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高卒就職の現実は?大卒との違いやメリットとあわせておすすめの仕事を紹介
公開日
この記事のまとめ
- 男女どちらも内定率が9割超えの高い水準にあるのが高卒就職における現実の一つ
- 高卒で就職すると、「進学費用が発生しない」「早い段階で自立が叶う」メリットがある
- 生涯賃金に差が開きやすいのが、高卒と大卒就職における現実の違いとして挙げられる
- 高卒就職でおすすめの業界には、「飲食」「製造」「建設」「運送」などがある
- 高卒で就職する現実を知ったら、就活を成功させるコツを押さえて行動するのがおすすめ
「高卒で就職したいけど、現実はどうなの?」と気になる方もいるでしょう。高卒で就職する場合、内定率は高く進学費用が発生しないものの、大卒と比べて生涯賃金が低い傾向にあるのが現実です。 このコラムでは、高卒で就職するメリットやおすすめの職業を紹介します。高卒の就活を成功させるコツも詳しく解説しているので、ポイントを押さえて希望する企業の内定を勝ち取りましょう。
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高卒就職の現実
高卒での就職は、就職率・求人倍率ともに高い傾向にあります。以下で詳しく解説するので、「高卒の就職率は高いの?」「求人の数はどのくらいある?」と、高卒就職の現実について疑問を抱いている方は、ぜひ参考にしてみてください。
高卒と大卒の就職内定率
2024年に公表された高卒の就職内定率は98.0%です。ここでは、文部科学省の「令和5年度大学等卒業者の就職状況調査(4月1日現在)」を参考に、高卒と大卒の就職率を表にまとめました。
最終学歴 | 全体 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
高卒 | 0.98 | 98.4% | 97.2% |
大卒 | 98.1% | 97.9% | 98.3% |
参照:文部科学省「大学等卒業者及び高校卒業者の就職状況調査結果~大学生の就職内定率は98.1%~~高校生の就職内定率は98.0%~(p.3、p.15)」
高卒と大卒で就職率に大きな差はないことが分かります。また、男性・女性別で見た場合も同様です。
参照元
文部科学省
令和5年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(4月1日現在)
令和6年度高卒者の求人数は約46万5,000人
厚生労働省の、「令和6年度『高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況』取りまとめ(7月現在)~高校生の求人倍率は3.70倍、求人数は前年同期比4.8%増~」によると、高卒者の求人数は約46万5,000人でした。求職者数が約12万6,000人で、高卒の求人倍率は3.70倍と高い水準といえます。
参照元
厚生労働省
令和6年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況」取りまとめ(7月末現在)
高卒者が採用されやすい企業の特徴とは?
人材不足の企業は、高卒者を採用する可能性があります。業界や業種によるものの、需要に対して人材が不足している企業の場合、若手を採用して入社後に研修や経験を積みながら、長期的に活躍してほしいと考えるためです。また、仕事の成果を評価する企業では、やる気やポテンシャルを重視して採用する場合もあります。高卒で就職する4つのメリット
高卒で就職すると、「大学進学の費用や経済的負担が発生しない」「大卒より早く経済的な自立が叶いやすい」といったメリットがあります。これらは、高卒就職ならではの魅力といえるでしょう。ここでは、高卒で就職するメリットを分かりやすく解説します。
-
高卒で就職するメリット
- 大学進学の費用が発生しない
- 経済的な自立が叶う
- 早いうちからスキルや経験を積める
- キャリアチェンジしやすい
1.大学進学の費用が発生しない
