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大学中退者向けの就職支援とは?おすすめのサービスと就活成功のコツを解説
更新日
この記事のまとめ
- 大学中退後に正社員を目指す場合は、就職支援サービスを利用するのがおすすめ
- 大学中退者向けの就職支援にはハローワークやジョブカフェ、就職エージェントがある
- 就職支援を利用すると、大学中退からの就活をあらゆる面からサポートしてもらえる
- 就職支援サービスは、大学中退からのキャリアプランを立てる際にも役立つ
- 大学中退から正社員を目指すなら、できるだけ早く就職支援サービスを活用しよう
大学中退からの就職活動は新卒者に比べて不利な点を感じやすく、「正社員として就職できる?」「条件に合った仕事は見つかる?」と不安を抱く方もいるでしょう。そのようなときは一人で悩まずに、就職支援サービスを活用するのがおすすめです。このコラムでは、大学中退からの就活を「職業紹介」「就職相談」「選考スケジュールの調整」といった、さまざまな面から手厚くサポートする就職支援サービスについてまとめました。
大学中退者は就職支援サービスを使うべき?
大学中退後に正社員を目指すなら、就職支援サービスを使うのがおすすめです。就職支援サービスとは、求職者をサポートするサービスのこと。プロによるサポートを受けられるため、1人で進めるよりも就職活動を成功させられる可能性が高まるメリットがあります。
大学中退者が使える就職支援サービス
就職支援サービスと一口にいっても、その種類はさまざまです。ここでは、大学中退者の方が使いやすいおすすめの就職支援サービスを4つご紹介します。
大学中退者が使える就職支援サービス
- わかものハローワーク
- ジョブカフェ
- 就職サイト
- 就職エージェント
わかものハローワーク
「ハローワーク」に聞き覚えがあっても、「わかものハローワーク」は初めて聞くという方もいるかもしれません。ハローワークとは、厚生労働省が運営する公共職業安定所のことです。わかものハローワークは一部のハローワーク内に設置されている支援コーナーで、大学中退者を含む概ね35歳以下の若者を対象に、就職支援ナビゲーターによるマンツーマンのサポートを提供しています。
わかものハローワークでは、初回利用時に支援計画を作成(予約不要)。そのうえで、個別支援の一環として職業相談や職業紹介、スキルアップを目指す職業訓練や各種セミナーの紹介、就活で悩みがちな応募書類の作成や面接対策のアドバイスなどを実施しています。就職後の定着支援といったサポートも行っているので、安心して就職活動を進められるでしょう。
わかものハローワークのサービスや使い方を詳しく知りたい方は、「わかものハローワークとは?対象年齢や初めて利用する際の流れを解説!」のコラムも参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
わかものハローワーク
ジョブカフェ
ジョブカフェとは、大学中退者を含む若者の就職支援をワンストップで提供する施設で、都道府県が設置しています。若者がカフェに立ち寄るように気軽に利用できることをコンセプトに、地域の特徴を活かした職場体験や就職セミナー、就職相談、職業紹介などのサービスを実施しているのが特徴です。
ハローワークに併設しているジョブカフェもあるので、ハローワークやわかものハローワークを利用する際に立ち寄り、就職活動に関する最新情報をもらうのもおすすめ。正社員として就職するか迷っている段階での情報収集にも役立つでしょう。
ジョブカフェについて詳しくは、「ジョブカフェとは?受けられるサービスとハローワークの違い」のコラムもあわせてご覧ください。
参照元
厚生労働省
ジョブカフェにおける支援
就職サイト
就職サイトとは、Web上で就職活動に役立つ情報や求人情報を掲載するサービスのことです。「就活サイト」「求人サイト」などと呼ばれることもあります。新卒や既卒、第二新卒などの若年層の就活ツールとして一般的で、「就職活動といえばまず就職サイトに登録する」という方もいるでしょう。
大学中退後に就職活動を行う場合、就職サイトに登録すれば、求人情報の閲覧をはじめ、企業に関する情報収集、求人へのエントリー・応募などを行えます。ただし、就職支援としてのサポートは少ない傾向にあるので、1人でコツコツと就活を進めたい大学中退者の方におすすめのサービスといえるでしょう。
就職エージェント
