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介護職の仕事内容は?資格なしから挑戦する方法や平均収入を紹介
この記事のまとめ
- 介護職は、日常生活に支援が必要な方をサポートする専門職
- 介護職の仕事内容は、「身体介護」と「生活援助」に大きく分けられる
- 平均年収は500~550万円程度で、夜勤や資格取得で収入アップも期待できる
- コミュニケーション能力がある人や介護や福祉に関心がある人は、介護職に向いている
- 無資格から挑戦でき、働きながら資格を取得することでキャリアアップが可能
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「介護職の仕事内容は?」「無資格から挑戦できる?」と考えている方もいるでしょう。介護職は日常的に支援が必要な方の「身体介護」や「生活援助」を行う仕事で、無資格から就職することも可能です。
このコラムでは、介護職の具体的な仕事内容や平均収入、向いている人の特徴などを解説します。また、未経験から挑戦する方法や活かせる資格も紹介しているので、介護職に興味のある方は参考にしてみてください。
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介護職とは
介護職は、高齢者や障がい者など日常生活に支援が必要な方をサポートする専門職です。身の回りの世話だけでなく、利用者の尊厳を守り、自立した生活を支援する重要な役割を担っています。
仕事内容 | 高齢者や障がいのある方の日常生活を支援し、自立に向けた介護や生活援助を行う |
---|---|
平均年収 | 378.6万円 |
向いている人 | ・相手の気持ちを察知できる人 ・細かい観察力のある人 ・福祉系の専門知識を学び、活かす意欲のある人 |
ポイント | ・24時間体制の施設が多い ・人材不足により、需要は増加傾向にある ・労働環境や賃金を改善する動きが進行している |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag 訪問介護/ホームヘルパー」「施設介護員」
近年では高齢化社会の進展に伴い、その需要は年々高まっているのが現状です。働きながら資格を取得してキャリアアップを目指すこともできるため、将来性のある仕事といえるでしょう。
※ここで紹介した情報は2025年5月時点のものです。最新の情報と異なる可能性があります。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag
仕事内容
介護職の仕事内容は主に「身体介護」と「生活援助」の2つに大きく分けられます。利用者の状態や介護サービスの種類によって、具体的な業務内容は変わってきます。施設によっては、レクリエーションの企画・実施や記録業務などを行うこともあるでしょう。
身体介護
身体介護とは、利用者の身体に直接触れて行うケアのことを指します。高齢者や障がい者など、自分の力だけでは身の回りのことが難しい方の日常生活をサポートする業務です。具体的には以下のような内容が含まれます。
入浴介助 | 浴槽への出入りの補助や身体を洗う手伝い |
---|---|
排泄介助 | トイレへの誘導やおむつ交換 |
食事介助 | 食べやすい大きさに切る、食事を口元まで運ぶ |
服薬介助 | 医師の処方に基づく服薬の声かけや確認 |
移動介助 | 車椅子への移乗や歩行の補助 |
体位変換 | 寝たきりの方の褥瘡(床ずれ)予防のための姿勢変換 |
これらの介助を行う際は、利用者の残存能力(自分でできる部分)を活かしながら、過剰な介助にならないよう配慮することが大切です。また、プライバシーや尊厳を守りながら支援することも重要なポイントとなります。
生活援助
生活援助は、利用者の身体には直接触れないものの、日常生活を送るうえで必要な支援を行うことを指します。主に以下のような業務が含まれます。
調理 | 利用者の好みや健康状態に配慮した食事の準備 |
---|---|
洗濯 | 衣類の洗濯、乾燥、アイロンがけ、収納 |
掃除 | 居室の清掃、ゴミ出し、ベッドメイキング |
買い物 | 日用品や食材の購入代行 |
生活援助は、利用者が自宅で安心して暮らし続けるために欠かせないサポートです。単に家事を代行するだけでなく、利用者の生活習慣や価値観を尊重しながら支援することが求められます。たとえば、長年続けてきた調理法や掃除の仕方があれば、それを尊重しながらサポートする必要があるでしょう。
その他
身体介護と生活援助以外にも、介護職にはさまざまな仕事があります。レクリエーション活動の企画・実施や、利用者の状態を記録する介護記録の作成などが、具体的な業務です。
なかでも、記録業務はチームで介護を行ううえで重要な役割を果たします。利用者の小さな変化も見逃さず記録することで、異変の早期発見や適切なケアの提供につながるでしょう。
やりがい・メリット
介護職のやりがいは、利用者の笑顔や「ありがとう」という言葉に直接触れられることです。日々の支援を通じて利用者の状態が改善したり、生活の質が向上したりすることを実感できるのは、この仕事ならではの喜びといえるでしょう。
また、高齢化社会において介護職は常に人材が不足しており、就職や転職がしやすい傾向があります。資格取得支援制度や研修制度が充実している職場もあるため、キャリアアップの道も開かれているといえるでしょう。
介護職を「きつい」と感じることはある?