高卒で就職した場合、大学に進学するための費用や学費は発生しません。経済的な負担が発生しない状態で就職して働けるのは、高卒だからこそのメリットです。大学に進学すると、一般的に学費は4年分かかります。国立と私立で学費は異なるものの、進学する場合は経済的な負担が大きいといえるでしょう。
2.経済的な自立が叶う
高卒で就職すると、大学に進学した場合より4年早く働き始められるため、経済的な自立も叶いやすいといえます。趣味にお金を使ったり、貯金をして好きなものを購入したりするなど、働いて稼いだ給与を自由に使えるのは社会人ならではのメリットです。また、好きな地域や通勤しやすい場所に住みたい場合は、一人暮らしをして生活する選択肢も選べるでしょう。
3.早いうちからスキルや経験を積める
大学に進学する場合と比べて、高卒で就職すると4年早く社会に出て働けます。そのぶん仕事をこなすスキルや社会人経験も積みやすいのがメリットの一つです。早いうちから働くことで、キャリア形成もしやすいといえるでしょう。 「20代前半でプロジェクトのリーダーを担当したい」「30代ではマネジメントに携わり、キャリアの幅を広げたい」のように具体的な目標も立てやすく、仕事に対するモチベーションアップも期待できます。
入社後の教育やサポート体制が手厚い傾向にある
企業では高卒で入社した新入社員に対する教育体制を整えており、周囲のサポートも手厚い傾向にあるといえます。若い新入社員に対して企業側は、即戦力としての活躍よりも将来性に期待していることが多いようです。そのため、入社後の研修や業務を通して、知識と経験を身につけ成長できるようサポートしてくれます。分からないことがあれば積極的に質問したり、学ぶ姿勢を示したりすると、仕事への意欲が伝わるだけでなく業務への理解が深められますよ。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
4.キャリアチェンジしやすい
高卒で就職して働き始めると、早いうちから社会人経験を積めるためキャリアチェンジもしやすいでしょう。キャリアチェンジとは、就職した業界や職種を変えて転職することを指します。会社で働き始めてから、「自分の適性には合わなかった」「ほかの仕事にチャレンジしてみたい」のように、感じたり考えが変わったりする場合もあるでしょう。
若年層の応募者に対し企業は、将来の活躍への期待や、社会人経験とビジネスマナーが身についていることを評価し採用する傾向にあります。転職活動をする際は、「なぜ今の仕事を辞めたいのか」「転職してキャリアチェンジをしたい理由」を明確に企業側へ伝えることが大切です。
高卒と大卒就職における現実の違い
高卒で就職する場合は「自由な時間を確保しづらい」、大卒で就職する場合は「学費の負担が発生する」のような現実が違いとして挙げられるでしょう。ここでは、高卒と大卒の就職における現実について解説するので、どのような点で違いがあるのか確認してみてください。
高卒就職の場合
高卒で就職すると仕事中心の生活になるため、自由に過ごせる時間が確保しづらくなります。ほかにも、大卒と比べて生涯賃金が低い傾向にあったり、応募できる求人が限られたりする点で違いが生じるでしょう。高卒で就職すると決めた場合、前述したメリットとあわせて大卒で就職する場合と何が違うのか理解しておくことが大切です。
自由な時間を確保しづらい
高卒で就職した場合、卒業後は社会人として働く時間がメインとなり、仕事が終わったあとや休日は自由に過ごせるものの、高校生のときと比べて自由に使える時間は限られるでしょう。大学に進学すると、学部にもよりますが社会人より自由な時間は確保しやすいでしょう。その時間を使って留学したり、好きなことに集中できたりするのは、大学に進学するメリットといえます。
大卒者と比べて生涯賃金が低い傾向にある
高卒で就職して働くと、大卒就職と比べて生涯賃金は低い傾向にあります。独立行政法人労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計2024 ―労働統計加工指標集―」によると、以下のとおり最終学歴の違いによって、男女とも生涯賃金に差があると分かりました。
最終学歴 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
高卒 | 208,800,000円 | 154,400,000円 |
