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30代フリーターは就職・転職エージェントを使って正社員を目指そう!
更新日

この記事のまとめ
- 30代フリーターが求職活動を成功させるには、就職・転職エージェントの利用がおすすめ
- 就職・転職エージェントでは求人紹介や選考対策などの就職支援を受けられる
- 就職・転職エージェントを選ぶときは、求人数やサポートの手厚さに着目することが大事
- 30代のフリーターは、自己分析で「正社員になりたい理由」を明確にしよう
- 30代フリーターが仕事探しをする際は、複数の就職・転職エージェントに登録しよう
30代フリーターで正社員を目指そうとしている場合、「就職・転職エージェントや転職サイトを利用するべき?」「エージェントはどう選ぶ?」と悩む方もいるでしょう。就職・転職エージェントには、未経験歓迎の求人を保有するところもあるため、30代フリーターからの就活におすすめです。このコラムでは、30代フリーターの方が正社員になるのに就職・転職エージェントがおすすめな理由や、利用する際のコツを解説します。
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30代フリーターに就職・転職エージェントがおすすめな理由
30代フリーターが就職・転職エージェントを利用すれば、1人で就活を進めるよりも効率的に正社員になれる可能性があります。ここでは、就職・転職エージェントを利用するメリットを5つ解説しますので、参考にしてみてください。
30代フリーターに就職・転職エージェントがおすすめな理由
- プロのアドバイザーに就職支援をしてもらえるから
- 正社員経験なしの人向けの求人を紹介してもらえるから
- 基本的に無料で利用できるから
- 企業とのやり取りを代行してもらえるから
- 応募先企業のリアルな情報を教えてもらえるから
1.プロのアドバイザーに就職支援をしてもらえるから
就職・転職エージェントを利用する一番のメリットは、アドバイザーが就活をサポートしてくれることです。就職・転職エージェントでは求職者の就職活動を成功させるため、希望条件のカウンセリングを行い、適切な求人を紹介してくれます。主な就職支援の内容は以下のとおりです。
- ・カウンセリング
- ・求人紹介
- ・選考対策
- ・入社後のフォロー
カウンセリングや求人紹介、選考対策など内定を獲得するまでの一連の就職支援は、就活ノウハウを持つアドバイザーが行います。ほかにも、就職・転職エージェントでは「志望動機の考え方」や「初めての就職活動の心得」といった、就活ノウハウが身につくセミナーも実施。初めて就職活動を行う30代フリーターの方は、セミナーにも積極的に参加してみましょう。
応募書類の添削
就職・転職エージェントを利用することで、履歴書や職務経歴書といった応募書類の添削を受けられます。書類作成の基本的なマナーに加えて、フリーターの経歴がマイナスイメージにならない書き方のコツを教えてもらえることもあるでしょう。
面接対策
就職・転職エージェントにおける面接対策として、30代フリーターが聞かれやすい質問への回答や自分の強みをアピールする方法を指導してもらえます。本番を想定した模擬面接も実施している就職・転職エージェントもあるので、会話でのやり取りに苦手意識がある人は活用してみましょう。
2.正社員経験なしの人向けの求人を紹介してもらえるから
就職・転職エージェントによっては、正社員経験なしの人向けの求人を紹介してくれるサービスもあります。
総務省統計局の「労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)平均結果の要約」によると、非正規職員は増加傾向にあり、2024年は2126万人と前年より2万人増加という結果に。このように増加傾向にあるフリーターや派遣社員といった非正社員が、正社員になれるよう就職支援を行う就職・転職エージェントの需要は高まっていると考えられます。
30代フリーターの方は、フリーター向けの求人を多く扱っている就職・転職エージェントを探してみましょう。
参照元
総務省統計局
労働力調査(基本集計) 2024年(令和6年)平均結果
3.基本的に無料で利用できるから
就職・転職エージェントは企業から報酬をもらっている場合が多く、求職者は基本的に無料で利用できます。就活セミナーや適職診断などを無料で実施しているところもあるため、積極的に活用するのがおすすめです。
就職・転職エージェントへの登録は、スマートフォンやパソコンから簡単に行えます。正社員を目指す30代フリーターの方で、就職・転職活動のやり方に悩んでいる場合は、登録してみるのも手です。
4.企業とのやり取りを代行してもらえるから
就職・転職エージェントを利用すれば、企業との連絡をアドバイザーが代行してくれます。具体的には、面接日程の調整や待遇面の交渉などです。履歴書や面接で伝えきれなかった応募者の強みを、補足して企業側に伝えてくれることも。就活のスケジュール管理やアピール方法に不安を感じる30代フリーターの方は、就職・転職エージェントの利用を検討してみることをおすすめします。
5.応募先企業の情報や雰囲気を教えてもらえるから
就職・転職エージェントでは、応募先企業の情報や職場の雰囲気を詳細に知ることができます。その理由は、就職・転職エージェントが直接企業とやり取りをしている傾向にあり、職場の雰囲気や業務内容の詳細といった独自の情報を得ているからです。企業とのミスマッチを防ぎやすくなることは、就職・転職エージェントを利用するメリットとして挙げられます。
また、エージェントによっては、転職サイトには公開されていない求人を保有している場合も。
過去に面接で聞かれた質問も教えてくれる場合があるので、選考対策も万全にできるでしょう。
自分で転職サイトを利用するのと、転職エージェントを利用するのではどのような違いがありますか?
