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最終面接の逆質問は何個用意する?作成ポイントや終わり方を例文付きで解説
更新日
この記事のまとめ
- 最終面接の逆質問は、最低3個から5個まで用意するのが適切
- 最終面接で企業が逆質問をするのは、入社意欲の高さや自社とのマッチ度を測るため
- 最終面接の逆質問では、面接官に合わせた内容や回答を深掘りする質問が有効
- 逆質問は、最初にいくつ質問したいかを伝えておくとスムーズに進められる
- 事前に調べれば分かる内容や面接官が回答に困る内容は、逆質問に適していない
「最終面接の逆質問は何個用意すれば良い?」と疑問に思う方もいるでしょう。最終面接の逆質問は、最低3個から5個まで用意するのが適切です。このコラムでは、面接官が逆質問する意図や作成する際のポイントを解説しています。面接で使える逆質問の例文のほか、逆質問をスムーズに進める方法や避けたほうが良い逆質問、思いつかない場合の対処法もまとめているので、面接を控えている方はぜひ参考にしてみてください。
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最終面接の逆質問を用意する際に適切な個数とは
面接では、応募者の疑問や懸念を解消するために、逆質問の時間が設けられることがあります。面接の段階によって望ましいとされる逆質問の個数は代わってきますが、最終面接の逆質問は最低3個から5個用意すると良いでしょう。
以下で、詳しい理由を解説しています。
逆質問は最低3個から5個まで用意する
前述したように、最終面接の逆質問は最低3個から5個用意するのがおすすめです。
最終面接では、スキルや実績よりも入社に対する意欲の高さを見られるうえ、企業の社長や役員クラスが面接官を務めることも少なくありません。そのため、一次・二次面接のとき以上に多様な質問をすることで、熱意を適切にアピールすることができます。
面接の途中で疑問が解消されてしまった場合でも、質問を多めに用意しておくと精神的な安心感を得られるため、最低3個から5個は用意しておきましょう。
面接では多く質問すれば良いというわけではない
逆質問を多く用意したからといって、とにかく多く質問すれば良いというわけではありません。際限なく質問すると、あらかじめ設定された面接時間をオーバーしたり、「事前の調査が足りていない」という印象を与えてしまったりする恐れも。用意した質問のなかから、自分が本当に知りたいことや、社長・役員クラスの面接官に聞きたいことに絞って質問しましょう。最終面接で企業が逆質問をする意図
最終面接で企業が逆質問をするのは、「入社意欲や志望度の高さを確かめたい」「自社とのマッチ度や関心の度合いを測りたい」という意図があります。
以下で詳しく説明するので、企業側の意図を正しく汲み取り、逆質問を用意する際に役立ててください。
入社意欲や志望度の高さを確認するため
企業は逆質問を通して、「応募者は本当に入社する気があるのか」「志望度の高さはどれくらいか」を確認しようと考えています。
「この企業に入社したい」と強く思っている応募者は、企業についてしっかり下調べし、より理解を深めようとするでしょう。そのため、企業は自由度が高い逆質問をすることで、応募者の企業に対する熱意を見極めようとしています。
企業とのマッチ度や関心の度合いを測るため
逆質問をすることで、最終的な内定を下すために必要な企業とのマッチ度や、関心の度合いを測りたいという意図も含まれるでしょう。
たとえば、個人の裁量が大きい職種の面接で、「丁寧なフォロー体制はありますか」といった逆質問をすると、主体性に欠けた人物だと思われマッチ度が低いと判断される可能性も。逆質問から応募者の性格や考え方を汲み取り、企業に合うかどうかを判断します。
逆質問をする意図については、「面接の逆質問には意図がある?効果的にアピールするためのポイントを解説」のコラムでもまとめています。あわせてご確認ください。
「質問はありません」はなるべく避けよう
