したい仕事がないフリーターがすべきことは？おすすめの職種も紹介！

正社員にならずにフリーターとして働く方のなかには、「働きたいのに仕事がない」とお悩みの方もいるでしょう。仕事の見つけ方を知ることで、悩みが解消される可能性もあります。このコラムでは、フリーターの方が「仕事がない」と思う原因や仕事選びのコツやおすすめの仕事などを解説。「したい仕事がない」「何がしたいか分からない」というフリーターの方は、ぜひ参考にしてみてください。

したい仕事がないためにフリーターを続ける人もいる

「働きたいのに仕事がない」「したいことやできる仕事がない」と感じているフリーターの方は少なくありません。「仕事がない」「就職できない」と感じる原因には、以下のような例が挙げられます。

• ・興味のある仕事がない
• ・資格やスキルがない
• ・職歴がない
• ・仕事へのハードルをあげている
• ・希望条件に合う正社員求人がない
• ・ライフスタイルに合った仕事がない

上記のほか、興味のある仕事がないこともフリーターの方が就職をしない理由として挙げられます。また、仕事に対する先入観から「就職はハードルが高い」「今の状況を変えたくない」と考え、就職活動に踏み切れないフリーターの方もいるでしょう。

「フリーターの割合は全人口でどれくらい？正社員になるためのコツも紹介」のコラムでは、日本におけるフリーターの割合や就職するためのポイントを解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。

新卒時の就職でやりたい仕事に就けた人はいる？

働く方のなかには、「新卒時の就職で本当にやりたい仕事に就けなかった」という方もいるでしょう。

ただし、はじめは理想の職場でなくても、働いているうちにやりたい仕事になるという可能性もあります。その仕事が自分のしたい仕事であるかどうかは、実際に働いてみるまで分からない部分もあるはずです。「新卒で就活を行ったとき、やりたい仕事がなかった」といった理由でフリーターを続けている場合は、社会人としての経験を積むために正社員就職を目指してみるのも良いでしょう。

フリーターの仕事選びのコツは？

アルバイトとして働いている方のなかには、「正社員になりたいけれど、やりたい仕事が思い浮かばない…」という悩みを抱えている方もいるでしょう。興味のある仕事を見つけるためには、以下の方法を試してみてください。

楽しかったことや自分ができることを考えてみる

自分のやりたいことが分からないときは、アルバイトや過去の経験で楽しかったこと、自分の得意分野から興味をもてる仕事がないか考えてみましょう。楽しかったことや得意分野に関わる仕事であれば、就職したあとに「さらにスキルを伸ばしたい」「関連する分野にもチャレンジしてみたい」と思えるようになる可能性があります。

身につけたいスキルを考える

職種や業界、企業から仕事を選ぶのが難しい場合は、仕事を通してどのようなスキルを身につけたいか考えるのも一つの方法です。身につけたいスキルが分からないときは、自己分析で自分の強みを把握してみましょう。強みにつながるスキルを身につけられる職種や業界は、自分に向いている仕事である可能性があります。

「スキルに自信がなくて不安…」というフリーターの方は、「フリーターでスキルなしでも就職可能？スキルアップの方法も紹介！」のコラムをご覧ください。また、自己分析の方法については、「自己分析が大事！「やりたいこと探し」の方法とは」のコラムで詳しく解説しています。

仕事でやりたくないことを考える

仕事でやりたくないことを考え、消去法で職種や業界から就職先を探す方法もおすすめです。これまでの学生生活やアルバイト経験から、苦手なことを洗い出してみましょう。

たとえば「立ち作業は体への負担が大きいから避けたい」と思うのであれば、パソコン作業が基本の事務職を選ぶのも一つの方法です。反対に、「パソコンの扱いが苦手」という方は、飲食店や工場での仕事を選択肢に入れてみると良いでしょう。

仕事内容よりも「どのように働くか」を重視する

フリーターから就職したい仕事が思い浮かばないときは、「どのように働くか」を重視して考えるのもおすすめです。「ワークライフバランスを重視する」「時間をかけてキャリアアップを目指す」など、自分が希望する働き方について整理してみましょう。

