- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- 高卒就職TOP
- 高卒仕事探し
- 高卒者向け履歴書の書き方とコツ!嘘は書かずにマナーを押さえよう
高卒者向け履歴書の書き方とコツ!嘘は書かずにマナーを押さえよう
更新日
この記事のまとめ
- 高卒からの就職・転職活動に利用する履歴書は、正社員用のものを使おう
- 高卒の就職活動では、履歴書の学歴欄は中学卒業から記載する
- 履歴書には、高卒認定試験合格を記入してOK
- 履歴書は折ったり汚したりしないよう、丁寧に扱おう
高卒での就職活動で「履歴書の書き方が分からない」とお悩みの方もいるでしょう。履歴書は、応募者の第一印象を決める重要な書類です。マナーを守って、入社意欲を伝える内容に仕上げましょう。
このコラムでは、履歴書のマナーや記入のポイントを解説しています。また、高卒者向けの志望動機の記入例もご紹介。履歴書の正しい書き方を確認し、自信をもって就職活動に臨みましょう。
高卒の方が使うべき履歴書の選び方
履歴書は、応募者の第一印象を左右する重要な書類です。書類選考を通過しないことには面接や筆記試験といった選考の機会を与えられないことも多いので、高卒者の就職活動や転職活動において、履歴書は大切な存在といえます。
履歴書は、コンビニエンスストアや書店で販売されているものや、インターネットからダウンロードできるものなどがあり、フォーマットやA4とB5といったサイズに決まりはありません。ただし、応募先から指定がある場合はそれに従いましょう。また、正社員の求人に応募する際は、「アルバイト・パート用」として販売されている履歴書の使用は避けましょう。
高卒の方は学歴欄に注意!履歴書の書き方
ここでは、履歴書に記載する各内容について、注意点や記載例を紹介します。履歴書によっては、下記で紹介する項目がない場合や、それ以外の項目がある場合もあります。履歴書の記載例は「高卒の履歴書の悩みを例文で解決!魅力的な志望動機で選考を突破しよう!」にも掲載しているので、書き方に不安のある高卒の方はあわせて確認してください。
氏名
履歴書の氏名記入欄に、フルネームで明記します。旧字体は略さず、正式な字体で記入しましょう。ふりがなは、「ふりがな」と記載されていたらひらがなで、「フリガナ」と記載されていたらカタカナで記載します。
日付
履歴書の上部に「 年 月 日現在」という枠があります。ここは、履歴書を記入した日付ではなく、会社に提出する日付を記入しましょう。郵送で提出する場合は、ポストに投函したり郵便局に持って行ったりする日になります。
生年月日
自分の生年月日を記載します。年齢欄に「満 歳」と書かれている場合は、満年齢を記入しましょう。満年齢とは、誕生日当日が来る度に1歳ずつ加えていく年齢の数え方です。生まれてから1年間を0歳とする考え方なので、2000年生まれなら2020年時点で満20歳ということになります。
なお、履歴書提出時点での年齢を書くことになるので、誕生日が近い人は注意しましょう。
写真
多くの履歴書では、縦40mm×横30mmの写真を貼り付けるよう指示があります。使用する履歴書の写真貼り付け欄をよく確認してから、写真を用意しましょう。履歴書に貼る写真については、「履歴書の証明写真に適した服装とは?基本マナーを押さえ好印象を与えよう!」で紹介しているので、参考にしてください。
住所・連絡先
履歴書の住所欄には、現住所を都道府県から明記します。番地や建物名も略さず、正式名称で書きましょう。
【NG例】
東京都△△区▲▲ 1-2-3 101
東京都△△区▲▲ 1丁目2番地3号 ◎◎マンション101号室
実家など現住所以外の連絡先がある場合は、「連絡先」欄に明記します。現住所以外の連絡先がないのであれば、「同上」と書きましょう。空白で提出するのは、書き忘れや書類不備と見なされる恐れがあるため避けるのが無難です。
学歴・職歴
学校名も、履歴書には正式名称で明記します。学歴は、最終学歴の一つ前の卒業時点から記入するのが一般的です。最終学歴が高卒なら、中学の卒業から書きましょう。
高卒ではない場合
中学卒業後、高校に進学したものの中退した方もいるでしょう。自己都合により退学した場合と、家庭の事情などやむを得ない理由で退学した場合によって、履歴書に書く内容が変わります。
【自己都合退学の場合の履歴書記入例】
平成29年3月 △△市立△△中学校 卒業
平成29年4月 △△県立△△高等学校 普通科 入学
平成30年6月 △△県立△△高等学校 普通科 中途退学
平成29年3月△△市立△△中学校 卒業
平成29年4月 △△県立△△高等学校 普通科 入学
平成30年6月 △△県立△△高等学校 普通科 中途退学
家庭の事情により退学
高卒認定に合格している場合
高校は卒業していないものの 高等学校卒業程度認定試験(通称:高卒認定試験)に合格している方は、高卒認定を履歴書に記載してOKです。高卒認定試験とは、高等学校卒業者と同等の学力があることを認定する試験です。
大学入試や公務員試験などの受験条件に高卒以上と書かれている場合は、高卒認定合格も同等に扱われる場合もあります。しかし、この試験に合格しても、最終学歴は高校卒業にはなりません。履歴書に記載する場合は、学歴欄と資格欄のどちらに書いてもOKです。
平成△年△月 高等学校卒業程度認定試験 合格
高卒認定試験や履歴書への書き方、取得のポイントなどは「高卒認定は就職に有利?高卒資格との違いや就活の注意点を解説!」で解説しているので、参考にしてください。
中卒なのに学歴欄に高卒と書いてしまったらどうなる?