転職エージェントはあらかじめ条件に合った求人を探してくれる
転職サイトと一口にいっても、若年層向けやハイクラス向け、地元向けなど、特定の利用者をターゲットとしたさまざまなサービスがあります。30代フリーターから正社員への転職を目指すのであれば、自分に合った転職サイトやそれに近しいサイトを利用するのがおすすめです。そして、自分で動いた分だけ条件に合った求人と出会う可能性は高まります。
転職エージェントは特色や強みなど、他社と違ったサービスを魅力にしている場合が多いですが、「転職者の希望にマッチした求人を探してくれる」という点では、自ら求人を探さなければいけない転職サイトとは大きく異なります。
また、それまでのアルバイト経験や仕事探しの状況も踏まえて、マッチしている可能性が高い求人を見つけてきてくれるのも大きなメリット。ほかにも「正社員経験はないけれど〇〇のアルバイト経験がある」と、個人と企業の間に入ってやりとりしてくれたり応募者をアピールしてくれたりするのも、転職エージェントの強みといえます。
30代フリーターから就職するのは難しいって本当?
30代フリーターの方の就職が不可能なわけではありません。30代前半は若さと経験を兼ね備えており、企業からの需要が高いといわれています。ただし、20代に比べて、前職の経験やスキルが問われるのは事実です。専門スキルがないとしても、基本的なビジネススキルは必須といえるでしょう。
また、30代後半の転職者にはマネジメント経験を問う企業も存在します。40代に入るとその傾向は一層強くなるため、フリーターから正社員を目指すなら30代のうちに就職・転職するのがおすすめです。
正社員への就職を考えていますが、30代フリーターからの転職は難しいと聞きました。面接でどのようなアピールをすれば魅力的にうつるでしょうか?
これまでの経験や努力してきたことを具体的に伝えることが大切です。
30代の転職は、即戦力や長期的な安定性が求められます。フリーターの場合は経験不足が企業にとって不安要素となる一方で、30代は柔軟性や成長意欲が評価される年代でもあります。正社員経験がなくても、これまでの経験や努力してきたことを具体的に伝えれば十分魅力的に映ります。
たとえば、接客業で「常連の顧客を増やす工夫をして売上を向上させた」ことや、仕事を掛け持ちしながら「納期を守るためスケジュール管理を徹底した」など、これまでに得たスキルや成果を具体的に示してみましょう。
また「この業界に興味を持ち、独学で□□の勉強を始めました」といった成長意欲をアピールすることも大切です。「長期的に□□分野で貢献したい」と将来のキャリアプランを具体的に語ることも有効で、あなたの就労意欲が伝わり、評価されやすくなります。
面接前には経験を棚卸しして、スキルやこれからの目標を一貫したストーリーで伝えられることが有効的です。自分の価値を信じ、しっかりと伝えましょう!