働き方を重視することは充実感ややりがいにつながりやすく、働いているうちに就職先の仕事が好きになる可能性があります。

特定の職種や業界にとらわれずに仕事を探す

「仕事が見つからない」とお悩みのフリーターの方は、特定の職種や業界にとらわれず視野を広げて仕事を探すことも大切です。仕事探しをする際、業務内容や業界、働き方などを絞りすぎてしまい「希望に合う正社員求人がない」と悩む方もいます。

仕事探しの軸を明確にするため、「絶対にゆずれない条件」を決めておくことは重要です。しかし、こだわりを強くもち過ぎるあまり条件に合う求人が見つかるまで応募を見送り続けてしまうと、結果的にフリーター期間が長くなる場合も。応募先の企業に求める条件には優先順位を決め、ミスマッチが生じない程度に妥協点を見つけましょう。

フリーターから正社員就職を目指す際のポイントについては、「フリーターとは？一人暮らしは実現できる？正社員就職のポイントも解説」のコラムでも解説しているので、ぜひご一読ください。

したい仕事がないフリーターにおすすめなのは？

この項では「したい仕事がない」「決め手に欠けて行動を起こせない」というフリーターの方に、おすすめの仕事を紹介します。就職先の選択肢としてどのような仕事があるのか、以下を参考にしてみてください。

安定した仕事

安定した仕事とは、主に時代の変化に「左右されにくい仕事」や「順応していける仕事」などを指します。また、「経営状況が安定している」「給与が安定している」といったことも安定した仕事の特徴です。安定した業界の例としては、電気・ガス・エネルギーといったインフラ業界やIT業界、介護業界などが当てはまるでしょう。将来的にも需要のある仕事といえるため、「長く働きたい」という安定志向の方におすすめといえます。

手に職をつけられる仕事

手に職をつけられる仕事とは、専門的な知識や技術が必要な職業のことです。専門知識が必要な仕事は、「需要はあるものの職務に就ける人材が足りない」といった悩みを抱えている企業もあります。また、働くなかで業務に役立つ資格を取得しておけば、将来転職する際、知識と経験を強みに仕事探しができる点もメリットです。

フリーターから挑戦できる手に職がつく仕事については、「フリーターから挑戦できる！手に職がつく仕事一覧」を参考にしてみてください。

珍しい仕事

「幅広い職種や業界から仕事探しをしても興味をもてるものがない」というフリーターの方は、一般的に募集が少ない珍しい仕事に目を向けてみるのも良いでしょう。珍しい仕事には、探偵や遺品整理士、ドローン操縦士、アウトドアガイド、果菜トレーダーなどがあるようです。

「珍しい仕事32選！高収入＆正社員として働ける職種や求人の探し方も紹介！」のコラムでは、さまざまな珍しい仕事を紹介しているので、こちらもぜひご覧ください。

就職したいフリーターは早めに行動を起こそう

「正社員就職したい」と考えている20代のフリーターの方は、できるだけ早めに行動を起こしましょう。スキルや職歴がなくても、20代であればポテンシャル採用のチャンスがあります。

就職・転職の際は30代・40代と年齢を重ねるごとに、企業からスキルや経験を求められるのが一般的です。また、年齢を重ねてから正社員就職を目指す場合、企業から「職場になじめるか」「仕事に対する伸びしろがあるか」といった懸念を抱かれる恐れも。フリーターから正社員を目指すなら、なるべく早く就職活動を始めることが大切です。

仕事がないというフリーターの方におすすめのサービス

ここでは、「仕事がない」とお悩みのフリーターの方に向けて、就職活動におすすめのサービスを紹介します。無料で就職活動をサポートしてくれるサービスもあるので、ぜひ活用してみてください。

ハローワーク

ハローワークは、厚生労働省が運営している雇用サービス機関です。地域密着型の求人を取り扱っており、求人の検索や応募、就職の相談、セミナーへの参加などができます。職歴や学歴を問わず応募できる求人もあるため、「働きたいのに仕事がない」とお悩みのフリーターの方におすすめです。

