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一人暮らしの生活費をシミュレーション!平均支出額や節約方法も紹介
更新日
この記事のまとめ
- 一人暮らしの生活費をシミュレーションするには、単身世帯の生活費内訳の平均が役立つ
- 2022年の調査では、一人暮らしの生活費の支出合計は家賃を除いて13万8千円ほど
- 家賃の目安は手取りの約3分の1で、手取りが18万円なら家賃は6万円までが良い
- 一人暮らしの生活費を抑えるためには、自炊や通信費の見直しなどの工夫が必要
「一人暮らしの生活費をシミュレーションしてみたい」と思っている方は少なくないでしょう。このコラムでは、一人暮らしの生活費の平均を解説。総務省統計局による単身世帯者の生活費内訳を紹介しているので、一人暮らしの生活費をシミュレーションする際の参考にしてください。また、家賃の目安や初期費用など、一人暮らしに必要となる情報をまとめました。一人暮らしを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
一人暮らしの生活費をシミュレーションする前に
一人暮らしの生活費をシミュレーションするためには、まず国民の平均を知ることがポイントです。一人暮らしの生活費の平均は、国税庁の調査結果からおおよその値を導くことができるでしょう。国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査(p21)」のデータによると、一人暮らしをスタートすることが多い年齢である20〜24歳の平均額面年収は、273万円。単純に12ヶ月で割ると、22万7,500円となります。
一方で、総務省統計局による「令和4年家計の概要(P15)」を見ると、2022年における単身世帯の生活費内訳は以下のとおりです。住居費と教育費は除いています。
費目 | 金額 |
---|---|
食費 | 4万3,276円 |
光熱・水道代 | 1万3,098円 |
家具・家事用品 | 5,613円 |
被服および履物費 | 5,280円 |
保健医療費 | 7,441円 |
交通・通信費 | 1万9,344円 |
教養娯楽費 | 1万8,700円 |
その他の消費支出 | 2万5,678円 |
合計 | 13万8,430円 |
引用:総務省統計局「令和4年家計の概要(P15)表Ⅱ-1-2 消費支出の費目別対前年実質増減率 -2022 年- 単身世帯」
上記より、幅広い年代を含む単身世帯の支出は、住居費を除いて平均で13万8430円ということが分かりました。ただし、住んでいる人の年齢や地域によって何にどれくらいお金を使うかは異なるもの。上記のデータは、あくまで一人暮らしの生活費をシミュレーションする際の参考程度に留めておきましょう。また、住居費の目安については、次項で解説します。
一人暮らしに必要な手取り額を知りたい方は、「15万?20万?一人暮らしに必要な手取り額と貯金方法」のコラムもチェックしてみてください。
参照元
国税庁
令和5年分民間給与実態統計調査
令和4年家計の概要(P15)表Ⅱ-1-2 消費支出の費目別対前年実質増減率 -2022 年- 単身世帯
自動車がある場合は?
自動車を所有している場合は、駐車場代やガソリン代などがかかります。そうすると、1ヶ月にかかる生活費の合計額はさらに上がるため注意が必要です。また、自賠責保険や任意保険の加入、自動車税などもあり、自動車にかかる維持費は決して少なくはありません。車の購入を検討している方は「フリーターも車を買える?ローン審査は通る?維持費についても考えよう」のコラムを参考に、やりくりを考えてみてください。一人暮らしの家賃をシミュレーションしてみよう
一般的に、家賃の目安額は月の手取り額のおよそ3分の1といわれています。お金のやりくりで、より無理のない生活を送りたい方は、家賃を手取り額の約25%程度に収めると良いでしょう。手取り額の目安は、額面の約75〜85%。前述と同様に20〜24歳の額面月収を22万7,500円と仮定すると、手取りは17万から19万円程度になるでしょう。仮に手取り額を18万円とした場合の家賃目安は、その金額の3分の1にあたる6万円です。一人暮らしの生活費をシミュレーションするにあたって家賃の目安額を知りたい方は、「家賃の目安は手取り額で決まる?収入に対して理想の割合を解説」も併せてご覧ください。
家賃が高い場所で一人暮らしをする場合は?
