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営業の仕事に役立つ資格とは?基礎を学べる検定などおすすめをご紹介
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この記事のまとめ
- 営業に役立つ資格には営業士検定や宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナーがある
- 営業職に資格取得は必須ではないが、持っていると有利になる可能性がある
- 営業職を目指すなら、資格取得だけでなく転職活動でしっかりアピールすることが大切
営業職を目指す上で必要な資格にはどのようなものがあるのか、疑問に思う人もいるでしょう。このコラムでは、営業の業務に役立つ3つの資格「営業士検定」「宅地建物取引士」「ファイナンシャルプランナー」をご紹介。求められるスキルや受験資格、取得後の注意点などについてまとめています。自分の目指すキャリアに合うのはどの資格か、このコラムで確認しておきましょう。
営業の基礎から学べる資格「営業士検定」
営業士検定とは、短期間で営業人材を育成・スキルアップすることを目的としている試験です。合格すると、営業に関する知識がある「営業士」として認定されます。営業士検定は、企業や職業訓練校、専門学校などで幅広く採用されているようです。
級のレベル
営業士検定では、初級、上級、マスターの3つの級が設けられています。それぞれどの程度のレベルを求められているのか以下を参考にチェックしてみてください。
初級
営業従事者として、営業に関する全般的な基礎知識や必要なスキル、基本的な方向性について理解していることが求められます。主な対象者は営業担当者などです。
上級
企画型営業および、製品の取扱いに関する応用知識を習得しているレベルが求められます。主な対象者は中堅幹部クラスの方です。
マスター
経営に関する高度な専門知識が身についていること、経営や企業評価および、製品評価と商品・サービスの取扱いの実践知識を習得していることなどが問われます。主な対象者は幹部クラスの方です。
受験資格
初級のみ、受験対象の制限は設けられておらず、誰でも挑戦することができます。上級を受験するには「営業士初級資格取得者」であること、マスターを受けるには「営業士上級資格取得者」となっていることが必須条件です。また、どの級も合計点が満点の60%以上であることが合格の基準となっています。
不動産業界の営業職に役立つ資格「宅地建物取引士(旧・宅地建物取引主任者)」
宅地建物取引士(旧・宅地建物取引主任者)は、不動産業に関する国家資格です。この資格を持っていると、不動産の売買・貸借に関連する土地や権利関係の調査、調査結果の説明、契約締結などの独占業務を行うことができます。不動産業では、トラブル防止の観点から従業員5人に対して1人以上の宅地建物取引士を置くことが定められているため、資格保有者が重宝される傾向にあるようです。宅地建物取引士の業務については、「宅建の仕事内容とは?事務でも働ける?資格の取得法も解説」でもまとめているので、あわせてご覧ください。
試験について
試験内容は「権利関係」「法令上の制限」「宅建業法」「税その他」の4種類から出題されます。出題は4肢択一のマークシート形式で、全部で50問出題されます。なお、受講申込時に宅地建物取引業に従事していると、「5点免除制度」として合計5点分の得点が自動的に付与されるようです。
受験について
受験するための条件はなく、社会人のみならず学生や高齢者の方も受験可能です。受験日は毎年10月の第3日曜日のみと、年に1度しか受験するチャンスがないので注意しましょう。
試験に合格しただけでは「宅地建物取引士」として活動できない
宅地建物取引士の試験に合格した後、登録手続きをして「宅地建物取引士証」を受け取らなければ宅地建物取引士として名乗ることができません。この登録には、不動産業界での実務経験が2年以上あること、または登録実務講習を受講・修了することが求められます。登録実務講習は通信講座と演習、修了試験を経て修了することが可能です。実務経験のない方は、試験と併せて講習に掛かる費用と時間を見積もっておいた方が良いでしょう。
資格取得後は就職・転職活動でしっかりアピールしよう
「宅地建物取引士」を取得したら、就職・転職活動でしっかりアピールしましょう。企業に好印象を与えるためには、資格取得と合わせて志望動機や仕事への熱意を伝えることが大切です。「宅建は就職に有利になる?向いている人や就活でアピールするコツ」では、宅地建物取引士の資格を就職活動でアピールするコツをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
保険業界の営業職に役立つ資格「ファイナンシャルプランナー」
ファイナンシャルプランナーとは、特に金融や証券などに関わる職種で重宝され、保険の営業職にも重要視されている資格です。ファイナンシャルプランナーの資格には、以下の3つがあります。
AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャルプランナー)
AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャルプランナー)は、FPとして十分な基礎知識を持ち、適切なアドバイスや提案ができることを証明する資格です。認定を受けるには、「2級FP技能検定を合格していること」と「AFP認定研修を受講、修了していること」の両方を満たしている必要があります。AFP認定研修の受講修了者のほかにも、3級FP技能検定合格者やFP実務研修2年以上の方がAFPにチャレンジできます。
CFP(サーティファイド ファイナンシャルプランナー)
CFP(サーティファイド ファイナンシャルプランナー)は、AFPの上級資格です。認定を受けるには、「AFP認定者であること」「CFP資格審査試験に合格すること」「CFPエントリー研修を修了すること」「一定の実務経験を行っていること」の全てを満たす必要があります。受験資格は、AFP認定者か、日本FP協会指定大学院の所定課程修了者のいずれかに該当する方が対象です。
FP技能士(ファイナンシャルプランニング技能士)
FP技能士(ファイナンシャルプランニング技能士)は、1~3級の3段階がある国家資格です。それぞれの級における受験資格は以下のとおりです。
3級FP技能士
3級FP技能士は、「3級FP技能検定」を受験することで取得できます。受験資格は、「FP業務に従事している、または従事しようとしている方」です。
2級FP技能士
2級FP技能士は、「2級FP技能検定」もしくは「AFP資格審査試験」を受験することで取得できます。試験を受けるには、「AFP認定研修の受講修了者」「3級FP技能検定合格者」「FP実務経験2年以上ある方」のいずれかに該当することが条件です。
1級FP技能士
1級FP技能士を取得するための試験は、「1級FP技能検定」です。受験資格は、学科試験と実技試験で異なり、以下のいずれかに該当することが求められます。
<学科試験>
・2級技能検定合格者でFP業務に関する実務経験を1年以上有している方
・FP業務に関する実務経験を5年以上有している方
・厚生労働省認定金融渉外技能審査2級に合格し、1年以上の実務経験を有している方
<実技試験>
・CFP認定者
・CFP資格審査試験の合格者
・1級学科試験の合格者
・1級FP技能検定合格者
・FP養成コースの終了者でFP業務に関する実務経験を1年以上有している方
ファイナンシャルプランナーは資格の種類が多く、「どれを目指せばいいか分からない…」と思う人もいるでしょう。AFPやCFPを受験するには、ある程度の資格を取得していることや、実務経験があることが求められるため、これから挑戦する場合はまず3級FP技能士を目指すのが基本です。しかし、早く2級にチャレンジしたいという方の中には、日本FP協会が認定している通信教育で該当の講座を受講・修了し、「AFP認定研修の受講修了者」として受験する方もいるようです。焦らず自分に合った速度やプランで受験勉強ができるのはどちらの級かチェックしてみると良いでしょう。
営業職に必要なスキルも把握しておこう
営業職を目指すなら、資格取得だけでなく、業務に必要なスキルを把握しておくことも大切です。営業職に求められるスキルには、コミュニケーション力や情報収集・分析スキルなどがあります。詳しくは、「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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