人のためになる仕事の代表的な職種とは?就職するためのポイントを解説

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この記事のまとめ

  • どのような仕事であっても何らかの形で人のためになっている
  • 人のためになる仕事をしているという実感は、やりがいやモチベーションにつながる
  • 人のためになる仕事に就きたい場合は、「どのように役に立ちたいのか」を明確にしよう
  • 自分に合う「人のためになる仕事」を探すには、自己分析や企業研究を行うのがおすすめ

「人のためになる仕事をしたいけど、どんな職種があるのか分からない…」という方もいるでしょう。どのような仕事であっても何らかの形で人のためになっていますが、医療や福祉関係などは直接人の役に立っていると実感しやすい仕事といえます。
このコラムでは、人のためになる仕事の種類や就職するためのポイントについて紹介。志望理由別に主な職種を紹介しているので、自分にとっての人のためになる仕事を見つけましょう。

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人のためになる仕事とは

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人のためになる仕事の定義は人それぞれであるため、一概にはいえないでしょう。どのような職業も、何らかの形で人や社会を支えているため、人のためになる仕事をしているといえます。

ただし、人から直接「ありがとう」「助かっているよ」などの言葉をもらえる仕事であれば、人への貢献度を感じやすいでしょう。

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人のためになると感じられる仕事に就くメリット

「人のためになっている」と感じやすい仕事に就くメリットは、以下のとおりです。

人のためになると感じられる仕事に就くメリット

  • やりがいがありモチベーション高く働ける
  • 自分自身が成長できる
  • 仕事に誇りを持てる
  • 自分が持っている知識やスキルを活かせる

人から直接感謝の言葉を掛けてもらえたり、人の成長を見守れたりすると、さらに自分の存在意義や目的を見出せ、心の安定や充実感につながるでしょう。また、やりがいを持って仕事ができていれば、自分自身の成長スピードも早くなります。

やりがいがありモチベーション高く働ける

人のためになっていると実感しやすい仕事は、やりがいも感じられモチベーション高く働ける可能性があるでしょう。特に、直接人と関わる仕事では、対面で感謝の気持ちを伝えてもらえることが多いため、より人のためになっていると実感しやすいといえます。

自分自身が成長できる

人のためになる仕事をすることは、自分自身の成長にもつながるでしょう。仕事で「誰かの役に立ちたい」と思う気持ちが、仕事に対する意欲へと変わり、スキルや経験を磨くきっかけになることもあります。新たなスキルや経験を身につけることで、より人のためになっていると実感でき、自分自身の成長も感じられるはずです。

仕事に誇りを持てる

人のためになっていると実感できると、仕事に対して誇りを持てるようになる場合もあるでしょう。また、誇りを持って仕事をできるようになれば、仕事だけでなく自分自身にも自信が湧いてくることも。自信がつくとさらに、「人のためになることをしたい」という向上心が芽生え、スキルアップを目指すきっかけにもなるでしょう。

自分が持っている知識やスキルを活かせる

自分がこれまでに培ってきた知識やスキルを仕事に活かせると、「人のためになっている」とより実感できるでしょう。また、やりがいを感じられ、さらなる資格取得や知識を増やす機会になることも。資格取得や知識を増やすことにより、仕事での活躍の幅も広がっていくでしょう。

人のためになると感じやすい仕事の特徴

ここでは、人のためになっていると感じやすい仕事の特徴を解説します。人のためになると感じやすい仕事の主な特徴は以下のとおりです。

人のためになると感じやすい仕事の特徴

  • 人の命を守る仕事
  • 人の生活をサポートする仕事
  • 人の人権を守る仕事
  • 人の安全を守る仕事
  • 人を教育・導く仕事
  • 人を喜ばせたり幸せにしたりする仕事

人の命を守ることで人のためになる仕事

医師や看護師、救急隊員など、人の命を直接的に守る仕事は、社会にとって大きな価値を持つ仕事です。人の命を救うことは、高い貢献度を持ち、人のためになる仕事といえます。