早めに行動すれば就職することは十分可能
30代フリーターの方が正社員を目指すなら、できるだけ早く就職・転職活動に乗り出すのが成功のコツです。厚生労働省の「若年者雇用対策の現状等について(p14)」では、15〜34歳で雇用形態がパート・アルバイトの者、もしくは探している仕事の形態が「パート・アルバイト」の者をフリーターと定義しています。
厳密な定義ではありませんが、「フリーター=30代前半くらいまで」と想定している企業もあり、35歳以上になるとフリーター歓迎の求人に応募しても採用されにくくなることも。経歴に自信がないフリーターは30代前半のうちに行動したほうが、就職成功の可能性が高まるでしょう。
フリーター期間が長引くほど正社員就職が難しくなる傾向も
フリーター期間が長くなるほど、正社員としての就職が難しくなる可能性もあります。独立行政法人労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書 No. 213」を見ると、フリーター継続期間ごとの正社員になれた割合は、以下のとおりでした。
フリーター継続期間 | 男性 | 女性 | 男女計 |
---|---|---|---|
1年以内 | 74.7% | 64.6% | 68.8% |
1~2年 | 64.2% | 58.8% | 61.2% |
2~3年 | 68.9% | 47.5% | 56.6% |
3~4年 | 69.0% | 55.8% | 61.1% |
4~5年 | 51.4% | 28.8% | 37.9% |
5年以上 | 44.3% | 24.5% | 32.3% |
引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書No.213『大都市の若者の就業行動と意識の変容』(p.128)」
フリーターから正社員になれた割合は、男女ともにフリーター継続期間4年を過ぎたあたりで大きく下がっていることが分かります。5年以上になるとその割合はさらに下がるため、正社員になりたい30代フリーターの方は早めに就職・転職活動を始めるのがおすすめです。
参照元
厚生労働省
第1回 今後の若年者雇用に関する研究会資料
独立行政法人労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―
30代前半なら未経験の業界・職種にも挑戦しやすい
30代前半は伸びしろを期待されて、未経験の業界・職種に就くことも可能な年代です。近年では30代でキャリアチェンジをする人も増えており、年齢や経験年数よりも人柄やポータブルスキルによって採用される可能性があります。未経験者やフリーターを歓迎している求人なら、人柄を重視して採用してくれる場合もあるので、30代から正社員として働きたい方におすすめです。
厚生労働省の「平成30年若年者雇用実態調査の概況(p13)」によれば、企業がフリーター(15~34歳、35~44歳)を採用する際に重視した点の1~3位は、以下のとおりでした。
- 1位「職業意識/勤労意欲/チャレンジ精神」
- 2位「マナー/社会常識」
- 3位「コミュニケーション能力」
就職・転職活動では、自身の意欲をしっかりとアピールし、働くうえでの基礎的なマナー・対応力があることを示すことが重要といえるでしょう。
参照元
厚生労働省
平成30年若年者雇用実態調査の概況
就職・転職エージェントを利用して成功率を高めよう
30代での就職・転職は可能とはいえ、有効な就活対策を講じなければ厳しい側面もあるといえます。30代フリーターが正社員を目指すときは、1人で活動するよりも就職・転職エージェントを活用して客観的な意見を取り入れるのがおすすめです。応募先企業で活かせそうなポータブルスキルや、未経験から就職・転職しやすい業界について、専門家のアドバイスを受けましょう。
ハタラクティブ在籍アドバイザーから正社員を目指す人に向けてのアドバイス
30代での就職・転職では、経歴を重視する企業があるのも事実です。ただ、経歴だけでなく求職者のポテンシャルを評価してくれる企業も多くあるため、フリーターから正社員になれる可能性は十分にあります。まずは未経験から挑戦しやすい職種や会社で経験を積むことで、将来の選択肢を広げられるでしょう。
私たちハタラクティブは、あなたのご希望をしっかりと伺ったうえで、最適なキャリアプランをご提案しますので、ぜひご相談くださいね。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
30代フリーター向け!就職・転職エージェントを選ぶ基準
30代フリーターの方が就職・転職エージェントを選ぶときは、「求人数」や「サポート内容」に目を向けることが重要です。ここでは、それぞれのポイントを解説します。
求人数は多いか
30代のフリーターの方におすすめの就職・転職エージェントの基準の一つは、求人数が多いことです。
