【業界別】営業の仕事に役立つ資格21選!難易度や「どう役立つか」も解説!
営業職を目指す上で必要な資格にはどのようなものがあるのか、気になる方もいるでしょう。営業に役立つ資格には営業士検定や宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナーなどが挙げられます。
このコラムでは、営業の業務に役立つの資格を業界別にまとめました。それぞれの資格の難易度や「どう仕事に活かせるか」も解説しているので、営業職に興味おある方や資格取得を検討している方はぜひご一読ください。
【業界別】営業の仕事に役立つおすすめの資格21選!
営業職は、扱う商品・商材の知識だけでなく、顧客の課題を解決するための専門的なスキルや客観的な信頼が求められる職種です。自身の専門性の証明し、説得力を高めるためにも、資格を取得するのはおすすめといえます。特に、業界特有の専門知識は、顧客との深い信頼関係を築く鍵となるでしょう。
ここでは、あらゆる業界で汎用的に役立つ資格や、特定の専門分野で真価を発揮する資格を、厳選してご紹介します。業界別に一覧でまとめたので、自分のキャリアに合う資格を探す際の参考にしてみてください。
| 業界 | 役立つ資格 |
|---|---|
| 営業職全般 | ・営業士 ・マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS) ・TOEIC |
| 金融・保険業界 | ・ファイナンシャルプランナー(FP) ・生命保険募集人 ・証券外務員 |
| 不動産業界 | ・宅地建物取引士 ・マンション管理士 ・インテリアコーディネーター |
| コンサルティング業界 | ・中小企業診断士 ・MBA ・経営士 |
| 広告・マーケティング業界 | ・Google広告認定資格 ・ウェブ解析士 ・Webアナリスト検定 |
| IT業界の営業職 | ・ITパスポート ・基本情報技術者 ・応用情報技術者 |
| 人材開発・人材派遣 | ・キャリアコンサルタント ・職業紹介士 ・キャリアコンサルティング技能士 |
それぞれの業界で役立つ資格を、以下で簡単にご紹介するので、あわせてチェックしてみてください。
営業の仕事全般におすすめの資格
「営業士」「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」「TOEIC」は、どんな業界の営業職でも活かせる資格といわれています。それぞれの資格について、以下で簡単にご紹介します。
営業士
営業市は、マーケティングや商談スキル、マネジメントなどの営業実務を体系的に学べる資格です。どの業界でも通用する「売るための論理」が身につき、即戦力を証明できます。3級の合格率は約70%といわれており、比較的簡単なようです。しかし、1級(マスター)になると戦略的な経営知識が求められ、難易度が上がります。
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
ExcelやPowerPointの操作スキルを証明する国際資格です。営業活動に欠かせない提案資料の作成や売上分析の効率が格段に向上し、ITリテラシーの高さを示せます。一般レベルの合格率は約80%と比較的簡単で、パソコン初心者でも数週間の対策で十分に取得可能なようです。
TOEIC
ビジネス英語のコミュニケーション能力を測る世界基準のテストです。海外展開している企業や外資系企業への営業において必須とされる場合もあります。目標スコアによりますが、営業で評価されやすい600点〜700点台の取得には相応の学習が必要で、難易度は普通〜やや高いといえます。
金融・保険業界の営業職におすすめの資格
金融・保険業界の営業職におすすめの資格には、「ファイナンシャルプランナー(FP)」「生命保険募集人」「証券外務員」が挙げられます。それぞれの資格の詳細は以下おwご覧ください。
ファイナンシャルプランナー(FP)
家計や税金、投資など「お金」に関する幅広い知識を証明する国家資格です。ファイナンシャルプランナーの知識は、顧客のライフプランに合わせた金融商品の提案に直結するといわれています。3級は合格率が高く簡単といわれていますが、2級以上になると専門性が増し、合格率は30%前後と難易度がやや高くなるので、しっかりと勉強する必要があるでしょう。
生命保険募集人