しかし、そのぶん責任感が求められ、ストレスも大きくなりやすいでしょう。さらに、専門的な知識や技術だけでなく、精神的な強さや忍耐力も重要になります。

人の生活をサポートすることで人のためになる仕事

困っている人の生活をサポートしたり、誰かの支えになれるような仕事は、人のためになっていると感じられる代表例です。

たとえば、介護やケアマネジャーなどは、困っている人に対してマンツーマンで寄り添えるため、誰かのためになっていると感じやすいでしょう。

人の人権を守ることで人のためになる仕事

裁判官や弁護士、パラリーガルのように社会の問題を解決したり、人権を守ったりする仕事も、人のためになっていると感じやすい仕事です。社会の問題を解決する仕事は、特定の個人から感謝の言葉を掛けられる機会はあまり多いとはいえないでしょう。

しかし、社会全体を見たときに「自分の仕事が世界の役に立っている」と感じられるはずです。また、子どもの人権や弱い立場の人を守ることは、将来や未来のための仕事であるため、大きなやりがいを感じられるでしょう。

人の安全を守ることで人のためになる仕事

警察官や消防士、自衛隊員など、人の安全を守る仕事は、社会的に重要な役割を担っています。犯罪や災害から人々を守ったり、平和や秩序を維持したりすることは、人のためになっていると感じやすい仕事です。

しかし、このような仕事は危険やリスクが伴うため、体力や勇気も重要になります。また、法律や規則に従って行動しなければならないため、自由度は低いといえるでしょう。

人を教育・導くことで人のためになる仕事

教師や講師、コーチなど、人を教育したり導いたりする仕事は、人の成長に貢献できる仕事です。自分が教えたり助けたりした人が成果を出し、目標を達成することが自分にとっても大きな喜びとなります。

また、生徒との交流を通じて自分自身も学ぶ機会が多いはずです。このような仕事は相手のペースやニーズに合わせなければならないため、柔軟性やコミュニケーション能力が求められるでしょう。

人を喜ばせたり幸せにしたりすることで人のためになる仕事

お笑い芸人や遊園地のスタッフなど、他人を喜ばせたり幸せを与えたりできる仕事も、人のためになっていると感じやすい仕事に挙げられます。このようなエンタメに関わる仕事は、多くの人の笑顔を見れるので、やりがいも大きいでしょう。

また、仕事の頑張りによって顧客の満足度も変わるため、スキルや経験を積み、顧客に喜んでもらうたびに、大きな達成感も得られます。

人のためになる仕事として代表的な職種

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この項では、人のためになる仕事として代表的な職種について見ていきましょう。人との関わりや感謝の言葉を通して、喜びややりがいを感じやすい主な仕事は以下のとおりです。「どのような形で人のためになりたいのか」という志望理由別に、それぞれご紹介していきます。

人のためになる仕事の代表的な職種

  • 医療関係の仕事
  • 福祉関係の仕事
  • 公益に貢献できる仕事
  • 教育に関わる仕事
  • 人権や人を守る仕事
  • 冠婚葬祭の仕事
  • IT系の仕事
  • 国際的な仕事

困っている人を助けたい人におすすめ!医療関係の仕事

代表的な医療関係の仕事では、医師や看護師、薬剤師などの人の命を救い守る仕事が挙げられます。その対象となるのは、幼児・児童から高齢者までさまざまです。困っている人を助けたい方や人とコミュニケーションをとるのが得意な方におすすめの仕事といえます。

医師

医師は、専門的な知識や技術を用いて、人のケガや病気を治す仕事です。そのため、患者や家族から直接感謝をされる機会が多い傾向にあり、人のためになる仕事をしていると感じやすいでしょう。
医師になるには、大学の医学部を卒業し医師免許を取得しなければなりません。資格の難易度は高い傾向にありますが、そのぶん仕事に従事できるようになったときのやりがいや喜びも大きいといえるでしょう。

看護師

看護師は、医師のサポートや患者の介助、傷病者や妊産婦の療養上のサポートをする仕事です。患者が療養を行ううえで、いなくてはならない存在といえるでしょう。
入院患者の場合は医師より看護師と関わる機会が多いため、深いコミュニケーションを取ったり回復していく過程に携われたりできる、人のためになる仕事といえます。看護師も医師と同様に看護師免許が必要ですが、30歳を超えてから看護学校に通う人もおり、ニートやフリーターから目指すことも可能です。

薬剤師

薬剤師は、医師が処方した薬を調剤したり、患者に薬の効果や副作用、服用方法などを説明したりする仕事です。患者の症状や体質に合わせて最適な薬を選んだり、薬の相互作用やアレルギーなどをチェックしたりすることで、患者の健康を守る役割を果たします。
薬剤師は、病院だけでなく地域のドラックストアや薬局などでの就職も可能です。