「手厚い就職支援を受けたい」という大学中退者の方は、就職エージェントの利用がおすすめです。就職エージェントは、民間企業が運営する就職支援サービスのこと。就職エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンで就職活動をサポートしてくれるほか、本人の希望を聞いたうえで条件に合った求人を紹介してくれます。
就職支援サービスが充実しているのが特徴で、選考のスケジューリングや企業とのやり取りなどは就職エージェントが代行。応募書類の作成や面接対策もプロによるアドバイスを受けながら進められるので、アルバイトで忙しい場合も安心して利用できるでしょう。
企業ごとにサービスの規模や保有する求人、対象者に違いがあるので、自分に合った就職エージェントを選ぶことが大切です。
大学中退者には就職エージェントがおすすめ
大学中退者が正社員就職を目指すなら、キャリアアドバイザーによる手厚いサポートを受けられる就職エージェントの利用がおすすめです。大学中退者は新卒のように大学のキャリアセンターや就活課といったサポートを受けるのが難しい場合もあります。そのため、プロによる適切なサポートを受けながら求人選びや選考対策を行うのが、就職成功のポイントといえるでしょう。
大学中退者が就職エージェントで就職支援を受ける5つのメリット
大学中退者が就職支援サービスを利用する主なメリットは、5つ挙げられます。下記を参考に、自分にとってどのようなメリットがあるのか考えてみましょう。
大学中退者が就職エージェントを利用するメリット
- 就職のプロに大学中退からのキャリア相談ができる
- おすすめの求人を紹介してもらえる
- 大学中退者向けの業界や企業の詳しい情報提供を受けられる
- 応募書類作成や面接対策のノウハウを教えてもらえる
- アドバイザーと面談を行うので初対面の人と話す練習になる
1.就職のプロに大学中退からのキャリア相談ができる
就職市場の情報に精通しているプロに相談し、自分の状況に合ったアドバイスが受けられるのは、大学中退者が就職エージェントを利用するメリットです。大学中退した方のなかには、「就職市場での自分の評価が分からない」「経歴が気になって就活に踏みだす勇気がない」といった方もいるでしょう。
就職エージェントなら、就職支援サービスの一環として大学中退からのキャリア相談が可能です。就活のプロに相談し、客観的なアドバイスをもらうことで自分の思考を整理できるほか、就活の方向性を定められる可能性があります。悩みや不安を抱えたまま就活を始めても、迷いや自信のなさから選考がうまくいかないことも。就活を進める際は、まず自分の悩みを解決しておくとともに、目的を明らかにしましょう。
2.おすすめの求人を紹介してもらえる
キャリアアドバイザーが厳選したおすすめの企業を紹介してもらえるのも、大学中退者が就職エージェントを利用するメリットです。非公開求人を保有している就職エージェントなら、自分で求人を探すだけでは見つけられない求人と出会えることもあります。
また、キャリアアドバイザーが事前に希望条件や悩みなどをヒアリングしたうえで求人を選んでくれるので、自分に合う仕事を見つけやすいようです。入社後にミスマッチを感じるリスクも避けられるでしょう。
3.大学中退者向けの業界や企業の詳しい情報提供を受けられる
就職エージェントでは、取り扱っている求人について、業界の詳細や企業がどのような人材を求めているかなどの情報提供も得られます。就職活動に役立つ情報が得られるほか、業界研究をする際に適切な助言をもらえるため、自分に合った求人を見つけやすいでしょう。
大学中退後に正社員として就職したいと考えていても、「どのような求人を選べば良いのか分からない」「自分に合う仕事が分からない」など、さまざまな悩みから思うように動けない方もいるようです。就職エージェントを利用すれば、求人の見方や企業探しをする際にどのようなポイントに注目したら良いかをアドバイスしてくれるので、納得したうえで求人を探せるでしょう。
4.応募書類作成や面接対策のノウハウを教えてもらえる
応募書類作成や面接対策のノウハウを教えてもらえるのも、就職エージェントを利用するメリットの一つです。大学中退者の場合、就活の経験がなく選考対策のやり方や効果的なアピール方法が分からないという方も少なくありません。就活の基本となる応募書類の作成方法や面接対策のやり方をアドバイザーから教えてもらうことで、自信をもって選考を受けられるでしょう。