求人数が多ければ、幅広い候補のなかから自分に合っている求人を提案してもらいやすくなるでしょう。また、志望する業界や職種が決まっている場合は、それらに特化しているエージェントを選ぶと、仕事探しを効率的に進められる可能性があります。
就職・転職のサポートが手厚いか
30代のフリーターの方が就職・転職エージェントを利用する場合は、手厚いサポート体制があるかどうかも大切なポイントです。就職・転職のサポートをどこまで行うかは、エージェントによって異なります。フリーターから就職を目指す場合は基本的に未経験からスタートすることになるため、求人の紹介だけでなく、選考対策や就職・転職に関する悩み相談など、サービスが充実しているエージェントを選ぶのがおすすめです。
口コミも確認してみよう
30代フリーターの方が就職・転職エージェントを選ぶ際は、レビューサイトやSNSなどの口コミも確認しましょう。全ての内容を鵜呑みにしてはいけませんが、口コミでの評判はある程度の指標になる可能性があります。他者の反応を吟味しながら、自分に合ったエージェントを利用しましょう。30代フリーターが就職・転職エージェントを利用する流れ
ここでは、就職・転職エージェントを利用する際の大まかな流れを紹介します。30代フリーターの方は、以下のフローを参考に、就職・転職活動を進めてみましょう。また、ハタラクティブの「ご利用の流れ」もあわせてご参照ください。
- 1.転職エージェントに登録する
- 2.転職エージェントのアドバイザーと面談をする
- 3.面談結果をもとに求人を紹介してもらう
- 4.応募書類の添削や面接対策をしてもらう
- 5.応募企業と面接をする
- 6.内定獲得
就職・転職エージェントによって細かいフローは異なりますが、一般的には上記の流れで進みます。なかには、就活中のサポートだけでなく、入社後のフォローをしてくれる就職・転職エージェントも。悩みを相談できたりアドバイザーが近況を定期的に確認してくれたりするので、就職・転職後の不安をすぐに解消できます。
転職後も継続してサポートしてもらいたい30代フリーターの方は、アフターフォローが充実している就職・転職エージェントを選びましょう。
30代フリーターが就職・転職エージェントを使う前の準備
正社員を目指す30代フリーターの方は、就活に向けて就職・転職エージェントを利用する準備を整えましょう。30代フリーターの就職・転職活動では、正社員にならなかった理由の説明や、企業研究の度合いが合否を左右するポイントになり得ます。
念入りに事前準備を行い、就職・転職エージェントを使った求職活動を成功させましょう。
自己分析で「就職したい理由」を明確にする
30代フリーターの方は、就職・転職エージェントを利用する前に自己分析を行い、「なぜ正社員になりたいのか?」を明確にしましょう。就職・転職サイトが提供している自己分析ツールを利用するのもおすすめです。
理由がはっきりしなくても、「就職・転職を考えたきっかけ」「今の仕事での不満」といった要素が分かれば、就職・転職エージェントを利用する際に相談しやすくなります。自己分析は履歴書や職務経歴書を書いたり志望動機を考えたりするのにも役立つので、積極的に取り組みましょう。
就職したい業界や職種について調べる
就職・転職エージェントを利用する前に、就職したい業界や職種の方向性を大まかに決めておくとカウンセリングでスムーズに話ができます。希望する業界・職種の情報収集を行い、最低限必要な知識やスキルを把握してみてください。就職・転職エージェントのカウンセリングでは「自分に合いそうか」「30代フリーターが就職できそうか」などについて、アドバイザーの意見を聞いてみましょう。
また、求人に「未経験OK」と書かれていても、業界・職種によっては予備知識や資格を求められる可能性があるので注意が必要です。30代のフリーターが正社員を目指す際は、丁寧な情報収集が就職・転職成功のコツ。志望業界・職種で求められるポイントを把握することで対策ができ、書類選考に通過しやすくなります。
「フリーター期間」の説明を用意する
30代フリーターの方は、就職・転職エージェントを利用する前に「なぜ今までフリーターとして働いていたのか」について、理由をまとめておくのがおすすめです。就職・転職エージェントのカウンセリングは面接とは異なるので、正直な理由を伝えて構いません。
「正社員として働く自信がなかった」「体調を崩していた」など、アドバイザーには本音を伝えましょう。アドバイザーは、求職者とともにネガティブな印象を与えないフリーター期間の説明を一緒に考えてくれます。
空白期間をポジティブに言い換える方法は、「空白期間を面接で聞かれたら?『何もしてない』はOK?答え方や例文を紹介」のコラムを参考にしてみてください。
転職をする場合は年代を問わず、どんなシチュエーションでも「過去は正直に、今は前向きに」が基本です。「アルバイトをこのまま続けて行くことに不安を感じていました。しかし、今のままでは自分が成長できないと気づき、正社員になるため転職活動をしています」このような素直さ・前向きさは多くの面接官にポジティブな印象をあたえます。ただし、嘘や誇張表現はおすすめできません。