心理カウンセラー

心理カウンセラーは、悩みを抱えている人の話を聞き、アドバイスやサポートをする仕事です。患者の心理状態や性格を分析したり、対処法や治療法を提案したりすることで、患者の心の回復や成長に貢献します。
患者と深い信頼関係を築いたり、患者の回復を近くで感じられたりする職種です。

医療事務

医療事務は、医療機関で行われる事務作業を担当する仕事です。医療事務は、主に受付や会計、レセプトやカルテの管理、電話やメールの対応などを行います。患者や医療スタッフと連携を取ることもあるため、信頼されたり感謝されたりすることも多いでしょう。

医療事務になるには経験があると有利になるものの、経験がなくても採用される可能性はあります。「未経験歓迎」と書かれている求人に絞って応募してみると良いでしょう。
事務の仕事についてさらに知りたい方には、「事務系の資格を持っていれば未経験でも採用で有利になる?」のコラムがおすすめです。こちらもぜひご一読ください。

人の生活をサポートしたい人におすすめ!福祉関係の仕事

福祉関係の仕事とは、高齢者や障害者、生活困窮者などの立場にある人々の生活や自立を支援する仕事です。福祉関係の仕事には、ケアマネジャーや介護士、社会福祉士や保健師など、さまざまな職種があります。
福祉関係の仕事は、人と関わる仕事のため、直接感謝の言葉をもらえる機会も多く喜びを感じやすいでしょう。

介護士

介護士とは、介護や福祉に関する知識とスキルを駆使し、ケア施設や在宅介護などの場所で活躍できます。利用者の衣服の着脱衣、食事、入浴、排泄など生活するうえでの動作補助や介護を実施し、人のためになる仕事です。
利用者だけでなく、利用者のご家族から、直接感謝をされることも多いでしょう。

ケアマネジャー

訪問介護や看護を受ける人が、心身の状態に合ったケアを受けられるようプランを提案します。担当医の診断や家族との話し合いに基づきプランニングするのが一般的です。そのため、本人だけでなく、家族や医師からも頼りにされる存在のため、人のためになっていると感じやすい仕事といえるでしょう。

社会福祉士

社会福祉士は、生活困窮者や虐待被害者などの相談や支援を行います。市区町村や児童相談所などの公的機関や民間団体で働いており、利用者の権利を守り、生活環境や心理状態を改善するためにか欠かせないサービスや手続きを行う人のためになる仕事です。
社会福祉士になるには、社会福祉士の国家試験に合格する必要があります。

福祉の仕事内容や向いている人について知りたい方には、「就活アドバイザーが教える!社会福祉士・介護士・ホームヘルパーのお仕事」のコラムがおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。

保育士

保育士は、0歳から就学前までの子どもの保育や教育を行います。保育士は、保育園やこども園で働く人が多く、子どもの食事や生活、遊び、学びなどをサポートする人のためになる仕事です。
子どもや保護者から、直接「ありがとう」と言われることも多いでしょう。

保育士の業務内容を詳しく知りたい方には、「保育士の年収はどれくらい?活躍の場や今後の展望に言及!」のコラムがおすすめですよ。

誰かの役に立ちたい人におすすめ!公益に貢献できる仕事

公益に携わる代表的な職業としては、公務員が挙げられます。また、団体職員も公益に携わるものがあるようです。公益に貢献することも、人のためになる仕事に含まれるでしょう。公益に貢献できる仕事の代表例を以下で紹介します。

地方公務員

地方公務員には、都道府県庁の職員、市役場の職員、警察官、消防士などさまざまな職種があります。人のためになる仕事がしたい場合、自分の住んでいる地域や地元採用の公務員採用試験を受験してみるのも一つの選択肢です。
親しんだ場所や人々の暮らしに貢献できれば、人の役に立っていると感じられ、やりがいを見出しやすいでしょう。

団体職員

団体職員が属する「団体」とは、公共のための事業を行い営利を求めない団体のことです。公務員ではありませんが、公的な性質を持っている組織です。耳馴染みがあるものとしては、国公立大学法人、商工会議所、道路公団、社会福祉法人、医療法人などが挙げられます。
これらの団体に属して公益に貢献できる業務を担えば、「人のためになる仕事をしている」と感じやすいでしょう。