選考の結果がうまくいかなかったとしても、アドバイザーが振り返りをしてくれるので、反省や改善点を次に活かせます。そのため、一人で就職活動をするよりスムーズに悩みが解決できる場合もあるでしょう。
5.アドバイザーと面談を行うので初対面の人と話す練習になる
就職エージェントを利用する際に対面で相談する機会があれば、利用を通じて初対面の人と話す練習になります。正社員就職を目指す大学中退者の方のなかには、「初対面の人と改まって話す機会が少ない」「就活の経験がなく不安」という方もいるでしょう。
就職活動の雰囲気に慣れないままいきなり本番の面接に臨んでも、思うように力を発揮できない恐れがあります。就職支援を通じて徐々にコミュニケーションに慣れることで、面接での緊張や不安を軽減できるでしょう。
就職支援サービスを提供するハタラクティブでは、就職エージェントを利用するメリットについてまとめています。詳しくは、「ご利用のメリット」をご覧ください。
大学中退者が就職支援サービスを利用する際の注意点
就職支援サービスにはメリットがある一方、利用の際に注意すべき点もあります。
大学中退者が就職支援サービスを利用する際の注意点
- 一度に応募できる求人数に限りがある場合がある
- 紹介がなければ求人に応募できない場合がある
- 取り扱っているすべての求人を見られない場合がある
これから就職支援サービスを利用しようと考えている大学中退者の方は、以下の注意点もチェックしておきましょう。
1.一度に応募できる求人数に限りがある場合がある
就職支援サービスでは、一度に応募できる求人数に限りがある場合があります。一つひとつの求人に担当者の紹介が必要なうえ、複数の求人に応募しても面接日程を調整しきれない可能性があるためです。一度に多くの求人に応募したい大学中退者の方には、就職支援サービスは向かない可能性があるでしょう。
2.紹介がなければ求人に応募できない場合がある
前述のとおり、就職支援サービスを通して求人に応募するには、担当者に紹介してもらう必要があります。そのため、個人的に調べて応募したい企業があっても、取り扱いがない求人は紹介してもらえません。志望企業が決まっている大学中退者の方は、利用を検討している就職支援サービスで応募できるかどうかを、あらかじめ問い合わせておくと良いでしょう。
3.取り扱っているすべての求人を見られない場合がある
就職エージェントでは、キャリアアドバイザーが利用者に合った求人を探して紹介する形をとっています。そのため、大学中退者は就職エージェントが取り扱う求人のすべてを自由に探せません。「求人は自分で選びたい」という大学中退者の方にとっては、不便さを感じる可能性もあるでしょう。
自分の状況や希望にあったサービスを利用すれば大丈夫
大学中退者の方が就職支援サービスを利用する際は、自分の状況や希望にマッチするサービスを選ぶのがポイントです。たとえば、大学中退者は社会人経験のない若年層に対応した就職支援サービスを利用するのがおすすめ。大学新卒向けのサービスや社会人向けの就職支援サービスなどはターゲット層が異なるため、適切なサービスが受けられない場合があるので注意しましょう。
自分が就職支援サービスを利用すべきか迷う人は、「転職エージェントのデメリットは?いらないといわれる理由やメリットも解説」のコラムもあわせて参考にしてみてください。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
就職支援を利用する前に知っておこう!大学中退からの就職事情
就職支援サービスを利用する際は、大学中退からの就職事情についても知っておくと良いでしょう。 ここでは、大学中退者の就職に関するよくある疑問をまとめたので、チェックしてみてください。
大学中退者の割合は?
文部科学省の「令和5年度学生の中途退学者・休学者数等に関する調査結果(令和6年6月28日公表)」によれば、2023年度における大学中退者の割合は、2.1%でした。大学中退者数は56,710人で、前年度より微増しているようです。
大学中退の理由で多いものは何?
同資料によれば、大学中退の理由で最も多いのは、「転学・進路変更等(22.0%)」でした。さらに、「学生生活不適応・修学意欲低下(16.5%)」「就職・起業等(14.4%)」と続いています。
大学中退の理由については、「大学中退の理由ランキング!面接や履歴書での伝え方・書き方も紹介」のコラムでも紹介しているので、チェックしてみてください。
大学中退から就職を考える時期はいつが多い?