逆質問の際に「とくに質問はありません」と答えると、「企業への興味関心が薄い」という印象を与えてしまう恐れがあります。逆質問は、入社意欲や企業への関心をアピールできるチャンス。消極的なイメージを避けるためにも、事前に逆質問を用意したり、面接のなかで疑問点を見つけたりして質問を考えておきましょう。「最終面接で逆質問しないのは印象が悪い?採用されるための有効な対処法」のコラムでは、逆質問をしない場合に面接官が抱く印象について解説しています。ぜひご参照ください。
最終面接の逆質問を考える際に役立つ5つのポイント
逆質問を考える際は、面接官に合わせた内容にしたり、自分をアピールできる内容を盛り込んだりするのがおすすめです。
ここでは、最終面接の逆質問を考える際に役立つポイントを5つご紹介するので、参考にしてみてください。
1.社長や役員など最終面接の面接官に合わせた内容にする
最終面接は社長や役員クラスが面接官を務めることも多いため、会社の経営方針や今後のビジョン、面接官個人の考え・価値観といった、経営層だからこそ聞ける逆質問が良いでしょう。
今後の経営方針や、経営層の経営に対する考え方や価値観に触れる質問は、一般の社員では答えにくい内容です。最終面接の面接官に合わせた逆質問にすることで、「自社について理解を深めようとしている」という印象を与えられる可能性があります。
2.「質問する目的」「関心があること」を基準に考える
「キャリアビジョンのためにこの質問をしたい」といった目的や、応募先企業について調べるうちに関心が出てきたことを基準に逆質問を考えるのも一つの手です。
応募先企業の社風や実績、事業戦略などをしっかり調べたうえで、質問する目的や関心があることを考えてみましょう。下調べを怠らず面接に臨んでいることを示せるため、面接官に真剣さが伝わりやすくなります。
3.自分をアピールできる内容を盛り込む
逆質問に自分をアピールできる内容を盛り込むのもおすすめです。たとえば、「御社の○○という理念に大変共感いたしました。その実践のために具体的に取り組んでいることはありますか」といった逆質問は、企業理念へ共感していることと関心の高さをアピールできます。
自己PRで伝えたりなかった部分があるときは、逆質問に盛り込んでみましょう。
4.入社後の自分の働き方を連想させる質問を意識する
逆質問では、面接官に入社後の自分の働きを連想させる質問をするのもポイントです。
「いつか御社の○○に携わりたいが、必要な素質やスキルは何か」「入社後、○○のスキルを活かして取り組める仕事は何か」 といった質問をすることで、企業で働く姿をイメージしてもらいやすくなると同時に、仕事に対する意欲や向上心もアピールできます。
5.面接官からの回答を深掘りする質問を用意する
逆質問に対する面接官の回答を事前に予測し、さらに深掘りする質問を用意しておくと、理解力の高さを示せるため有効です。回答を聞いて疑問が出たら、その場で質問するのも良いでしょう。企業や業務に関心があることをアピールできます。
スムーズな逆質問の進め方と終わり方
逆質問をスムーズに進めるには、最初にいくつ質問したいかを面接官に伝え、質問の終わりはお礼の言葉で締めるのがポイントです。
ここでは、スムーズな逆質問の進め方と終わり方について、それぞれのポイントを解説します。逆質問をされたらぜひ活用してみてください。
最初にいくつ質問したいかを伝えておく
逆質問の最初に「いくつ質問したいか」を面接官に伝えておくことで、やり取りがスムーズになります。「3つほどお聞きしたいのですが」と前置きしたうえで、「1つ目は…」「2つ目は…」という形で進めるのがおすすめです。
質問の数を共有することで、事前に下調べをしてきたことのアピールになります。面接官も時間調整がしやすくなるほか、面接を終えるタイミングにも困りません。逆質問の最中に疑問が生じた場合は、「追加でお聞きしてもよろしいでしょうか」と断りを入れると良いでしょう。
質問の終わりはお礼の言葉で締める
用意した質問や追加の質問をすべて終えたら、最後は面接官へのお礼の言葉で締めます。
感謝の気持ちがないまま終わると、「思いやりに欠けるのでは」と憂慮されることも。応募者の疑問や懸念を解決してくれた面接官に対し、きちんとお礼を言葉を述べましょう。
「ほかに質問はありますか?」と尋ねられた場合