自衛官

自衛官は天災や有事の際に、国民の命を守ったり救出したりします。訓練は大変ですが、人の命を守ることに直接関われるため、人のためになる仕事として誇りを持ちながら働ける職業です。

公務員へ転職するメリットやデメリット、どうすれば転職できるのかを知りたい方には「公務員に転職するときの相談先は?仕事内容や必要なスキルもあわせてご紹介」がおすすめです。あわせて読んでみてください。

子どものサポートをしたい方におすすめ!教育に関わる仕事

教育に関わる仕事には、学校の教員や塾の講師、習い事のスタッフなどがあります。学校教育や子どもの成長を身近な立場からサポートできるため、人のためになる仕事と実感しやすいでしょう。

小学校や中学校の教員

教育に関わる仕事としてまず挙げられるのが、小学校や中学校の教員です。日本で義務教育に指定されている子どもの学習や成長に関われる、やりがいのある仕事といえるでしょう。
また、この期間は子どもたちが心身ともに成長していく時期でもあり、子どもたちだけでなく保護者の相談に乗る場合もあるでしょう。そのため、児童の保護者から、直接感謝をされることが多いのも特徴です。教員として働くには、基本的に大学や短大を修了し、教員免許を取得しなければなりません。

教師の数は不足している

令和4年に文部科学省が発表した「『教師不足』に関する実態調査(p4)」によると、全国で2,558人の教員が不足、1,897校で欠員が生じていることが明らかになりました。
さらに、同年に行われた厚生労働省の「令和4年度(令和3年度実施)公立学校教員採用選考試験の実施状況について(p1)」でも、小学校教員試験の倍率は過去最低を記録するなど、今後も教員の需要は拡大していく可能性も考えられるでしょう。

参照元
文部科学省
「教師不足」に関する実態調調査
令和4年度(令和3年度実施)公立学校教員採用選考試験の実施状況について

幼稚園教諭

幼稚園教諭は、3歳から小学校に入る前までの子どもの教育や保育を行います。幼稚園教諭は、幼稚園や認定こども園で働く場合が多く、子どもの遊びや学びを通して、社会性や創造性などを育む、人のためになる仕事です。
子どもや保護者から、愛されたり尊敬されたりする機会も多いでしょう。幼稚園教諭になるには、専門学校や大学などに通い、幼稚園教諭免許状を取得する必要があります。

学習塾の講師

小学校や中学校の教員は教員免許が必要ですが、塾講師であれば基本的に教育免許は必要ありません。ただし、学歴を求められる場合が多く、その条件をクリアできていれば就職しやすい職業といえるでしょう。
学習塾の講師は、主に学業の成績を向上させたり、志望校への合格に導いたりするのが仕事です。学業に悩んでいる子どもをサポートする仕事なので、子どもから「成績が上がった!うれしい!」「テストの点が上がった」などと言われたり、保護者から感謝されたりすることもあります。それゆえ、人のためになる仕事をしていると思える可能性が高いでしょう。

フィットネスやクラブチームのスタッフ

フィットネスやクラブチームのスタッフも、子ども教育に関われる仕事であり、習い事を通して子どもの精神的・肉体的な成長を見守れます。競技志向のクラブチームであれば、大きな大会で結果を残すことで、子どもや保護者から感謝される場合もあるでしょう。
子どもが一生懸命頑張っている姿は、何にも代え難いものです。感謝されると同時に、多くの人に感動を届けられる、人のためになる仕事といえます。

悩みや課題を解決したい人におすすめ!人権や人を守る仕事

人権や人を守る仕事としては、弁護士やパラリーガル、警備員などがあります。人を助ける仕事に直結しており、人のためになる仕事と感じやすい職業に挙げられるでしょう。

弁護士

弁護士は法の専門家として、個人や法人の問題を解決するのが仕事です。人権を守ったり、トラブル解消・防止の助言をしたりするのが主な役割のため、人のためになる仕事と感じやすいでしょう。活躍の場は民事事件や刑事事件、企業の法務関連のほか、公益を目的とした業務など多岐にわたります。

パラリーガル

弁護士の監督の下で、法務に関する事務業務を行うスタッフを指します。弁護士のように司法試験への合格は必要なく、学歴や学部の縛りもありません。弁護士にはならずとも、人権を守る業務に携わり、人のためになる仕事の一つです。