保険商品を販売するために必須となる資格で、保険の仕組みや法令を学びます。業界の入門資格であり、これがなければ生命保険に関する営業活動ができないため、就職後にまず取得を目指します。合格率は90%以上と言われており、研修内容をしっかりと理解すれば簡単に取得できるようです。
証券外務員
株式や債券などの金融商品を扱うために必要な資格です。一種と二種があり、一種を取得するとほぼ全ての金融商品を取り扱えるようになります。金融機関の営業職には必須の知識といえるでしょう。合格率は約70%前後で推移しており、しっかりと対策を行えば独学でも合格可能な普通の難易度です。
不動産業界の営業職におすすめの資格
「宅地建物取引士(宅建)」「マンション管理士」「インテリアコーディネーター」などの資格は、不動産業界の営業職に役立つといわれています。以下で、それぞれの資格について簡単にご紹介します。
宅地建物取引士(宅建)
不動産の売買や賃貸の仲介時に必要な「重要事項説明」を行うための国家資格です。業界では必須級の資格で、資格手当やキャリアアップに直結するといわれています。出題範囲が広く専門知識が問われるため、合格率は20%を下回るといわれており、不動産資格の中では難易度が高い部類に入るようです。
マンション管理士
マンションの維持・管理に関するコンサルティングを行うための国家資格です。中古物件の売買時やリノベーション提案において、管理体制の専門知識を活かした質の高い営業が可能になります。合格率は10%前後と非常に低く、不動産系資格の中でも難易度が高い資格です。
インテリアコーディネーター
住空間の内装や照明、家具などのトータル提案を行うための資格です。新築戸建てやリフォームの営業において、顧客の好みに合わせた具体的な暮らしのイメージを提案できるようになります。合格率は約25%程度といわれており、学科試験に加えて図面作成などの実技対策も必要なため、難易度はやや高めです。
コンサルティング業界の営業職におすすめの資格
コンサルティング業界の営業職におすすめの資格としては、「中小企業診断士」「MBA(経営学修士)」「経営士」の3つが挙げられます。それぞれの資格については、以下でご確認ください。
中小企業診断士
企業の経営課題を分析し、改善策を助言するための国家資格です。単に売るだけでなく、経営的視点から顧客の課題を解決する「ソリューション提案」に役立ちます。広範な知識と論理的思考力が求められ、最終合格率はおよそ10%以下で難易度は高いようです。
MBA(経営学修士)
MBA(経営学修士)は、経営全般を学んだ学位のことで、大規模な商談や戦略的な提案で大きな武器となります。取得には大学院での修了が必要で、仕事と両立しながら通うハードルも含め、時間的・学術的な難易度は極めて高いといえます。
経営士
経営士は日本で最初に誕生した経営コンサルタント資格で、企業の経営改善を支援する専門家です。生産・販売・財務など、実務における即戦力や指導力を証明できます。試験の合格率は約70%前後といわれていますが、受験には実務経験や研修受講が条件となる場合もあり、手続きを含めると「難易度が高い」と感じる場合もあるでしょう。
広告・マーケティング業界の営業職におすすめの資格
広告・マーケティング業界の営業職におすすめの資格には、「Google広告認定資格」「ウェブ解析士」「Webアナリスト検定」などが挙げられます。それぞれの資格の詳細は以下のとおりです。
Google広告認定資格
Google広告の運用能力と知識を証明する公式資格です。Web広告の営業において、データの裏付けに基づいた具体的な運用プランを提案できるようになります。オンラインで無料で受験でき、学習リソースも充実しているため、実務経験を積みながらの取得は比較的簡単です。
ウェブ解析士
ウェブ解析士は、Webサイトのアクセス解析データから、売上向上のための施策を立案するスキルを証明します。広告の効果測定やサイト改善の提案に説得力を持たせたい営業職に役立つでしょう。認定試験の合格率はリニューアル等で変動しますが、おおむね50%前後といわれており、実務に基づいた理解が必要なため難易度は普通といえます。
Webアナリスト検定
Webアナリスト検定は、Webサイトの成果を分析し、具体的な改善策を導き出すための基礎知識を問う検定です。広告営業が顧客にサイトの課題を説明する際の共通言語として役立ちます。講義と試験がセットのコースも多く、合格率は約80%と高いため、未経験者からでも比較的簡単に取得を目指せるでしょう。
