データ入力の仕事内容とは?役立つスキルや正社員求人の有無を解説

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この記事のまとめ

  • データ入力の主な仕事内容は、PCや専用機器にデータを打ち込んでいくこと
  • データ入力の仕事では、顧客や売上などに関する重要な情報を取り扱う
  • タイピング力やデータ処理能力はデータ入力の仕事で役立つ
  • データ入力は正社員のほか、パートや派遣社員など幅広い雇用形態の求人がある
  • 正社員を目指すなら、広い視野をもって就活や転職活動を行う

「データ入力の仕事内容は?」と疑問をもつ方もいるでしょう。データ入力の仕事内容は、顧客情報や売上データなどをPCや専用端末に入力すること。素早く正確に情報を入力するスキルが求められる傾向にあります。

このコラムでは、データ入力の仕事内容や取り扱うデータについてまとめました。また、データ入力の仕事がおすすめな人や正社員求人があるかについてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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データ入力の仕事内容

データ入力の主な仕事内容は、顧客や売上などの情報を入力すること。PCを使った作業が主流ですが、専用の端末や機器を使用する場合もあるようです。

データ入力の仕事ではタイピングのスキルがある人材が重宝されやすく、入力作業の正確さと同時にスピードが求められる傾向にあります。会社によっては事務に近い業務が含まれる場合もあるので、応募前にしっかり仕事内容を確認しておきましょう。

仕事で取り扱うデータ

データ入力の仕事で取り扱うデータは、会社によってさまざまです。たとえば、顧客情報や契約内容、売上、アンケートの回答などを入力することがあります。画像やPDF内のデータ、手書きのデータを入力する場合もあるようです。

業界別の仕事内容の一例

業界によって、データ入力の仕事で取り扱うデータは異なります。業界別の仕事内容を解説するので、就職や転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

不動産系のデータ入力の仕事内容

不動産系のデータ入力の仕事内容は、主に物件の情報の入力です。新規物件の情報を入力するだけでなく、既存物件の情報が更新されたときにデータを上書きする仕事もあるでしょう。物件情報を正確に読み取り、ミスなくデータ入力を行うスキルが求められるようです

不動産業界への就職や転職を検討している方は、「不動産業界に就職するメリットとは?仕事内容や将来性について解説!」で仕事内容をご確認ください。

銀行系のデータ入力の仕事内容

銀行のデータ入力の仕事では、取引情報や申込情報、決算や投資に関連するデータなどを入力します。金融情報や個人情報のような重要なデータを取り扱うのが特徴です。銀行によっては、PCのほかに専用のシステムや端末を使ってデータ入力を行うこともあります。

データ入力の仕事の魅力

データ入力の仕事には、「在宅ワークできる可能性がある」「未経験から挑戦できる」といった魅力があります。ここでは、データ入力の仕事の魅力を詳しくまとめました。

在宅ワークができる可能性がある

データ入力の求人のなかには、在宅ワークが可能なものがあるようです。「通勤時間をほかのことに使いたい」「子育てや病気などの理由から通勤が難しい」といった場合は、在宅ワークができることは魅力の一つでしょう

データ入力以外にも在宅ワークができる仕事を探している方は、「未経験からリモートワークに挑戦できる?正社員を狙いやすい職種とは」のコラムもご一読ください。

PCスキルが身につきやすい

データ入力の仕事は、正確なタイピング能力やオフィスソフトのスキルが身につくのも魅力です。仕事で身につけたPCスキルを活かし、キャリアアップを目指すことも可能。転職活動の際に、PCスキルがあることをアピールすれば「即戦力になる」と評価されやすくなると考えられます。

未経験歓迎の求人が見つかることがある

未経験歓迎の求人が見つかることがあるのも、データ入力の仕事の魅力です。厚生労働省のjob tag「データ入力」によると、実際にデータ入力の仕事をしている人の46.2%が、入職前の実務経験について「特に必要ない」と答えています。

データ入力の経験がない方も、就職や転職を目指せるといえるでしょう

参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET) job tag データ入力

派遣やアルバイトなど多彩な雇用形態で働ける

データ入力の仕事は、雇用形態の異なる多彩な求人が出ている傾向にあります。派遣社員や契約社員、アルバイト、パートなどから自分のライフスタイルや希望に合う雇用形態を選びやすいでしょう

雇用形態ごとの特徴や違いは、「正社員になるべきか?雇用形態を比較して自分に合った働き方を見つけよう!」のコラムでご確認ください。

キャリアアップを目指せる

一般事務や営業事務などほかの職種へキャリアアップできる可能性がある点も、データ入力の仕事の魅力です。実際の仕事内容によって異なりますが、データ入力ではタイピング力や事務処理能力、ビジネスマナーなどが身につく傾向にあります。

未経験から挑戦できるうえ、さまざまなスキルを習得するチャンスがあるので、データ入力はキャリアを積みたい方におすすめといえるでしょう

データ入力の仕事内容が「きつい」といわれる理由

データ入力は、「仕事内容が単調」「時期によって多忙になる」といった理由で「きつい」といわれることがあるようです。データ入力の仕事に挑戦してみたい方は、以下で「きつい」といわれる理由も確認しておきましょう。