大学中退から就職を考える時期は、人によって状況が変わるため一概にはいえません。とはいえ、中退理由として、就職や起業を挙げる人は15%程度おり、中退をする前から就職を考えていた方は多いといえるでしょう。
大学中退者と大卒者の違いは?
大学中退者と大卒者の違いは、「最終学歴」「給与」「正社員の割合」などが挙げられるでしょう。
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」と「平成30年若年者雇用実態調査の概況」の資料をもとに、大学中退者と大卒者の違いについてまとめました。
大卒者 | 大学中退者 | |
---|---|---|
最終学歴 | 大卒 | 高卒 |
給与(20~24歳の場合) | 23万9,700円 | 21万6,200円 |
正社員の割合 | 80.9% | 56.3% |
参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況/学歴別」「平成30年若年者雇用実態調査の概況/1 現在の就業状況」
大卒者は大学中退者よりも正社員の割合が20%以上も高く、給与も20〜24歳の場合で2万円程度高いことが分かります。とはいえ、大学中退者の場合も正社員として就職すれば、給与アップを目指せるので、就職支援サービスを活用してできるだけ早く就活をスタートさせるのがおすすめです。
大学中退者は新卒よりも不利って本当?
大学中退者が就職活動をする場合、新卒よりも不利だと感じることもあるでしょう。特に、以下のような部分で、新卒との差を感じるようです。
- ・最終学歴が「高卒」になり「大卒」よりも求人が少なくなる
- ・「中退」の学歴に対してネガティブなイメージを抱く企業もある
- ・中退後に長期的な「空白期間」があると採用を懸念されやすくなる
前述のとおり、大学を中退する場合の最終学歴は「高卒」となります。新卒一括採用が主流の日本では、高卒よりも大卒向けの求人が多い傾向にあるため、大学中退者が応募できる求人数は新卒よりもやや減ることになるでしょう。
また、「中途退学」の学歴や中退後の「空白期間」に対して、「我慢が足りないのでは?」「採用してもすぐに辞めるのでは?」といったネガティブなイメージを抱く採用担当者も少なくありません。
大学中退者を歓迎する企業も多いのでマイナスに感じる必要はない
新卒に比べれば不利に感じることはあるかもしれませんが、年齢が若いうちは大学中退の経歴をマイナスに捉える必要はありません。企業によっては、会社の若返りや事業拡大を図る目的から、20代の若者を積極的に採用する傾向があるためです。
経歴に不安を感じている方は、若年層に強い就職支援サービスを利用するのがおすすめ。大学中退から正社員を目指しやすくなるので、前向きに就職活動に臨めるでしょう。 大学中退者の就活事情については、「大学中退者の就職を成功させる方法!厳しいといわれる理由とおすすめの仕事」のコラムを参考にしてみてください。
参照元
文部科学省
学生支援
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
平成30年若年者雇用実態調査の概況
就職支援で紹介してもらおう!大学中退から目指せる職種7選
ここでは、就職支援サービスで紹介してもらえる可能性のある、大学中退者におすすめの職種を7つご紹介します。
興味がある方は、就職支援サービスの担当者に相談してみましょう。
1.システムエンジニア(SE)
人材不足の傾向があるIT業界では、学歴や経験を問わず正社員として採用する企業もあるので、大学中退歴のある方も就職のチャンスがあるでしょう。ITエンジニアの職種は、インフラエンジニアやネットワークエンジニアなどさまざまですが、未経験者の場合はプログラマーがおすすめです。
将来的には、プログラマーからシステムエンジニアになったり、フリーランスとして独立したりといったキャリアパスもあります。業務を通じてスキルやキャリアを積み、より難易度の高い仕事にも携われるようになるでしょう。
正社員
ITエンジニア
-
年収 304万円 ~ 469万円
-
未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり
2.営業職
人と接するのが好き、向上心があるという方には、営業職もおすすめ。営業職は実力や成果を重視する傾向があるため、学歴や大学中退の経歴、仕事の経験は問われない求人もあるようです。
