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ハローワーク求人の質は?合う人合わない人や活用の注意点を解説!
この記事のまとめ
- ハローワーク求人の質は自分の目的や条件、企業の募集内容が合うかどうかで判断するのがおすすめ
- ハローワークは雇用形態や経験を問わず幅広い情報が豊富のため、多くの人が応募できる求人を見つけやすいのが特徴
- ハローワークの求人は、「地元や中小企業で働きたい」「未経験可の仕事を探している」人に合いやすい
- ハローワークの求人は、「大手企業で働きたい」「専門的な知識や資格がある」人には合わない場合がある
- ハローワークでいい求人を見つけるには、気になる求人票の内容を読み込んだり企業の口コミを見たりと総合的に判断しよう
就職・転職活動をするうえで、「ハローワーク求人の質が気になる…」と思う方もいるでしょう。ハローワークは、国が管轄する就職支援機関です。地域密着型で幅広い求人情報を取り扱っていますが、そのぶん求人の質を見極めるのが難しい側面もあります。ハローワーク求人の特徴と自分の目的が合うなら、利用を検討してみるのがおすすめです。
そこで今回は、ハローワーク求人の質を始め、利用するメリット・デメリットといった「ハローワークの実態」について解説します。また、ハローワークを活用したいい求人の見つけ方もご紹介するので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
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ハローワーク求人の質は?どんな仕事がある?
「ハローワークは本当にいい求人があるの?」と気になる方もいるでしょう。ハローワークには正社員やアルバイト・パート、未経験OKの仕事まで幅広く掲載されており、誰でも応募しやすい求人が豊富です。
ここでは、ハローワークにどんな仕事があるのか、その質や特徴について解説します。
誰でも応募できる求人が見つけられる
ハローワークは国が管轄する公的機関のため、企業・求職者ともに無料で平等なサービスを行っているのが特徴です。そのため、年齢や性別不問だけでなく、ニートや子育て世代、高齢者、障がい者雇用枠など誰でも応募できる求人を取り扱っています。
民間企業が運営している就職支援サービスでは、利益を得る必要があるため、対象者を絞ってマッチングが成功しやすい求人を取り扱う傾向も。しかし、ハローワークでは企業の資金力や規模感などに制限がないぶん、さまざまな種類の求人を掲載しているので、幅広い人たちの仕事探しに役立っているといえるでしょう。
全国に拠点があり地方在住でも都市部同様の支援が受けられる
ハローワークは全国にネットワークを持っているため、都市部だけでなく地方在住の方でも同じような就職支援を受けられます。
ハローワークは全国500ヶ所以上に拠点があるので、自分の居住地からアクセスしやすいのが魅力です。また、職業相談や履歴書の添削、面接対策といったハローワークで受けられるサポートも、地域差なく充実しています。
「地方だから提供サービスが少ないのでは?」と不安のある方も、安心して質の高い求人と手厚い支援を受けられるのがハローワークの大きな強みです。
全国のハローワーク所在地については、厚生労働省「全国のハローワークの所在案内」から探してみてください。
参照元
厚生労働省
ハローワーク
企業側の求人掲載料がないため幅広い情報がある
ハローワークの求人は企業側が掲載料を支払う必要がないため、規模や知名度にかかわらず多様な企業が利用しています。そのため、大手企業から中小企業、地域密着型の職場まで幅広い求人情報が集まるのが特徴です。
そのぶん、求人情報の偏りが少なく、さまざまな選択肢から自分に合った仕事を探せるでしょう。また、民間企業が運営している就職支援サービスでは取り扱っていない仕事に出会える可能性も期待できます。
公共機関求人を探すならハローワークがおすすめ!