データ入力だけの仕事とは限らない

データ入力だけを担当するつもりで働き始めると、ほかの仕事を任されたときに「きつい」と感じることがあるようです。会社によっては、データの入力のほか電話対応やメールの管理など事務職のような仕事を行うこともあるでしょう

仕事内容がデータ入力だけでない場合、「やることや覚えることが多い」「入力に集中できない」といった理由で「きつい」と感じる可能性があります。

仕事内容が単調になりやすい

データ入力の仕事内容は単調になることがあります。同じような作業の繰り返しの場合、人によってはやりがいを見つけるのが難しく「きつい」と感じる可能性も。長時間におよぶ単調な作業によって集中力やモチベーションが低下することもあるでしょう

黙々と作業する必要がある

データ入力の業務では、最初に仕事内容を教えてもらったあと、一人で黙々と作業する場合があります。大勢でコミュニケーションをとりながら働きたい場合、一人での作業は「きつい」と感じる可能性があるでしょう。

また、静かな職場で働く場合、「分からないことを相談しにくい」と感じる方もいるようです

ノルマに追われる場合がある

データ入力の仕事は、ノルマが決められていることがあるようです。作業に慣れていない間はノルマの達成が難しく、「仕事がきつい」と感じる可能性があるでしょう。素早く正確な作業が求められるため、日常的にプレッシャーを感じることも考えられます。

繁忙期は労働時間が延びやすい

会社によって異なるものの、データ入力の仕事は時期によって業務量が変わる傾向にあります。締め日や年度末といった繁忙期には、入力するデータが増え、労働時間が延びる場合があるようです。

繁忙期に残業が必要になり、「プライベートの時間が減ってきつい」と感じる方もいるでしょう

データ入力の仕事内容を正確にこなすコツ

データ入力の仕事では、ミスのないように正確に作業することが大切です。ここでは、データ入力の仕事を正確に行うためのコツを解説します。

確認を徹底する

データ入力の仕事では正確性を求められる傾向にあるため、入力後の確認が大切です。入力内容にミスや漏れがないかを確認する習慣をつけましょう。「ダブルチェックをする」「時間をおいて見直す」などを試してみてください。

情報漏洩に注意する

データ入力の仕事では、契約情報や個人情報といった重要なデータを取り扱います。外部に情報を漏らしてしまわないように、十分に注意しましょう。「オフィスから資料を持ち出さない」「在宅ワークの際はPCの管理に気をつける」といった情報漏洩対策を行うことが重要です。

適度に休憩する

仕事中は、適度に休憩をとることを心掛けましょう。休憩なしで膨大なデータを入力していると、集中力が落ちてしまうことがあります。集中力が切れれば、入力ミスや作業効率の低下にもつながるので、適度な休憩でリフレッシュするのがおすすめです

データ入力の仕事がおすすめな人

以下では、データ入力の仕事が向いている人についてご紹介します。「データ入力は自分に合っている?」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

PCスキルに自信がある人

データ入力の仕事は、PCスキルを活かして働きたい人におすすめです。タッチタイピング(従来はブラインドタッチと呼ぶことも)ができる場合、即戦力として働ける可能性も。仕事内容によっては、オフィスソフトのスキルが役に立つこともあるでしょう。

仕事で使えるPCスキルについては、「基本的なPCスキルとはどこまで?履歴書の記載方法とスキルの身につけ方」のコラムで詳しくご確認ください。

効率的に働ける人

データ入力の仕事は、効率を考えて働ける人にも向いています。データ入力の仕事では、限られた時間内で膨大な情報を入力することが求められる傾向にあるためです。

「頻繁に使う単語を辞書登録する」「ショートカットキーを使いこなす」など、自分なりの方法で効率的に作業できれば、評価してもらえる可能性があるでしょう

注意深く作業に取り組める人

注意深く作業できる人もデータ入力の仕事に適しているといえます。なぜなら、契約内容や申込内容、個人情報などの重要なデータをミスなく入力する必要があるためです。慎重に作業に取り組めたり、ミスを繰り返さない工夫ができたりする場合は、データ入力の仕事をおすすめします

データ入力の仕事内容に役立つスキル

ここでは、データ入力の仕事に挑戦するときに必要なスキルをまとめています。どのようなスキルを身につければ、就職や転職で有利になるかを確認してみてください。

速いタイピング能力

データ入力の仕事には、速いタイピング能力が求められるでしょう。タイピングスキルが高いと、短時間で多くのデータを処理できます。

ただし、タイピングが速くても、ミスが多いと評価されにくいようです。データ入力の仕事では、正確に速く入力することが重要といえます

データ入力の仕事でアピールできる資格

データ入力の仕事に資格は必須ではありませんが、タイピング能力を証明できるものがあると採用担当者へのアピールにつながります。厚生労働省のjob tag「データ入力」によると、ビジネスキーボードやキータッチ2000といった検定が役立つことがあるようです。