大卒 | 251,500,000円 | 201,900,000円 |
参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2024 ―労働統計加工指標集―(p.304)」
入社する会社や業界・職種にもよりますが、高卒と大卒では定年まで働いた場合の生涯賃金に差があるといえるでしょう。ただし、キャリアアップしたり転職して仕事を変えたりすることで、生涯賃金が上がる可能性もあります。場合によっては、転職してキャリア形成することも選択肢として考えてみるのも手段の一つです。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
ユースフル労働統計2024 ―労働統計加工指標集―
「大卒以上」の求人に応募できない
高卒で就活をすると、最終学歴が「大卒以上」の求人には応募できません。大卒の場合は専攻する学科によって、専門的な知識やスキルを学生時代に身につけられます。研究職や開発職のように、専門的な知識を必要とする職種の場合、高卒から就職するのは難しいといえるでしょう。 また、総合職も企業の幹部候補として人材を募集する企業が多いため、最終学歴を「大卒以上」としている場合があります。一般的に、高卒から就活をする際は、一般職への応募となることを理解しておきましょう。
大卒就職の場合
大卒で就職すると、高卒後すぐに就職した人よりも社会に出て働き始めるのが4年間遅くなります。大学生活は自由な時間を確保しやすいものの、進学で発生する費用の負担は大きいといえるでしょう。以下で詳しく解説します。
高卒者より社会に出るのが遅くなる
大卒の場合、高卒で就職するよりも社会に出るのが遅くなります。大学を卒業してから新卒で入社するころには、高卒で就職した人はすでに社会人経験を4年積んでいるため、独り立ちして働いている場合もあるでしょう。勉強がしたくて大学に進学したものの、途中で「社会に出て経験を積みたい」と考えが変わる可能性も。なかには「高卒で就職すれば良かった」と思う人もいるようです。
学費の負担が発生する
大学に進学すると、進学にかかる費用と4年間の学費が発生します。国立・私立によって学費は異なりますが、通学にかかる費用や教材費といった費用も発生するため、経済的な負担は大きいといえるでしょう。
なお、奨学金を借りた場合は、大学卒業後に就職してから返済が開始します。大卒の方は生涯賃金が高い傾向にあるものの、新卒で働き始めた直後は生活費とあわせて奨学金の返済を行う現実に「経済的な余裕がない」と感じる方もいるでしょう。
高卒の就職先でおすすめの業界一覧
高卒就職におすすめなのは、「飲食」「製造」「建設」などの業界が挙げられます。業界ごとに特徴も異なるため、どのような種類があるのか把握しておくと仕事選びをする際も役立つでしょう。ここでは、高卒の就職先でおすすめしたい業界を一例として紹介していきます。
飲食業界
飲食業界は高卒で就職する場合におすすめです。飲食業界は、働きながらスキルや経験を身につけてキャリアアップできるため、未経験から仕事に挑戦しやすいでしょう。店長やホールスタッフ、調理スタッフ、エリアマネージャーなど、飲食業界で活躍できるポジションはさまざまです。飲食業界で活躍したい方や、人と接するのが好きな方に向いているといえるでしょう。
「飲食業界の仕事」のコラムでは、飲食業界の仕事内容や将来性について解説しています。気になる方は参考にしてみてください。
製造業界
製造業では、基本的な業務がマニュアル化されている傾向にあります。未経験の場合も挑戦しやすいため、高卒から就職する際におすすめの業界です。ものづくりに携わりたい、手を動かすのが好きな方には向いているでしょう。 企業によるものの、製造業界では工場が稼働しない日は休みになります。ゴールデンウイークやお盆、年末年始なども休めるため、メリハリをつけて働きやすいといえるでしょう。
製造業に関心のある方は、「製造業に就職・転職したい!志望動機作成のポイントを例文付きで解説」のコラムもあわせてご覧ください。
建設業界