ハローワークには、公共機関の求人が多く掲載されているのも特徴の一つです。たとえば、ハローワーク職員や市区町村役場の事務員、福祉センターの相談員、公立図書館などがあります。仕事内容は、パソコンを使った書類作成やデータ入力、訪問者の応対など特別なスキルが不要な場合が多いようです。
これらの職種は、一般的な求人・転職サイトには掲載されることが少ないため、希望する際はハローワークで求人を探してみましょう。
ハローワークで求人探しをする際の基本的な流れ
ここでは、ハローワークで求人探しをする場合の基本的な流れを順番に解説します。ハローワークを初めて利用する方や、事前に詳しく知っておきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ハローワークで求人探しをする際の流れ
- 居住地のハローワークから求職申込みを行う
- 希望の求人情報を探す
- 窓口で紹介状を受け取る
- 選考日程を調整し採用面接を受ける
居住地のハローワークから求職申込みを行う
まずは、居住地を管轄しているハローワークを訪問し、求職者申込みの手続きを行います。ハローワーク内の検索・登録端末への入力、もしくは求職申込書に必要事項を記入してください。端末で入力した場合は「仮登録」となり、そのあと窓口で求職者申込み手続きを行うことになります。
記入する必要事項は氏名や住所のほか、最終学歴や職歴、希望する職種・収入などです。記入時に戸惑わないよう、事前に内容を整理しておきましょう。
登録完了後は、「ハローワークカード」が発行されます。このカードは、職業相談や求人検索端末の利用、セミナー受講といったサービスを利用する際に提示が必要になるため、紛失しないよう注意してください。
インターネットからの申込みも可能
ハローワークの求職申込みは、自宅のパソコンからも可能です。ハローワークインターネットサービスにアクセスし、求職者マイページのアカウント登録を行ってください。登録後14日以内に求職者情報を入力することで、求職者マイページを開設できます。
やむを得ない事情や多忙などの理由からハローワークへ出向けない場合は、自宅から簡単に求職者申込みができるので便利です。
ただし、オンライン登録者は職業相談や書類作成・面接等のアドバイスなど一部の機能が使用できません。そのため、ハローワークのサポートをすべて受けたい場合は、管轄内のハローワークへ出向き、求職区分を「オンライン登録者」から「利用登録者」への変更が必要になります。
参照元
厚生労働省
求職申込み手続きのご案内
希望の求人情報を探す
登録手続きが済んだら、実際にハローワークで希望の求人情報を探してみましょう。求人の探し方には、以下のようなものがあります。
- ・ハローワーク内に設置されている検索・登録端末で探す
- ・ハローワークの窓口で職員に相談する
- ・ハローワーク内に張り出されている求人票を確認する
- ・ハローワークインターネットサービスから検索する
効率よく仕事を見つけるには、事前の準備と相談の活用がポイントです。ハローワークで求人情報を探す際は勤務地や雇用形態、職種、給与などの希望を明確にしておくと、検索がスムーズになるでしょう。
検索用端末を使えば、条件に合った求人情報を自由に検索可能です。また、職員への相談では口頭で具体的な希望が伝えやすく、より近い求人を紹介してもらえることもあります。
窓口で紹介状を受け取る
希望する求人が見つかったら、該当の求人票を印刷し、ハローワークカードと一緒に窓口へ持参します。その際に発行されるのが「紹介状」です。
紹介状とは、ハローワークが企業に対して応募者を正式に推薦する書類のこと。紹介状があることで応募先に信頼感を与えられるだけでなく、選考状況の確認などハローワークによるフォローも受けやすくなるので、必ず受け取るようにしましょう。
紹介状は、応募書類と共に企業へ郵送するか、面接当日に持参するかどちらかで対応するのが基本です。紹介状の詳細やもらい方などについては、「ハローワークの紹介状のもらい方は?ネットや郵送は可能?」のコラムもあわせてチェックしてみてください。
選考日程を調整し採用面接を受ける
紹介状を受け取ったら、ハローワークの職員が応募先企業に連絡を取り、面接などの選考日程を調整してくれます。日程が決まったら、履歴書や職務経歴書を準備し、面接に臨みましょう。
企業によっては筆記試験や適性検査が行われることもあります。ハローワークでは、面接練習や必要書類の添削なども行っているので、不安な点があれば相談してみるのがおすすめです。
「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」のコラムでは、ハローワークの詳しいサービス内容や流れ、当日の持ち物などについても解説しています。実際に利用する際はぜひこちらも参考にしてみてください。
ハローワークの求人が合う・合わない人の特徴
ハローワーク求人は、幅広い求人情報に出会える一方で、就職・転職する目的によってはハローワークで取り扱う求人が合わない人もいるでしょう。