30代フリーターが就職・転職エージェントを利用する7つのコツ
就職・転職エージェントを使って就活を成功させたい30代フリーターの方は、活用のコツを押さえることが大切です。就職・転職エージェントの利点をフル活用し、正社員としての就職を実現しましょう。
30代フリーターが就職・転職エージェントを利用するコツ
1.複数の就職・転職エージェントを利用する
30代フリーターの方が就活を成功させるには、複数の就職・転職エージェントを利用することをおすすめします。複数のエージェントに登録することで出会える求人の数が多くなり、自分の希望条件を満たす企業を見つけられる可能性が高まるためです。フリーターの就職支援に特化したエージェントを2社以上登録して、求人を探したりアドバイスを受けたりしましょう。
また、就職・転職エージェントとの相性を見極められるのも複数利用の魅力です。
就職・転職サイトとの併用もおすすめ
30代フリーターの方が仕事探しをする際は、就職・転職サイトとエージェントを併用するのもおすすめです。幅広い職種の求人情報を手軽に閲覧できることが、就職・転職サイトのメリット。就職・転職サイトを使って情報収集し、具体的な選考の進め方はエージェントに相談するという方法をとれば、就活を効率良く進められるでしょう。2.就職意欲や希望をしっかり伝える
30代フリーターの方が就職・転職エージェントをフル活用するには、アドバイザーに就業意欲の高さや希望条件をしっかり伝える必要があります。優先的に非公開求人を紹介してもらったりセミナーを案内してもらったりするためにも、就業意欲の高さをアピールしましょう。仕事の希望条件が明確になっていない場合も、就業意欲はきちんと示しておくことが大切です。
3.就職・転職したい時期を明確に伝える
就職・転職エージェントから「いつまでの就業をご希望ですか?」と聞かれたら、2ヶ月後・半年以内・できるだけ早くなど、具体的に答えましょう。「いつか就職できれば…」「転職の時期はいつでも良い」といった曖昧な答えだと、「本当に就職する気があるのだろうか」と思われ、求人の紹介を後回しにされる可能性もゼロではありません。
30代フリーターの方が正社員を目指すのであれば、求人を紹介してもらえるチャンスを逃さないよう、意欲的な姿勢を示しましょう。
就職・転職活動に掛かる期間は一般的にどれくらい?
厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況(p20)」によると、転職活動の期間(転職活動を始めてから直前の勤務先を離職するまでの期間)は、「1ヶ月以上3ヶ月未満」が28.8%、「転職活動期間なし」が23.6%、「1ヶ月未満」が18.3%です。
就活中はアルバイトの時間が減り、収入も下がると予想されます。30代のフリーターが正社員としての就職・転職を目指す際は、少なくとも3ヶ月分の生活費や就職活動費をあらかじめ貯金しておくと経済的な不安を軽減できるでしょう。参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況
4.幅広い業界の求人を視野に入れる
就職・転職エージェントを活用して就活を成功させるには、広い視野で求人を選ぶことが大切です。最初から「この仕事以外はやりたくない」「向いていないから候補から外す」と視野を狭めてしまうと、就職のチャンスが減ってしまいます。
就職・転職エージェントのアドバイザーは、あなたを客観的に見て求人を紹介してくれるので、興味がなくても真剣に話を聞いてみましょう。自分では向いていないと思っている業界・職種の場合も、視点を変えれば自分とマッチしていることも。アドバイザーに紹介された企業のなかから、働きやすい好条件の求人が見つかる可能性もあります。
人手不足の業界にも注目してみよう
求人を探す際は、人手不足の業界にも注目してみましょう。人手不足の業界は若手の人材が不足している傾向にあるため、30代のフリーターから就職を目指すチャンスがあります。このコラムの「30代フリーターが就職・転職エージェント経由で就職しやすい職種」でフリーターの方におすすめの職種を紹介しているので、参考にしてみてください。
5.納得できるまで対策を依頼する
就職・転職エージェントを利用するなら、自分が納得できるクオリティになるまで選考対策を依頼しましょう。「一度添削してもらった書類に気になる点がある」「志望動機をもう一度練り直したい」といった申し出も可能です。
遠慮して選考に通らないのは本末転倒なので、気になることを正直に伝えてみてください。正社員を目指す30代フリーターの方は、十分な自己アピールができるようになるまで添削・アドバイスを受けましょう。
6.アドバイザーとの信頼関係を築けるよう努める
就職・転職エージェントを介して求職活動を成功させるには、担当のアドバイザーと信頼関係を築くことが重要です。アドバイザーとの信頼関係を構築するために、以下のポイントを意識してみましょう。
