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商社営業の仕事内容は?平均年収や向いている人の特徴を解説
この記事のまとめ
- 商社営業の仕事内容は、「売り手企業」と「買い手企業」を結びつけるための営業活動
- 商社営業の年収は企業によって異なるものの、平均約618万円
- 自分の意見を明確に伝える力がある人や、貿易に関する知識に関心がある人は商社営業に向いている
- 自分が携わった仕事が、社会に貢献していることを実感できる点が商社営業の魅力
- 就職・転職エージェントに相談すると、業界情報や選考対策を効率的に得られる
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「商社営業の仕事内容は?」「年収はどれくらい?」と疑問を抱く方もいるでしょう。商社営業とは、企業間の商品取引を仲介し、国内外での売買や投資、物流、決済を一貫して担う仕事。平均年収は約618万円で、語学力や交渉力を活かせる魅力的な職種です。
このコラムでは、商社営業の具体的な仕事内容や総合商社と専門商社の違い、向いている人の特徴を解説します。就職・転職を検討している20代の方が、自分に合った職業選択ができるよう、商社営業の実態を分かりやすくまとめました。キャリアアップの道筋や必要なスキルについても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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商社営業の仕事内容の概要
商社営業とは、商品やサービスの取引を仲介する企業において、商品の売買や輸出入を行う営業職を指します。買い手と売り手をつなぐパイプ役として、新規顧客の開拓や既存顧客との関係維持が主な仕事内容です。商品の提案や契約締結、アフターフォローなどの業務を担当します。
仕事内容 | 企業間の商品取引を仲介し、国内外での売買や投資、物流、決済までを一貫して担う |
---|---|
平均年収 | 618.3万円 |
向いている人 | ・自分の意見を明確に伝える力がある人 ・チームワーク力や協調性がある人 ・語学や貿易に関する知識に関心がある人 |
ポイント | ・海外への出張、時差による深夜残業をする可能性がある ・若手のうちから海外赴任を経験できる場合がある ・人材育成に力を入れていることが多い |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag 商社営業」
商社営業の具体的な仕事内容としては、市場調査や顧客ニーズの把握、取引条件の交渉、契約書の作成などがあります。海外との取引が多い企業に就職する場合は、語学力をはじめ海外のビジネスルールや文化への理解も求められるでしょう。
※ここで紹介した情報は2025年5月時点のものです。最新の情報と異なる可能性があります。
参照元
厚生労働省 職業情報提供サイトjob tag
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総合商社と専門商社の違い
総合商社と専門商社の違いは、取り扱う商品・サービスの幅広さです。総合商社は、食品やソフトウェア、エネルギーなど多岐にわたる商品を扱い、さまざまな国で事業を展開する大企業であることが多いでしょう。そのため、各分野の幅広い知識と語学力が求められます。
一方、専門商社は、特定の分野に特化した事業を展開。取引を行う国も限定的で、規模も総合商社と比べると小さいことが多いでしょう。専門商社へ就職した場合、一つの分野において専門知識を高められます。
なお、なかには大規模に事業展開を行う専門商社もあるので、就職・転職活動の際はそれぞれの企業の事業内容や規模を確認することが大切です。
商社営業とメーカー営業の違いは?
