再就職手当支給申請書の書き方を記入例つきで紹介!支給を受ける条件とは

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この記事のまとめ

  • 再就職手当とは、早期に再就職した際に失業手当の何割かを祝い金として貰える制度
  • 再就職手当の受給を申請するためには、採用証明書と再就職手当支給申請書が必要
  • 再就職手当支給申請書には、再就職先に記入してもらう項目がある
  • 再就職手当支給申請書は、申請期限内に提出する必要がある

「再就職手当が何か知らない」という方もいるでしょう。再就職手当とは、一定の条件を満たすと再就職した際に支給される祝い金です。しかし、申請には再就職手当支給申請書の記入や各種手続きが必要なため、受給方法を知らないと混乱することも。
このコラムでは、申請に必要な再就職手当支給申請書の書き方を、記入例つきで紹介します。手続きのポイントもまとめているので、申請を考えている方は参考にしてください。

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再就職手当とは

再就職手当とは、失業手当受給中に早く再就職をした場合に、残りの何割かを祝い金として支給してもらえる制度です。雇用保険の失業給付を受けていて、早期に次の職場が決まった方を対象に給付されます。失業手当の残りの受給期間が残り3分の1であれば残額の60%、残りが3分の2であれば残額の70%が支給される金額になります。なお、再就職手当の支給を受けるには申請書の記入や手続きが必要です。再就職手当は「ハローワーク就職祝い金」ともいい、その名のとおりハローワークを通じて支給されます。支給に必要な手続きを詳しく知りたい方は、最寄りのハローワークの窓口で聞いてみるのも良いでしょう。

再就職手当の支給を受けるまでの6つのステップ

再就職手当の支給を受けるには、いくつかの書類を記入し、ハローワークに提出する必要があります。ハローワークに再就職先の決定を伝えたあと、再就職手当支給までのステップは大きく分けて6つです。以下の内容を参考に、ハローワークに書類を提出しましょう。

1.ハローワークで採用証明書をもらう

採用証明書とは、適正な給付を行うために、再就職先の事業主に再就職した年月日を証明してもらう書類です。失業手当(基本手当)の受給手続きを行う際に、ハローワークで渡される「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」に含まれています。採用証明書は失業手当の受給を停止し、再就職手当の申請を行うためにも必要です。なお、採用証明書は、ハローワークのWebサイトからも印刷可能です。原本を紛失してしまった場合は、PDFファイルをダウンロードして印刷しましょう。

2.再就職先に採用証明書を記入してもらう

採用証明書は、主に再就職先に記入してもらう書類です。本人記入欄は支給番号・氏名・生年月日・住所・電話番号のみなので、あらかじめ記入してから再就職先の担当者に渡しましょう。支給番号は、雇用保険受給資格者証に記載されているので確認してください。

3.採用証明書をハローワークに提出する

採用証明書の記入が済んだら、ハローワークに提出しましょう。また、あわせて雇用保険受給資格者証と失業認定報告書の提出も必要です。採用証明書は再就職先の内定日から提出可能で、提出期限は再就職日の前日となります。期限が短い理由は、再就職先での勤務が始まるまでに、失業手当の受給を停止しなければならないからです。内定が出た時点で、採用証明書を記入してもらえるように再就職先にお願いしましょう。

4.ハローワークから再就職手当支給申請書をもらう

ハローワークで採用証明書や雇用保険受給資格者証、失業認定報告書を提出したら、再就職手当支給のための支給申請書を受け取ります。再就職手当支給申請書とは、再就職手当の受給条件を満たしているかどうか、審査を行うために必要な申請用紙です。「再雇用手当支給申請書」や「再就職手当支給申告書」とも呼ばれています。再就職手当支給申請書も、ハローワークのWebサイトからのダウンロードが可能です。

5.再就職先に再就職手当支給申請書を記入してもらう

再就職手当支給申請書をもらったら、再就職先には、早めに申請書の記入を依頼しましょう。再就職手当支給申請書にも、再就職先が記載する項目があります。再就職手当がスムーズに支給されるよう、入社日から1ヶ月以内をめどに再就職手当支給申請書をハローワークに提出するようにしましょう。また、あわせて再就職先が退職した会社と関係がないことを証明する書類も記入してもらう必要があります。