介護職には多くのメリットがある一方で、身体的負担や精神的ストレスを感じることもあります。特に、利用者の身体を支える動作や、認知症の方への対応などは、適切な技術や知識がないと負担に感じることがあるでしょう。また、夜勤や不規則な勤務形態による生活リズムの乱れも課題のひとつです。
しかし、これらの課題は徐々に改善されています。近年は介護機器の導入や職場環境の整備が進み、身体的負担を軽減する取り組みが広がっているようです。「きつい」と感じる要素はありますが、それを軽減する環境整備や教育体制が整いつつあるといえるでしょう。
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介護職の働き方
介護職の魅力の一つは、さまざまな働き方が選べる点にあります。自分のライフスタイルや志向に合わせて働く場所やスタイルを選択することができるため、長く続けやすい職種といえるでしょう。ここでは、介護職の勤務場所や勤務スタイルを紹介します。
働く場所
介護職が働く場所は多岐にわたります。主な就業先としては以下のような施設が挙げられるでしょう。
- ・特別養護老人ホーム
- ・介護老人保健施設
- ・介護付き有料老人ホーム
- ・デイサービス(通所介護)
- ・グループホーム(共同生活援助)
- ・訪問介護
- ・医療機関
各施設によって対象となる利用者や提供するサービスが異なるため、自分の適性や希望に合った職場を選ぶことが大切です。たとえば、じっくり利用者と関わりたい方には小規模な施設が、医療的なケアに興味がある方には老人保健施設や医療機関併設の施設が向いているといえるでしょう。
働くスタイル
介護職の働き方は、ライフスタイルに合わせて選べるのが特徴です。主な勤務形態には以下のようなものがあります。
- ・正社員
- ・派遣社員
- ・契約社員
- ・パート/アルバイト
- ・登録ヘルパー(訪問介護事業所に勤務時間を登録)
介護業界では人材不足もあり、柔軟な勤務体系を導入している事業所が多い傾向があります。資格の有無や経験によって仕事内容や待遇が異なることもありますが、未経験からスタートできる職場も多く、キャリアを徐々に積み上げていくことも可能でしょう。
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介護職の平均収入
介護職の収入は、資格の有無や勤務先、経験年数などによって変動します。ここでは一般的な収入の目安をご紹介します。
なお、以下で紹介する年収・月収・賞与は、厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」などから算出した参考値です。金額は参考程度に捉え、求人情報や企業の公式サイトなどからも情報を収集しましょう。
平均年収
介護職の平均年収は、一般的に500~550万円程度です。ただし、資格の取得や経験を積むことで、収入アップの可能性は十分にあります。
男性(正規雇用) | 男性(非正規雇用) | 女性(正規雇用) | 女性(非正規雇用) | |
---|---|---|---|---|
20代 | 512万円 | 230万円 | 496万円 | 230万円 |
30代 | 576万円 | 250万円 | 528万円 | 250万円 |
40代 | 608万円 | 269万円 | 544万円 | 269万円 |
50代 | 576万円 | 288万円 | 544万円 | 288万円 |
※ここで紹介した金額は、平均月収を年収に換算したものです。実際の求人情報と異なる場合があります。
ただし、資格の取得や経験を積むことで、収入アップの可能性は十分にあります。介護福祉士などの資格を取得すると、基本給や手当がアップする施設もあるでしょう。
平均月収
介護職の平均月収は、正社員で30〜35万円程度です。アルバイトやパートタイムの場合は、時給1,200~1,500円程度(東京都の時給相場)で、月収にすると20~25万円程度となっています。
男性(正規雇用) | 男性(非正規雇用) | 女性(正規雇用) | 女性(非正規雇用) | |
