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フリーターも起業は簡単?成功の秘訣を考えよう
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この記事のまとめ
- インターネットの普及によってフリーターも起業がしやすくなった
- フリーターの起業におすすめなのは初期費用がかからない職種
- フリーターから起業するために持っていると便利な資格がある
- 起業に成功するケースと失敗するケースの特徴を知ろう
- リスクを知ったうえで、じっくり考えてから起業しよう
「フリーターから起業したいけどできる?」という疑問を抱いている方もいるでしょう。近年はインターネットで多様な情報が得られるようになり、誰もが起業しやすい環境が整いつつあるといえます。このコラムでは、フリーターから起業しやすい職種や持っていると役立つ資格をご紹介。また、事前に学んでおきたいことや成功しやすいケース・失敗しやすいケースなどについてもまとめています。
フリーターが起業しやすいといえる理由
「フリーターから起業したいけど、可能なのか知りたい」という人もいるでしょう。時間の縛りがないフリーターは、起業に向いているといます。フリーターが起業しやすいといえる理由としては、以下のようなものが挙げられます。
自分の時間を確保しやすい
フリーターは決まった時間に働く正社員とは違い、アルバイトのシフトを自分で調整できます。時間の融通が利くので、起業に向けた準備をスムーズに進めやすいといえるでしょう。
インターネットの普及により起業しやすくなっている
スマートフォンやパソコンが普及し、誰もがインターネットを使用できるようになりました。自宅にいながら、個人で起業する人も少なくないようです。知識やアイデアさえ持っていれば、手軽にビジネスを立ち上げることが可能といえるでしょう。
お金のかからないおすすめの職種
フリーターから起業するなら、金銭的に損をするリスクは避けたいところ。在庫を抱える恐れがある仕事は避けた方が無難です。ほとんどお金のかからない、以下のようなビジネスをおすすめします。
インフルエンサー
インターネットの普及によりブログやSNSなどのソーシャルメディアが手軽に使えるようになった現代では、著名人だけがインフルエンサーではありません。世間に大きな影響力を与えることができれば、一般人もインフルエンサーになれる可能性があります。具体的には、動画配信者やブロガーなどがインフルエンサーにあたります。収入源は動画投稿によるアドセンスの広告収入やスポンサー契約、ブログアフィリエイトなどです。やり方次第では大きな収入を得ることも不可能ではないでしょう。
フリーランス
写真・イラストの加工や翻訳、Webデザイン、プログラミングなどの専門技術を使って、フリーランスとして起業してみるのも良いでしょう。インターネット上で受注や依頼ができるサービスもあるので、未経験の方も手軽に仕事を見つけやすいといえます。
起業するために役立つ資格
起業には必ずしも資格が必要なわけではありませんが、以下のような資格を持っていると有利に進めやすくなる可能性があります。
行政書士や税理士
行政書士や税理士の資格は、納税処理や会社設立などをサポートする事業を起こす際に必要な資格です。行政書士については、「取りやすい国家資格とは?取得するメリットや選ぶときのポイントを解説」、税理士については「金融関連の資格には何がある?その種類と取得時の注意点とは?」でそれぞれ紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
宅地建物取引士
宅地建物取引士の資格は、宅地や建物の売買などを行う不動産会社を起業したい場合に必要な資格です。宅地建物取引士については、「宅建の資格概要や仕事内容をご紹介!スキルアップのコツとは?」で詳しく解説しているので、参考にしてください。
日商簿記検定
簿記の資格があれば、会計知識や財務諸表を読む力を身につけられます。経営管理や分析もできるので、売上を管理するためにも取得しておくと良いでしょう。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは、家計や老後、介護のことなど、身近なお金のことに関する相談を受ける仕事です。資格には国家資格と民間資格があり、国家資格にはFP技能士、民間資格にはAFPとCFPがあります。家計の見直しや資金計画ができるようになるので、取得しておくと起業に役立つでしょう。
ビジネス実務法務検定
ビジネス実務法務検定は、1級から3級まであり、仕事をするにあたって必要なコンプライアンスの知識が身につけられる資格です。3級は、最低限ビジネスパーソンが知っておくと良いとされる基礎知識を身につけられます。そのため、起業するなら3級からチャレンジしてみましょう。
中小企業診断士
中小企業診断士は、企業が抱える経営面の問題点を分析して解決する職業です。中小企業診断士の勉強をすることで、経営にまつわる知識を習得できます。自分の会社のことも客観的に分析できるようになるので、起業に役立つはずです。
起業するときに学んでおきたいこと
起業を成功させるには、ビジネスに関する知識やスキルが必要です。以下では、起業する際に学んでおいたほうが良いことを3つ紹介します。
マーケティング
マーケティングは、どんな業種であっても大切です。市場調査や広告宣伝、販売促進など、知識を活かせる場面が多数あります。ライバルと差をつけるために、マーケティングを学んでおきましょう。
コピーライティング
コピーライティングとは、目を引くような短い文章で商品を紹介する技術のことです。メルマガやチラシ、ネット広告などで集客するために必要なスキルといえます。訴求したいターゲットに響くコピーライティングができるようになれば、起業したあとの宣伝広告に役立つでしょう。
プレゼンテーション
どれほど魅力的なサービス・商品を生み出したとしても、相手に良さを伝えられなければビジネスが成立しません。プレゼンテーション能力は、自分の会社のサービスや商品を伝えるために必要不可欠です。
起業で成功するケース・失敗するケースの特徴
