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派遣社員とは?正社員との違いやメリット・デメリットを分かりやすく解説
この記事のまとめ
- 派遣社員とは、人材派遣会社と雇用契約を結んで派遣先企業に就業する人を指す
- 派遣社員と正社員の主な違いは、就業先企業との雇用関係の有無
- 派遣社員の種類には「登録型派遣」「常用型派遣」「紹介予定派遣」などがある
- 派遣社員は正社員と比べ雇用が安定しないのがデメリット
- 正社員雇用を目指す場合は就職・転職エージェントを利用するのも一つの手
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「派遣社員とは?」「正社員との違いは?」など、働き方に疑問をおもちの方もいるのではないでしょうか。派遣社員とは、人材派遣会社と雇用契約を交わし、そこから派遣された先の企業に就業して働くことです。このコラムでは、派遣社員とアルバイトや正社員、契約社員との雇用形態の違いや種類別のメリット・デメリットなどを分かりやすく紹介するので、働き方を決める際の参考にしてみてください。
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派遣社員とは?
派遣社員とは、人材派遣会社と雇用契約を交わし、そこから派遣された企業で働く人のことを指します。雇用形態としては非正規であり、実際に働く派遣先企業との雇用関係はありません。そのため、派遣社員の給与支払いや福利厚生、勤怠管理などは登録している人材派遣会社の役割となります。派遣契約の更新手続きも人材派遣会社と執り行うため、就業先の企業は関与しないのが一般的です。
派遣社員が担当する主な職種
派遣社員として活躍できる職種や業界は非常に幅広い傾向があります。これから派遣社員として働くことを検討している方は、自分にあった職種や業界があるか確認してみましょう。
事務職
派遣社員の事務職は、一般事務や営業事務、経理事務、総務事務など多岐にわたります。以下の表では事務職の種類を4つ挙げて紹介しているので、ご覧ください。
事務職の種類 | 業務内容 |
---|---|
一般事務 | 電話・メール対応・来客応対・データ入力・文書作成・ファイリング・郵便物の管理 |
営業事務 | 受発注管理・見積書・請求書の作成・顧客対応 |
経理事務 | 伝票処理・経費精算 |
総務事務 | 備品管理・社内イベントの運営補助 |
どの種類の事務職でもパソコン操作やビジネスマナー、正確な事務処理能力が求められる傾向があります。事務職について気になる方は、「事務職とは?種類や仕事内容を解説!平均年収とおすすめの資格も紹介」のコラムで詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
営業職
営業職は顧客へ自社の商品やサービスを提案し、契約につなげる仕事です。コミュニケーション力や顧客対応力が重視され、人と接することが好きな方に向いており、幅広い業界で需要があります。
製造・軽作業スタッフ
製造・軽作業スタッフの派遣社員は、工場や倉庫での組立や検査、梱包、仕分けなどの生産工程や物流業務に従事するでしょう。比較的単純で未経験から始めやすく、短期やシフト制の求人も多いのが特徴です。正確さや効率性、体力が求められ、ものづくりや現場作業が好きな方に向いている可能性があります。
派遣社員の給料はどのくらい?