ここでは、ハローワーク求人が合う人・合わない人それぞれの特徴について解説します。自分に当てはまるものがないか参考にしてみましょう。
ハローワーク求人が合う人
ハローワーク求人が合うのは、以下のような特徴がある人です。
ハローワークの求人が合う人の特徴
- 地元で仕事がしたい
- 中小企業の求人を探したい
- 幅広い選択肢から求人を見つけたい
地元で仕事がしたい
ハローワークは全国に拠点があることから、「特定の地域内で仕事を探したい」「地元で働きたい」といった方にぴったりのサービスといえるでしょう。
ハローワークは地域密着型求人が豊富なぶん、その土地に昔から根付く企業や、自治体関連の求人も多数掲載されているのが魅力。また、都市部からのUターン・Iターン就職で地元に貢献したいと考える方にも、ハローワークを通じて希望に合った職場を見つけられる可能性があります。
中小企業の求人を探したい
ハローワークには、中小企業や個人経営の事業所など、大手求人サイトでは見つけにくい求人情報が数多く集まっています。企業側の求人掲載料が無料なため、知名度や規模感に関係なく幅広い企業が利用しており、地域に根差した企業と出会えるチャンスも豊富です。そのため、中小企業で働きたい方にとっては貴重な求人情報源となるでしょう。
幅広い選択肢から求人を見つけたい
幅広い選択肢から求人を探したい方にとっても、ハローワーク求人は合うでしょう。ハローワークでは正社員や契約社員、パート、アルバイト、短期やシニア向けの仕事までさまざまな雇用形態・職種の求人が揃っています。未経験OKや資格不問といった求人も多く、職歴や年齢を問わず挑戦できるのが魅力です。多様な選択肢のなかから、自分の希望条件やライフスタイルなどに合った仕事を見つけたい方に最適といえるでしょう。
ハローワーク求人が合わない人
一方で、ハローワーク求人が合わない人は、以下のような特徴があります。
ハローワーク求人が合わない人の特徴
- 大手企業で働きたい
- 専門性のある知識や資格をもっている
- 好待遇・好条件を求めている
大手企業で働きたい
大手企業で働きたい方は、ハローワーク求人が合わない可能性があるでしょう。もちろん、ハローワークにも大手企業の求人はありますが、掲載数が少なく競争率が高いことも。多くの大手企業は独自の採用ページや転職サイト、人材紹介会社を通じて人材募集を行う傾向があります。企業ブランドや社名で選びたい人にとっては、ハローワークだけでは選択肢が物足りないと感じる場合があるでしょう。
大手企業と中小企業の違いや、それぞれで働くメリットなどは「大企業と中小企業の違いは?両者に就職するメリット・デメリットもご紹介」のコラムで解説しているので、迷っている方はあわせて参考にしてみてください。
専門性のある知識や資格をもっている
高度な専門職やグローバル人材向けの求人は、ハローワークではあまり多く見られないのが現状といえます。たとえば、外資系企業や最先端のIT企業、研究職などは、民間の専門転職エージェントやヘッドハンティング会社などで募集されるケースが多いようです。専門性が必要な分野を希望する人にとっては、ハローワーク以外の手段を用いるほうが効率的といえるでしょう。
好待遇・好条件を求めている
好待遇・好条件を求めている人は、ハローワークを活用できないことがあります。ハローワークは求人数が多いものの、初任給が低めだったり、勤務条件が厳しかったりする求人も少なくありません。もし、「年収600万円以上」「フルリモート勤務可」「週3日休み」といった好条件を求める場合、検索しても該当求人がほとんどヒットしないことも。より高待遇を求めるなら、民間企業が運営するハイクラス転職サイトやエージェントの活用が現実的です。
自分に合った仕事の探し方はいろいろあります。「転職先の効率的な探し方4選!自分に合う仕事を見つけるコツを解説」のコラムを参考に、自分の条件に合う仕事探しの方法を見つけてみましょう。
ハローワークで求人探しをするメリット・デメリット
ハローワークでの求人探しを決めたら、実際に利用する前にメリット・デメリットを理解しておくと、リスクを負わずより効果的な就職・転職活動が実現できるでしょう。以下を参考に、ハローワークをうまく使いこなしてみてください。
メリット
ハローワークを利用するメリットには、以下のようなものがあります。
ハローワークで求人探しをするメリット
- 地域に密着した求人情報を紹介してもらえる
- 求職者の意思を尊重したアドバイスをしてくれる
- 求人情報と現場の相違があれば是正指導を行ってくれる
地域に密着した求人情報を紹介してもらえる
ハローワークの大きなメリットの一つは、地域に密着した求人情報が充実していることです。自分の検索では見つけられなかった地元の中小企業や個人事業主、自治体関連の職種など、ほかの求人サイトでは見つかりにくい仕事が多く掲載されています。そのため、自宅から通いやすい職場や、地域の特性に合った仕事を探したい人にとって、非常に心強い存在といえるでしょう。
また、窓口では地域事情に精通した職員が対応してくれるため、場合によっては求人票に掲載されていない情報を共有してくれることも。「地元で働きたいけど、地域の会社や求職事情について何も知らない…」と悩んでいる方も、安心して相談できるでしょう。