商社営業とメーカー営業の違いは、扱う商品の幅広さや種類、強みにあります。商社営業は、複数のメーカーや生産者から製品や原材料などを仕入れて、買い手となる企業へ販売するのが一般的。多様な他社製品を扱い、取引の仲介や物流の手配なども担当するのが特徴です。
一方、メーカー営業は、基本的には自社製品のみを提案・販売します。そのため、自社の研究開発部門などと連携し、製品の改善や新製品開発に関わることも多いでしょう。
やりがい
商社営業の主なやりがいは、取引を成立させたときの達成感にあります。海外企業との取引では、言語や文化の壁を乗り越えて契約を結んだときの喜びを感じられるでしょう。
また、自分が携わった仕事が、社会に貢献していることを実感できる点も商社営業のやりがい。たとえば、発展途上国のインフラ整備や食糧の安定供給、環境に優しい素材の普及などに貢献できます。ほかにも、地方の特産品を海外に広めて地域経済を活性化させるなど、スケールの大きな仕事に関われるため、達成感を得られるのが魅力です。
商社営業の仕事では、幅広いビジネスに関わることで視野が広がるため、国際的な視野や交渉力、マネジメント能力など、多くのスキルを身につけられる点も、やりがいの一つとなるでしょう。
働くメリット
商社営業のメリットは、一般的に高水準の収入が期待できる点です。大手総合商社では、巨額の利益を背景に基本給が高く、成果に応じたボーナスも充実している傾向にあります。また、海外駐在や長期出張などの手当も加わり、努力や実績が直接収入に反映されやすい点が魅力です。
ほかにも以下のようなメリットが挙げられます。
国内外のビジネスに触れられる
- 語学力や交渉力などのビジネススキルが向上する
- 幅広い人脈を構築できる
- キャリアの選択肢が広がる
- 海外駐在や出張の機会が多い
ただし、高水準の収入を得るためには、高い専門性や実績が不可欠です。コミュニケーション能力や交渉力はもちろん、語学や貿易に関する知識を学び続ける意欲、そして肉体的・精神的なタフさも求められるでしょう。
商社営業が「きつい」といわれる理由は?
商社営業が「きつい」といわれる理由は、業務範囲が広く、プレッシャーがかかりやすいためだと考えられます。たとえば、仕入れメーカーと販売先企業、双方の異なる要望や利害の対立を、自分一人で調整しなければならないこともあります。
また、海外取引が多いため、時差のある相手とのやり取りで深夜や早朝の対応を求められることも。数値目標のプレッシャーも大きく、結果を求められる環境です。さらに、海外出張や駐在が多く、プライベートとの両立が難しいという側面などから「きつい」と感じる人もいるでしょう。
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
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商社営業はどんな風に働く?
商社営業の働き方は、どのような企業と取引を行うかによって異なるでしょう。ここでは一般的な例をご紹介するので、商社営業への就職・転職を検討している方は、参考にしてみてください。
働く場所
商社営業はオフィスへ出社し、国内外の取引先企業と連絡をとったり訪問したりするのが一般的です。大規模の総合商社では、国内の主要都市に本社を構え、日本国内各地だけでなく世界各国に支店・オフィスがあります。近年ではテレワークの導入も進んでおり、出張や移動の合間にカフェやコワーキングスペースで仕事をすることもあるでしょう。
また、先述したように、商社営業は一定期間、取引先である国へ駐在したり、出張したりする機会も多い職種です。
働くスタイル
商社営業は、「外勤」と「内勤」を組み合わせた働き方が一般的です。取引先への訪問や商談といった外勤と、書類作成や社内会議などの内勤をバランスよく行います。
案件によっては、働く時間帯が不規則になりがちです。特に海外取引では、時差を考慮した早朝や深夜の対応を求められることもあるでしょう。また、取引先との関係を深めるための接待や会食が多いのも特徴です。
近年は働き方改革が進み、フレックスタイム制やテレワークを導入する商社も増えました。しかし、営業職である以上、顧客の都合に合わせた対応が基本となるため、完全に自分のペースで働くことは難しい側面もあります。
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商社営業の平均収入