派遣社員の給与は、契約社員や正社員の給与を時給換算したときより高いことも珍しくありません。これは、派遣社員の給与のなかにボーナスや交通費が含まれている可能性があるからです。
基本的に派遣社員の場合、交通費は支給されません。また、ボーナスも支給されないのが一般的。そのため、時給を高く設定している場合があるようです。
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派遣社員と正社員・契約社員の違い
ここでは、派遣社員と正社員契約社員の主な違いについてまとめました。これから就活を始める方は、それぞれの違いを理解して就職先を決める際の参考にしてみてください。
派遣社員と正社員・契約社員の違い
- 雇用形態
- 勤務時間
- 休みの取りやすさ
- 給料
- 仕事内容
- 交通費
雇用形態
派遣社員と正社員・契約社員の大きな違いは、雇用形態です。派遣社員は、あくまで派遣元の人材派遣会社と交わした契約のもとで、就業先の企業に派遣されて働く人のことを指します。そのため、前述したように、福利厚生や給与・税金、有給休暇といった管理は派遣元である人材派遣会社が行うことが一般的です。
一方、正社員と契約社員は就業先企業と直接雇用契約を結んで働く人のことを指します。正社員は期間の定めのない雇用(無期雇用)であり、原則として定年まで働くことが可能です。対して契約社員は期間の定めのある雇用(有期雇用)であり、契約期間満了時に更新の有無が判断されます。福利厚生や社会保険などは正社員と同じく就業先の企業が管理します。
勤務時間
派遣社員は派遣元の人材派遣会社と結んだ契約の内容によって勤務時間が変わることが一般的です。派遣先企業の就業時間を基本に、残業はしない契約を交わしたうえで働けば、就業先で残業に応じなくても問題はありません。「残業も可」と契約を交わしていれば、残業を依頼されることもあるでしょう。
正社員は派遣社員と異なり、実働8時間のフルタイム勤務が基本です。場合によっては残業もあり得ます。契約社員も就業している会社との直接契約のため、現場で命じられれば残業に対応する必要があるでしょう。
休みの取りやすさ
派遣社員や正社員、契約社員のどの雇用形態においても、休みの取りやすさは就業先の慣例や雰囲気次第というのが実情です。また、繁忙期によっても休日の取りやすさは変わるでしょう。
ただし、派遣社員であれば週4日や短時間の勤務など働き方を選べるメリットがあります。また、契約期間満了後、数週間の休業期間を設けたあと次の派遣先へ就業するといった働き方もできるため、正社員や契約社員に比べると長期休暇は取りやすいようです。
給料
派遣社員の給料は時給制が一般的。また、前述のとおり時給の設定は比較的高めの場合が多いようです。しかし、時給制なので祝日が多かったり勤務日数が少なくなったりすれば、そのぶん給料が減ることになります。
一方、正社員と契約社員は月給制・年俸制が一般的です。派遣社員と比べて時給換算した場合の給与が低い可能性はあるものの、交通費や役職手当といった待遇面が充実しているといえるでしょう。祝日が続き勤務日数が減ったとしても、安定した月額給与を受け取れるのは月給や年俸制の強みです。
仕事内容
派遣社員の仕事内容は派遣元の人材派遣会社が間に入った契約で業務内容を定めているため、担当する領域が明確になっている傾向にあります。また、派遣社員の場合は派遣元の会社が就業先との間を取りもってくれるため、契約にない業務を依頼されても断れるなど、トラブルに発展しにくいのが特徴です。
正社員は企業の経営を担う人材のため、本来の専門業務以外の仕事や雑務を任されることもあるでしょう。また、会社からの指示には基本的に従う必要があるため、急な異動や配置換えにも対応しなければいけません。契約社員も、直接契約をしている企業から契約外の業務を命じられることもあるでしょう。就業先の企業によっては、正社員と同等の働きを要求されることもあるようです。
交通費
派遣社員の交通費は、「時給に交通費が含まれている」「別途支給されるがそのぶん時給が低く設定される」場合があるようです。