高卒から就職する場合、未経験から挑戦できる建設業界もおすすめです。建設業界は住宅やビル、商業施設、学校、病院、店舗、道路など、人々の生活に必要不可欠なものの建築を行います。自分の担当する仕事が目に見える形として残るため、やりがいを感じながら仕事ができるでしょう。
建設業界に関心のある方は、「建設業界の仕事」のコラムもぜひ参考にしてみてください。
運送業界
運送業界は私たちの生活に密接しており需要が高い傾向にあるため、高卒から就職する際におすすめといえます。日常生活を快適に過ごすためにかかせない商品を運び、多くの方の生活を支えている実感から、仕事に対するやりがいも感じやすいでしょう。
「運輸業界の仕事」のコラムでは、運輸業界の現状や将来性についても詳しく解説しています。気になる方はこちらもご覧ください。
介護福祉業界
日本の少子高齢化社会により介護福祉関連の需要は高い傾向にあるため、高卒から就職する際におすすめの業界といえるでしょう。専門的な国家資格があるものの、無資格・未経験から挑戦できます。入社してから経験を積み、一定の条件を満たすと国家資格の試験を受けられるのが介護福祉業界の魅力の一つです。他者をサポートするのが好きな方や、人の気持ちに寄り添える方に向いているでしょう。
「高卒から介護職になれる?資格は必要?給料や年収面も詳しく解説」のコラムでは、高卒から介護の仕事に就く際におすすめの資格の紹介もしているので、あわせてご覧ください。
アパレル業界
アパレル業界は未経験の場合も挑戦しやすく、高卒から就職する際におすすめしたい業界の一つといえます。アパレル業界は生産やバイヤー、営業、エリアマネージャー、販売スタッフのように職種の幅も広いのが特徴です。流行に敏感でアパレルに関心がある方や、人と接するのが好きな方は強みを活かしながら働けるでしょう。
「アパレル業界の現状と将来性は?主な職種や向いている人の特徴を紹介」のコラムでは、アパレル業界にある職種や将来性のほか、志望動機の例文も紹介しています。アパレル業界が気になる方は参考にしてみてください。
金融・保険業界
金融や保険業界も、高卒から就職する場合におすすめといえるでしょう。一般的に、金融や保険業界はカレンダーどおりに営業しているため、平日が仕事・土日祝は休日と勤務形態が固定されています。プライベートの時間も確保しやすく、ワークライフバランスを保ちながら働けるのが魅力です。
「金融業界の仕事」のコラムでは、金融業界について詳しく紹介しています。「保険業界の仕事」のコラムでは、保険業界の仕事内容を分かりやすく解説しているので、気になる方はあわせてご覧ください。
IT業界
IT業界は高卒から就職する際におすすめの業界です。近年ではIT技術の向上により、ネットショッピングやビデオ通話のようなサービスが普及し、私たちの生活にIT技術が導入されることが増えてきました。 IT業界は「未経験可」で募集している企業もあるため、ITに関する知識やスキルがなくても挑戦できます。入社後に経験を積みながら、ITの知識やスキルを身につけられるのは魅力といえるでしょう。
IT業界について詳しく知りたい方は、「IT業界の仕事」のコラムも参考にしてみてください。
高卒で就職する場合におすすめの職業9選
高卒の就職では、未経験から挑戦できる職業がおすすめです。専門的な仕事の場合、入社してから知識やスキルを身につけてステップアップできる職業もあります。ここでは、高卒で就職するときにおすすめの職業について紹介するので、仕事選びを検討する際の参考にしてみてください。
1.事務
事務職は高卒から就職する場合におすすめしたい仕事の一つです。未経験の場合も挑戦しやすく、事務職のなかでも種類がいくつかあります。事務職の仕事では、パソコンスキルやビジネスマナーが役に立つでしょう。事務職の主な種類は以下のとおりです。
- ・一般事務
- ・営業事務
- ・総務事務
- ・経理事務
- ・医療事務
- ・貿易事務
「事務員は未経験から目指せる?業務内容と求められるスキルをチェックしよう」のコラムでは、未経験から事務職の仕事をするメリットや目指す際に評価されやすい資格の解説をしています。事務職の仕事が気になる方は、あわせてご覧ください。
2.営業