データ入力の仕事を目指す場合は、資格の取得も検討してみましょう。

参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET) job tag データ入力

正確なデータ処理能力

正確なデータ処理能力も、データ入力の仕事に役立つスキルの一つです。デジタルデータにはさまざまな形態があるため、適切な方法で入力しないとエラーとなる可能性があるでしょう。正しく入力するためにも、データを適切に処理するための知識を身につける必要があります

システムへの適応力

データ入力には、システムへの適応力も役立ちます。データ入力の仕事内容によっては、ExcelやWordのほかに、専門のデータ入力システムを使うこともあるでしょう。システムを使いこなす能力があると、大量のデータを短時間で正確に処理できます

データ入力の仕事内容によって身につくスキル

データ入力の仕事で身につくスキルとしては、タイピング力や基本的なPCスキルが挙げられるでしょう。事務職のような仕事も担当する場合は、ExcelやWordといったマイクロソフトオフィスのスキルやビジネスマナーも身につく可能性があります。

データ入力の正社員求人はある?

データ入力で正社員を目指すことは可能でしょう。しかし、派遣社員やパートなど多彩な雇用形態で働いている人がいるぶん、正社員の割合は低めなようです。以下では、データ入力の仕事をする人のなかで正社員の割合や正社員を目指すためのポイントをまとめました。

正社員の割合は低め

データ入力の仕事をしている人のうち、正社員の割合は低めなようです。以下では、厚生労働省のjob tag「データ入力」の情報をもとに、実際にデータ入力の仕事をしている人が多いと感じる就業形態を表にまとめました。

パートタイマー0.346
派遣社員0.288
正規の職員、従業員0.231
契約社員、期間従業員0.231
自営、フリーランス0.154
アルバイト(学生)0.115
アルバイト(学生以外)0.058
経営層(役員等)0.019
分からない0.038
その他0.038

参照:厚生労働省 job tag「データ入力 一般的な就業形態

データ入力の仕事をする人のうち、「正規の職員や従業員が多い」と感じている人の割合は23.1%です。調査の結果からパートや派遣社員と比べて、正社員として働いている人が少ないと考えられるでしょう

データ入力の仕事の賃金

厚生労働省 job tagの「データ入力」によると、データ入力の年収は3,419,000円でした。ただし、この値は、正社員のほかに派遣社員やパート、アルバイトを含めた年収です。雇用形態によって差が出てくる可能性があることに留意しておきましょう。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET) job tag データ入力

事務職の正社員求人も検討する

「パソコンスキルを活かせる仕事がしたい」「注意力や正確さが役立つ仕事がしたい」などの理由でデータ入力を志望する場合は、事務職の求人も検討してみましょう。前述のように、データ入力は派遣社員やパートが多い傾向にあります。

データ入力のみの仕事が見つかりにくい場合、事務職も視野に入れることで、正社員就職の選択肢を増やせるでしょう

ハタラクティブが若年層(18~29歳)を対象に実施した独自調査「若者しごと白書2025(4p)」をみると、正社員が現在就業している職種の1位は「事務」でした。この結果からも、事務職がニーズの高い仕事であることを推察できます。

事務職の主な仕事内容は、データ入力や書類作成、メール対応などです。幅広い仕事内容において、注意力や正確さが求められるでしょう。

未経験から事務職を目指すには?転職成功のコツや志望動機の書き方も解説」のコラムでは事務職のメリット・デメリットを解説しています。興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025

正社員

事務(ポジションサーチ)

  • 年収 353万円 ~ 403万円

  • 大手企業,賞与あり,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり

正社員を目指すなら広い視野をもつ

正社員を目指すなら、データ入力にこだわり過ぎず、広い視野で求人をチェックするのがおすすめです。自己分析をしたうえで、自分のスキルや適性を活かせる仕事を探してみましょう

今のスキルを活かせる仕事や専門的な技術を身につけられる仕事を選べば、キャリアビジョン達成や給与アップにつながる可能性もあります。

「自分に合う仕事の探し方が分からない」「一人で就活や転職活動を進められるか不安」という方は、ハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、既卒やフリーターに特化した若年層向けの就職・転職エージェント。専任のキャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを実施し、希望や適性に合った求人をご紹介します。

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データ入力の仕事に関するQ&A

ここでは、データ入力の仕事に関するよくあるお悩みをQ&A方式で解決します。データ入力の仕事が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

データ入力の仕事が「やめとけ」といわれる理由は?

データ入力の仕事が「やめとけ」といわれる場合、「長時間の座り仕事で体が辛い」「正誤チェックのプレッシャーがある」といった理由が考えられます。作業の合間にストレッチをして体をほぐしたり、確認を徹底したりすると仕事の辛さを軽減できる可能性があるでしょう。

データ入力のアルバイトは危ないですか?

データ入力のアルバイトのなかには、業務開始前に高額の研修費や初期費用が請求される求人もあるようです。危ない求人に引っかからないためにも、「会社の情報をしっかりと確認する」「周りの人に相談する」「焦って応募しない」などの工夫をしてみてください。

初心者からデータ入力の仕事に就ける?

データ入力の仕事は、未経験から挑戦できるといえるでしょう。PCスキルがあると、選考時にアピールポイントになります。未経験から挑戦できる仕事をお探しの方は、ぜひ若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。

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