一方、正社員と契約社員は給与とは別に交通費が支給されるのが一般的。そのため、遠方から通勤することになっても安心でしょう。ただし、交通費の支給は会社側に義務化されているわけではありません。あくまで「通勤手当」のため、正社員に対して交通費を支給しなくても違法ではない点に注意しましょう。
派遣社員と正社員・契約社員にはそれぞれ違いがあり、働くうえでのメリット・デメリットもあります。それらを踏まえて、自分のライフプランに応じた働き方を選ぶことが大切です。派遣社員と正社員の違いについては、「正社員型派遣とは?特徴や具体的な働き方、雇用形態の違いなどを解説」のコラムもぜひご参考にしてみてください。
派遣社員とパート・アルバイト・派遣バイトの違い
派遣社員とアルバイトでは、雇用主や雇用契約期間に違いがあります。アルバイトは仕事先が雇用主となり、雇用契約や給与の支払いは仕事先から行われることが一般的です。一方、派遣社員は人材派遣会社が雇用主で、派遣先会社とは雇用契約を結びません。
また、派遣社員の場合は人材派遣会社が職業紹介をしてくれたり選考を進めてくれたりするのに対し、アルバイトの場合は求人を自分で探し、応募や面接などの選考もすべて自分で進める必要があります。また、派遣バイトは派遣会社に登録し、1日~数日など単発や短期で働く場合が多いのが特徴です。仕事内容も、派遣バイトはイベント設営や軽作業など専門性が低く短期で覚えやすい仕事が中心です。
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派遣社員の種類と特徴
派遣社員の契約形態には「登録型派遣」と「常用型派遣」のほか、就業先の企業への直接雇用を前提とした「紹介予定派遣」があります。以下でそれぞれの働き方の特徴やメリット・デメリットを紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
登録型派遣社員
人材派遣会社に登録し、派遣先の企業で働くのが登録型派遣社員です。一般に「派遣」といえば、この形態を指すことが多いでしょう。登録型派遣社員の雇用契約は就業している期間に限るため、実際に働いている期間のみ給与が発生します。
登録型派遣社員の特徴
登録型派遣社員は勤務地や時給、業務内容などを自分の希望に応じて働き方を選択できるようです。しかし、同じ派遣先では最大3年しか就業できないため、雇用が安定しにくいともいえます。
また、派遣社員としての契約期間が満了したあとに次の就業先が見つからないと、給与の保障がないので生活が不安定になる可能性もあります。
常用型派遣社員
常用型派遣社員は、「無期雇用派遣社員」として人材派遣会社に入社したあと、就業先に派遣される雇用形態のことです。常用型派遣社員は月給制が一般的で、比較的正社員に近い働き方といえるでしょう。
常用型派遣社員で契約期間満了後に次の就業先が見つからなかった場合は、人材派遣会社での就業あるいは待機となるため、その期間にも給与が発生します。
常用型派遣社員の特徴
常用型派遣社員は、人材派遣会社と無期雇用契約を結んでいるので福利厚生も正社員に準ずる場合が多く、登録型派遣社員と比較して収入や雇用が安定している傾向があります。
一方、人材派遣会社と無期雇用契約を結んでいる特性上、仕事に就かない空白期間ができることを避ける派遣会社も。継続的な仕事提供のため、必ずしも希望通りの勤務地や時間帯の案件が見つからない場合もあるでしょう。また、同じ業務を行っていても、直接雇用された正社員より待遇が低くなる場合もあるようです。
紹介予定派遣社員
紹介予定派遣社員とは、派遣先での正社員・契約社員などへの直接雇用を前提として働く人のことを指します。最長6ヶ月間勤務し、その期間に派遣先の企業と派遣社員の双方が希望すれば、直接雇用を結べるようです。
紹介予定派遣社員の特徴
実際に働いてから正社員や契約社員として入社するかどうかを決められるため、ミスマッチを防ぎやすいといえるでしょう。また、6ヶ月以内と比較的短期間で登用が決定されるので、働きながら早期の直接雇用を目指せるのもポイント。
ただし、直接雇用は必ずしも「正社員」とは限りません。派遣と条件が変わらない契約社員や、そのほかの雇用形態での採用となる可能性も念頭に置いておきましょう。