---|---|---|---|---|
20代 | 32万円 | 19万円 | 31万円 | 19万円 |
30代 | 36万円 | 20万円 | 33万円 | 20万円 |
40代 | 38万円 | 22万円 | 34万円 | 22万円 |
50代 | 36万円 | 24万円 | 34万円 | 24万円 |
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果 第92表 介護職員の平均給与額等(月給・常勤の者),サービス種類別,性・年齢階級別(介護職員等処遇改善加算を取得している事業所)」
夜勤がある施設では、夜勤手当が月収を大きく左右するでしょう。一回あたり5,000〜10,000円程度の夜勤手当が支給される場合が多く、月に4〜5回の夜勤をこなせば、月収は大幅に増加する可能性があります。
平均賞与
介護職の賞与(ボーナス)は、勤務先によって大きく異なります。平均的には年間で基本給の2〜4ヶ月分程度が支給されることが多いでしょう。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
20代 | 64万円 | 62万円 |
30代 | 72万円 | 66万円 |
40代 | 76万円 | 68万円 |
50代 | 72万円 | 68万円 |
※ここで紹介した金額は、平均月収の2ヶ月分の数値です。実際の求人情報と異なる場合があります。
正社員では年2回(夏・冬)の支給が一般的ですが、契約社員やパート職員は賞与がない、または少額となるケースもあるでしょう。雇用条件を確認する際は、賞与の有無や金額についても確認することをおすすめします。
参照元
厚生労働省
令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果
介護職のスケジュール
介護は24時間365日必要なサービスであるため、施設によってはシフト制で働くことになります。ただし、デイサービスや訪問介護など、日中のみ営業している事業所もあり、働き方は多様です。ここでは、介護職の休日数や1日の流れを見ていきましょう。
年間休日数
介護職の年間休日数は、勤務先によって異なりますが、一般的には100〜119日程度となっています。完全週休2日制(土日休み)を導入している施設もありますが、シフト制による変則的な休日となる施設が多いでしょう。利用者が365日生活する入所系施設では、土日祝日も通常勤務となるケースが多いですが、その分平日に休みが取れるというメリットもあります。
ワークライフバランスを重視する方は、面接時に休日取得の実態について確認することをおすすめします。
1日の流れ
介護職の1日のスケジュールは、働く場所によって異なります。たとえば、特別養護老人ホームでの日勤帯(午前9時〜午後6時)の一般的な流れは以下のようになります。
時間 | 主な業務内容 |
---|---|
9:00~9:30 | 出勤、申し送り、バイタルチェック |
9:30~12:00 | 入浴介助または余暇活動の支援 |
12:00~13:00 | 昼食の配膳・食事介助、食後の口腔ケア、排泄介助 |
13:00~14:00 | 休憩 |
14:00~15:00 | レクリエーション活動の実施 |
15:00~17:00 | おやつの提供、排泄介助、記録作成 |
17:00~18:00 | 夕食の配膳・食事介助、夜勤者への申し送り、退勤 |
このほかにも、施設によっては利用者の機能訓練のサポートや、病院への通院付き添い、家族との面談対応なども業務に含まれることがあります。働く場所によって業務内容やスケジュールは大きく異なりますので、自分の希望や得意なことに合わせた職場選びが大切です。
介護職に向いている人の特徴
介護職に向いている人には、いくつかの共通した特徴があります。ここでは、介護職に向いている人の特徴を見ていきましょう。
介護職に向いている人の特徴
- コミュニケーション能力がある
- 体力がある
- 人に感謝されるのが好き
- 介護や福祉に関心がある
コミュニケーション能力がある
