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施工管理は高卒から挑戦できる?資格や向いている人の特徴も解説
更新日
この記事のまとめ
- 施工管理職は学歴や経験を問わない求人もあるため高卒から挑戦できる
- 高卒で施工管理を目指すなら、「未経験OK」「学歴不問」の求人に注目する
- 施工管理技士の資格には、建築施工管理技士や土木施工管理技士などの種類がある
- 施工管理職で高収入を目指すなら、資格取得や大手企業への就職・転職を視野に入れよう
施工管理に高卒から挑戦できる?
施工管理は「資格不要」「学歴不問」の求人もあるため、高卒から挑戦可能といえます。施工管理技士の資格がなくても、施工管理職として働ける傾向にあるため、資格や学歴に条件を設けていない求人を探すことで、高卒からの就職が可能でしょう。
また、2024年度より施工管理の受験資格が変更となり、学歴に準じた受験資格要件がなくなりました。詳細は次の項目で見ていきます。
施工管理は未経験でできる仕事?
施工管理職は一部を除き資格がないとできない仕事ではないため、未経験を採用する企業もあります。未経験を採用している企業の場合、施工管理職の主な仕事である電気工事や建設現場での指揮や、施工計画やクライアントとの打ち合わせ、予算案・報告書の作成といった事務作業は、入社後の研修を通して身につけられるでしょう。
詳しい業務を知りたい方は「施工管理の仕事」をご覧ください。
未経験から施工管理を目指すなら選考対策をしよう
未経験から施工管理を目指す場合は、アピールできる資格や経験が少ないので、しっかりと選考対策することが大切です。自己PRや志望動機は曖昧な表現を避け、できるだけ具体的な内容を心掛けましょう。志望動機作りにお悩みの方は「施工管理の志望動機のポイントは?未経験向けの例文も解説」を参考にしてみてください。施工管理技士の資格の7つの種類
施工管理技士の資格は、現場の特徴や仕事内容で種類が分かれています。以下では国土交通省の「令和6年度より施工管理技術検定の受検資格が変わります」を参考に、7つの種類を紹介しているので、参考にしてみてください。
- 1.建築施工管理技士
- 2.土木施工管理技士
- 3.管工事施工管理技士
- 4.造園施工管理技士
- 5.電気工事施工管理技士
- 6.電気通信工事施工管理技士
- 7.建設機械施工管理技士
資格によって実務経験に該当する工事の範囲が変わるため、事前に確認しておくことが大切です。資格を取得すれば、専門性の高い業務に携われるため、主任技術者や監理技術者などの役職に就きやすいでしょう。
主任技術者になることで、工事を施工するうえでの技術面の管理を担えます。さらに、監理技術者になることで、下請け金額が4,000万円以上の現場に携わることが可能です。
参照元
国土交通省
「施工技術検定規則及び建設業法施行規則の一部を改正する省令」等について
施工管理技士の受験資格とは
国土交通省の「令和6年度より施工管理技術検定の受検資格が変わります(チラシ)」によれば、2024年度から施工管理技術検定における受験資格が改正され、1級も2級も第一次検定では年齢のみが要件になります。1級は受検年度末時点で19歳以上、2級は17歳以上であれば第一次検定の受験が可能です。詳細は以下のとおりです。
第一次検定 | 第二次検定 | |
---|---|---|
1級 | 19歳以上(受験年度未時点) | 1級第一次検定合格後 ・実務経験5年以上 ・特定実務経験1年以上を含む 実務経験3年以上 ・監理技術者補佐として 実務経験1年以上 2級第二次検定合格後 ・実務経験5年以上 ・特定実務経験1年以上を含む 実務経験3年以上 |
2級 | 17歳以上 | ・2級第一次検定合格後、 実務経験3年以上 ・1級第一次試験合格後、 実務経験1年以上 |
参照:国土交通省「令和6年度より施工管理技術検定の受検資格が変わります(チラシ)」
また、第二次検定の受験資格として必要となる実務経験年数も級によって異なります。なお、2028年までは経過措置として旧資格での受験も認められています。
施工管理技術検定の名称が2021年に変更
以前は、施工管理技士になるには「学科試験→実地試験」という流れでしたが、2021年から「第一次検定→第二次検定」へと名称が変更になりました。それにともない、第一次検定に合格した時点で「1級施工管理技士補」「2級施工管理技士補」の資格を取得できます。参照元
国土交通省
「施工技術検定規則及び建設業法施行規則の一部を改正する省令」等について
高卒で施工管理職を目指し高収入を得るには?