- ・アドバイザーへの返信を後回しにしない
- ・学歴や経歴は正直に話す
- ・アドバイザーからの提案を断る際は理由も伝える
就職・転職エージェントのアドバイザーからのメールには、当日中か遅くても翌日には返信するよう心掛けましょう。また、経歴を偽ると自分に合った企業に出会える可能性を狭めてしまうので、正直に話すことが大切です。
担当アドバイザーからの提案を断る際は、ただ「好みじゃなかった」「なんとなく嫌だった」というのではなく、どのような点が気になったのかを具体的に説明します。就職・転職エージェントのアドバイザーは、就活中に求職者に寄り添ってくれる存在です。こちらからも真摯な対応をとることを心掛けましょう。
自分の弱みもさらけ出すことが大事
就職・転職エージェントのアドバイザーには、自分の長所・短所や性格などもさらけ出すのがポイントです。「リーダーシップをとるのが苦手」「協調性に欠ける」などの短所を言いにくいと感じる人もいるでしょう。しかし、アドバイザーは短所を長所として捉えるコツも熟知しているので安心してください。
自分のことを分かってもらうことで、マッチした求人を紹介してもらいやすくなります。「30代フリーターという経歴に不安を感じている」といった気持ちも伝えて、どうすれば自信を持って面接に臨めるか、アドバイスを受けましょう。7.アドバイザーと合わないときは変更依頼をする
就職・転職エージェントを活用するうえで、担当のアドバイザーとの相性も大切なポイントです。「本音で話しにくい」「希望を無視される」など、少しでも違和感を覚えたら早めに担当を変えてもらいましょう。エージェント側も求職者の就職を成功させたいと考えているため、基本的にアドバイザーの変更は迅速に行ってくれます。
ただし、就職・転職エージェントによっては担当変更が難しいことも。登録する前に、アドバイザーを変更できるか確認しておくと安心です。担当が変わったからといって、就活に悪影響が出ることはありません。アドバイザーとの相性に悩む30代フリーターの方は、担当変更を申し出てみましょう。
アドバイザーとは「相性」があることを知ろう
求人があなたにマッチする転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーとの面談まで進んだのに、うまく面接までたどり着かない。その場合は、キャリアアドバイザーとの相性が悪い可能性があります。転職エージェントのキャリアアドバイザーは多種多様なバックグラウンドを持っています。たまたま出会ったキャリアアドバイザーが、すべての求職者の悩みを理解でき、やりたい仕事に精通しているとは限りません。
「転職エージェントを上手に利用できていない気がする…」と感じたら、他のキャリアアドバイザーとの面談を依頼してみるというのも一つの手段です。もちろん、キャリアアドバイザーと信頼関係を構築するにはお互いの働きかけが欠かせません。ぜひ、あなたから積極的に頼ってみてください。
30代フリーターが就職・転職エージェント経由で就職しやすい職種
30代フリーターの方がエージェント経由で就職しやすい職種としては、「販売職」「営業職」などが挙げられます。特別な資格やスキルがなくても就業可能で、未経験から挑戦しやすいのが特徴です。
以下で6つの職種を紹介しているので、気になる仕事がないかチェックしてみてください。
30代フリーターが就職・転職エージェント経由で就職しやすい職種
- 販売職
- 営業職
- 製造職
- 事務職
- 配送業
- 建設業
1.販売職
販売職は就業するのに特別な資格を必要としないため、正社員を目指す30代フリーターの方におすすめです。「アパレル業界」や「家電業界」、「食品業界」など多様な業界で必要とされている職種のため、求人数も豊富な傾向にあります。人とコミュニケーションをとることに苦手意識がない方は、自分が興味をもてる分野の求人を探してみましょう。
厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagによると、「衣料品販売」「化粧品販売」「ホームセンター店員」ともに、平均年収は361万円でした。
正社員
店舗管理職
年収 340万円 ~ 475万円
-
大手企業,未経験OK,賞与あり,安定的な仕事,諸手当あり
2.営業職
営業職も幅広い業界において必要不可欠な職種です。専門的なスキルよりもコミュニケーション力や人柄を重視されるため、未経験の30代フリーターの方も挑戦しやすいでしょう。自分の努力がはっきりと数字で表れるのが営業職の特徴です。成績によってインセンティブが支払われる企業もあるため、モチベーションを高く保ちながら実績を積めます。
jobtagによると、「食品営業(食品メーカー)」と「広告営業」の平均年収は579万5,000円、「自動車営業」の平均年収は533万5,000円です。
正社員
営業・ソリューション提案