起業で成功するのは簡単なことではありません。起業に成功しやすいケースと、失敗しやすいケースについて、以下で詳しく見ていきましょう。
起業で成功しやすいケースの特徴
起業に成功しやすいケースの特徴としては、以下のようなことが挙げられます。
1. 自分の仕事を楽しめる
「自分の仕事が好き」と感じている場合は、起業に成功しやすいでしょう。夢中で楽しみながら仕事に取り組んでいくうちに、結果を出せる可能性があります。
2.変化に順応できる
働いていれば、仕事がうまくいくときもそうでないときもあるでしょう。うまくいかないときはすぐに次の手を考えて柔軟な対応ができると、起業に成功しやすいといえます。
3.相手に分かりやすく伝えることができる
起業家には金融機関や取引先、従業員など、多くの人と言葉を交わす機会があります。そのため、分かりやすく要約し、説得力のある言葉で伝えることが必要です。ビジネス書や小説、書評、哲学書、マンガなど、多くのジャンルの文章に触れて、語彙や表現力に磨きをかけましょう。
4.社会的な理念を持っている
個人的な願望を叶えるためだけに動いていても、周りの人はついてきてくれないでしょう。ビジネスで成功を収めるためには、「人の役に立ちたい」という社会的理念を持っておくことが大切です。そして、社会が必要とする価値を提供できれば、自ずと利益が生まれるでしょう。
5.諦めずに努力しつづけられる
会社運営をしていれば、失敗や挫折をすることもあるでしょう。それでもなお諦めずに起業したい気持ちを長く保ち、自分の夢に向かって進むことができると成功につながりやすいでしょう。大きな目標を掲げ、努力を重ねることが重要です。
起業で失敗しやすいケースの特徴
起業で失敗しやすいケースの特徴としては、以下のようなことが考えられます。
1.アイデンティティーがない
自分の考えを持っていない場合は、起業に失敗しやすいといえるでしょう。起業を成功させるには、誰かのマネをするのではなく、自分なりの目標を掲げることが大切です。サービスや商品を売り続けるためには、改善や新たなアイデアが必要になります。アイデンティティーを発揮できない場合は、起業で成功するのは難しいでしょう。
2.知識や経験がない分野での起業
知識不足のまま未経験の仕事で起業してしまうと、ユーザーのニーズを掴めなかったり、非現実的な商品設計をしたりしてしまう恐れがあります。起業に失敗する可能性も高くなるといえるでしょう。
3.他責思考である
事業が上手くいかなかったときに市場や社員のせいにしているようでは、信頼を得ることは難しいでしょう。起業して経営者になった場合、すべての権利を得ると同時に、全責任を負う必要があります。「将来、起業して社長になりたい」と思っている場合は、重大な責任を背負う覚悟を持っておくようにしましょう。
4.軽い気持ちで起業してしまう
2006年に株式会社に関する法律が改正されたことにより、誰でも起業がしやすい環境になりました。しかし、どんなビジネスにも地道にコツコツと頑張らなければならない過程があります。「華がある仕事がしたい」という憧れだけでは続けられません。起業を成功させるには、地味な作業や得意ではない仕事も率先して行う姿勢が大切です。
5.妥協してしまう
ビジネスにおいて、大切なのは過程ではなく結果です。良い結果を出すためには、時間をかけて、必要な努力を惜しまず続けていくことが不可欠。「時間が無いから仕方ない」と妥協してしまうのではなく、結果にこだわり続けることが大切です。
フリーターから起業する際のリスク
フリーターから起業した場合に想定されるリスクには、どのようなことがあるのでしょうか。以下で、考えられるリスクを紹介します。
収入面での不安がある
起業は必ずしも成功するとは限りません。上手くいかなければ、無収入になったり、収入が安定しなかったりすることもあるでしょう。事業が軌道に乗るまでは、アルバイトで収入を得るケースも多いようです。その場合、起業した会社の業務に追われ、アルバイトのシフトに入れない可能性も考えられます。貯金があれば別ですが、働く必要がある場合は収入が不安定になってしまう恐れも。生活資金を確保しながら起業するのであれば、仕事とうまく両立することが重要といえるでしょう。
自己破産する恐れがある
起業するときに融資を受けることができても、事業が軌道に乗らなければ返済できない可能性が出てきます。その場合、追加融資や借り換え、リスケジュールなどの処置が必要になり、大変です。手を尽くしても返済できなければ、自己破産になってしまうリスクがあることも知っておきましょう。
年齢が上がるにつれて再就職が難しくなる
「起業が上手くいかなければ就職しよう」と思っている人もいるでしょう。一般的に、フリーターからの就職がスムーズにできる年齢はおおよそ30歳くらいまでといわれています。30歳を過ぎると求められるスキルが上がり、転職が難しくなる可能性も。フリーターでいる期間が長ければ長いほど、再就職しにくくなるといえるでしょう。フリーターから正社員への就職のポイントについては、「フリーターとは?一人暮らしは実現できる?正社員就職のポイントも解説」で解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
フリーターから起業を成功させるには正社員で知識をつけるのもおすすめ
正社員になるためには年齢の壁がありますが、起業にはありません。もし、「フリーターから起業して成功したい」と考えているのであれば、まずは正社員として働き、ビジネスの知識や経験をある程度身につけてから起業することをおすすめします。前述のとおり、起業するのは簡単なことではありません。本気で起業を目指すなら、準備を万端にしておくことが大切です。
起業を検討する前に適職診断をしよう
やりたいことが見つからない場合は、起業への道を検討する前に、適職診断を受けて自分に向いている仕事を探してみましょう。職種や職場を変えることで、環境を180度変化させることができる可能性があります。もし、現状に悩んでいるのであれば、起業という枠にとらわれずに、転職へと視野を広げてみるのもおすすめです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。