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夢を諦めて就職すべき?経歴なしで正社員になれる?強みを活かす就活方法
更新日
この記事のまとめ
- 夢を諦めて就職を決意したら、1日でも早く行動を起こすことが大切
- 追っていた夢に関する知識や技術が身についていることが強みになる
- 目標に向かって努力する姿勢や向上心、継続力なども企業に歓迎される資質の一つ
- 夢を追いかけてきたことに自信を持って就職活動を始めよう
夢を叶えるために正社員就職をせず、フリーターなど非正規として働く方もいるでしょう。しかし、なかには夢を諦めて就職を決意する方もいます。就職活動を始めるに当たって懸念となるのが、これまでの経歴です。正社員として働いた経験がなくても就職できるのでしょうか。結論からいえば、正社員経験がなくても就職することは可能です。
このコラムでは、夢を諦めて就職を決意した方に向けて就活のコツをまとめました。
夢を諦めて就職すべき?
夢の実現に向けて、フリーターなど融通の効く働き方を選ぶのは決して珍しいことではありません。
ただし、実際に夢が叶うかどうかは個人差があり、夢を叶える人は多くはないでしょう。夢を諦めて就職すべきかどうかも、個人の考え方や描くキャリアによって異なるので、一概に諦める・諦めないとはいえません。しかし、夢を諦める人は、年齢や今後の見通しから「諦める」という判断をしているようです。
ときには夢を諦める覚悟も大切
夢の実現に向けて、多大な時間やその他を費やしてきた方は多いでしょう。気持ち的にも、簡単に夢を諦めるのは容易ではないことが想像できます。
しかし、ときには夢を諦める覚悟を持つことも大切です。年齢を重ねても夢を追うのは素晴らしいことですが、現実を考えると年齢や収入といった面から、いつまでも夢を追いながら非正規として働くのは厳しいでしょう。
正社員と並行で活動するのも選択肢の1つ
夢の内容によりますが、正社員として働きながら夢を叶えるという選択肢もあります。近年では正社員の副業を容認する企業も増えてきており、「夢を諦める=活動を終える」ではありません。
就職をしない言い訳にしない
夢を諦めるか悩んでいるなら、改めて叶えたい夢について冷静に考えてみてください。このまま続けて叶うのか、チャンスはあるのか、年齢的に難しくないのか。
人によっては、「夢を叶えるために就職しない」のではなく、「就職したくない言い訳に夢を追っている」という本末転倒な理由になっていることも。そして、本当に夢を叶えるために行動できるのか、諦めて就職するのか決断しましょう。
理由はどうあれ、年齢を重ねてもフリーターのままでいると将来の生活は厳しくなることが予想できます。「フリーターのリスクとは?将来の見通しや正社員になるためのポイントを解説」を読み、将来について改めて考えてみてください。
正社員経験がないと就職はできない?
結論から述べると、正社員経験がなくても正社員としての就職は可能です。ただし、企業が重視するポイントをしっかりと押さえ、企業が「採用したい」と思えるアピールを行いましょう。
職歴にはならないが経験は重要
これまで夢を追って非正規として働いてきたことは、決して無駄ではありません。職務経歴上は、アルバイトなど非正規は職歴にはなりませんが、経験やスキルとして十分アピール材料になります。フリーター期間に得たスキルを活かせる仕事を、就職先として考えてみても良いでしょう。
履歴書の書き方は「フリーターから正社員を目指すうえでの履歴書の書き方やNG例」でご確認いただけます。
正社員経験がないことはポジティブに伝える
面接で高確率で聞かれるのが、正社員経験がない理由です。回答に悩んでしまう方も多いようですが、夢を追っていた方は正社員経験がない理由が明白です。ダラダラと何もせずに時間を過ごしてきたわけではないでしょう。
これまで自分が過ごしてきた時間、行っていたことに自信を持ち、「1つの物事に長期間取り組んでいた」「自分で夢に見切りを付けてチャレンジした」など、ポジティブな伝え方を意識してみてください。
長いキャリアプランを考えてみよう
夢を諦めて就職・転職を決意した人のなかには、周囲との経験や年齢の差が気になる方もいるでしょう。27歳なら新卒入社していれば4年ほどの社会人経験を積んでいますが、決して27歳からのスタートが遅いわけではありません。どのように時間を過ごすかは本人次第です。4年の差があっても、追いついたり、ときには追い越したりすることも出来るでしょう。
大切なのは、目の前ばかりに気を向けないことです。3年後・5年後・10年後と長いスパンでキャリアを考えて、目標を叶えるために何をすべきか考えてみてください。
正社員就職で重視されること
正社員未経験の方の採用で重視されるのは、年齢やポテンシャル、仕事に対する気持ちなどです。夢を諦めて就職・転職を決意しても、就活の方法が間違っているとなかなか採用が決まらず焦ってしまいます。企業がどんな点に重きを置いているのか、確認しましょう。
年齢
経験や職歴がない場合は、年齢を重視されやすいのが実情です。なぜなら、年齢が若ければ、考え方が柔軟で新しいことを吸収しやすいと捉えられるからです。既存の社員との関係性や年齢バランスを考える企業も多く、20代なら正社員経験がなくても就職しやすい傾向があります。
フリーターからの就職と年齢の関係性についてまとめた「就職できる年齢に制限はある?早めに行動するべき理由や職探しのコツを解説」にも、目を通してみてください。
30代になると経験を重視され始める