就職・転職サイト

就職・転職サイトとは、人材を募集している企業の情報や求人が掲載されているWebサイトのことを指します。自分のペースで仕事探しや応募ができるため、「アルバイトを続けながら就職・転職活動を進めたい」と考えるフリーターの方におすすめです。「既卒におすすめの就活サイトとは？特徴やエージェントとの併用方法もご紹介」のコラムでは、フリーターを含む既卒向けの転職サイトの特徴を解説しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。

就職・転職エージェント

就職・転職エージェントとは、求人紹介や面接対策、企業との面接日程や給与交渉などを総合的にサポートしてくれるサービスです。

ハタラクティブの「若者しごと白書2024　3-10. 就職活動・転職活動を始めるときの不安度（39p）」によると、「就職／転職の相談、サポートしてくれる人がおらず不安」と回答したフリーターの方は、「非常に不安」「やや不安」を合わせて52.9％と半数を超える結果でした。就職・転職エージェントが行っているサービス内容の詳細は、「就職エージェントとは？活用するメリットやデメリットを知ろう」のコラムで解説しています。効果的に活用するコツもご紹介しているので、エージェントにサポートを検討している方はご覧ください。

「正社員になりたいけど、就職活動の進め方が分からない」「一人で就職活動を行うことに不安がある」と感じているフリーターの方は、ぜひハタラクティブをご利用ください。就職・転職エージェントのハタラクティブでは、フリーターやニート、第二新卒といった若年層の就職・転職活動をサポートしています。プロのキャリアアドバイザーが求職者一人ひとりに合った求人を紹介するだけでなく、面接対策や応募書類の添削、内定後のアフターフォローも万全です。サービスはすべて無料のため、まずはお気軽にご相談ください。

参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024

就きたい仕事がないフリーターの方に向けたお悩みQ＆A

ここでは、「やりたい仕事がない」と悩むフリーターの方に向け、よくある質問とその回答をまとめています。以下を参考に疑問を解消し、前向きに就活をスタートさせましょう。

フリーター向けの就活のポイントを知りたいです

フリーターの方の就活のポイントは、就職しなかった理由を明確にすることや、既卒ならではの強みをアピールすることです。説得力のある志望動機を考えたり、面接でよく聞かれる質問への回答を用意したりして、万全の体勢で選考に臨みましょう。
「今から就活を始めるのは難しそう…」とお悩みの方は、「既卒就活の成功ポイント！プロによる面接対策のコツや実際の体験談をご紹介」をぜひご一読ください。

仕事の「適性」ってなんですか？

仕事における適性とは、「活かせる能力があるか」「企業の社風と自分の価値観が合っているか」などを指します。適性がある仕事に就けば、得意分野を活かしてスムーズに仕事ができたり、やりがいを感じられたりといった効果が期待できるでしょう。適性について詳しくは、「自分の適性に合う仕事の探し方とは？」のコラムをご覧ください。

「好き」を仕事にしても良いですか？

好きなことや趣味を仕事にすることは可能です。リスクやデメリットも考慮したうえで検討しましょう。「好き」という気持ちが仕事のモチベーションや成功につながる可能性がある一方で、「仕事にするほど好きではなかった」「担当する業務が望むことと違う」といった結果になることも考えられます。「好きなことを仕事にするにはどうしたら良い？就職のためのステップを解説」のコラムでも「好き」を仕事にすることについて解説しているので、参考にしてみてください。

自分に合う仕事の探し方を知りたいです

自分に合う仕事を探すには、楽しかったことや自分ができること、身につけたいスキルを考えてみて、関連する職種や業界を洗い出してみましょう。また、就職活動をサポートしてくれる転職エージェントを利用するのもおすすめです。「やりたいことがない」「したい仕事が分からない」というフリーターの方は、ハタラクティブにご相談ください。経験豊富な就職アドバイザーがカウンセリングをとおして、あなたの適性に合う求人をご紹介します。