年収 648万円 ~ 1,037万円
-
未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
3.製造職
製造職にも、未経験者を受け入れている企業は存在します。研修体制が整っている職場を選べば、働きながら専門的な技術を身につけていけるでしょう。また、製造職は比較的一人で業務を進められることが多いのも特徴です。「一人でコツコツと作業するのが好き」「ものづくりに興味がある」といった30代フリーターの方は、検討してみてください。
同じ製造職であっても、働く業界によって収入には差が出ます。たとえば、jobtagの「半導体製造」の平均年収は414万円で、「合板製造」の平均年収は420万5,000円。「医薬品製造」の平均年収は508万8,000円です。
4.事務職
事務職も正社員を目指したい30代フリーターの方におすすめの職種です。特に「一般事務」は「未経験OK」の求人が多い傾向にあります。
ただし、事務職の人気は高いため、たとえ未経験者であってもパソコンスキルやマルチタスク能力といった業務に活かせるスキルをしっかりとアピールすることが大切です。就職・転職エージェントに相談をして、効果的なアピール方法を一緒に考えてみましょう。
jobtagによると、「一般事務」の平均年収は510万9,000円、「営業事務」の平均年収は496万3,000円です。
正社員
営業事務
年収 368万円 ~ 420万円
-
残業少なめ,賞与あり,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり
5.配送業
近年、物量の増加によって配送業界においても人手不足が続いています。車を運転する仕事のため、普通自動車第一種免許をもっていることが必須条件ですが、入社後の取得を支援している企業もあるようです。配送業に興味がある30代フリーターの方は、応募する前に応募条件を確認しておくのが望ましいでしょう。
jobtagによると、「ルート配送ドライバー」の平均年収は393万6,000円、「トレーラートラック運転手」の平均年収は485万3,000円となっています。
正社員
ルートセールス
年収 370万円 ~ 471万円
-
未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
6.建設業
建設業は需要が安定しており、若手の人材が不足している傾向にあるため、30代のフリーターの方におすすめの仕事の一つといえます。体力に自信があり、形に残る仕事に興味がある方は、応募を検討してみましょう。
jobtagによると、「とび」の平均年収は460万1,000円、「建設・土木作業員」の平均年収は411万1,000円となっています。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag
正社員として採用しやすい職種は、市場が伸びている業界や人材不足が見込まれる職種です
30代フリーターは、20代のポテンシャル人材や40代の即戦力人材と異なり、柔軟性と成長意欲のバランスが評価されます。アルバイトやパートでの経験で培った対人スキルや時間管理能力などを活かし、未経験から活躍できる人材として期待されることでしょう。正社員として安定したキャリアを築きたいという意欲は、勤続意欲の高さをアピールすることにもつながります。
「未経験歓迎」での募集が多い職種の例としては、以下が挙げられるでしょう。
- ・営業職やカスタマーサポート(接客業で学んだ顧客対応力は、提案力や問題解決力として評価されます)
・物流・倉庫管理(体力や実直な作業スキルが活かせます)
・ITサポート職(基本的なPCスキルと成長意欲があれば挑戦可能です)
・介護業界(丁寧な対応や共感力が求められます)
企業は30代フリーターの成長意欲やポテンシャルに投資し、研修などを通じて長期的に活躍できる人材として育成します。未経験歓迎の求人には積極的に応募し、あなたの可能性を広げてくださいね。
就職・転職エージェントを利用した30代フリーターの体験談
ここでは、就職・転職エージェントを利用して就職を成功させた30代フリーターの方の体験談を紹介します。経歴に自信がなく、なかなか行動に移せない30代フリーターの方は、以下をきっかけにしてみてください。
T・Iさん(30歳・男性)時給1,300円→ 月給29万円
「30代フリーターを雇ってくれるのであればどこでも良い」と思っていましたが、就職・転職エージェントを利用したことで希望に合った仕事に就けました。
自分は、専門学校を卒業してからずっとアルバイトや派遣をしており、正社員として働いたことはありませんでした。気づいたら30代で、「正社員になるのはもう最後のチャンスかな」と思い就活をスタート。初めは履歴書の書き方すら分からずに苦労しましたが、就職・転職エージェントのハタラクティブに登録してからは、とても心強かったです。