長期派遣社員
長期派遣社員とは、派遣先で長期的に働くことを見込んだうえでの派遣形態を指します。派遣会社によって派遣期間の設定は異なりますが、6ヶ月~1年程度とするところが一般的なようです。
長期派遣社員の特徴
長期勤務を見込んでいるとはいっても、派遣期間前には定期的な契約更新が実施されます。場合によっては、契約終了になる可能性もゼロではありません。
長期派遣社員は、安定した収入を得られるのがメリットです。仕事の成果を派遣先から認められれば、直接雇用につながることもあるでしょう。
短期派遣社員
短期派遣社員とは、1ヶ月から数ヶ月程度の短期間、派遣会社に雇用されて派遣先企業で働く形態です。
短期派遣社員の特徴
一時的な人手不足や繁忙期に対応するために採用され、契約期間が明確に定められている点が特徴。自分の都合に合わせて働けるメリットがある一方で、長期的なキャリアにつながりにくい側面もあるでしょう。
単発派遣社員
単発派遣社員とは、短い期間に限って働く派遣形態です。短期派遣社員の括りに含まれることもありますが、短期派遣より短く設定した期間での勤務を指す場合が多いでしょう。
単発派遣社員の特徴
単発派遣社員は、短期間で柔軟に働ける点が特徴です。ただし、厚生労働省の「派遣労働者・労働者の皆様」にて「一定要件を満たさない30日以内の日雇派遣は原則禁止」となったため、基本的に31日以上は勤務しなければいけません。単発派遣社員として働きたい方は、単発派遣形態の案件の有無や充実度をもとに派遣会社を選定するのがおすすめです。
参照元
厚生労働省
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派遣社員として働く方法
派遣社員になるには、人材派遣会社に登録し、勤め先の会社を紹介してもらうのが一般的な流れです。以下で、派遣社員になるための大まかな手順を確認しておきましょう。
派遣社員として働く方法
- 自身の経歴や希望勤務条件をまとめる
- 人材派遣会社に登録する
- 仕事を紹介してもらう
- 派遣先に出向する
派遣社員として希望に合った仕事を紹介してもらうコツは、自身の要望やキャリアビジョンなどを具体的に伝えることです。また、各人材派遣会社の特徴や得意分野を把握したうえで、自分に合った登録先を選ぶようにしましょう。
派遣社員は「入社」とはいわないって本当?
派遣社員の場合、派遣会社への「登録」や、派遣先での「就業開始」、派遣契約が終了した際には「契約満了」「派遣期間満了」などの表現を使います。
たとえば、履歴書に派遣社員としての経歴を書く場合は、上記の言葉を使いましょう。また、自分が登録している派遣会社と実際の就労先のどちらも書くのがベターです。
派遣社員の働き方が向いている人
ここでは、派遣社員の働き方が向いている人の特徴を紹介します。業務内容や勤務地などを自分で決められる派遣社員は、どのような人に向いているのかをチェックしてみてください。
派遣社員の働き方が向いている人
- 仕事とプライベートの切り替えをしたい人
- これまでのスキルやキャリアを活かして働きたい人
- 最終的に正社員へステップアップしたい人
仕事とプライベートの切り替えをしたい人
仕事とプライベートの時間を分けて、休みの日は仕事のことを考えず自由に過ごしたいと考えている方には、派遣社員の仕事が向いている可能性があります。派遣社員は契約期間や勤務時間があらかじめ決められているため、業務内容が急に変更になることはありません。
また、残業も比較的少ない傾向にあるためプライベートの時間を確保しやすいでしょう。
これまでのスキルやキャリアを活かして働きたい人
これまでの経験やスキルを活かして働きたい方も、派遣社員の働き方が向いている可能性があります。なぜなら、派遣の仕事は自分で業務内容を選択可能な場合が多い傾向にあるからです。
派遣先企業では即戦力の人材を求めている傾向にあるので、これまでのスキルをさらにレベルアップさせたい人や、業務経験を増やし仕事の幅を広げたい人にも向いている働き方といえるでしょう。
最終的に正社員へステップアップしたい人