営業の仕事は高卒から挑戦しやすい職種といえます。顧客に対して自社の製品や提供するサービスの良さを伝え、購入につなげて会社の売り上げに貢献するのが営業の仕事です。営業には、顧客のニーズを把握するスキルや、コミュニケーションスキルが求められるでしょう。 成績が給与に反映されやすく、自分の頑張り次第で収入アップも叶えられるため、仕事に対するモチベーションも維持しやすいといえます。また、人と関わる機会にも恵まれていて、社内外問わず人脈も築きやすいでしょう。
営業の仕事について詳しく知りたい方は、「営業って何をする職種?求められるスキルや向いているタイプを紹介」のコラムも参考にしてみてください。
3.接客・販売スタッフ
接客や販売スタッフは未経験から挑戦しやすく、高卒から就職する場合におすすめの職種といえます。どちらの仕事も、お客さまと直接関わることからコミュニケーションスキルやマナーが求められるでしょう。経験を積めば、店長やマネージャーへのキャリアアップも目指せるのが魅力です。 仕事では、お客さまから直接お礼を言われたりお褒めの言葉をいただいたりすることもあるので、やりがいも感じやすいといえるでしょう。
「接客の仕事」のコラムでは接客の仕事内容や年収、将来性について紹介しています。「販売員に資格は必要?業界ごとに必要なスキルを解説」のコラムでは、販売員に役立つ資格について紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
4.IT系の技術職
IT系の技術職は高卒から就職する際におすすめしたい職種の一つです。IT系では専門的な知識やスキルが求められるものの、未経験から仕事に挑戦しやすく働きながらスキルを身につけていけるのが魅力といえます。 一言にIT系といっても業界が分かれているため、業界ごとの特徴を把握したうえで仕事探しをすると、入社後のギャップも起きにくくなるでしょう。
「IT業界は未経験者も挑戦できる?おすすめな職種と転職成功のコツをご紹介」のコラムでは、IT業界の分類や職種について詳しく解説しています。IT系が気になる、挑戦してみたいと考える方は、ぜひ参考にしてみてください。
5.運送ドライバー
高卒で就職するなら、運送ドライバーの職種もおすすめといえます。運送ドライバーは、目的地に向けて指定の日時までにトラックで荷物を運ぶ仕事です。配送する距離や荷物によって、運転するトラックの種類が異なります。 小型トラックを使用して近場のエリアに荷物を配送する場合は、仕事とプライベートの両立がしやすいでしょう。大型トラックで長距離のエリアに荷物を配送する場合は、県外の地域に行けるため地理に詳しくなるメリットがあります。トラックの運転免許を取得するために、費用の支援を行っている企業もあるのが魅力です。
「トラック運転手の仕事内容とは?年収の目安や労働時間など詳しくご紹介」のコラムでは、トラック運転手になるメリットや向いている人の特徴を分かりやすく紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
6.施工管理
施工管理の仕事は、高卒で就職する際におすすめの職種といえるでしょう。施工管理とは、工期が遅れたり事故が起きたりしないように、工事全体の管理を行う職種を指します。担当する業務は多岐にわたるものの、自分の作成した工程で工事を進めて建築物が完成する過程を見られるのは、施工管理ならではの魅力です。 施工管理は未経験から挑戦できる仕事で、働きながら国家資格の取得を目指せます。資格を取得するとさらなるキャリアアップもできるため、将来のキャリア形成もしやすいでしょう。
施工管理の仕事内容や将来性について知りたい方は、「施工管理の仕事」のコラムも参考にしてみてください。
7.製造スタッフ
製品づくりに携わる製造スタッフは、業務がマニュアル化されているため、高卒で未経験から挑戦しやすく、就職する際におすすめの職種です。製造スタッフは、一般的に工場で部品の組み立てや加工を行います。業務を正確にこなすスキルが求められるため、手先が器用な方や、コツコツと作業するのが好きな方に向いているといえるでしょう。
「就活アドバイザーが教える!生産・製造のお仕事」のコラムでは、ハタラクティブのキャリアアドバイザーが生産や製造の仕事をしている方にインタビューした「経験者の声」も確認できます。ぜひ参考資料にしてみてください。
8.建設作業員