警備員

警備員はビルやイベントの警備をはじめとし多くの日常的な場面で活躍しています。警備員がいることで安心感を届けられるため、場所の利用者から感謝される機会が多いでしょう。特別な免許もいらないため、体力に自信のある人であれば、応募できる場合が大半のためおすすめです。

警備の仕事について詳しく知りたい方には、「警備員の仕事」がおすすめです。こちらのコラムもぜひご覧ください。

人に寄り添った仕事をしたい人におすすめ!冠婚葬祭の仕事

ライフイベントである慶事や弔事をサポートする仕事は、本人、家族や参列者から感謝されることが多い職種です。誰かにとっての人生の節目に携われる人のためになる仕事といえるでしょう。

ウエディングプランナー

結婚式や披露宴を行う新郎新婦を支え、プランニングする仕事です。日取り、予算、人数、料理、演出など、さまざまな面で新郎・新婦をサポートします。ご本人やゲストの方々が喜ぶ様子を間近で見られる人のためになる仕事で、やりがいや達成感を得やすいでしょう。

斎場スタッフ

弔事は遺族の方の心に寄り添いながらも、粛々と式事を進めます。気を配りつつ、テキパキと取り仕切るスタッフに対して、「ありがとうございました」「お世話になりました」などの言葉が掛けられることもあるでしょう。人から直接感謝される人のためになる仕事といえます。

企業の課題を解決したい人におすすめ!IT系の仕事

IT系の仕事は人との関わりが少ないイメージを持つ方もいるかと思いますが、ITに関わる職業のなかには、人から感謝されたり人のために働けたりする仕事もあります。IT職に興味がある方にはおすすめの仕事です。ぜひ、下記を参考にしてみてください。

ITエンジニア

ITエンジニアは、現代人の生活を支えるためになくてはならない仕事の一つです。日常生活に当たり前のように存在しているアプリやWebサービスも、ITエンジニアが携わっています。
直接人から感謝される場面は少ないものの、自分が作ったサービスが世の中の役に立ったり人のためになったりしていることに、達成感ややりがいを感じられるでしょう。

現在ITエンジニアは、深刻な人手不足の状況です。
経済産業省が公表している「参考資料(IT人材育成の状況等について)(5p)」によると、IT人材の需要ギャップは2030年に最大で約79万人になる予想です。
そのため、国家レベルでIT人材の育成が急務とされており、未経験者を歓迎とする求人も多いのが特徴です。

未経験からITエンジニアやプログラマーを目指したいと考える方は、「未経験からプログラマーになるには」のコラムもおすすめです。

参照元
経済産業省
第1回 「第4次産業革命スキル習得講座認定制度(仮称)」に関する検討会

国際的な課題を解決したい人におすすめ!国際的な仕事

国際的な仕事には「保安関連の仕事」や「NGOスタッフ」などの仕事が挙げられます。国際的な仕事は国内のサポートだけでなく、国と国を繋ぐ大きな役割を持つ仕事もあり、やりがいが大きく「人のためになっている」と感じやすい仕事といえるでしょう。

保安関連

保安関連の仕事には、警察官や海上保安官などの仕事が挙げられます。警察官は国民の安全を守ることが主な仕事ですが、国際会議や首脳会談の際に海外からの来客者の護衛を担当することも。国民だけでなく、海外からの来客者の安全を守ることも警察官の仕事です。
警察官は、日々国民の安全を守っているため、感謝されることも多く、人のために働いていると実感することも多いでしょう。

海上保安官は日本の海の安全を守る仕事です。主な業務としては、怪しい船や海外から侵略してくる船の取り締まりを行ったり、海上交通の管理を行ったりしています。海上保安官は直接感謝をされることは少ないものの、国を守るという大きな役割を果たしているので、人や国のためになる仕事といえるでしょう。

NGOスタッフ

NGOスタッフは、国際ボランティアのスタッフであり、主に国際問題や環境問題、人権問題などに関わる活動を行っています。また、NGOスタッフは資格が必要ないため、資格やスキルに自信がない人も比較的就職しやすいでしょう。
NGOスタッフは、海外の現地で働くこともあるため、国境を越えて人のためになる仕事をしていると実感できる仕事といえます。