就職支援サービスで営業成績に応じた手当やインセンティブがつく企業を紹介してもらえば、収入アップの可能性もあるでしょう。また、営業職で得られるコミュニケーション力やプレゼン能力は、将来転職する際に武器になります。
正社員
ITソリューション営業
-
年収 550万円
-
残業少なめ,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
3.介護職
介護職も、大学中退後に正社員として就職を目指せる仕事です。日本の高齢化により、介護職の需要は高まっているため、将来性のある若年層を求める事業所もあるでしょう。
介護職は「資格なし」や「未経験」から始めても、働きながら資格を取りキャリアアップできるのが特徴です。施設によって日勤や夜勤といったさまざまな働き方があるので、自分の希望に合った求人を選べるのも魅力でしょう。
介護職は、ライフスタイルの変化があっても長く働き続けられる仕事です。就職支援サービスのなかでも取り扱う求人は多いので、興味のある方は相談してみると良いでしょう。
正社員
介護職
-
年収 297万円 ~ 351万円
-
大手企業,未経験OK,残業少なめ,賞与あり,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
4.販売・接客スタッフ
大学中退後の就職では、販売・接客スタッフも検討してみましょう。販売・接客スタッフはアパレルショップや飲食店、家電量販店など、活躍の場が幅広く、学歴や経験を問わない求人もあります。そのため、大学中退者の方も就職を目指しやすいでしょう。
また、未経験からスタートした場合も店長やエリアマネージャー、本社勤務など昇進のチャンスがあるのも魅力です。アルバイトで経験があったり、人と会話をするのが好きだったりする方は、就職支援サービスで相談してみると良いでしょう。
正社員
アパレル販売職
-
年収 300万円 ~ 420万円
-
大手企業,未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
5.事務職
事務職は、一般事務・人事事務・総務事務・経理事務など、種類が豊富にあります。主な仕事内容は、書類の作成やデータ入力、来客応対、電話応対、備品の管理などです。事務職に就けば、大学中退から社会人としての基本的な業務スキルを身につけられるでしょう。
勤務先は、一般企業だけでなく、学校や医療機関など幅広い選択肢があり、職場によって事務処理メインか対人サービスメインか分かれます。自分の興味のある分野の職場を選ぶと良いでしょう。
正社員
一般職
-
年収 315万円 ~ 360万円
-
未経験OK,残業少なめ,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり
6.Webデザイナー
IT業界のなかでもクリエイティブ職に興味のある大学中退者におすすめなのは、Webデザイナーの仕事です。Webデザイナーは、Webサイトのデザインに関する企画や制作を行います。プログラム言語をはじめ、デザイン作成ソフトや画像等編集ソフトなどを用いる技術が必要なので、常に学ぶ姿勢が求められるでしょう。
正社員
Webコーダー
-
年収 296万円 ~ 376万円
-
残業少なめ,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
7.建設関連の職種
大学中退から建設関連の職種に就くなら、未経験から募集する求人が多い「施工管理」がおすすめです。建設関連の職種は、電気や塗装といった施工を請け負う専門職をはじめ、現場を監督・指導する施工管理、設計に携わるCADオペレーターや建設設計技術者などがあります。就職支援サービスでの取り扱いも多い職種なので、興味のある方は担当者に相談してみると良いでしょう。
正社員
建設プロジェクトマネジャー (施工管理)
-
年収 367万円 ~ 567万円
-
大手企業,未経験OK,賞与あり,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
公務員を目指すことも可能
大学中退後に公務員を目指したいと考える方もいるようです。大学を中退する場合、高卒程度の区分で地方公務員の試験を受けるのが一般的。 大卒程度の区分で受験を考えている場合は、受験を希望する自治体や機関に受験可能かどうかを確認してみるのがおすすめです。
大学中退から公務員になる方法については、「大学中退者は公務員になれる?面接の通過方法や給料事情をご紹介!」のコラムをご覧ください。
大学中退者が正社員就職を成功させるには?