ここでは、厚生労働省の職業情報提供サイト job tagの「商社営業」を参考に、平均年収・平均月収・平均賞与をご紹介します。なお、収入は企業によって異なるため、一つの例としてご覧ください。
平均年収
商社営業の、年齢ごとの平均年収は以下のとおりです。
年齢 | 商社営業の平均年収 |
---|---|
20~24歳 | 376万3,900円 |
25~29歳 | 483万9,400円 |
30~34歳 | 558万2,000円 |
35~39歳 | 645万6,700円 |
40~44歳 | 695万6,900円 |
45~49歳 | 716万9,400円 |
50~54歳 | 730万2,100円 |
55~59歳 | 790万4,700円 |
参照:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「商社営業」
商社営業の平均年収は、20代後半で約484万円、30代後半では約645万円と、年齢とともに着実に増加することが分かります。40代以降も安定した昇給が見込め、50代後半には約790万円まで上昇。
実際の年収は企業によって異なるものの、平均年収の金額からは、商社営業が長期的なキャリアを通じて安定した収入アップが見込める職業といえます。
平均月収
つづいて、厚生労働省の同資料を参考に算出した、商社営業の平均月収を見てみましょう。
年齢 | 商社営業の平均月収 |
---|---|
20~24歳 | 23万5,244円 |
25~29歳 | 30万2,463円 |
30~34歳 | 34万8,875円 |
35~39歳 | 40万3,544円 |
40~44歳 | 43万4,806円 |
45~49歳 | 44万8,088円 |
50~54歳 | 45万6,381円 |
55~59歳 | 49万4,044円 |
※ハタラクティブ調べ
月収には基本給のほか、残業手当や営業手当、役職手当などさまざまな手当が含まれます。また、商社は、成果報酬型の給与体系を採用している企業も多く、達成した売上や利益に応じてインセンティブが支給されることもあるでしょう。
平均賞与
平均月収を参考に、平均賞与を以下の表にまとめました。
年齢 | 商社営業の平均賞与 |
---|---|
20~24歳 | 47万0,488円 |
25~29歳 | 60万4,925円 |
30~34歳 | 69万7,750円 |
35~39歳 | 80万7,088円 |
40~44歳 | 86万9,613円 |
45~49歳 | 89万6,175円 |
50~54歳 | 91万2,763円 |
55~59歳 | 98万8,088円 |
※ハタラクティブ調べ
商社営業の賞与(ボーナス)は、会社の業績や個人の営業成績によって変動します。特に大手総合商社では、業績が好調な年に多くのボーナスが支給されることも。また、個人の成果が賞与額に反映されるため、高い実績を上げれば年収もアップします。
参照元
厚生労働省 職業情報提供サイトjob tag
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商社営業のスケジュール
ここでは、商社営業の一般的な年間休日数と1日の仕事の流れをご紹介します。ただし、企業によって異なる部分もあるため、求人を見る際や面接のときに、自分の希望とあっているかを確認してみることが大事です。
年間休日数
商社営業の一般的な年間休日数は120日以上です。土日祝日に加え、夏季や年末年始の長期休暇も取得しやすい環境といえるでしょう。ただし、取引先との関係で休日出勤や時間外対応が必要になることも。
たとえば、時差のある相手との緊急連絡や、繁忙期の納期調整などが挙げられるでしょう。これらの対応はチーム全体でカバーする体制が整っていることも多いため、個人の負担が過度になることは少ないでしょう。
1日の流れ
商社営業の1日のスケジュールは就職する企業や、携わるプロジェクトによって異なりますが、ここでは一般的な流れをご紹介します。
時間 | 主な業務内容 |
---|---|
8:30〜9:00 | 出社。メールチェックや当日のスケジュール確認 |
9:00~10:00 | 営業戦略や進捗状況の共有 |
10:00~12:00 | 取引先への訪問・商談 |
12:00~13:00 | 昼休憩(取引先と会食をする場合もある) |
13:00~16:00 | 取引先への訪問・商談 |
16:00~17:00 | オフィスに戻り、商談内容の報告書作成 |