求職者の意思を尊重したアドバイスをしてくれる
ハローワークは、求職者の希望や状況を丁寧にヒアリングしたうえで、その人に合った求人を紹介してくれるのが特長です。また、平等性の観点からも、職業相談で無理な応募を強要するようなことは少ないでしょう。
ハローワークでは、求職者の働き方の希望やスキルの有無に応じて、一人ひとりの意思を尊重した対応が行われています。「相談には乗ってもらいたいけど、無理強いはされたくない」「応募するかどうかはしっかりと自分で決めたい」と考えている方には、安心して利用できるサービスです。
求人情報と現場の相違があれば是正指導を行ってくれる
ハローワークを通じて応募した求人と、実際の勤務条件や職場環境が大きく異なる場合、ハローワーク側は責任をもって法的対処を行います。
就職先で求人内容と現場での相違点があったり、労働基準法に違反するような行為があったりした場合、求職者は「ハローワークの求人票と実際が異なる旨の申し出等について」から情報の報告ができます。ハローワークはその内容を確認し、企業に対して是正指導を行う仕組みです。
この仕組みは、求職者が安心して働ける環境づくりが支えられているだけでなく、ブラック企業の抑止力にもつながっています。信頼性の高い求人を探したい人には大きなメリットといえるでしょう。
参照元
厚生労働省
ハローワークの求人票と実際が異なる旨の申出等
デメリット
一方で、以下のようなハローワークを利用するデメリットも存在します。
ハローワークで求人探しをするデメリット
- 空求人や労働条件の違いなど情報の質が悪いことがある
- 無料で求人掲載ができるぶん信用度の低い企業が紛れている場合がある
- 相性が合わない相談員にあたる可能性がある
空求人や労働条件の違いなど情報の質が悪いことがある
情報の質が悪い可能性があることは、ハローワークを利用するデメリットといえます。ハローワークに掲載されている求人のなかには、採用意欲がないのに掲載されている「空求人」があったり、いつまでも古い情報が掲載されていたりすることがあるようです。また、「未経験可」で応募したにもかかわらず、実際は経験が必要な仕事だったため落とされてしまったというケースも少なくありません。
これは企業側の情報管理の甘さや、更新タイミングの遅れが原因で起こることです。そのため、求職者が誤解して応募してしまうリスクがあります。トラブルを回避するためにも、求人検索で何か気になることがあれば、些細なことでも応募前に窓口で詳細を確認するようにしましょう。
「空求人」について詳しく知りたい方は、「空求人とは?掲載される理由と求人情報の見分け方を解説!」のコラムで解説しているので、ぜひ参考にしながら求人探しを行いましょう。
無料で求人掲載ができるぶん信用度の低い企業が紛れている場合がある
先述したとおり、ハローワークは企業が無料で求人掲載が可能です。採用にあまり費用をかけられない中小企業や個人事業主の利用が多い一方で、なかには求人内容に問題があったり、職場環境に不安があったりと信用度の低い企業も紛れている場合があります。
ハローワークでは、求人の精査やブラック企業を選別するような機能がほぼありません。そのため、求人情報の詳細確認は慎重に行う必要があるでしょう。もちろん、すべての企業が悪質というわけではありませんが、事前に企業名をネットで調べたり、口コミを確認したりするなど自衛の意識も必要です。
相性が合わない相談員にあたる可能性がある
ハローワークでは担当の相談員と面談しながら求人探しを進めますが、相談員によって対応やスタイルが合わないと感じることもあるでしょう。たとえば、専門性のある質問に答えられなかったり、話がかみ合わなかったりする場合があるようです。また、相談員によっては価値観のズレから、古い知識や考え方について「時代遅れ」と感じるアドバイスをされることも。
相談員とのやり取りにストレスを感じてしまっては、求人探しもうまく進められない可能性があります。このような場合、相談員を変更してもらうことも可能なので、無理せず申し出ることが大切です。
ハローワークのデメリットについては、「ハローワークを利用する4つのデメリット」のコラムもあわせて参考にしてみてください。
ハローワークを活用!いい求人の見つけ方
「ハローワークを活用したいけど、求人の質が気になる…」「ハローワークでいい求人を見つけたい!」という方は、求人票の掲載頻度や内容をしっかり確認してみましょう。また、企業の口コミや評判を確認するのもおすすめです。
以下の内容を参考に、求人情報を見極めてみてください。
ハローワークでいい求人を見つける方法
- 求人の掲載期間や頻度を確認する
- 求人情報の内容をしっかり読み解く
- 企業の口コミや評判などを参考にする
- ほかの求人サイトやエージェントと併用する
求人の掲載期間や頻度を確認する
ハローワークでいい求人を見つけるには、求人の掲載期間や頻度に注目してみましょう。同じ企業が短期間で繰り返し求人を出している場合は、「離職率が高い」「採用がうまく進まない」など、何かしらの問題を抱えている可能性があります。