書類に何を書けば良いか、面接でどうアピールしたら良いかなど、企業ごとの特色を踏まえたうえでアドバイスをくれたので、効率的に就職活動を進められました。就職先は小さな会社ですが、長く働けるようにがんばりたいと思います。上記以外の体験談も参考にしたい30代フリーターの方は、「みんなの就職エピソード」をチェックしてみてください。
就職・転職エージェントの利用を検討している30代フリーターの方は、ぜひハタラクティブをご活用ください。ハタラクティブは、フリーターやニート、既卒・第二新卒など若年層の就職支援に特化した就職・転職エージェントです。
フリーターの就職実績が豊富で、正社員経験がない方の就職ノウハウが充実しています。人柄やポテンシャルを評価する企業の求人を多数取り扱っているため、あなたの希望条件に合った求人を提案可能です。サービスの利用はすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。
経歴や職種がマッチしていると、企業が求める業務に対して貢献しやすく、面接でも説得力を持って自分をアピールすることができます。正社員として就職するチャンスが広がるでしょう。
一方で、一人で自己分析や職種選びを行う場合、職種や業界の情報不足から就職活動が進まないことも考えられます。ハローワークや就職エージェントなど、第三者の力を借りながら客観的な視点を取り入れて、あなたに適した職種を選びましょう。
就職・転職エージェントを利用する30代フリーターに関するQ&A
ここでは、就職・転職エージェントを利用する30代フリーターが抱えやすいお悩みをQ&A方式で解決します。
30代高卒フリーターにおすすめの就職・転職エージェントは?
高卒の30代フリーターの方には、「学歴不問」「未経験歓迎」の求人を多く取り扱っている就職・転職エージェントがおすすめです。
ただし、エージェントによってサービス内容は異なるので、就職したい理由や仕事に求めることを明確にしたうえで選びましょう。就職・転職エージェント活用のポイントは「転職エージェントの使い方を解説!利用時の基本の流れと賢く活用するコツ」も参考にしてみてください。
就職・転職エージェント以外で利用できるサービスはある?
就職・転職エージェント以外で30代フリーターの方が利用できるサービスには、転職サイトやハローワーク、サポステなどがあります。転職サイトはWebサイトに掲載されている求人に自分で応募する形式のサービスで、ハローワークやサポステは就職のためのサポートを受けられるサービスです。就職・転職エージェントを活用しつつ、他サービスも併用してみるのも一つの手といえるでしょう。
就職・転職エージェントと就職・転職サイトはどちらが良い?
30代フリーターの方は、就職・転職サイトとエージェントを併用して就活するのがおすすめです。それぞれの良さをうまく活用することで、自分に合った求人に出会う可能性を高められます。
正社員就職を目指すフリーターは、就職・転職エージェントで支援を受けつつ、転職サイトも使って希望に適した求人を探しましょう。「フリーターにおすすめの転職サイトの特徴は?エージェントのメリットも解説」では転職サイトを利用するメリットをまとめています。
30代フリーターで就職したいけどスキルに自信がないときは?
スキルに自信がない30代フリーターの方は、就職・転職エージェントを活用するほか、ハローワークで実施している職業訓練を活用するのも一つの手です。職業訓練(ハロートレーニング)とは、就職するために必要なスキルを身につけられる公的な制度のこと。PCスキルや簿記、医療事務など就職に役立つスキルを身につけられるため、正社員になれる可能性が高まります。職業訓練の受講は基本的に無料です。ただし、受講資格を得るためには面接や試験を受けて合格する必要があります。
参照元
厚生労働省
ハロートレーニング
30代フリーターの就職・転職には資格が必要?
資格がなくても仕事探しはできます。応募企業の業務に役立つ資格であれば有利になる可能性もありますが、必須条件以外は実務経験を重視する会社が多いのが実情です。
30代フリーターの場合は、資格の取得にこだわらず、いち早く就職・転職活動を進めましょう。「『資格なし』は転職で不利になる?年代別のアピールポイントを解説!」も併せてチェックしてみてください。
30代フリーターの就職・転職に職務経歴書は必要?
正社員として働いた経験がある30代フリーターの方は、転職する際に職務経歴書を提出するのが一般的です。
職務経歴書では、今まで携わってきた仕事や、持っている知識・スキルなどをアピールしましょう。職務経歴書については「転職時に職務経歴書は必要?履歴書との違いや書き方の注意点を解説」で詳しく説明しています。求人紹介を受けながら応募書類の書き方も教わりたい方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにぜひご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。