派遣社員としての働き方が向いている可能性がある人として、経験を積んで最終的には正社員登用を目指したい人も挙げられます。紹介予定派遣を利用すれば、最長6ヶ月勤務したあとに派遣先の企業に直接雇用してもらえる可能性があるからです。派遣期間中に派遣社員側は職場の雰囲気を確認し、企業側は働きぶりをチェックし、お互いが合意すれば直接雇用となります。
職場の雰囲気や業務内容を経験したうえで雇用を結べるため、安定して働き続けたい方に向いているといえるでしょう。派遣からの正社員登用について知りたい方は、「派遣法の『3年ルール』とは?正社員になれる?改正のポイントを解説」のコラムもあわせてご覧ください。
派遣社員になるメリット
派遣社員になるメリットは「これまでの経験やスキルを活かして働ける」「自分の理想やライフスタイルに合った働き方ができる」などです。ここでは、派遣社員になるメリットを4つ挙げてご紹介します。
これまでの経験やスキルを活かして働ける
派遣社員になるメリットの一つとして、これまでに培った経験やスキルを活かせることが挙げられます。人材派遣会社が派遣社員の経験やスキルを踏まえたうえで職業を紹介してくれることが一般的だからです。「自分の接客スキルを活かしたい」「事務経験を活かしたい」といった方は、挑戦してみるのも一つの選択肢でしょう。
自分の理想やライフスタイルに合った働き方ができる
自分が求めている働き方を叶えられることも、派遣社員のメリットとして挙げられます。派遣社員は希望勤務地や勤務時間、職種などを自分で選択しやすい傾向にあるからです。「家族の扶養の範囲内で働きたい」「家から通いやすいところが良い」といった方におすすめの働き方といえるでしょう。
未経験の分野にも挑戦しやすい
未経験から挑戦しやすいことも派遣社員のメリットの一つです。そのため、「正社員で事務の仕事をしたいけど、経験したことがないから不安」という場合は、派遣社員として事務の経験を積んでおくのも良いでしょう。
派遣会社からのサポートを受けられる
派遣社員として働くメリットには、派遣会社からのサポートを受けられることも挙げられます。「これまで接客の仕事をしていたから事務のことが分からない」「社会人経験がない」という方も、派遣会社で事前にビジネスマナー研修を受けられたり、PCの基本操作を教えてもらえたりする場合があるようです。
派遣社員になるデメリット
派遣社員になるデメリットは、「雇用期間の定めによって雇用が安定しない場合がある」「正社員よりも収入や待遇が下がる可能性がある」「責任のある仕事を任せてもらえる機会が少ない」が挙げられます。以下で詳しく見ていきましょう。
契約期間の定めによって雇用が安定しない場合がある
派遣社員になるデメリットの一つに、契約期間の定めにより雇用が安定しにくいことが挙げられます。派遣社員の多くは、期間の定めのある有期雇用契約で働きます。そのため、「長期間同じ職場で働きたい」方にとってはデメリットとなり得るでしょう。
ただし、同じ派遣先で働けるのは原則として最長3年までと労働者派遣法で定められています。これは、派遣社員の不安定な働き方が長期化するのを防ぐための制度です。そのため、3年を超えて同じ職場で働き続けることはできません。
労働者派遣法の通称「3年ルール」について詳しく知りたい方は、「派遣法の『3年ルール』とは?正社員になれる?改正のポイントを解説」をあわせてご覧ください。
正社員よりも収入や待遇が下がる可能性がある
正社員と比べて収入や待遇の面で差が出ることも、派遣社員のデメリットといえます。派遣社員の場合、基本的にはボーナスがなく、正社員と比較すると福利厚生が充実していないことが多いようです。
責任のある仕事を任せてもらえる機会が少ない
派遣社員は正社員と比べると、責任のある仕事を任せてもらう機会が少ない場合もあるでしょう。派遣社員は契約期間の定めがあることから、任される仕事の範囲が限定的になる傾向があるようです。「裁量をもって働きたい」方にとって派遣社員という働き方はデメリットとなる可能性があります。
「自分には派遣社員と正社員のどちらが向いているのか分からない」方は、「派遣か正社員か悩む…両者のメリットは?自分に合った働き方を見つけよう」のコラムも参考にしてみてください。
派遣社員から正社員を目指す3つの方法