高卒で就職するなら、建設作業員として働くのもおすすめといえます。建設作業員は道路工事や電気工事、ビル建築、マンション建築など携わる仕事の幅も広いのが特徴です。建設作業員は未経験から挑戦しやすく、自分の携わる仕事が目に見える形として残ります。世の中で生活する人たちの役に立つことから、やりがいや達成感を感じやすいでしょう。
「建設作業員の仕事内容とは?平均年収や求人の特徴も解説」のコラムでは、建設作業員の魅力やキャリアアップについて分かりやすく紹介しています。建設作業員の仕事が気になる方は、あわせてご覧ください。
9.公務員
高卒で就職する際は、公務員として働くのも選択肢の一つです。公務員とは、国や地方自治体に関わる業務を担当します。公務員になるためには公務員試験に合格する必要があり、国に関わる業務を担当する「国家公務員」と、地方自治体に関わる業務を担当する「地方公務員」に分かれているのが特徴です。 公務員は福利厚生や休暇制度が整っていて、収入も安定した傾向にあります。ワークライフバランスを保ちながら働きやすいといえるでしょう。
公務員について詳しく知りたい方は、「公務員とはどんな職業?転職を目指す前に知っておくべきこと」のコラムもぜひ参考にしてみてください。
公務員試験では「高卒程度」「大卒程度」で難易度が異なる
公務員試験では、「高卒程度」と「大卒程度」の難易度を設定している場合があります。この2つは試験を受けるために必要な学歴ではなく、公務員試験の難易度を示すための目安です。 「大卒程度」では専門試験が追加されており、「高卒程度」と比べて学習範囲も広いのが特徴といえます。公務員試験の「高卒程度」と「大卒程度」のどちらも、合格するためには早いうちからの試験対策が重要となるでしょう。公務員試験を受ける場合、試験日から逆算して計画的に勉強することをおすすめします。「公務員になるのに学歴は必要?給料は異なる?試験対策のポイントもご紹介」のコラムでは、公務員試験や対策のポイントについても解説しているので、あわせて確認してみてください。
高卒の就職活動を成功させる4つのコツ
自己分析をして自分の適性を知ったり、目標に向けて資格を取得したりすると高卒の就職活動において役立つでしょう。自分一人では就職活動の対策に自信がないときは、就職支援サービスを利用する方法も有効です。ここでは、就職活動を成功させるコツを詳しく解説していきます。
高卒の就職活動を成功させるコツ
- 自己分析の徹底
- 業界や企業の研究
- 資格の取得
- 就職支援サービスの活用
1.自己分析の徹底
高卒就職を成功させるためには、自己分析を徹底して強みや価値観、適性を知り自分自身に対する理解を深めていきましょう。自己分析を行うと、これまで知らなかった自分の本質も見えてくるので、就職活動において仕事を検討する際や志望動機の作成時に役立ちます。
自己分析では、これまでの人生を振り返りながら深掘りしていくため、時系列に分けて一つずつ印象に残っているエピソードを洗い出してみると効果的です。エピソードを洗い出したら、「自分の感情はどうだったか」「何を上手く対応できたのか」「困難をどのように乗り越えたのか」のように、具体的な感情や対処法も洗い出すと深掘りしやすいでしょう。
「自己分析が大事!『やりたいこと探し』の方法とは」のコラムでは、やりたいことを見つけるための自己分析のやり方について紹介しています。注意点とあわせてポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2.業界や企業の研究
高卒の就職活動を成功させるには、業界や企業研究を行って将来性や特徴を理解することが大切です。最初に業界研究を行い、各業界の取り扱っている商品やサービス、市場規模などの詳細を調べましょう。業界研究を行って理解が深まると、自分が興味や関心をもつ業界も分かります。
その後に興味や関心をもつ業界にある企業をピックアップして、企業研究を行うのが有効です。企業研究では、企業のWebサイトにアクセスして経営方針や展開事業、従業員数、求める人物像といった情報を確認してまとめておきましょう。業界や企業研究を行うと、自分が働く姿や将来のキャリアもイメージしやすくなるのでおすすめです。
