逃さないよう、早めの再就職を促す目的で再就職手当が支給されます。再就職手当の詳細は「再就職手当支給申請書の書き方を記入例つきで紹介!支給を受ける条件とは」のコラムをご覧ください。

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再就職手当の必要書類はどこでもらえる?

再就職手当の手続きに必要な「雇用保険受給資格者証」「採用証明書」「再就職手当支給申請書」がどこでもらえるかを、それぞれ以下にまとめました。

雇用保険受給資格者証は受給説明会で受け取る

雇用保険受給資格者証はハローワークで失業給付の申請手続きを行ったあと、受給説明会に参加すると受け取れます。詳しくは「雇用保険受給資格者証とは?いつどこでもらえる?見方や再発行方法も解説!」のコラムで解説しています。ぜひご覧ください。

採用証明書は「雇用保険受給資格者のしおり」にある

採用証明書は失業給付の受給説明会でもらう「雇用保険受給資格者のしおり」に入っています。紛失してしまった場合は、ハローワークのWebサイトからダウンロードできるので、必要に応じて自分で準備しましょう。

再就職手当支給申請書はハローワーク窓口でもらえる

再就職手当支給申請書はハローワークの窓口で「採用証明書」「雇用保険受給資格者証」「失業認定報告書」の3点を提出すると受け取れます。また、ハローワーク インターネットサービスの「再就職手当支給申請書」からもダウンロード可能です。

参照元
ハローワーク インターネットサービス
就職促進給付

再就職手当の申請書類を提出するときの流れ

実際に再就職手当の申請書類を提出するときの流れについて、分かりやすく説明します。大きく分けて4ステップで完了します。

1.採用証明書をハローワークに提出する

内定が決まり次第、再就職先に採用証明書を記入してもらい、ハローワークへ提出しましょう。採用証明書は失業給付の支給残日数を割り出すために必要な書類です。再就職手当を受給するためには、失業給付の支給残日数が3分の1以上残っている必要があります。

申請期限があるので注意

再就職手当の申請期限は、再就職した日の翌日から1ヵ月以内です。ただし、時効期間が設けられており、就職した翌日から2年以内であれば申請できます。内定から入社まで慌ただしく申請し忘れてしまった場合でも、手続き可能です。
なお、再就職手当は失業給付の支給残日数に応じて支給されます。一般的に、支給残日数が3分の1以上残っていれば60%、3分の2以上残っていれば70%の金額がもらえるでしょう。

2.ハローワークから再就職手当支給申請書を受け取る

「採用証明書」「雇用保険受給資格者証」「失業認定報告書」の3点をハローワークの窓口へ提出し、再就職手当支給申請書を受け取ります。

3.再就職先に再就職手当支給申請書を書いてもらう

再就職先に入社後「再就職手当支給申請書」を記入してもらいましょう。加えて、再就職先が前の会社や派遣先と関連がないことを証明する書類や、勤務実績を証明する書類も依頼する必要があります。勤務実績を証明する書類は、タイムカードの写しでも問題ありません。

再就職手当の書類を会社が書いてくれないときは

再就職手当に必要な「採用証明書」や「再就職手当支給申請書」を会社が書いてくれないときは、ハローワークへ連絡しましょう。特に「採用証明書」は、入社後でないと書いてくれない会社もあるようです。提出が遅れても申請を受け付けてもらえる可能性があるので、ハローワークへ事情を伝えて指示を仰いでみてください。

4.ハローワークに申請書と雇用保険受給資格証を提出する

ハローワークへ「再就職手当支給申請書」と「雇用保険受給資格者証」を提出しましょう。併せて、再就職先に依頼していた、前の会社や派遣先と関連がないことを証明する書類や勤務実績を証明する書類も提出します。

各書類は再就職手当の認否を判断するために使用されます。書類がそろうまでは時間がかかるため、申請は余裕をもって行ないましょう。なお、郵送で書類を提出する場合は返信用封筒の準備も必要です。

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再就職手当に関するFAQ

再就職手当に関する疑問や悩みをQ&A方式でお答えします。

再就職手当を満額もらうには?

失業給付を1度も受給せずに再就職が決まれば、再就職手当が満額もらえる可能性はあります。
満額もらえる可能性が高いのは、失業給付が受給できると決まり、7日間の待機期間終了後すぐに内定を獲得したケースです。満額受給の方法は「再就職手当の計算方法とは?基本手当日額や算出の仕方について解説!」のコラムでも触れています。

再就職手当の計算方法を教えてください

再就職手当の受給額は「失業給付における基本手当の支給残日数×基本手当日額(一定上限あり)×給付率」で決まります。
給付率は失業給付の支給残日数が3分の1以上なら60%、3分の2以上なら70%です。

再就職手当をもらうための条件は?

再就職手当をもらうには、以下8つの条件をすべて満たす必要があります。

・雇用保険の加入

・1年を超えて雇用されるのが確実
・過去3年以内に再就職手当を受給していない
・離職した事業所への再就職ではない
・待機期間7日終了後の就職
・離職先と再就職先が密接な関係にない
・失業保険の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上
・自己都合の退職後、待機期間後1ヶ月内でハローワークまたは職業紹介事業所の紹介により就職

条件を満たすと、派遣社員の方も支給対象になります。詳細は「ハローワークで再就職手当をもらう条件は?必要書類と手続きの方法を解説」のコラムでご確認ください。派遣社員の方は「再就職手当は派遣社員ももらえる?受給条件と手続き」のコラムも確認しておきましょう。

参照元
厚生労働省
Q&A~労働者の皆様へ(基本手当、再就職手当)

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