大学中退から正社員としての就職を成功させるには、以下のような方法を試してみると良いでしょう。
下記で、それぞれ詳しく解説します。
1.空白期間を作らないようできるだけ早く就活をスタートさせる
大学中退から就職を考える際は、できるだけ早く就活スケジュールを立てましょう。
大学中退後から就職していない期間を、「空白期間」と呼びます。この空白期間が長期化すると、採用担当者から「働く気持ちがないのではないか」とマイナスの印象を与えるリスクがあるので、できるだけ避けたほうが無難です。
2.自己分析と企業研究は徹底的に行う
大学中退後の就職活動では、就活の基本となる自己分析と企業研究を徹底的に行いましょう。自己分析とは、これまでの経験を洗い出し、自分の長所や短所、好きなことや嫌なこと、どのようなことに価値を見出すのかなどを可視化する作業です。自分の長所は強みとしてアピールできるので、就職活動時には欠かせません。
一方、企業研究は世の中にどのような仕事があるのかを理解する作業です。興味のある分野への理解を深めるとともに、どのような人材が求められているかを調べ、自分に合った仕事を探すための材料にします。企業研究をしっかり行わないと、志望動機や自己PRに説得力をもたせられなかったり、入社後にミスマッチを起こしたりする恐れがあるので、必ず取り組むようにしましょう。
自己分析のやり方については、「自己分析とは?就活や転職でどう使う?基本と簡単に行う方法をご紹介」のコラムを参考にしてみてください。1人でうまくいかなかった場合は、就職支援サービスに相談してみましょう。
3.学歴不問で応募できる求人を探す
大学中退の経歴から応募して内定をもらえるチャンスが多いのは、「学歴不問」「未経験OK」などの求人です。「大卒歓迎」「経験者優遇」といった記載のある求人に応募しても、経歴や経験とマッチしないため不採用になる可能性があるでしょう。
中小企業やベンチャー企業にも目を向けよう
「大手企業や有名企業が気になっている」という場合も、中小企業やベンチャー企業に目を向けてみるのがおすすめです。大企業や知名度のある企業は、応募者も多いといえます。新卒一括採用を導入していれば、ライバルはさらに多くなるでしょう。
中小企業やベンチャー企業のなかには、これから発展する事業を担う若い人材を募集しているところもあるようです。大学中退者のような若手は、積極的に採用してくれる可能性があります。
4.応募する仕事に役立つ資格を取得する
応募したい職種で活かせる資格がある場合は、取得を検討してみても良いでしょう。実務経験がない場合も、知識や意欲を評価してもらえる可能性があります。
ただし、応募に必須ではない資格は、大学中退後に無理に取得する必要はありません。資格を取るにはある程度の勉強期間が必要になるため、就職活動との両立は難しくなるでしょう。入社後に取得を目指す方法もあるので、まずは就職活動を優先するのがおすすめです。
5.大学中退からの学びを見つけておく
大学中退者の面接選考では、後述する「大学を中退した理由」を聞かれる可能性があります。中退理由を回答する際は、ネガティブな内容にならないよう心掛けましょう。大学中退の経験から学んだことを見つけておけば、プラスの印象を与えられることもあります。
たとえば、「大学中退をするまでとことん自分と向き合った結果、これからやりたいことを見つけるきっかけになった」のように、真剣さが伝わる学びも、好印象を与えられるでしょう。
6.アルバイト経験がある場合はアピールする
在学中や大学中退後にアルバイトをしていた方は、その経験をアピールするのも手です。アルバイトの経験は、いわゆるガクチカ(学生時代に力を入れたこと)と同様に、これまでの行動の特性や人間性などをアピールできます。面接で話題が出たときに、アルバイトで努力したことや褒められたエピソードなどを盛り込めるよう、事前に整理しておくと良いでしょう。
7.面接での大学中退理由を前向きに伝える
大学中退者の面接では、大学を中退した理由を聞かれる場合があります。履歴書に書いていない場合も、空白期間があれば問われる可能性があるので、きちんと答えられるようにしておきましょう。大学中退理由を伝える際は、理由は端的に、エピソードはポジティブな内容にするのがコツです。
大学中退理由が「学業不振」の場合の例文
「大学の授業内容に興味がもてずに退学いたしました。入学の際に、よく進路を検討しなかったことを反省しています。今は△△の仕事に興味があり、経験を積みながら御社に貢献したいと思っています」
上記のように、ネガティブな面を反省しつつも、「正社員として入社したら前向きに働いていきたい」といった気持ちを伝えると効果的です。大学中退理由を真摯に述べたうえで、ポジティブな内容に変換することを意識してみてください。
大学中退理由のNG例
「一身上の都合で中途退学しました」