6.雇用保険受給資格証と一緒にハローワークへ提出する

再就職手当支給申請書を再就職先で記入してもらったら、雇用保険受給資格証と一緒にハローワークへ提出しましょう。前職と無関係であることを証明する書類や再就職先での勤務実績が分かる書類の提出も求められるので、準備しておくと手続きがスムーズです。提出方法は直接ハローワークに足を運んで申請書を渡すほか、郵送による提出も受け付けています。ハローワークでは、書類送付用の封筒も用意されているので、事前にもらっておくと良いでしょう。なお、郵送の場合は万が一に備え、書類を郵送した記録が確実に残るように、特定記録郵便で発送することをおすすめします。
ハローワークでは、再就職手当のほかにも就業促進定着手当という給付金の申請が可能です。支給条件や支給額、申請手続きの方法は「就業促進定着手当とは?支給条件や手続きの方法を紹介」でまとめています。再就職手当とあわせて申請したい方は、チェックしてみましょう。

再就職手当の申請期限は再就職日の翌日から1ヶ月以内

再就職手当の支給を受けるには、再就職した次の日から1ヶ月以内が申請期限です。期限が短いので早めに申請するよう、心掛けましょう。なお、再就職手当の申請には2年の時効が設けられています。再就職した次の日から2年以内であれば、遡って再就職手当を申請できるのであきらめずに書類を用意して手続きを進めましょう。

再就職手当支給申請書の書き方

ここでは、再就職手当支給申請書の書き方を記入例つきで紹介します。再就職手当支給申請書の記入には細かい注意点が多いので、しっかり確認しておきましょう。

本人記入欄の書き方

再就職手当支給申請書の記入欄には、本人記入欄と事業主の証明欄があります。まずは本人記入欄を埋めてから、再就職先に記入を依頼しましょう。詳しい書き方は以下のとおりです。

氏名・電話番号・郵便番号・住所を記入する

再就職手当支給申請書の氏名・電話番号・郵便番号・住所は、本人記入欄です。一文字ずつ記入するよう枠が設けられているので、書式にしたがって記入しましょう。氏名は「姓」と「名」で記入欄が別れているので、誤って続けて書かないよう注意してください。郵便番号や電話番号は、アラビア数字で記入します。
住所の記入欄は3行に分かれており、1行目は「市・区・郡および町村名」で2行目は「丁目・番地」、3行目は「アパート・マンション名」を記入する項目です。住所は正式名称で記入しましょう。Webサイトの記入例を見ると、住所の丁目や番地などが「△-△△-△」のように、ハイフンで省略されている例が見受けられます。しかし、再就職手当支給申請書では「丁目・番地」で書くよう記載されているため、「△丁目△△番地△号」のように、省略せず丁寧に書いたほうが良いでしょう。番地はアラビア数字ではなく、漢数字で書くのがおすすめです。

再就職手当支給申請書1の画像

引用:インターネットハローワークサービス「再就職手当支給申請書

申請年月日と申請者氏名を書く

再就職手当支給申請書を書く際に忘れてはならないのが、申請年月日と氏名の記入です。申請年月日は、ハローワークに提出する日付、または郵送で発送する日付になります。スムーズに再就職手当を受けられるためにも、申請年月日には十分注意してください。また、申請者氏名の記入は、自筆で行うようにしましょう。申請年月日と申請書氏名の欄の上にある項目は、「ロ」を選択します。「イ」に当てはまる場合は、再就職手当の受給資格がないので注意してください。

再就職手当支給申請書2の画像

引用:インターネットハローワークサービス「再就職手当支給申請書

印鑑で捺印する

再就職手当支給申請書に申請年月日と署名を記入したら、最後に捺印をしましょう。なお、朱肉不要のスタンプタイプは、簡易印鑑のため認められません。捺印の際は、朱肉を用いて押印するタイプの印鑑を使用してください。

事業主記入欄は再就職先が記入

再就職手当支給申請書の事業主の証明と書かれている部分は、再就職先の担当者が記入します。本人記入欄を埋めたら担当者に渡して、必要事項を書いてもらいましょう。再就職手当の申請期限に間に合うように、早めに依頼することをおすすめします。
再就職手当の支給申請書についてさらに詳しく知りたい方は、「転職したら貰えるかも…再就職手当の支給申請書とは」のコラムもあわせて参考にしてください。

