再就職手当は派遣社員ももらえる?受給条件と手続き

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この記事のまとめ

  • 再就職手当は条件を満たせば派遣社員も受け取れる
  • 前の派遣先やグループ会社への再就職は、再就職手当の支給対象外
  • 派遣社員が再就職手当を申請する際は、雇用期間が1年を超えるかチェックしよう
  • 再就職手当は就職してから約3ヶ月後に支給される

雇用保険加入者は、一定の条件を満たすと再就職手当を受給できます。失業保険を受けながら就職活動を行い、派遣社員として再就職が決まった方は「再就職手当はもらえるの?」と疑問に思うでしょう。このコラムでは、派遣社員が再就職手当がもらえるケース・もらえないケースをそれぞれ紹介します。また、受給条件や申請の流れも解説。派遣社員として再就職し、再就職手当の支給を受けたい方はぜひチェックしてみましょう。

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再就職手当とは

失業した雇用保険の被保険者が、失業保険を受けながら求職活動を行い、再就職が決まった際に受け取れるのが再就職手当です。失業保険の受給期間がどれくらい残っているかによって、再就職手当の金額が変化します。
失業保険を受けながら求職活動を行っていると、「最後まで受給してから再就職したい」と考える人もいるでしょう。しかし、失業保険を満額受給するよりも早めに就職先を見つけて再就職手当を受けたほうが、ブランクが短く済むうえまとまった金額を受け取れます。簡単に再就職できるとは限らないので、早めに求職活動を行ったほうが良いでしょう。
再就職手当の受給条件や必要な書類は「再就職手当とは?必要書類や受給条件について解説」で紹介しています。申請する予定の方は、あわせてチェックしてみましょう。

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再就職手当は派遣社員も受給できる?

再就職手当は条件を満たせば派遣社員も受給できます。「正社員でなければ申請できない」と考える人もいますが、再就職手当の受給条件に雇用形態の指定はありません。

再就職手当の受給条件

再就職手当を受けるには以下の条件をすべて満たす必要があります。派遣社員として再就職する方は、以下の条件を満たしているか確認しましょう。

雇用保険の被保険者である

原則として再就職手当を申請できるのは、雇用保険の被保険者です。雇用保険は1週間の所定労働時間が20時間以上、31日以上雇用される見込みがある労働者に加入義務が発生します。雇用形態に関わらず条件を満たした時点で強制加入です。自分が雇用保険に加入しているか不明な場合は、再就職先の担当者に確認してください。

待期期間満了後に就職している

待期期間が終わる前に再就職先が決まっているときは、再就職手当の支給対象外です。失業保険には申請後、受給資格が決定するまでに7日間の待期期間があります。待期期間に審査が行われ失業保険を支給するかが決定されるため、その前に再就職先が決まっている場合は再就職手当の支給対象外となるのです。

基本手当の支給日数が3分の1以上残っている

再就職手当は、失業保険(基本手当)の支給日数が3分の1以上残っていなければ受給できません。なお、残りの支給日数が3分の2以上ある場合は再就職手当の支給額が多くなります。再就職手当の支給額は失業保険の日額や残りの支給日数に左右されるので、早めの求職活動を心掛けましょう。

離職した事業所への再就職でない

再就職先が離職した企業の場合、再就職手当の支給対象外となります。また、離職した企業だけでなくグループ会社や取引先に就職した場合も、再就職手当を受給条件から外れるので注意しましょう。

1年以上の雇用が見込まれる

再就職手当が支給されるのは、1年以上の雇用が見込まれる場合のみです。雇用期間の定めがあり、雇用契約の更新が見込まれない場合は条件を満たしません。

ハローワークの求職申し込み前に内定を得ていない

ハローワークで失業保険の申請と求職申し込みを行うより前に、再就職先が決まっている場合は再就職手当の支給対象外となります。再就職手当を受給したい方は、求職活動を始めるタイミングに注意しましょう。

過去3年以内に再就職手当を受給していない

過去3年以内に再就職手当を受給している方は、再受給できません。また、常用就職支度金を受給していた場合も再就職手当の支給対象から外れるので、心当たりがある方は支給時期を確認しましょう。

条件を満たしている方は、再就職手当支給申請書をハローワークに提出することで手続きが完了します。「再就職手当支給申請書の書き方を記入例つきで紹介!支給を受ける条件とは」で記入例を添えて書き方を紹介しているので、参考にご覧ください。

参照元
ハローワークインターネットサービス
就職促進給付

給付制限がある場合は再就職のルートが限定される

失業保険の給付制限がある方は、待期期間満了後1ヶ月以内は再就職の方法が限られています。厚生労働省が許可した職業紹介事業者やハローワークを経由した就職先でなければ、再就職手当を受けられません。給付制限があるのは、国が認める理由以外で前職を自己都合退職した人です。ほとんどの人はこの条件に当てはまるので、待期期間満了後1ヶ月以内の求職活動は、応募方法に注意しましょう。