介護職に向いている人の特徴の一つは、優れたコミュニケーション能力をもっていることです。利用者一人ひとりの状態や要望を正確に把握し、適切なケアを提供するためには、言葉だけでなく表情や仕草からも相手の気持ちを読み取る力が求められます。
また、コミュニケーション能力は利用者との関係だけでなく、利用者家族やほかのスタッフとの連携にも欠かせません。情報を正確に伝え、チームで協力してケアを行うためには、自分の考えを分かりやすく伝える力と、相手の話をしっかり聞く姿勢が重要です。「聴く力」「伝える力」「共感する力」のバランスが取れている人は、介護の現場で大きな力を発揮できるでしょう。
体力がある
介護の仕事には体力も必要です。利用者さんの移動や入浴の介助など、身体を使う作業が多く、ある程度の筋力と持久力が求められます。一日中立ち仕事が続くこともあるため、体力に自信がある人は活躍しやすい職種といえるでしょう。
ただし、介護技術を学ぶことで体への負担を軽減できる場合も多いため、初めは体力に不安があっても少しずつ慣れていく可能性もあります。
人に感謝されるのが好き
介護職は、日々の支援を通じて利用者から「ありがとう」といった言葉をいただける機会が多い仕事です。そのため、人に感謝されることにやりがいを感じられる人は、この仕事に向いているといえるでしょう。目の前にいる人の生活を支え、笑顔を引き出すことに喜びを感じられる人は、介護の仕事で大きなやりがいを見つけられるでしょう。
介護や福祉に関心がある
介護職として長く働き続けるためには、介護や福祉の分野に対する関心と学ぶ姿勢が欠かせません。高齢者や障がい者の気持ちを理解したい、社会福祉の仕組みについて知りたいといった知的好奇心をもっている人は、日々の業務を通して学びを得られることに喜びを感じられるでしょう。
また、介護技術は日進月歩で進化しています。新しい介護方法や福祉機器について積極的に学び、実践に取り入れようとする姿勢があれば、提供するケアの質も高まります。「人を支える仕事がしたい」「誰もが生きやすい社会をつくりたい」という思いをもっている人にとって、介護職は理想を実現できる場になるでしょう。
介護職に活かせるスキルや経験
介護職は、これまで身につけたさまざまなスキルや経験を活かせる仕事です。たとえば、家事の経験は生活援助の場面で、子育ての経験は利用者への声かけや見守りの場面で役立ちます。また、接客業の経験があれば、相手の立場に立ったサービス提供がスムーズにできるでしょう。
必要な免許や資格はある?
介護職として働くために、資格は必ずしも必要ではありません。ただし、資格をもっていると就職や転職の幅が広がり、給与アップにもつながるため、キャリアアップのためには資格取得がおすすめです。資格取得支援制度を設けている企業もあるため、働きながら効率よく資格を取得しましょう。
介護職に活かせる資格
- 介護福祉士
- 介護福祉士実務者研修
- 介護職員初任者研修
介護福祉士
介護福祉士は、介護に関する唯一の国家資格です。この資格をもつことで、専門的な知識と技術をもった介護のプロとして認められます。主な取得方法は、実務経験ルート(実務経験3年以上+実務者研修+国家試験)と養成施設ルート(介護福祉士養成学校で2年以上学ぶ)の2つです。
介護福祉士の資格をもつことで、より専門的な介護技術が求められる場面や、チームリーダーとしての役割を任されることが多くなるでしょう。また、一部の処置(たん吸引など)も行えるようになるため、幅広い介護サービスの提供が可能になります。
介護福祉士実務者研修
介護福祉士実務者研修は、介護福祉士の国家試験を受けるために必要な研修です。介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)よりも上位の資格とされ、より専門的な知識と技術を学ぶことができます。研修時間は450時間(初任者研修修了者は320時間)で、通学や通信教育で取得可能です。期間は6ヶ月程度かかりますが、働きながら取得できるコースも多く設けられています。