再就職手当支給のために必要な9つの条件

再就職手当を受けるには、9つの条件をすべて満たす必要があります。1つでも条件に当てはまらない場合、再就職手当を受けることができません。ここでは、再就職手当の支給を受ける条件を詳しくまとめているので、参考にしてください。

1.雇用保険に加入している

再就職手当の支給を受けるには、雇用保険に加入している必要があります。雇用保険とは、労働者を雇用する事業に関して適用される保険制度です。再就職先で雇用保険に加入できるか、あらかじめ確認しておきましょう。なお、雇用保険は雇用形態に関わらず加入できます。

2.基本手当受給までの待機期間のあとに再就職している

雇用保険の基本手当受給の手続きを行ったあと、待機期間を終えたあとの再就職で、再就職手当を受給できます。離職票の提出と求職の申し込みを行った日から7日間は、失業手当が支給されない待機期間です。待機期間中に、ハローワークでは失業の判断を行うための事務処理を行います。待期期間中に再就職してしまうと失業の状態ではなくなり、再就職手当を受けられないので注意しましょう。

3.基本手当の支給残日数が3分の1以上ある

再就職手当が支給されるのは、基本手当の支給残日数が3分の1以上残っている場合のみです。再就職手当は、早期の再就職を促進する給付金制度です。そのため、失業手当の支給残日数がどれだけ残っているかが重要な要素となります。たとえば、所定給付日数が90日の場合は30日以上、120日の場合は40日以上、支給残日数がなければなりません。
再就職手当の支給金額は、基本手当の支給残日数によって異なります。3分の1以上の場合は60%、3分の2以上の場合は70%が再就職手当として支給される金額です。再就職が早ければ早いほど、その支給金額が増えます。

4.前職と再就職先が無関係である

再就職手当を受けるには、再就職先が前職と同じ職場でなく、無関係でなければなりません。前職から紹介を受けた再就職先だったり資本や資金、人事、取引面で密接な関係が合ったりする場合、再就職手当の支給対象外です。前職と同じ業界・職種に再就職する際は、関係性がないか確認しておきましょう。

5.ハローワークや職業紹介事業者経由の再就職先である

失業手当の給付制限期間が始まってから1ヶ月の間は、ハローワーク、あるいは大手転職サイトのような厚生労働省が許可した紹介所で見つけた職場への再就職でなければ、再就職手当の支給対象になりません。ただし、給付制限期間が1ヶ月を超えている場合、ほかの条件をすべてクリアすれば、知人の紹介や新聞広告から再就職先を見つけても再就職手当が受けられます。失業手当の支給開始後も小名同様です。さらに詳しく知りたい方は、「再就職手当はハローワーク以外で内定が出ても支給される?受給条件を解説」のコラムもあわせてご参照ください。

6.1年以上の勤続が確定している

再就職先で1年以上の勤続が確定していなければ、再就職手当の支給対象になりません。短期の派遣スタッフのように、雇用期間が定められた派遣就業で雇用契約の更新が見込まれない場合は、再就職手当が受けられないのです。また、損害保険会社の代理店や研修生生命保険会社の外務員のように、1年以下の雇用期間が定められており、更新のために一定の目標達成が必要な場合も同様です。再就職する際は、確実に1年以上の雇用が見込まれるか確認しましょう。

7.再就職手当の支給決定日までに離職していない

再就職手当の支給決定日までに離職すると、支給対象から外れます。なお、支給決定日の直後に離職した場合は、再就職手当ではなく、残りの基本手当分の金額が支給されることもあります。状況に応じて対応が異なるので、ハローワークの窓口で確認するのが確実です。

8.受給資格決定前に内定をもらっていない

基本手当の受給資格決定前に内定をもらうと、再就職手当の支給対象にならないので注意しましょう。再就職手当の受給資格は、求職の申し込みや失業手当の手続きを行うタイミングで決定します。そのため、手続きを行う前に再就職先から内定をもらった場合は失業期間がなく、再就職手当を受けられません。再就職手当の支給を受けたい方は、転職活動を行うタイミングに注意しましょう。