「業界研究のやり方は?就活に役立つノートの作り方とポイントを紹介」のコラムでは、具体的に業界研究を行う方法やおすすめのツールの紹介をしています。気になる方はこちらもあわせてご覧ください。
3.資格の取得
高卒で就職活動をする際は、資格の取得をしておく方法が有効といえます。職業によっては専門的な知識やスキルが必要な場合もあり、資格の取得が求められるでしょう。資格が必要ない職業においても、業務に役立ちそうな資格の取得をしておけば、就職活動の際に企業へアピールできる材料となります。
たとえば、パソコンスキルやビジネスマナーに関する資格を取得すると、業界や職業に関係なく役に立つ可能性があるでしょう。また、勉強して知識を身につけることで自信につながる効果も期待できます。
「就職に役立つ汎用性の高い資格とは?企業が求めるスキルを解説」のコラムでは、就職に役立つ資格とあわせて資格を取得するときのポイントも解説。就職をする前に資格の取得を検討している方は、参考にしてみてください。
4.就職支援サービスの活用
就職活動支援サービスを活用してみるのも、有効な手段の一つといえるでしょう。就職活動支援サービスでは、求人紹介や職業相談など、求職者が円滑に就活できるようサポートをしてくれます。以下で就職支援を行っているサービスの紹介をするので、ぜひ参考にしてみてください。
ハローワーク
ハローワークの正式名称は公共職業安定所です。厚生労働省が運営していて、利用者は無償で求人検索や紹介、職業相談などのサービスを利用できます。全国にハローワークの拠点があるので、厚生労働省の「ハローワーク」から、居住地の近くにあるハローワークの所在地や開庁時間を確認してみてください。 また、ハローワークインターネットサービスの「求人情報検索・一覧」では、Web上で求人情報の検索ができます。自分の好きなタイミングで調べられるので、直接ハローワークに行って求人情報を探す時間がない場合にもおすすめです。
「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」のコラムでは、ハローワークの利用方法を詳しく解説しています。気になる方はぜひ参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
ハローワーク
ハローワークインターネットサービス
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就職・転職エージェント
就職・転職エージェントとは、一般企業が行っている就活支援サービスで、求人紹介から応募書類の添削や面接対策といった幅広いサポートを行っているのが特徴です。基本的に無償でサービスを利用でき、キャリアアドバイザーが求職者の就職活動を包括的にサポートしてくれるため、就活が初めての場合も円滑に進められるでしょう。
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高卒就職の現実に関するQ&A
高卒で就職する現実に関してよくある質問をQ&A形式で回答していきます。気になる方はぜひ参考にしてみてください。
高卒就職の現実を知りたいです
高卒で就職する場合、就職内定率や求人倍率が高い水準にあるため、就職活動は行いやすく在学中に内定が決まりやすいといえます。コラム内の「高卒就職の現実」では、大卒と比較した就職内定率と高卒の求人者数について詳しく解説しているので、あわせて確認してみてください。
高卒就職は「やめとけ」「生きていけない」って本当?
高卒の場合、大卒より生涯賃金が低い傾向にあります。また、就職活動では最終学歴を「大卒以上」としている求人に応募できないことから、そのように考えている方もいるようです。
一方で、高卒で就職すると、大学に進学するための費用が発生しない、キャリアチェンジしやすいなどのメリットがあります。社会に出て早く経験やスキルを身につけたい、経済的に自立したいという方には、高卒で就職するのはおすすめといえるでしょう。 高卒と大卒の生涯賃金の違いについては、「高卒と大卒の生涯賃金の差はいくら?学歴が就職や年収に影響する理由」のコラムをご覧ください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。