家賃が高い場合には、生活費の内訳を改めて考え直す必要があります。土地の値段の高い場所で一人暮らしをする場合、一般的な家賃の目安であるおよそ3分の1を超えてしまうこともあるでしょう。家賃が毎月の出費に占める割合は非常に大きいので、生活費に割ける金額はかなり変わってくると予想できます。そのぶん、削る余地があるのは貯金額と毎月の保険料です。家賃が高い場合は貯金を少し抑えめにし、保険も最低限の保障を目安に見直しをすると良いでしょう。また、一人暮らしを検討している20代の方には「年収と家賃のバランスを見極めよう!20代一人暮らしの注意ポイントを解説」のコラムもおすすめです。
一人暮らしにかかる初期費用をシミュレーションしよう
一人暮らしにかかる主な初期費用には住宅費用や引っ越し費用、生活用品などの購入費用などが挙げられます。以下、それぞれ見ていきましょう。
住宅の初期費用
一人暮らしを始める際には、主な費用として次のようなものがかかります。
・敷金
・礼金
・仲介手数料
・火災保険料
・前家賃
・鍵の交換代
住宅の初期費用は、家賃の5〜6ヶ月分が目安といわれています。例として月の手取り額18万円に対して家賃6万円を想定している場合、住居を借りる際の初期費用は30〜36万円程度が目安です。また、賃貸契約の際に保証人が見つからない場合は、保証会社の利用料も発生します。
引っ越し費用
引越し料金の相場は時期や移動距離、荷量などによって変動するため、契約前に数社から見積もりを取るのがおすすめです。また、一人暮らし向けの引越しサービスを活用すれば数万円程度に収まる場合もあるので探してみると良いでしょう。
生活用品を購入する費用
一人暮らしを始めるにあたって家具・家電をひととおり揃えるなら、20万円程度は想定しておきましょう。ただし、物によっては価格帯の幅が大きいうえ、中古を購入したり譲ってもらえたりする場合もあるので、この額はあくまで目安です。
一人暮らしの生活費を最低限に抑える4つのポイント
一人暮らしの生活費を最低限に抑えるには、自炊を心がけるだけでなく水道・光熱費や通信費の見直し、臨時出費の管理といった工夫が必要でしょう。以下にて、それぞれ詳しく解説します。
1.極力自炊をする
一人暮らしの生活費を最低限に抑えるためには、自炊が基本といえます。「スーパーの安売りの日に食材を購入する」「できるだけ一つの食材を使いまわす」などの工夫で食費にかかるお金を節約しやすいからです。慣れれば一度の自炊で何食分か作れるようになるので、チャレンジしてみましょう。
2.水道・光熱費を意識する
水道・光熱費を常に意識するのも、生活費の節約には欠かせません。「できるだけシャワーを出しっぱなしにしない」「スイッチ付きの電源タップにしてこまめに切る」など、いかに無駄を省くかがポイントとなるでしょう。また、夏や冬は冷暖房費の割合も大きいので注意してください。冷暖房だけを使用するのではなく、暑い日は冷感グッズや扇風機を使ったり、寒い日は着込んだりと、+αの工夫を取り入れて電気代を抑えましょう。
3.通信費を見直す
生活費をより切り詰めたいのであれば、通信費の見直しも有効です。大手通信業者のプランから格安SIMを使った契約に切り替えるといった、契約内容を見直すだけで大きく節約できる可能性もあります。
4.臨時出費の管理
生活費を節約するうえでは、臨時出費を意識するのも大事です。冠婚葬祭といった臨時の出費があった月の翌月には、その分を調整しましょう。大きな臨時出費をそのままにしておくと、日々節約に励んでいてもなかなかお金が残らず、モチベーション低下に繋がりかねないからです。大きな支出があったあとできるだけ早く調整するよう心掛けることで、生活費を順調にやりくりできるようになるでしょう。
一人暮らしの生活費をシミュレーションしてみてどうしても経済的に厳しいと感じる場合は、収入を増やす方向に意識を向けるのも一つの手。転職で今よりも収入を上げることを視野に入れてみてください。
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一人暮らしの生活費に関するFAQ
社会人が一人暮らしを始める際には何かとお金がかかるので、しっかり予算立てをしておきましょう。ここでは、一人暮らしの生活費に関してよくある質問をQ&A方式で回答していきます。
一人暮らしの生活費にはいくらかかる?
総務省統計局の「令和4年家計の概要(P15)」によると、一人暮らしの生活費には平均で13万8,430円ほどかかるといえます。ただし、これは家賃を除く金額です。詳しくは、このコラムの「一人暮らしの生活費をシュミレーションする前に」で解説しているので、そちらをご覧になってください。
参照元
総務省統計局
令和4年家計の概要(P15)表Ⅱ-1-2 消費支出の費目別対前年実質増減率 -2022 年- 単身世帯
一人暮らしの生活費を抑える方法は?
一人暮らしの生活費を抑えるには、食費や水道・光熱費の出費をできるだけ少なくするのが有効です。「できるだけ自炊を心がける」「スイッチ付きの電源タップにしてこまめに消す」などの日々の取り組みでかかる費用が変わってくるでしょう。また、通信費の見直しもおすすめです。一人暮らしの節約方法を知りたい方は「15万?20万?一人暮らしに必要な手取り額と貯金方法」の記事も参考にしてください。
一人暮らしを始める際、いくら用意すべき?
一般的に一人暮らしを始める際には、100万円ほど用意しておくべきとされています。しかし、実際にかかる金額は人によってそれぞれです。まずは自分がどのような生活を送るのか考えたうえで、住居にかかる初期費用や家具家電購入費などを考慮してお金を用意すると良いでしょう。
一人暮らしで生活費をやりくりできるか不安
一人暮らしの生活費を上手くやりくりできるか不安に感じるなら、収入を上げるのが最も安心な方法でしょう。転職によって収入アップを目指すのを考えるなら、転職エージェントを活用するのも一つの手。業界や企業に詳しい就活アドバイザーがカウンセリングを通じて、どのような求人に応募すべきかをアドバイスしてくれるからです。「ハタラクティブ」では20代の方に向けて正社員の求人をご紹介していますので、一度ご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。