人のためになる仕事に就くための4つのポイント

ここでは、人のためになる仕事に就くためのポイントを解説します。以下のポイントを参考にしながら就職活動を行い、自分に合った職種に就職しましょう。

人のためになる仕事に就くためのポイント

  • 自分の生活を見直しやりたい仕事を考える
  • 「どのように役に立ちたいのか」を明確にする
  • 仕事に必要な資格やスキルを取得する
  • 就職・転職活動を行う

1.自分の生活を見直しやりたい仕事を考える

まずは、自分の生活を見直してみましょう。「自分はこのままで良いのか」「自分が本当にやりたい仕事は何なのか」を深堀りしてみることが重要です。

さらに、「人のためになる仕事で、自分ができることは何なのか」を突き詰めて考えれば、自分の望む働き方や職種が明確化でき、就職・転職活動へも活かしていけるでしょう。

2.「どのように役に立ちたいのか」を明確にする

人のためになる仕事に就くには「どのように役に立ちたいのか」を明確にすることが大切です。前述したように、どの仕事も人のためになる仕事といえます。しかし、人によって「どのように役に立ちたいか」の理由は異なるため、その理由ごとに職種や仕事内容も異なってくるでしょう。
自分はどのようにして人の役に立ちたいかという理由を明確にすることで、自分に合った「人のためになる仕事」を見つけやすくなるといえます。

3.仕事に必要な資格やスキルを取得する

自分がやりたい仕事に専門的な資格やスキルが必要な場合は、取得するための行動を起こしましょう。たとえば、プログラミングスキルを身につけたければ、ハローワークを通じて職業訓練校に通う方法があります。
また、インターネットや専門書を利用し、独学で勉強もできるでしょう。国家試験への合格が必要な場合は、学校への再入学も視野に入れながら、積極的に行動を起こすことが大切です。

4.就職・転職活動を行う

自分のやりたい仕事が見つかり、就職のために必要な資格やスキルを取得できた人は、就職・転職活動を行いましょう。就職・転職活動には、ハローワークや就活サイト、就活エージェントなどを活用する方法があります。
なかでも就活エージェントでは、履歴書の添削や面接対策、内定後のサポートなど就職に関わることを一貫して支援してくれるのが魅力です。ニートやフリーターから人のためになる仕事に就きたい方は、ぜひ就活エージェントを使った就職活動も検討することをおすすめします。

人のためになる仕事の志望動機で「人の役に立ちたい」は避けよう

人のためになる仕事の採用面接を受ける際、志望動機を「人の役に立てる仕事がしたいから」とすると、志望動機としては内容が薄いため不十分といえるでしょう。ここでは、人のためになる仕事の志望動機に「人の役に立ちたい」を使用するのを避けたほうが良い理由を解説します。

どのような職業であっても何らかの形で人の役に立っている

前述したように、どのような職業であっても何らかの形で人の役に立っています。労働をしてお金をもらう行為は、お金を支払っている人の問題やニーズを解決しているからです。
そのため、志望動機が「人のためになることをしたい」では、「ほかの仕事であってもできるのでは」と採用担当者から思われてしまう可能性があるでしょう。ほかの仕事ではできない、その職種ならではの理由を伝えることをおすすめします。

志望動機が具体的ではないと印象に残りにくくなる

志望動機として「人の役に立ちたい」を避けたほうが良い理由には、具体的でないと印象に残りにくい可能性があるからです。志望動機が抽象的だと、採用担当者から「本当にこの仕事がしたいのかな」「なんとなく応募しているだけなのでは」と不安視される恐れがあります。
志望動機では、仕事への熱意ややる気を伝えることが重要です。本当に人のためになる仕事がしたいと思って応募しているのなら、その仕事で「どのような人の、どのような役に立てるのか」を明確にしましょう。人のためになる仕事がしたい人は、それを踏まえたうえで志望動機を考えることが重要です。

志望動機に迷ったときは、エージェントに相談するのがおすすめ

どうしても志望動機がうまく書けないときは、就職・転職エージェントに相談してみるのも有効です。エージェントとの面談のなかで、自分では気づけなかった志望動機を発見できる可能性があります。就職活動は1人で進めることが多いため、客観的に自分にアドバイスしてくれる人の存在は重要でしょう。
志望動機の作り方を解説!好印象な回答をするポイントとは」では、就活アドバイザーがより具体的に志望動機の書き方について説明しています。

未経験の仕事の場合は、どうして数ある職種の中からその職種を選んだのかをアピールするとともに、選んだ業界への関心度や入社意欲を伝えることが重要なので、自身で勉強している資格やエピソードを話すようにしましょう。

ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス

「人のためになる仕事」の志望動機を伝える際のコツ

「人のためになる仕事」の志望動機を伝える際は、自分がどのように人の役に立ちたいのかをより具体的に伝えることがポイントです。曖昧な理由では、「うちの会社でなくても良いのではないか」と思われてしまうため、明確な理由を考え、採用後の具体的なイメージを加えながら伝えると、より説得力のある志望動機になるでしょう。
また、自分が今持っているスキルや経験で活かせることがあれば、そのスキルや経験を仕事でどう活かせるかを話すと、就職に対する強い意志が伝わりやすくなるのでおすすめです。

自分に合う「人のためになる仕事」を探す方法

自分に合った「人のためになる仕事」に出会うには、「自分がやりたい仕事は何か」という視点を持つことが大切です。以下で自分に合った仕事を探す方法を、詳しく紹介するので参考にしてください。

自己分析や企業研究を行う

自分に合った「人のためになる仕事」に就くには、自己分析や企業研究を行うことが大切です。まずは自己分析で自分がどのようにして人の役に立ちたいのか、どのような仕事が向いているのかを知ることから始めましょう。また、自己分析を行うことで自分の強みや弱みなども理解でき、自分の強みを活かせる仕事を選びやすくなります。
企業研究では、自分の適性やどのようにして人の役に立ちたいのかを考えながら研究を行っていくと良いでしょう。また、同じ業界や職種でも会社の方針によって働き方が異なるため、自分に合った働き方や方針を掲げている会社を見極めることが重要です。

就職・転職エージェントに相談する

1人で就職・転職活動を行うのが不安な人や、自分に合った「人のためになる仕事」が分からない場合は、就職・転職エージェントに相談をするのもおすすめです。就職・転職エージェントは専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンで就活をサポートしてくれるため、1人で就活を行うことに不安を抱えている人も安心して就活を行えるでしょう。

自分に向いている仕事が分からない方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブでは、就職・転職市場に詳しいキャリアアドバイザーが、自分の適性を踏まえつつマッチする求人をご紹介。求人紹介のほか、履歴書や職務経歴書の添削や面接練習など就職・転職活動全般のサポートもいたします。サービスはすべて無料のため、まずはお気軽にお問い合わせください。

人のためになる仕事に関するQ&A

最後に、人のためになる仕事に関してよくある質問にお答えします。自分のキャリアプランを考えるうえで、ぜひ参考にしてください。

資格がなくても、人のためになる仕事に就ける?

資格がなくても就職できる「人のためになる仕事」は、介護職、自衛隊、塾講師、警備員、エンジニア、清掃スタッフなど多数挙げられます。特に、介護職やITエンジニアは人手不足の業界でもあり、需要が高いため、資格がない人の就職先としておすすめです。

人のためになる仕事に就職する方法は?

自分がやりたい仕事に活かせる資格を取得したり、スキルを身につけたりするのがおすすめです。仕事に役立つスキルがあるとアピールできれば、就職・転職活動で自身の採用メリットを示せます。
また、仕事に対する積極性や意欲も伝えやすいため、人のためになる仕事に就職できる可能性を高められるでしょう。
就職を見据えた資格取得に関しては、「フリーターにおすすめの資格を職種別に解説!取得時の注意点や勉強法も紹介」のコラムもおすすめです。あわせてご覧ください。

自分に合った、人のためになる仕事を探すにはどうしたら良い?

自分がどのような人の役に立ちたいのかを考えてみると良いでしょう。対象者の年齢や場所、置かれている状況などを具体的にイメージしたうえで、就職活動をするのがおすすめです。

自分に合った、人のためになる仕事を知りたい人は「自分に合う仕事が分からないときの上手な見つけ方を解説!」のコラムも参考にしてください。

人のためになる仕事をしたいけど、ニート歴が長くて不安…

「就職活動のやり方が分からない」「社会に出るのが怖い」と感じる人は、ぜひハタラクティブにご相談ください。

ハタラクティブでは、ニートやフリーター向けの就職活動の支援を行っており、企業選びから就職まで一貫したサポートを実施しています。自己分析のサポートも行っているので、「どのような企業に入るべきか分からない」とお悩みの方も、ぜひお気軽にご相談ください。

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