9.過去3年間に再就職手当を受給していない

過去3年間に再就職手当を受給していないことも、条件の一つです。再就職手当のほか常用就職支度金、あるいは早期再就職支援金の支給を受けていた場合、条件を満たしていないことになります。
なお、就業日前からさかのぼって3年以内に再就職した際に、再就職手当を含む上述の手当を受けていない方は、再就職手当の受給対象です。

参照元
厚生労働省
再就職手当のご案内
ハローワークインターネットサービス
よくあるご質問

再就職手当支給額の計算方法

再就職手当の支給額は、基本手当の支給残日数によって異なるため、計算方法が2通りあります。以下の計算式を参考に、再就職手当の支給額を計算してみましょう。

・支給残日数が所定給付日数の3分の1以上の場合…基本手当日額×支給残日数×60%
・支給残日数が所定給付日数の3分の2以上の場合…基本手当日額×支給残日数×70%

基本手当の日額目安は、前職の離職前6ヶ月の給与総支給額の合計÷180×給付率です。なお、給付率は離職時の年齢や賃金に応じて、45%〜80%の間で変動します。基本手当の日額には上限額があり、離職時の年齢が60歳未満の場合は6120円、60歳以上65歳未満の場合は4950円です。再就職手当の計算が合わないときは、上限以上の金額で計算していないか確認しましょう。
詳細な計算方法は、「ハローワークが支給する再就職手当とは?条件や計算方法」で解説しています。あわせて確認してみてください。

参照元
厚生労働省
再就職手当のご案内

再就職手当の支給を受けるまでの注意点

再就職手当の支給をスムーズに受けるためには、申請年月日の確認と審査期間の長さを念頭に置いて行動するのが大切です。再就職手当支給申請書を提出したあと、再就職手当が支給されるまで時間が掛かります。

申請年月日を確認しておく

申請年月日が再就職した翌日から起算して1ヶ月を過ぎている場合、再就職手当の支給が遅れます。再就職手当は申請期限を過ぎても2年の時効があるため、申請自体は可能です。しかし、ハローワーク側の事務処理が増えるため、申請期限内に手続きを行ったときよりも支給に時間が掛かります。再就職手当支給申請書は、できる限り期限内に提出しましょう。

審査には時間が掛かる

再就職手当は支給の前に審査が行われます。審査は終了まで早くて1ヶ月、場合によっては3ヶ月近く時間が掛かることも。審査が終わったあとは、支給か不支給の決定通知が送られます。支給決定通知が届いた場合、およそ1週間後に再就職手当が振り込まれるので、焦らず気長に待つようにしてください。
新生活の始まりには出費が重なります。早く再就職先が見つかった場合には、ぜひ再就職手当を活用して、新生活を充実させましょう。

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再就職手当に関するFAQ

ここでは、再就職手当や再就職手当支給申請書に関する疑問にお答えします。申請手続きにお悩みの方は、チェックしてみましょう。

再就職手当は転職したら必ずもらえる?

条件を満たした人だけが、再就職手当を受給できます。再就職手当を受けるための条件は9つです。すべて満たさないと支給対象にならないので、事前に確認しておきましょう。詳しい需給条件が知りたい方は、「再就職手当はハローワーク以外で内定が出ても支給される?受給条件を解説」を参考にしてください。再就職手当とあわせて申請できる就業促進定着手当の受給条件もまとめています。

前職の雇用形態がアルバイトでも再就職手当は支給される?

雇用保険に加入していればもらえます。ただし、再就職先で1年以上の雇用が確定しており、再び雇用保険に加入するのが条件です。条件を一つでも満たしていないと、再就職手当が支給されないので注意しましょう。「再就職手当はパートでももらえる?受給の条件や計算方法を徹底解説!」では、アルバイト・パートが再就職手当を受給する方法をまとめています。詳しく知りたい方は、チェックしてみましょう。

再就職手当支給申請書は郵送しても良い?

構いません。ハローワークに直接提出するのが難しい場合は、郵送で再就職手当支給申請書を送りましょう。再就職手当支給申請書の提出期限は、再就職した翌日から1ヶ月以内です。期間が短いため、早めに手続きを行いましょう。再就職に関する手続きに不安がある方は、転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。転職活動のプロが、あなたの疑問にお答えします。

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