ドラッグストア業界の仕事業界図鑑

ドラッグストア業界とは

お薬の販売のみに留まらないのが、ドラッグストア業界の特徴です。主軸である医薬品と化粧品のほかにも多彩な商品を展開しているところがほとんどで、買い求められる店舗にもさまざまな形態があります。

・ディスカウント型

「コスモス薬品」「ゲンキー」など、ローコスト体制を強化している企業が中心です。割引や格安を全面に押し出し集客を狙い、プライベートブランド商品の開発と販売にも力を入れています。売り場面積は1,000平方メートル以上を誇る店舗が多いです。

・調剤薬局併設型

主に、病院の周辺に立地している機関です。薬剤師が常駐しており、処方せんに基づきお薬を調剤。地域の皆さまの健康のパートナーとして、近年では「かかりつけ薬局」の役割も重要視されています。

店舗にもよりますが、ドラッグストアチェーンの最大手である「マツモトキヨシ」や2016年度の売り上げで業界トップの座を奪取した「ウエルシア」も、処方せん受付を行っているドラッグストアです。

・インターネット通販型

前述の「マツモトキヨシ」「ウエルシア」のほか、北海道を基軸とする「ツルハドラッグ」もインターネット通販に対応しています。指定の買物金額以上は送料無料としているところも多く、自宅にいながら時間を気にせず買い物できるのが魅力といえるでしょう。洗剤やペットボトル、トイレットペーパーなど比較的重量があったりかさばったりする商品をインターネット通販にて買い求める消費者が多い傾向にあります。

ドラッグストア業界の志望動機例

ドラッグストア業界への就職・転職をお考えの方が、最も気になると思われるポイントを下記にまとめてみました。

どの店舗にも共通しているのが、お薬を販売しているということです。医薬部外品・医薬品の取り扱いの有無は薬剤師が在籍しているかどうかで別れますが、健康に関する商品は必ず陳列されています。

健康に関する意識が高い方は、ドラッグストア業界での活躍に適しているといえるでしょう。また、化粧品を販売しているところもほとんどのため、健康にくわえ美容に関心がある方にもマッチしています。

健康と美容のいずれかに関心が高ければ、自信を持って商品を提案・販売できるうえ、モチベーションを保ち続けることも可能だと考えられます。

【志望動機を述べる際のアドバイス】

お薬や化粧品、食品など日常生活に必要なものが揃うところも、ドラッグストアの魅力です。とはいえどこの店舗でも全く同じものはなく、プライベートブランドや価格帯など店舗ならではの傾向があるでしょう。

志望動機を述べる際には、対象の店舗の特色について触れてみるのもポイントです。

たとえば、自身がよく利用する店舗であれば、スタッフの対応や品揃えの良さなど実際のプラスの面を挙げると良いでしょう。実体験で感じたことをもとに、自身の力をどう役立てたいのか、対象の店舗にどのように貢献していきたいのか具体的に述べることが大切です。

ドラッグストア業界の現状・課題、今後の将来性

ドラッグストア業界は、他の業界と異なり、売り上げや店舗数の伸びが続いているという特徴があります。少子高齢化が問題視されている昨今、医療品や介護用品の需要増加が理由の1つとして考えられます。

そんなドラッグストア業界を取り巻く現状と課題について、詳しく踏み込んでみましょう。

【現状・課題】

人口の減少に反して少子高齢化が進む現在では、ドラッグストア業界に対するニーズがさらに高まっている傾向があります。医療品や介護用品の品揃えの強化にくわえ、重視されているのが調剤事業です。

お薬に関する疑問や不安などを気軽に相談できる機関、「かかりつけ薬局」を持つことが推奨されているなかで、調剤薬局を併設したドラッグストアは年々増加傾向にあります。お薬の受け取りと、食材や化粧品、日用品の買い物を一度に済ませることができるドラッグストアの需要は消費者にとって大きいといえるでしょう。

また、自身で健康管理を行う「セルフメディケーション」が注目されていることも、ドラッグストアの必要性の高さにつながっていると考えられます。

数ある企業が展開するドラッグストアの総店舗数は、2013年の時点で17000店舗を超えています。首都圏から地方に至るまで国内各所に店舗が広がりを見せ、インターネット通販やディスカウントストアなど業態はさまざまです。

消費者のニーズに適った形で業態変化を遂げている業界ですが、そのぶん顧客争奪戦が激化しているという課題もあります。

インバウンド客からの需要が高いのも、ドラッグストア業界の特徴です。世界的に見ても質が高いといわれている日本製の化粧品や幼児用食品、医療品を求め、いわゆる「爆買い」が取り沙汰されています。

インバウンド客への対応も、今後の課題であるといえるでしょう。

【今後の動向】

ドラッグストア業界では、M&Aが加速傾向にあります。マツモトキヨシHDはコンビニのローソンと、ココカラファインはサークルKサンクスと業務提携するなど、シェア争いが続いているのが現状です。今後の生き残りをかけて、規模の拡大や他社との差別化を明確に図る必要があると考えられます。

ドラッグストア業界の仕事内容

ドラッグストア業界には、どのような職種があるのでしょうか。同じ業界といえど、職種によって大きく異る仕事内容についても紹介していきます。

・バイヤー

メーカーや問屋と商談し、店舗に並べる商品の買い付けを行います。他社との差別化を図るためにもお客さまに満足していただける商品を見極め、新商品の情報をいち早く把握することも大切です。お客さまに商品の良さを知っていただくべく、告知に趣向を凝らすのもバイヤーの業務の1つといえるでしょう。商品の製造段階から店頭に並ぶまでの工程でさまざまな人と関わるため、コミュニケーション力と幅広い視野を身につけることができる職種です。

・薬剤師

お薬のプロとして、市販薬の提案や販売を行います。服薬指導や健康相談に応じ、お客さまの健康をサポート。薬局併設型のドラッグストアが増加傾向にある近年、薬剤師の活躍の場も広がりを見せています。ドラッグストアに勤める薬剤師は、セルフメディケーションが推奨されていることもあり、より多くのお客さまと接する機会を持てる職種です。

・販売

店舗内で、接客をメインに行います。業務内容は、レジ打ちや商品の陳列、商品の在庫管理など多岐にわたります。

ドラッグストアで取り扱う商品は、医薬品だけにとどまらず食品や化粧品、日用品など実にさまざま。そのぶん客層にも幅があり、お客さまのニーズや年代に合わせた対応力を養える職種です。

職歴がない、バイト歴が長い方も大丈夫!事実、多くの方が就職に成功されています。

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