派遣社員が再就職手当を受けられないケース

同じ派遣会社に再就職したり派遣先でお世話になった企業に入社したりした場合、受給条件に当てはまらないため再就職手当を受けられません。同じ派遣先に再就職しないように、求人情報をよく確認してください。また、雇用期間が1年以上見込まれるか確認するのも大切です。派遣社員の雇用期間は、1年未満に設定されていることが多いですが、同時に「契約満了時に更新あり」などの文言が記載されていることも。原則更新であれば、1年以上の雇用が見込まれると認定される可能性があります。不安なときは、ハローワークの窓口で確認しましょう。
再就職手当は何かと入り用な就職後に役立つ給付金です。「確認不足で再就職手当がもらえなかった…」という事態を防ぐためにも、条件のチェックは慎重に行うことをおすすめします。

再就職手当申請の流れ

再就職手当の受給条件を満たしたら、ハローワークで申請手続きを行いましょう。失業保険の申し込みの段階から詳しく説明するので、以下の内容を参考に、再就職手当の申請を行ってください。

ハローワークに離職票を提出する

まずは退職したら、ハローワークに離職票を提出し失業保険の受給手続きを行います。必要な書類は以下のとおりです。

・離職票
・身分証および個人番号確認書類
・印鑑
・写真2枚
・本人名義の通帳もしくはキャッシュカード

手続きの際にハローワークの職員から今後の流れを説明されるので、メモを取りながら話を聞くことをおすすめします。不明点がある場合はそのままにせずに、すぐに質問しましょう。また、あわせてハローワークの求職申し込みも行うので、利用方法を覚えておくと求職活動の際に便利です。

7日間の待期期間後に再就職する

受給手続きの後、待期期間が満了したら再就職のために求職活動を行います。給付制限がある方は、1ヶ月はハローワークか職業紹介事業者経由の就職でしか再就職手当の申請ができません。求職活動を行う際は注意しましょう。就職先が決まったら「採用証明」をもらい、ハローワークに提出してください。ハローワークから「再就職手当支給申請書」を渡されるので、必要事項を記入しましょう。

再就職手当の支給申請書をハローワークに提出する

再就職手当支給申請書は、自分で記入する欄と再就職先に記入してもらう欄があります。提出期限は再就職日の翌日から1ヶ月です。スムーズに申請するためにも、早めに再就職先に記入をお願いしましょう。なお、再就職手当支給申請書は電子申請が可能です。ハローワークに出向くのが難しいときは、電子申請で提出すると良いでしょう。再就職手当は一定期間在籍していることを確認してから支給されるため、振り込まれるのは就職してからおよそ3ヶ月後です。焦らず気長に待ちましょう。

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再就職手当に関するFAQ

ここでは、派遣社員が再就職手当を申請する際によくあるお悩みを、一問一答形式で紹介します。再就職手当の支給額や申請手続きについて、不安がある方は参考にしてください。

ハローワーク経由の就職でしか再就職手当はもらえない?

ハローワーク以外の方法で再就職した場合も、再就職手当を受給できます。ただし、失業保険の給付制限がある方は注意が必要です。詳しくは「再就職手当はハローワーク以外で内定が出ても支給される?受給条件を解説」を確認してください。再就職手当の受給条件や申請が遅れた場合の対応についてまとめています。

再就職手当の支給額はいくら?

再就職手当の支給額は、失業保険の支給日数がどれくらい残っているかによって変わります。「再就職手当の受給条件とは?支給額の計算方法と対象外になるケースも解説!」で計算式を紹介しているので、気になる方は参考にしてください。再就職手当をいくらもらえるのかを知り、計画的に求職活動を行いましょう。

基本手当の満額受給より再就職手当のほうがお得?

再就職手当を受給したほうがお得です。基本手当を満額受給してから就職するのも良いですが、求職活動がうまくいかず苦労することもあります。気持ちに余裕があるうちに再就職をして、再就職手当を申請しましょう。「早期就職手当は失業保険よりメリット大!受給条件と受給額の計算式を解説」では、再就職手当を受給するメリットや申請の条件をまとめています。

いつまでに就職すれば再就職手当を得られる?

再就職手当は、失業保険が3分の1以上残っていなければ申請できません。確実に再就職手当を受給したい方は、早めに求職活動を行いましょう。再就職先を探す際は、転職エージェントのハタラクティブの利用をご検討ください。経験豊富なアドバイザーが、マンツーマンであなたの求職活動をサポート。カウンセリングから最短2週間で内定獲得を実現できます。

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