この研修を修了すると、サービス提供責任者になるための要件を満たせるため、訪問介護事業所でのキャリアアップに役立ちます。また、医療的ケアの基本知識も学べるため、特別養護老人ホームなどでの業務の幅も広がるでしょう。
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護の入門資格として最も基本的なものです。以前のホームヘルパー2級に相当し、130時間程度の研修で取得できます。介護の基礎知識や技術を学び、介護職としての第一歩を踏み出すための資格といえるでしょう。
初任者研修は比較的短期間(1〜4ヶ月程度)で取得できるため、これから介護の仕事を始めたい方におすすめです。また、研修を通じて基本的な介護技術を身につけられるため、現場に出た際の不安も軽減できるでしょう。
介護職に無資格から挑戦する方法や必要な準備
介護職は、無資格から挑戦できる専門職の一つです。未経験者や無資格の方でも、働きながら「介護職員初任者研修」などの資格取得を目指せる職場が多くあります。2024年4月からは、介護に直接携わるすべての人に「認知症介護基礎研修」の受講が義務化されましたが、1年間の猶予期間が設けられているため、無資格・未経験からでも安心して働き始められるでしょう。
また、介護事業所によっては、資格取得支援制度が充実しており、働きながら効率的にスキルアップが可能です。高齢者や障がい者とのコミュニケーションに抵抗がなく、体力に自信があるなど、適性を確認したうえで挑戦しましょう。
介護職のキャリア形成
介護職は、経験や資格によってさまざまなキャリアパスを描くことのできる職業です。ここでは、キャリアアップ・チェンジの例を紹介します。
未経験からのステップアップ図
介護職は未経験からでもスタートでき、段階的にキャリアアップしていくことが可能です。以下に、典型的なキャリアステップを示します。
介護職のキャリアアップ例
- 1年目:無資格介護職員(基本的な介護技術を習得、先輩職員の指導のもと業務を学ぶ)
- 1〜2年目:初任者研修修了者(基礎的な介護知識を身につける、比較的簡単な業務を自立して行う)
- 2〜3年目:実務者研修修了者(より専門的な知識・技術を習得、チーム内での中核的な役割を担う)
- 3〜5年目:介護福祉士(専門的な介護技術を習得、フロアリーダーなどの役職に就く)
- 5〜10年目:主任・ユニットリーダー(部署やユニットの運営に関わる、職員のマネジメントを行う)
- 10年目以降:管理者・施設長(施設全体の運営や経営に関わる、スタッフ育成や地域連携の推進)
上記は一例であり、職場環境や個人の努力によって昇進のスピードは異なります。また、ケアマネジャーや認知症ケア専門士など、専門性を高めるキャリアパスもあるでしょう。介護職は自分の強みや興味に合わせて、多様なキャリア形成が可能な職種といえます。
異業種・異職種へのキャリアチェンジ例
介護の経験やスキルは、さまざまな分野で活かすことができます。介護職としての経験を基に、以下のようなキャリアチェンジの可能性があります。
- ・看護師/看護助手
- ・保育士
- ・心理カウンセラー
- ・事務職
- ・営業職
- ・IT業界
介護職からのキャリアチェンジを成功させるポイントは、自分の強みを明確にし、足りないスキルを計画的に補うことです。特に、介護現場で培った「相手の立場に立って考える力」「チームで協力する力」などは、どの業界でも高く評価されるスキルとなるでしょう。
介護職の仕事内容に関するまとめ
介護職は、日常生活の支援を通じて利用者の「その人らしい生活」を支える、やりがいのある仕事です。利用者の笑顔や「ありがとう」という言葉から大きな充実感を得られるでしょう。
無資格・未経験からも始められ、働きながら「介護福祉士」などの資格取得でキャリアアップが可能です。人の役に立ちたいといった思いがある方にとって、大きな喜びと成長を感じられる魅力的な仕事といえるでしょう。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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