17:00~18:00 | 見積書や契約書の作成、発注業務 |
18:00~19:00 | 翌日の準備やメール対応を行い退社 |
商社営業の特徴として、訪問先や商談相手によって1日のスケジュールが変わる点が挙げられます。商談や接待が立て続けに入る日もあれば、社内作業中心の日もあり、日によって業務内容が異なります。
また、商社営業はリラックスした環境で取引先との信頼関係を築くことを目的に、会食をする機会も多いでしょう。
商社営業に向いている人の特徴
商社営業はコミュニケーション能力が高く、異文化への理解がある人に向いています。また、困難な状況でも粘り強く交渉する力や、新しいビジネスに挑戦する行動力、あるいは協調性といった特徴も活かせるでしょう。
商社営業に向いている人の特徴
- 自分の意見を明確に伝えられる人
- チームワーク力や協調性がある人
- 語学や貿易に関する知識に関心がある人
自分の意見を明確に伝えられる人
商社営業に向いているのは、相手の要望を聞いたうえで、自分の意見や提案を明確に伝えられる人です。商社営業では、取引先に対して自社の商品やサービスの価値を説得力をもって説明する必要があります。
また、交渉の場では自分の立場や条件をはっきりと主張することも大事です。この能力が高い人は、プレゼンテーションや商談の場で優れたパフォーマンスを発揮します。たとえば、複数の選択肢から最適な提案を選び出し、その理由を論理的に説明できる人は、取引先からの信頼を得やすいでしょう。
ただし、自分の意見を伝えるだけでなく、相手の話をしっかりと聞き、理解する姿勢も同時に持ち合わせていることが大切。一方的に自分の意見を押し付けるのではなく、双方向のコミュニケーションを通じて最適な解決策を見つけ出す姿勢が求められます。
チームワーク力や協調性がある人
商社営業は、多くの関係者と連携しながら業務を進める協調性が求められる仕事です。社内の経理・物流・法務といった他部署や、取引先の担当者、海外拠点のスタッフなど、多様な人と協力しながら業務を進める必要があるため、チームワーク力や協調性といった能力を発揮できるでしょう。
また、商社営業では「Win-Win」の関係構築が重要。自社だけでなく取引先にもメリットのある提案ができる人、双方の立場を理解して妥協点を見つけられる人は、長期的な信頼関係を構築できるでしょう。
語学や貿易に関する知識に関心がある人
企業によって異なるものの、一般的な商社営業の仕事では海外の取引先とコミュニケーションを取る機会が多いため、語学の学習と異文化への関心は必須といえるでしょう。メールのやり取りやWeb会議、海外出張時の商談など、さまざまな場面で語学力を活かせます。
また、商社営業には、貿易の専門知識も欠かせません。たとえば、輸出入に関する「インコタームズ」「通関手続き」などを積極的に学び、異文化の商習慣や価値観を尊重することで、スムーズな国際取引が可能になるでしょう。
インコタームズとは、輸出入における費用の負担やリスクの範囲を定めた国際ルール。たとえば、「商品の輸送費を誰が負担するのか?」「輸送中の事故で商品が壊れた場合、誰の責任になるのか?」といったことを明確にするために必要です。
通関手続きとは、海外から商品を輸入したり、海外に商品を輸出したりする際に必要な税関での手続きのこと。通関手続きの際に使用する書類には、輸出者が輸入者に対して作成する送り状(品名や数量、価格、支払条件などを記載)や、パッキングリスト(品名や数量、正味重量、総重量などを記載)などが挙げられます。
海外の取引相手と信頼関係を築くためには、相手の文化やビジネスのやり方を理解し、尊重することも大切です。国によって時間の感覚や交渉の進め方、人間関係の築き方は異なります。違いを理解しようとせず仕事を推し進めると、相手に不快感を与え、取引が破談になる可能性も。
これらのスキルは、多様な企業をつなぐ「仲介役」として、成長するために不可欠な要素です。
商社営業に活かせるスキルや経験
商社営業に活かせるのは、コミュニケーションスキルと語学力です。国内外の多様な価値観を持つ人と協力する柔軟性と、困難な状況でも諦めない忍耐力も大事。
また、複数の案件を同時に担当することもあるため、それぞれの納期や進捗を同時に管理するマネジメントスキル、取引先への訪問や出張をこなせるだけの体力も必要です。
活かせる免許や資格一覧