施工管理で高収入を得たい高卒者は、大手企業への就職や転職を目指すのも一つの方法といえます。大手企業の場合、担当する施工の規模が大きい可能性が考えられ、スキルアップや昇給のチャンスが期待できるためです。また、資格手当が支給される可能性もあるため、資格取得は収入アップの近道といえます。
ただし、大手企業の求人は、施工管理技士の資格取得を条件としている場合があります。施工管理職として高収入を得たい高卒の方は、施工管理技士の1級と2級の両方を取得するのがおすすめです。2級施工管理技士を取得すれば、請負額4,000万円未満の施工を主任技術者として担当できます。1級施工管理技士になるための準備をしながら、2級施工管理技士として経験を積むことが望ましいでしょう。
施工管理職に向いている人の3つの特徴
施工管理職に向いている可能性がある人の特徴として、リーダーシップやコミュニケーション能力、判断力のある人が挙げられます。以下で詳しく見ていきましょう。
1.リーダーシップがある人
施工管理職は、現場で指揮をとることが求められるため、リーダーシップがある人は向いているといえるでしょう。施工管理の仕事では、安全に工事できるよう全体を俯瞰して指示を出すことが大切です。責任感を持って行動し、現場の状況やスケジュールの管理に気を配れる人は、施工管理職に向いている可能性があります。
2.コミュニケーション能力がある人
施工管理の仕事では、自分の意見を押し通すのではなく、現場スタッフの声に耳を傾けたうえで工事を進めることが大切です。相手に傾聴する姿勢や、考えを分かりやすく伝えられるコミュニケーション能力があれば、円滑に仕事を進められるでしょう。
コミュニケーション能力を向上させるポイントは「社会人に必要なコミュニケーション能力は?苦手な方の向上ポイントを解説!」をご覧ください。
3.判断力がある人
工事が計画どおりに進まない場合もあるでしょう。そのため、施工管理職には危険やトラブルを予測して対策を講じる判断力が求められます。経験を積む中で一連の流れを把握し、適宜調整できるようになることが大事です。
「高卒で施工管理の仕事に挑戦したいけど、採用してもらえるか不安」とお悩みの方は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーが丁寧なカウンセリングを行ったうえで、一人ひとりに合った求人をご紹介。また、面接日の調整から選考対策まで就職活動を全面的にサポートします。ハタラクティブのご登録、ご利用はすべて無料なので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
施工管理の仕事に関するQ&A
ここでは、施工管理の仕事についてよくある質問と回答をまとめました。
施工管理とはどういう仕事?
施工管理とは工事現場の施工計画や工程管理、安全管理などを行う仕事です。建築のほか土木や造園、電気通信など7つの種類に分かれており、それぞれ経験を積みながら資格を取得するのが一般的です。施工管理の仕事や資格ごとの違いについてより詳しく知りたい方は「施工管理技士とはどんな仕事?資格の種類や難易度をわかりやすく解説」のコラムを参考にしてみてください。
施工管理職は未経験の高卒から目指せる?
施工管理の仕事は学歴による制限がない求人もあるので、高卒から目指すことは可能です。「未経験歓迎」「学歴不問」などの記載がある求人は、基本的に経験や学歴に条件を設けておらず、未経験の高卒の方が就職しやすい可能性があるため、目を向けてみましょう。
建設作業員への就職・転職も視野に入れている方は「建設作業員の仕事内容とは?平均年収や求人の特徴も解説」のコラムも参考にしてみてください。
施工管理は高卒と大卒で年収が異なりますか?
高卒と大卒で年収が異なる場合もあります。一般的に、初任給は大卒が高卒より数万円多く、勤続年数が増えるにつれて役職や昇給の差が広がる傾向にあるでしょう。ただし、「施工管理技士」などの資格を取得すれば収入アップを目指すことも可能です。
高卒と大卒の年収の違いについては「高卒の平均年収は大卒とどれくらい違う?給与の高い仕事と収入アップのコツ」をご一読ください。
施工管理に向いている人の特徴は?
施工管理に向いているのはリーダーシップやコミュニケーション能力、判断力に優れた人が挙げられます。また、大勢の人々が関わる工事現場で納期や安全に気を配りつつ指揮をとる仕事なので、協調性や気配りといった能力がある人も向いているといえるでしょう。
自分に向いている仕事が分からずお悩みの方は、「自分に向いてる仕事に転職したい!選び方の4つのポイントを解説」のコラムを参考に適性を探ってみてください。
施工管理の仕事を探しているけど就職先が決まらない…
施工管理の仕事を探しているけれどなかなか見つからないとお悩みの方は、就職エージェントの利用がおすすめ。就職エージェントは民間の就職支援サービスで、運営企業によって扱う業界や支援者が異なるのが特徴です。自分に合ったサービスを選べば、希望に近い求人に出会える可能性が高まります。就職エージェントについて詳しくは「就職エージェントとは?利用できるサービスやおすすめの活用方法を解説!」のコラムで紹介。
「高卒から施工管理職を目指したい」「スキルや経験に自信がない」という方は、ハタラクティブに一度ご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。