面接官から「ほかに質問はありますか?」と尋ねられた場合、まだ解消していない疑問などがあれば質問しても問題ありません。ただし、あまりに長々と質問するのは相手や時間への配慮が足りないと思われる恐れがあるため、「あと2つほどお聞きしたいのですが、お時間大丈夫でしょうか」といった気遣いを忘れないようにしましょう。すべての質問を終えている場合は、「いいえ」「ありません」だけでなく、「大丈夫です。質問のお時間を設けていただきありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えることで、好印象につながるでしょう。
最終面接に適した逆質問の例一覧
最終面接に適した逆質問のジャンルは、大きく「事業戦略や経営戦略」「社風や経営理念」「キャリアパス・キャリアステップ」の3つに分類されます。
以下に逆質問の例を一覧で紹介するので、自分らしい逆質問を考える際の参考にしてみてください。
事業戦略や経営戦略に関する逆質問
事業戦略や経営戦略について質問することで、業界や応募先企業への興味・関心があることをアピールできます。事業への理解を深めるためにも、気になることは積極的に質問しましょう。
質問例
「現在、業界のトレンドは○○かと思いますが、御社はこれに対しどのような事業戦略を施しましたか?」
「業界動向も含めたうえで、御社が5年後、10年後に描いている経営ビジョンを教えてください」
「海外事業部の立ち上げを予定していると伺いましたが、差し支えなければ海外でどのような事業展開をされるか教えていただけますか?」
「ここ数年間は○○事業に力を入れていると思いますが、今後さらに発展させようと考えている事業とその理由を教えてください」
「御社が今後のビジョンを達成するうえで、現在不足していることや課題に感じていることはなんですか?」
社風や経営理念に関する逆質問
応募先企業の社風や経営理念への理解を深めるのは、入社後のミスマッチを防ぐのに有効です。逆質問を活用して、応募先企業が自分に合っているかを見極めるのも良いでしょう。
質問例
「御社の経営理念である○○は、主にどのような部分に反映されていると感じますか?」
「御社で活躍されている方々が共通してもっている考え方や価値観はなんですか?」
「社員の仕事へのモチベーションを高めるために取り組んでいることがあれば教えてください」
「御社の経営理念である○○が浸透している、発揮されていると感じる場面を教えてください」
「御社の○○という経営理念に大変共感いたしました。○○さまは何に重きを置いて仕事に取り組んでいますか?」
キャリアパス・キャリアステップに関する逆質問
将来叶えたいキャリアパス・キャリアステップがあれば、成果によっては実現可能かどうかを質問してみるのもおすすめです。面接官に「きちんと将来を見据えて行動している」という印象を与えることができます。理想の将来像が実現できない企業の場合、入社後に充実して働けるかを見直す機会にもなるでしょう。
質問例
「将来的に○○の分野に携わりたいと考えています。このポジションについた方は、御社でどのようなキャリアステップを踏まれたのか教えてください」
「御社の○○の仕事にも挑戦したいと考えています。成果次第では可能でしょうか?具体的にどのような成果が必要でしょうか?」
「御社の海外事業部が創立したら、留学経験を活かして貢献したいと考えております。配属に必要なスキルや成果があれば教えてください」
「将来はエリアマネージャーとして活躍したいと考えています。差し支えなければ、具体的な評価制度や昇進制度について教えていただけますか?」
「将来的にはプロジェクトのリーダーとして活躍したいと考えています。御社で活躍するリーダーになるためには、どのようなスキルや素養が必要ですか?」
逆質問の例文は、「転職に効く逆質問のおすすめ例文!1次・2次・最終面接で何を聞けば良い?」のコラムでも紹介しています。あわせてご参照ください。
意外な切り口の面白い逆質問が効果的に働く場合もある
意外な切り口の逆質問で面接官の心を掴むこともあります。たとえば、「社長から見た御社の魅力はなんですか?」「これまで御社を経営するなかで、最も危機を感じたのはどのような場面ですか?どのようにして乗り越えましたか?」といった質問は、面接官の印象に残る可能性も。ただし、逆質問を無理に面白くしようとすると逆効果になる場合もあります。面接の雰囲気や面接官の人柄を見ながら、適時判断しましょう。逆質問に適していない質問5選
自由度が高い逆質問ですが、何を聞いても良いというわけではありません。事前に調べれば分かる内容や、面接官が回答に困る内容などについて質問するのは避けましょう。