一般的に、30代は社会人として中堅となる年齢です。たとえ応募先の仕事が未経験であっても、30代の求職者に対して「マネジメントスキル」や「これまでの業務で培った社会人としてのスキル」を求める企業が増えます。決して30代のフリーターが正社員就職できないわけではありませんが、20代に比べて応募できる求人も少なくなり、より厳しい採用基準が設けられると考えておきましょう。
将来性
未経験者に関わらず、採用した社員は出来る限り長く働いて欲しいと考えるのが一般的。特に、未経験で採用していれば、教育コストなども鑑みて将来性を重視する企業は多くなるようです。
将来性を重視した採用方法については「ポテンシャル採用とは?何歳まで適用される?新卒・中途との違いも解説」でご確認いただけます。
熱意
経歴のない人が正社員として採用されるには、仕事に対するやる気や熱意を伝えることも重要です。特に、フリーター歴が長いと、「アルバイトのようにすぐ辞めてしまうのではないか」「仕事に対して真面目に取り組んでくれるだろうか」といった点を懸念する企業もあるでしょう。
仕事や正社員という働き方をポジティブに捉え、熱意を示すことが大事です。
夢を諦めた人がアピールできること
夢を諦める決断をした人が就職でアピールできるのは、「1つのことに打ち込んだ経験」や「物事を長く続けられる忍耐力」「目標に向けて努力を惜しまない姿勢」などです。正社員としての経験だけが就職活動で重視されるわけではないので、自分にとって何が強みになるのかを考えてみましょう。
夢を諦めた人がアピールできること
- 1つのことに打ち込んだ経験
- 物事を長く続けられる忍耐力・継続性
- 目標に向けて努力する姿勢や向上心
1つのことに打ち込んだ経験
小説家や漫画家、お笑い芸人にスポーツ選手。どんなものを目指していたにしても、何か一つのことに打ち込んでいた時間や経験は、決して無駄ではありません。その時間を通して身についた技術や知識は、一般の企業でも活かすことができるのです。
たとえば、小説家を目指していたのであれば、その文章能力や伝達能力は一般的な人よりも意識的に高めてきたでしょう。お笑い芸人を目標にしていた人では、人を笑わせるために相手の笑いのツボや気持ちを読み取る技術、トークスキルなどが磨かれているはずです。
このように、1つのことに打ち込んだ経験や、そこから得たスキルは大きな強みになります。「なぜ目指そうと思ったのか」「どんな困難があったか」「どのように乗り越えたか」「どんなスキルや経験を得たのか」など、要点をまとめて自己アピールに活用しましょう。
物事を長く続けられる忍耐力・継続性
継続性とは、夢を諦めた人に対しては矛盾した言葉かもしれません。ですが、そもそも継続する力がなければ、夢に向けて努力することもできなかったはず。後悔することなく夢を諦められるところまで行った人は、自分のなかで納得できるだけの期間、努力を続けてきたことでしょう。
このような継続力は、一般企業でも評価されることですし、歓迎されることでもあります。自分がどんな目標を立てて、どれだけの期間頑張ったかを伝えることは、プラスになるでしょう。
目標に向けて努力する姿勢や向上心
努力する姿勢や向上心も見逃せません。どちらも、夢を追いかけていた人であれば自然と身についている資質でしょう。
また、目標を立ててそれを実現するために一つ一つ段階を踏んでいく、というプロセスを経験しているのもポイントです。多くの人は、大きな夢に向けて、その途中にいくつもの目標を立ててきたことでしょう。夢に向けて具体的な目標を立てて消化してきた経験も、人に誇れる立派なエピソードです。就職活動においても、このような強みは高評価を得られる可能性があります。
夢を諦めた人が面接で聞かれやすい質問3選
夢を諦めて就職活動に打ち込む際、面接対策がとても重要です。面接では、立ち入った質問を投げかけられることも珍しくありません。このような質問にしっかりと答えられると、企業からの好感度は上がりやすくなります。想定される質問を押さえて、あらかじめシミュレーションしておきましょう。
夢を諦めた人が面接で聞かれやすい質問3選
- なぜ就職しなかったのか
- 夢を追い続けた期間で何を手に入れたか
- どうして就職をしようと思ったのか
なぜ就職しなかったのか
就職して働きながらでも、夢を追い続けることはできます。それでもあえて就職しなかった人は、その理由を問われるでしょう。このとき、「時間がなかったから」「大変そうだから」など、ネガティブに聞こえる回答は望ましくありません。「夢に集中したくて、退路を断ちたかったから」など、前向きな答えを用意してください。
夢を追い続けた期間で何を手に入れたか
就職せず夢を追い続けてきた間に、どのようなスキルを手に入れたかを問われる質問です。このとき「やる気」や「責任感」など、あいまいな答えを企業は求めていません。エピソードなどで裏付けされた、仕事上の戦力になるスキルを答えましょう。
どうして就職をしようと思ったのか
夢を追い続けてきた人間が、なぜこのタイミングで諦めたのか。この点を企業は気にしています。
たとえば、「お金がない」「将来が不安」といった答えは、無計画でずぼらな人間という印象を与えかねません。それよりも、仕事に対する意欲や「この企業で働きたい」という意思を伝えましょう。
面接は、質問に対する回答以外にも対策すべき点が多くあります。特に、見た目は第一印象を左右させるので注意したいところ。正社員面接の基本対策を網羅している「フリーターの正社員面接でよくある質問は?ふさわしい服装についても解説」のコラムで、基本を押さえてから選考に臨んでみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。