ここでは、派遣社員から正社員を目指す方法をご紹介します。「派遣社員から正社員に就職したい」と考えている方は、以下を参考に自分に合ったやり方でキャリアチェンジを叶えましょう。
1.派遣先に正社員として就職する
もともと派遣社員として勤めていた派遣先の企業に、正社員として改めて就職するのが一つの方法です。この場合、派遣先の企業から能力や人柄を評価されて、正社員として就職することが多いでしょう。
派遣社員として勤務していた企業のため、職場の風土や人間関係などを把握したうえで就職できるのが利点といえます。
2.紹介予定派遣を利用して正社員になる
前述の「紹介予定派遣社員」の制度を利用して、正社員就職を目指すのも手です。紹介予定派遣社員は、派遣先と直接雇用契約を結ぶ想定で働く派遣形態のことを指します。そのため、派遣先との相性を確かめたうえで正社員を目指せるでしょう。
ただし、前述したとおり必ずしも正社員として採用されるわけではありません。正社員就職を目指すのであれば、事前に契約内容を確認しておきましょう。派遣先の合意を得られなければ、直接雇用に至らない場合もあるため注意が必要です。
3.派遣社員としての職歴を武器に正社員へ転職する
派遣社員としての職歴を就職活動でアピールして、正社員に転職するのもおすすめ。派遣社員で培った社会人スキルや業務経験は、就職活動で応募先企業に自身を売り込むための強みになります。
これまでの職歴や保有するスキルを洗い出し、自身の採用メリットを応募先企業に自信をもってアピールしましょう。
自分のスキルを洗い出したり、強みを明確化させたりするには自己分析がおすすめです。自己分析とは、自分の今までの経験や考え方を分析して自身を深く把握すること。志望動機や自己PRの説得力を上げられるメリットがあります。
自己分析のやり方が分からない方は、「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムを参考にしてみてください。
派遣社員から正社員になるにはエージェントを利用するのも手
派遣社員として働く方のなかには、「正社員未経験だから採用されないかも」「正社員になろうとして失敗した過去がある…」といった理由で就職活動に踏み切れない方もいるでしょう。一人での就職活動に不安を感じるときは、就職・転職エージェントの活用がおすすめです。就職・転職エージェントには、派遣社員やフリーターからの正社員就職・転職を支援しているサービスも数多くあります。
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派遣社員としての働き方に関するQ&A
ここでは、派遣社員として働きたいと考えている方の疑問やお悩みにQ&A方式で回答します。派遣社員を検討している方は、ぜひご覧ください。
派遣社員は未経験でもなれますか?
派遣社員は未経験から挑戦できます。正社員として採用されるのが難しい大企業や業界も、派遣社員であれば未経験から挑戦できる可能性もあります。興味のある業界や企業があれば、まずは派遣社員を募集していないかチェックしてみましょう。派遣社員として働く方法については、「派遣社員になるにはどうしたら良い?登録までの流れを解説します!」のコラムもあわせてご覧ください。
派遣社員は何年まで働けますか?
厚生労働省の「派遣で働く皆様へ」によると、派遣社員が同じ企業内で働ける上限は、3年です。ただし、所属する課が変われば同一企業で3年以上勤務することも可能となっています。
参照元
厚生労働省
平成27年労働者派遣法の改正について
派遣社員には試用期間はありますか?
派遣社員には試用期間がないことが一般的です。ただし、紹介予定派遣の場合は、正社員の試用期間のように一定期間派遣社員として働く場合があります。
紹介予定派遣について詳しく知りたい方は、「紹介予定派遣とは?正社員になれる?メリット・デメリットを紹介」のコラムもチェックしてみてください。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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