実際は中卒なのにも関わらず履歴書の学歴欄に高卒と書いた場合、会社側にばれると懲戒処分になったり社内の信用を失ったりする恐れがあります。履歴書に嘘の学歴や経歴を書くことは詐称にあたり、その後のキャリアや転職活動にも影響を与えるリスクもあるでしょう。
また、嘘の学歴を書いて入社できたとしても、「いつ嘘だと知られるか不安」と感じ、仕事に打ち込めないことも。自分を偽ろうとせず、正しい学歴を記入しましょう。履歴書に嘘を書くリスクについては、「履歴書の嘘がばれるとどうなる?経歴に自信がないときの対処法」のコラムで詳しく解説しています。資格
資格も、正式名称で明記しましょう。複数の資格をもっている場合、資格を取得した時系列か、応募先企業の業務に関係がある資格から順に書きます。業務に直結しそうな資格は即戦力としてのアピール材料になるので、積極的に活用しましょう。先述のとおり、高卒認定を資格欄に書いても構いません。
資格欄の書き方について、詳しくは「履歴書の資格取得日の書き方とは?日付がわからないときの対処法も解説!」も参考にしてください。
趣味・特技
趣味・特技欄は、自分の個性をアピールするチャンスです。採用担当者に興味を持ってもらえるよう、自分自身の人柄や強みを示せる趣味や特技を書きましょう。
「履歴書の特技欄の書き方は?趣味との違いや特にないときの対処法」では、趣味・特技欄に書く内容の選び方や、例文を掲載しているので、参考にしてください。
志望動機
履歴書の志望動機欄には、しっかりと入社意欲を伝える内容を記入しましょう。学業やアルバイトなどの過去の経験から、自分の強みやもっているスキルを、業務内容に絡めて記入できるとベターです。「他社ではなくこの会社でこそ働きたい」という明確な理由も盛り込みましょう。
志望動機の書き方が分からない方は、「志望動機書の書き方は?第二新卒や未経験から転職する場合の例文も紹介!」も参考にしてください。
高卒からの就活で押さえておくべき履歴書の4つのマナー
履歴書を書くときは、マナーにも気を配りましょう。ここでは、高卒の方に限らず、履歴書を書く際に気をつけておきたいマナーについてご紹介します。
高卒からの就活で押さえておくべき履歴書のマナー
- 丁寧に記入する
- 黒のボールペンで記入する
- 西暦・和暦を統一する
- 嘘を書かない
1.丁寧に記入する
履歴書は、応募者の第一印象を左右する書類なので、丁寧に書くことが大切です。丁寧に書かれた履歴書なら、達筆でなくても採用担当者に気持ちが伝わるはず。焦らず、時間を掛けて書きましょう。
また、全体的に字の大きさをそろえる、適度に改行するといった工夫で、相手にとって読みやすい履歴書になります。枠に対して文量が少なかったり細かい字でびっしりと書かれたりしている履歴書は読みづらく、好印象にはならないでしょう。
2.黒のボールペンで記入する
履歴書は、基本的に黒のボールペンで記入します。鉛筆やインクが消えるタイプの筆記具は使わないようにしましょう。もし間違えてしまったら、修正液や修正テープは使わず、新しい用紙に書き直すのが無難です。何度も書き損じないよう、先に記入見本を作っておくと安心して書けます。
3.西暦・和暦を統一する
履歴書には、生年月日や提出日、学歴、職歴など、年月を記入する欄が多くあります。西暦と和暦のどちらでも構いませんが、履歴書全体をとおして同じ表記で統一しましょう。
4.嘘を書かない
「高校を中退しているのに卒業と書く」「高卒認定の勉強中なのに合格と書く」といった嘘はやめましょう。面接で嘘の経歴について質問されたときにうまく答えられないことや、経歴詐称が発覚して採用取り消しとなることが想定されます。
自分に合った会社に就職するためにも、履歴書にはありのままの内容を記入することが大切です。
高卒の方が押さえておくべき履歴書にまつわる注意点
履歴書は、書いて終わりではありません。ここでは、高卒からの就職活動で押さえておきたい履歴書の注意点を紹介します。
高卒の方が押さえておくべき履歴書にまつわる注意点
- 用紙の汚れや折れはNG
- 押印も忘れずに
- 提出時も気を抜かない
1.用紙の汚れや折れはNG
用紙が折れていたり、汚れがあったりすると、受け取った担当者はあまり良い印象を抱かない可能性があります。うっかり汚したり折ったりしないよう、履歴書を記入する前に机の周りを片付けておきましょう。記入したあとの取り扱いにも注意を払い、クリアファイルやケースで保管するといった汚れ対策をとっておくのがおすすめです。
2.押印も忘れずに
履歴書によっては、氏名記入欄の横に押印欄があるものもあります。押印欄がある用紙を使う場合は、必ず押印しましょう。印影がずれてしまったり、薄かったりすると不備と判断される可能性もあります。履歴書を書く際は、まず押印をして、きれいにはっきりと押印できた用紙に記入すると安心です。