ここでは、避けたほうが良い逆質問を5つ解説しています。失敗を回避するためにも、事前にしっかり確認しておきましょう。
1.事前に調べれば分かる質問
応募先企業のWebサイトに載っている内容や、募集要項に記載されている内容など、事前に調べれば分かることについて質問すると、企業への興味・関心が薄いと判断されてしまいます。
たとえば、「強みとしている事業は何ですか」「取り扱っている商品・サービスを教えてください」などは逆質問に適していません。しっかり企業研究を行ったうえで、志望度や関心の高さをアピールできる逆質問を用意しましょう。
2.面接官が回答に困る質問
面接官が回答に困る質問は避けるのが無難です。人事部以外の面接官に研修スケジュールの詳細を聞いたり、社長や役員面接で新入社員の1日の流れを聞いたりすると、面接官が回答に困ってしまうことがあります。
相手の立場や役職によっては答えにくい内容もあるため、用意した逆質問のなかから臨機応変に対応するのがポイントです。
3.給与や労働条件についての質問
逆質問の場で、給与や労働条件について尋ねるのは控えましょう。「業務に関心がないのでは」「給与や労働条件だけを重視しているのでは」といったマイナスイメージを与える恐れも。ほかに高待遇の企業があればすぐに辞める人材だと判断されたら、採用を敬遠される可能性があります。
4「はい」「いいえ」で答えられる質問
「はい」「いいえ」で答えられる「クローズドクエスチョン」と呼ばれる質問は、面接官と適切なコミュニケーションがとれないため、具体的な回答を得られる逆質問に変換しましょう。
面接官は逆質問を通して、「応募者に適切なコミュニケーション能力が備わっているか」という部分もチェックしています。回答を限定するような逆質問を避け、会話が膨らむような内容や尋ね方を考えると良いでしょう。
5.マイナスな印象を与える質問
マナーに反する質問や的外れな質問をすると、面接官にマイナスな印象を与えるため注意が必要です。たとえば、「離職率はどれくらいですか」「遅刻や無断欠勤をしたらどうなりますか」「○○さまはご結婚されていますか」など、社会人としてのモラルや常識を疑われる質問は不適切といえます。
避けたほうが良い逆質問については、「面接で聞いてはいけない逆質問とは?失敗を回避して就職を成功させよう」のコラムでより詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
最終面接の逆質問が思いつかない場合の対処法
最終面接の逆質問が思いつかない場合は、面接官について調べたり、一次・二次面接で気になったことを整理してみたりして、逆質問を用意しましょう。
以下で具体的な対処法について紹介するので、逆質問が思いつかない場合は参考にしてみてください。
あらかじめ面接官について調べておく
最終面接では、社長や役員クラスが面接官を務める場合も多いため、企業のWebサイトを見てあらかじめ確認しておくのが良いでしょう。とくに、経営層のメッセージには経営や事業展開に関することが記載されている場合があります。読み進めるなかで生じる疑問点や気になることを、逆質問に活用するのも一つの手です。
一次面接や二次面接で気になったことを質問する
一次面接・二次面接と進んでいく過程で気になったことや確認したいことを振り返ってみると、最終面接の逆質問に使える疑問が出てくる可能性も。これまでの面接官から聞いた説明や、前回の面接時の逆質問でもらった回答を整理してみて、深掘りできる疑問点がないか考えてみましょう。
どうしても思いつかないときは理由をしっかり述べる
「質問はありません」はなるべく避けたい回答です。それでも逆質問が思いつかないときは、思いつかない理由をしっかり述べたうえで、応募先企業への前向きな言葉で締めくくるのがベターです。
「○○さまが随所で丁寧にご説明してくださったおかげで、疑問や懸念がすべて解消されました」と前置きし、「御社で働きたいという気持ちがますます強くなった」「入社後、御社で働くイメージがより鮮明になった」など、前向きな気持ちを伝えると好印象につながる可能性があります。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。