商社営業の仕事では取得は必須ではないものの、さまざまな資格や免許が役立ちます。持っていると業務の幅が広がったり、キャリアアップにつながったりするので、以下の解説を参考にしてみてください。
普通自動車運転免許
商社営業にとって普通自動車運転免許は、取引先訪問の際に役立つ資格です。たとえば、公共交通機関では移動が困難な地域を訪問する際や、サンプルや資料などを大量に持ち運ぶ場合に、車での移動が可能になります。
また、普通自動車運転免許を取得していると、突発的な訪問要請にも柔軟に対応できるという点もメリット。普通自動車運転免許は、商社営業の日常業務をスムーズに行うための助けとなるでしょう。
TOEIC
商社営業のなかでも、英語圏の相手との取引を中心に扱う企業では、TOEICスコアが重視されるでしょう。一般的には730〜750点以上あると、「英語でビジネスコミュニケーションができるレベル」と判断されます。
総合商社や海外展開している専門商社では、英語力は昇進や海外赴任の条件となることも。TOEICの試験は定期的に開催されているので、継続的に挑戦しスコアアップを目指すことで、自身のキャリアアップにつながる可能性があります。
ただし、企業によっては、さらに高いスコア(TOEIC800点以上)や、TOEFLやIELTSといった、ほかの英語資格を求められる場合もあるので、応募時に確認することが大切です。また、英語以外にも中国語やスペイン語など、企業の取引先となっている国の言語を習得しておくと役立ちます。
就職・転職する前に必要な準備
商社営業への就職・転職を考えている方は、業界知識を習得したり語学を勉強したりしておくのがおすすめ。志望する商社がどのような商品を扱っているのか、その業界の最新動向や課題などを事前に調べてみましょう。また、どのような国と取引があるかを調べておけば、事前にその国の言語を学んでおくことが可能です。
また、商社営業に限らず、就職・転職の際は自己分析を行い、志望動機やアピールできるポイントを整理しておくことも大切。「なぜ商社営業へ就職したいのか」「なぜその企業を選んだのか」を振り返り、どのように自分のキャリアプランと結びつくかを明確にしましょう。
これまでの経験から、商社営業で活かせる強みを見つけ、アピールすることが重要です。また、面接対策として業界用語や商社特有の言葉遣いにも慣れておくと、専門性をより効果的に伝えられます。
商社営業のキャリア形成
ここでは、商社営業を未経験からスタートした場合のステップアップや、キャリアチェンジ例をご紹介します。
未経験からのステップアップ図
未経験から商社営業の仕事に就いた場合、以下のようなステップを踏むことが一般的です。
未経験からのステップアップ図
- 1~2年目:先輩に同行して商談の基本を学ぶ
- 2~4年目:営業スタイルを確立し、自分の担当顧客やエリアを持つ
- 5~10年目:後輩の指導や大型プロジェクトのリーダーを務める
- 10年目以降:営業部門のマネージャーとして新規事業の立ち上げに携わる
入社から2年目までは基礎を学び、書類作成や見積もり業務をこなしながら、商談の流れや業界の専門用語を学びます。2〜4年目では担当顧客を持ち、海外のメーカーと直接やり取りをするなど、業務の幅が広がっていくでしょう。
5年目以降は大型プロジェクトのリーダーとして社内外の調整役を担い、チーム全体の成果に貢献することを目指します。10年目以降は営業部門のマネージャーとしてチームを率いたり、新たな市場を開拓する新規事業の責任者として、会社の未来を創り出す役割を担うことになるでしょう。
異業種・異職種へのキャリアチェンジ例
商社営業で培ったスキルは、さまざまな業界・職種へ転職する際に役立ちます。たとえば、取引先と交渉してプロジェクトを成功させた交渉力や調整力は、経営コンサルタントや金融業界のM&Aアドバイザーとして活かせるでしょう。
また、特定の分野・商品に関連する知識を活かして、企画やマーケティング職に就く道もあります。海外駐在経験があれば、グローバル企業の事業開発や海外事業担当として、新たな市場の開拓に貢献することもできるでしょう。
まとめ
商社営業は、コミュニケーション能力や語学力を活かせる仕事です。海外との取引に携わりたい方や、社会に貢献している達成感を得たい方にとって、やりがいのある職種といえるでしょう。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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