3.提出時も気を抜かない
履歴書を郵送で提出する場合は、履歴書を二つ折りの状態で送れるサイズの封筒を用意しましょう。郵送中に雨で濡れたり、折れたりすることを防ぐため、クリアファイルに入れてから封筒にいれるのがおすすめです。
面接時に履歴書を直接持ち込む場合もあります。持ち運ぶ間に折れ曲がらないよう、A4サイズを折らずに入れられる大きめのかばんを利用し、取り扱いには気をつけましょう。
履歴書提出時の封筒選びに関しては、「履歴書の封筒の書き方とは?手渡しでも必要な理由や送付時の注意点も紹介」で解説しています。
高卒者が履歴書の志望動機を書くときのポイント
志望動機を書くときは、履歴書を読んだ採用担当者が理解しやすい具体的な説明をすることが大切です。また、自分の個性や強みが、どのように仕事で活かせるかをイメージさせることも意識しましょう。下記に高卒から就職を目指す場合の志望動機の記入例を示すので、参考にしてください。
高校を卒業して間もない場合
高校を卒業したばかりの場合は、学生時代に頑張ったことや部活動の経験などを踏まえた志望動機を履歴書に書くと良いでしょう。
【志望動機の例文】
私が貴社を志望した理由は、「チームで協力して、切磋琢磨しながら働く」という社風に共感したためです。
私は高校在学時、部員数100名超の吹奏楽部に所属していました。一般的に、部員数の多い部では大会出場メンバーの選抜があるので、緊張感が絶えません。しかし、私達の部では「チーム全員上達する」をスローガンに掲げ、パート全員のレベルアップを目標に和気あいあいと活動していました。大会に出場できる人数は限られているので、全員が出場できる訳ではありませんが、一緒に練習してきた仲間が選抜されることは、自分のことのようにうれしく感じました。
貴社のエンジニアは、必ずチームでプロジェクトに取り組み、問題発生時にはメンバー全員で解決策を考えるようにしているというお話を伺い、興味を持ちました。部活動で培ったチーム一丸となって物事に取り組む姿勢と継続力を活かし、貴社で一刻も早く戦力として活躍したいと考えています。アルバイト経験が長い場合
高校卒業後、アルバイトとして働いた場合は、仕事の経験やエピソードを盛り込んだ志望動機にするのがおすすめです。
【志望動機の例文】
私は人をサポートするすることが得意で、また、小学校から高校までスポーツに打ち込んできたことから、貴社のスポーツジムでトレーナーとして働きたいと思いました。
私は高校在学中から、飲食店で5年間アルバイトをしています。3年目からはバイトリーダーを任され、アルバイト従業員のシフト管理や新人教育を担当してきました。新人スタッフと週に1回面談の時間を設けて業務の理解度を確認したこと、スタッフそれぞれの事情をヒアリングして無理のないシフトを組んだことは、店長やエリアマネージャーからも評価していただきました。
こういった経験から、私は人をサポートしたりマネジメントしたりすることが得意だと気づきました。ジムトレーナーのなかでも、お客さまの目的や個性に応じて指導をするパーソナルトレーニングが売りの貴社なら、私の強みを活かして貢献できるのではと考え志望いたしました。なお、高卒後のアルバイト経験が長い人は、職務経歴書を用意するのもおすすめ。経歴や自分のスキルを分かりやすくまとめることで、評価してもらいやすくなる可能性があります。フリーターの職務経歴書については、「フリーターに職務経歴書は必要?書き方のコツや項目ごとの例文をご紹介」で解説しているので、参考にしてください。
高卒からの就活や履歴書の書き方が不安ならプロに相談しよう
「高卒からの就職活動が不安」「履歴書に書くべき内容が思い浮かばない」と不安な場合は、第三者の客観的な意見をもらうことで悩みが解消される可能性があります。就職活動の経験がある友人やハローワークの窓口、民間の就職支援サービスなどで相談してみるのがおすすめです。
民間の就職・転職支援サービスの利用を検討している高卒者は、ぜひハタラクティブにご相談ください。
ハタラクティブは、若年層を中心に支援している就職・転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが丁寧にヒアリングを行い、一人ひとりに合った求人を厳選してご紹介します。学歴や経歴を問わない求人を中心に扱っているため、「高卒フリーターでできる仕事があるか不安」という方も、安心して仕事を探せるでしょう。
また、履歴書の添削や志望動機の書き方アドバイスなど、選考対策も行い就職活動をトータルサポートします。サービスはすべて無料なので、高卒からの就職や転職に不安がある方は、お気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。