大学中退の理由がやむを得ない事情であっても、理由だけをそのまま伝えるのは避けましょう。採用担当者に事情が伝わりにくいうえ、「何か言えないようなことがあるのではないか」と不信感を与える恐れがあるからです。どのような内容であっても、大学中退のエピソードと前向きな志望理由をセットで伝えれば、採用担当者に好印象を与えられる可能性があります。
8.サービスが手厚い就職支援サービスを見つける
1人で就職活動をしていると、不安や疑問が生じたときに解消するのが難しいと感じることも。大学中退からの就職活動は、できるだけスムーズに進めることが大切です。そのため、就職支援サービスの手を借りて、プロのアドバイスを受けながら就活を進めたほうが効率的といえます。
おすすめは、就職支援サービスが手厚い「就職エージェント」の利用です。ハローワークやジョブカフェなどは実際に足を運ぶ必要がありますが、就職エージェントなら電話やチャットツールなどで対応してくれる場合があります。すきま時間で就活の不安や悩みを解消できる便利さもあるようです。
大学中退者が就職支援サービスを利用する際の流れ
就職支援サービスを利用する際の流れを知り、これからの就職活動をイメージしてみましょう。ここでは、就職支援サービスを提供するハタラクティブの流れを紹介します。就職支援サービスの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
大学中退者が就職支援サービスを利用する際の流れ
- 登録
- 相談
- 面接対策
- 面接
- 内定獲得
1.登録
まずは、Web上の「登録フォーム」に必要事項を入力して登録します。
2.相談
就職アドバイザーとのカウンセリングを実施。就職活動に関する希望や悩みを伝えることで、希望条件や適性を考慮したぴったりの求人を紹介してもらえます。
3.面接対策
大学中退後の就職活動に合った面接対策を実施。大学中退の理由をポジティブに伝える方法や応募書類の添削、模擬面接など選考対策も行います。
4.面接
専任のキャリアアドバイザーが、応募企業との面接の日程調節や面接前後のフォローをするので、スムーズに面接当日を迎えられるでしょう。
5.内定獲得
内定獲得後は初出勤の準備や入社後のフォローを行い、安心して初出社や勤務を続けられるようにお手伝いします。
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大学中退などの若年層に特化
「大学中退者を採用している企業はある?」「就職活動の方法が分からない」とお悩みの方は、就職エージェントのハタラクティブをご利用ください。ハタラクティブでは大学中退者などの若年層に特化した求人を多数ご用意。多彩な求人のなかからあなたの条件や適性に合ったものをご紹介します。
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就活アドバイザーがマンツーマンで対応
大学中退も大丈夫!就職活動での不安や悩みは、最初のカウンセリングでご相談ください。ハタラクティブでは、数多くの就職支援を行ってきたプロの就活アドバイザーが、マンツーマンで就職活動をサポート。カウンセリングをもとに、豊富な求人のなかからあなたにマッチしたお仕事をご紹介します。応募書類の書き方や面接練習など、対策までしっかり対応するので安心です。
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求人サイトにはない非公開求人多数
ハタラクティブは、正社員就職を目指す大学中退者の方に最適な就職支援サービスです。求人サイトには載っていない非公開求人を多数ご用意し、最新の求人情報のなかから希望条件や適性に合ったお仕事を厳選してご紹介します。ハタラクティブで、あなたに合う仕事を見つけてみませんか?
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サービスはすべて無料!
ハタラクティブの就職支援サービスはすべて無料です。お仕事探しから書類添削、面接対策まで無料でご利用いただけます。一人での就活に不安のある方は、気軽にお問い合わせください。
就職エージェントは、ハローワークやジョブカフェなどの公的機関に比べてサポートが手厚いのが特徴です。応募書類の添削や模擬面接が受けられるので、大学中退後に正社員を目指す方も自信をもって選考に臨めます。 求人数は公的機関の就職支援のほうが多い傾向にあるものの、自分に合った就職エージェントを探せば、相性の良い求人の情報を得られるでしょう。「非公開求人」を取り扱っている場合、ほかの就職支援サービスでは扱っていない求人へ応募できるのも魅力です。
そのほか、若年層向けの就職支援サービスについて知りたい方は、「若者向け就職支援とは?若年層就職サポートの現状もご紹介」のコラムをご一読ください。
大学中退者の就職支援サービス体験談!