一方で、一定期間で定期的に募集されている求人は、業務拡大や事業成長に伴う場合も。求人票の端にある「掲載開始日」や「更新履歴」などをチェックし、その企業の採用状況を見極めることがポイントです。
「離職率の平均は?新卒者や業界別のデータを参考に早期退職を防ごう」のコラムでは、離職率の見方について解説しているので、就職・転職時の参考にしてみてください。
求人情報の内容をしっかり読み解く
業務内容や勤務時間、給与、休日など求人票の内容を読み解くことも、ハローワークでいい求人に出会うためのコツです。これらの記述の仕方に注目すると、企業の考え方や働き方の実態が見えてくるでしょう。
たとえば、具体的な業務内容や1日の流れ、残業時間の記載がしっかりされている求人は透明性が高く、労働条件を求職者に正しく伝えようとする姿勢がうかがえます。一方、「年間休日数が異常に短い」「1日の拘束時間が長い」「給料に極端な幅がある」といった記載のある求人は、労働条件が悪く人手が足りていない企業の可能性も考えられるため、注意が必要です。
もし、曖昧な表現の記載がある求人票を見つけたら、条件だけでなくそのように記載されている意図を読み解く意識を持つと、後悔しない求人探しに役立つでしょう。一人で判断するのが難しい場合は、ハローワークの職員へ相談するのがおすすめです。
企業の口コミや評判などを参考にする
ハローワークで求人探しをする際は、同時に企業の口コミや評判なども参考にしてみましょう。実際に企業で働く人の声や社内の雰囲気などは、ハローワークの求人票だけでは分かりにくいものです。企業の口コミサイトやSNSでの評判などを確認すると、その企業に対する客観的な評価が見えてくることがあるでしょう。
ただし、すべての口コミが正しいとは限らないため、複数の情報源を照らし合わせて総合的に判断することが大切です。第三者の声も参考にしつつ、自分の価値観と合う職場かどうかを見極めましょう。
ほかの求人サイトやエージェントと併用する
いい求人を見つけるには、ハローワークだけでなく他サービスと併用するのもおすすめです。ハローワークは公的なサービスとして信頼性が高いですが、より広い選択肢を持つためには民間の求人サイトやエージェントと併用すると、多くの求人情報に出会える可能性があります。
特にIT業界やクリエイティブ職など、ハローワークでは扱いが少ない分野については、専門のエージェントや業界特化型サイトの方が適していることも。複数の情報源を組み合わせることで、自分の希望にマッチした求人に出会える確率が高まるでしょう。
「ハローワーク求人とあわせてエージェントからの求人紹介も受けてみたい」「いい求人を見つけられるか不安…」という方は、ハタラクティブにお任せください。
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サービスの利用はすべて無料のため、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ハローワークの求人や利用に関するQ&A
ここでは、ハローワークの利用や求人探しに関するさまざまなな疑問やお悩みについて、Q&A方式で解決していきます。
ハローワークを利用するのはやめたほうがいい?
ハローワークは国が運営する公的機関のため、安心して利用できます。しかし、サービスの特性と自分の目的が合わない場合、十分な力を発揮できないことがあるでしょう。
たとえば、大手企業や専門性のある職種などに就きたい方は、ハローワークだと条件に合う求人が見つけられない可能性があります。分野を問わず幅広い情報を得たいなら、ほかの求人サイトやエージェントと併用するのがおすすめです。ハタラクティブでは、プロによるカウンセリングを通じた求人紹介と充実したサポートであなたの就職・転職活動を応援します!
ハローワークとネット求人ならどちらがいい?
サービス毎に特徴が異なるため、どちらがいいかどうかは一概には言えません。
重要なのは、どちらを利用する場合でも「求人内容をしっかり確認して見極める」こと。書かれている内容を深く読み込んだり、企業サイトや口コミを参考にしたりして、自分が求める条件や価値観と一致するかどうかを把握するようにしましょう。詳しくはこのコラムの「ハローワークを活用!いい求人の見つけ方」をご覧ください。
「ハローワークにはまともな求人がない」と聞きますが本当?
必ずしも本当ではないといえるでしょう。ハローワークは無料で求人掲載ができるぶん、求人の精査機能が弱く、業種や職種によってはブラック企業とされるような求人が混じっていることも少なくありません。
しかし、ほかの媒体では出てこないような地域密着型や中小企業の優良求人が多く含まれているのも事実。地元で働きたい方や未経験可の仕事を探している方には、頼れる情報源になることがあります。「ハローワークは求人の質が悪い!」と決めつけず、使い方を工夫してみるのも視野を広げる方法の一つです。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。