IT業界の営業職におすすめの資格
「ITパスポート」「基本情報技術者」「応用情報技術者」などが、IT業界の営業職におすすめの資格です。以下で、それぞれの資格について簡単にご紹介します。
ITパスポート
ITパスポートは、ITに関する基礎知識(セキュリティ、ネットワーク、経営戦略など)を幅広く証明する国家資格です。ITに関する基本的な知識やスキルがあることを証明できます。合格率は約50%程度といわれており、用語をしっかりと勉強すれば非悪的簡単に取得できるでしょう。
基本情報技術者
基本情報技術者は国家資格であり、取得することでプログラミングやシステム開発の基礎が身に付いていることを証明できます。技術的な背景を理解することで、無理のない工期設定やエンジニアとのスムーズな連携が可能になるようです。合格率は25〜35%前後といわれており、技術的な専門知識が必要なため難易度はやや高いといえます。
応用情報技術者
応用情報技術者は、IT技術だけでなく、経営やマネジメントを含む高度なITスキルを証明する国家資格です。応用情報技術者の資格を保有していることで、大規模システムの提案やITコンサルティング営業において、高い信頼を得られるといわれています。合格率は20%前後と低く、記述式試験も含まれるため、IT業界経験者の場合も取得の難易度は高いようです。
人材開発・人材派遣を扱う営業職におすすめの資格
人材開発・人材派遣を扱う営業職におすすめの資格としては、「キャリアコンサルタント 」「職業紹介士 」「キャリアコンサルティング技能士」が挙げられます。それぞれの資格については、以下をチェックしてみてください。
キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントは、個人のキャリア形成を支援する専門家であることを証明する国家資格です。求職者の本質的な悩みを聞き出し、最適な企業をマッチングさせる人材営業において、最高の武器となり得ます。合格率は50〜60%前後で、学科の暗記だけでなく実技(面談)対策も必要なため、難易度はやや高いようです。
職業紹介士
職業紹介士は、有料職業紹介事業における適正な運営と、倫理的なマッチングスキルを証明する民間資格です。コンプライアンスを重視する人材業界において、誠実な営業姿勢を証明できます。講義の受講と試験が必要ですが、人材業界の実務に関わっていれば取得の難易度はそこまで高くないでしょう。
キャリアコンサルティング技能士
キャリアコンサルティング技能士は、キャリアコンサルタントの上位資格であり、より熟練した指導スキルを証明できます。2級(熟練レベル)を取得すれば、人材業界のマネージャー層としての能力も証明できます。合格率は1級で10%以下、2級でも20%弱と非常に低いといわれており、長期の実務経験と高度な実技力が求められるため難易度は高いようです。
営業職に必要なスキルも把握しておこう
営業職を目指すなら、資格取得だけでなく、業務に必要なスキルを把握しておくことも大切です。営業職に求められるスキルには、コミュニケーション力や情報収集・分析スキルなどがあります。詳しくは、以下のコラムで解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
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営業の仕事は未経験・無資格からも挑戦可能
営業職は、数ある職種の中でも特に「未経験・無資格」から挑戦しやすい仕事です。その最大の理由は、高度な専門資格よりも、相手の意図を汲み取るコミュニケーション能力や信頼関係を築く「人柄」が重視されるためです。多くの企業では入社後の研修体制が整っており、商品知識や商談の進め方は働きながら習得できます。
資格を取得してから就職・転職活動を始めることで選考を有利に進められる可能性はありますが、営業職ではポテンシャルを重視されやすいため、資格取得に時間をかけ過ぎると逆に選考で不利になってしまう恐れも。そのため、まずは「未経験歓迎」「無資格OK」といった企業へ就職・転職し、働きながら資格取得を目指すのがおすすめです。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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