最後に、大学中退した方の就職支援サービスの利用体験談をご紹介します。「自分に就職支援サービスは向いているだろうか」と疑問に感じている方は、ぜひチェックしてみてください。
大学中退でコンビニのバイトをしていたC・Kさん
大学中退からコンビニやファミレスのアルバイトをしていたC・Kさん。アルバイトから契約社員になりコンビニ店員を続けていましたが、周りの友人が大学4年生で就活する姿を見て、「自分は何をやっているんだろう」という気持ちになったのが就職活動を始めるきっかけになったそうです。就職支援サービスのハタラクティブに登録後は、5〜6社の紹介を受け、実際に応募したのは3社。活動期間1ヶ月で大手保険会社のフォロー営業へ内定を決めました(C・Kさんの詳しい体験談はこちら)。
大学中退後はフリーターをしていたT・Mさん
大学中退後は、フリーターとしてコーヒーショップの店員やスポーツジムのフロントスタッフのアルバイトをしていたT・Mさん。将来を考えず何となく大学に入学してしまい、アルバイトを続けるうちに徐々に学生生活から遠のくようになったそうです。フリーターから正社員就職するきっかけは、「周囲との格差」に劣等感を抱いたこと。就職活動中は、複数の就職支援サービスを利用していたそうですが、ハタラクティブで相性の良いアドバイザーと出会い、スキルアップセミナーへ積極的に参加したことで、3ヶ月で住宅機器等の製造・販売会社の営業職への内定を決めました(T・Mさんの詳しい体験談はこちら)。
1人での就活が不安なら就職エージェントを活用しよう
大学中退後の就活は、新卒のように学校のサポートがあるわけではないので、「頼れる存在」がなく不安に感じる方もいるでしょう。
一人での就活に不安を感じる場合は、就職支援サービスを提供する就職エージェントを積極的に利用するのがおすすめです。
私たちキャリアアドバイザーが、内定までしっかりとサポートいたします!
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
大学中退後の就職活動に不安を感じている方は、大学中退者を含む若年層向けの就職エージェントのハタラクティブに相談することをおすすめします。 ハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングを行い、豊富な求人のなかから一人ひとりに合ったお仕事をご紹介。履歴書作成や面接対策、選考の日程調整などもすべてハタラクティブがお手伝いいたします。ご利用は無料なので、ぜひお気軽にご登録ください。
大学中退者の就職支援サービスに関するQ&A
ここでは、大学中退から正社員としての就職を目指したいとお考えの方のお悩みを、Q&A方式でまとめました。「大学中退からでも正社員になれる?」と不安な方は、ぜひ参考にしてみてください。
大学中退から正社員を目指せますか?
大学中退から正社員を目指せます。ただし、大学中退後の最終学歴が「高卒」であることや、中退後の過ごし方によっては、一定の難しさを感じる可能性もあるでしょう。このコラムの「大学中退者が正社員就職を成功させるには?」では、大学中退からの就活を成功させるポイントを紹介しているので、参考にしながら就職活動を進めてみてください。
大学中退の経歴は履歴書に書いたほうが良い?
大学中退の経歴は、履歴書に必ず記載しましょう。履歴書に記載しなければ、経歴詐称を疑われる可能性があります。なお、中退理由は無理に記載する必要はありません。家庭の事情や経済的理由といったやむを得ない事情の場合は、その旨を「経済的事情により退学」というように簡潔に書くのがおすすめです。 大学中退者の履歴書の書き方については、「大学中退を履歴書に書かないとバレる?好印象を与える書き方や例文を紹介」をご参照ください。
大学中退後の進路にはどのような選択肢がある?
大学中退後の進路には、「正社員として就職する」「フリーターや派遣社員などの非正規雇用社員になる」「起業する」「転学して学業を続ける」などの選択肢があります。ほかにも、留学したり一定期間の休息期間にする人もいるでしょう。 詳しくは、「大学中退者の将来はどうなる?その後の進路をご紹介」を参考にしてみてください。
大学中退後に空白期間があると就職は厳しいですか?
大学中退後に長期的な空白期間がある場合は注意する必要がありますが、年齢が若いうちはとりわけ厳しいわけではありません。年齢が若いうちはポテンシャルを評価して採用する会社があるので、できるだけ早く行動に移せばスムーズな就職を実現できるでしょう。就職活動が不安な方は、若年層向けに就職支援サービスを提供するハタラクティブがサポートするので、お気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。