英語を使う仕事は未経験から挑戦可能?歓迎されるスキルや就職のコツを紹介

大学卒業後、半年間海外へ留学に行きました。英語を使った仕事に就きたいと考えていますが、未経験からチャレンジ可能でしょうか?

大学卒業後、半年間海外へ留学しました。できればその経験を活かせる仕事に就きたいと考えていますが、正社員経験がありません。未経験者が英語力を活かせる仕事に就くことは可能ですか?

英語を使う職種は採用ハードルが高く、未経験からの挑戦は難しいかもしれません。
まずはどのような職種があるのかを知り、今すぐ英語を使って働きたいのか、いずれキャリアアップして英語を使う業務に携わりたいのかを考えてみましょう。

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英語を使う仕事は未経験から挑戦可能?歓迎されるスキルや就職のコツを紹介

自身の語学スキルを活かし、「正社員として英語を使う仕事に就きたい」と考える人は多いでしょう。しかし、英語を使う仕事では語学力のほかにビジネススキルも求められるため、実務未経験からの正社員就職は難しいのが実情のようです。
このコラムでは英語を使う仕事で必要なスキルや、就職成功のためのコツを解説します。希望する仕事に就くための参考にしてみてください。

英語を使う仕事は未経験から目指せる?

「英語を使う仕事」には以下のような職種が挙げられます。

  • ・海外営業
  • ・貿易事務、英文事務
  • ・外国人付き秘書
  • ・バイヤー
  • ・通訳者、翻訳家
  • ・英語教員、英語保育士
  • ・旅行ガイド、旅行コーディネーター
  • ・接客スタッフ(ホテル、レジャー施設など)
  • ・パイロット、キャビンアテンダント

グローバル化が進む昨今、「英語を使う仕事」と一口に言っても、職種は多岐に渡ります。拠点が国内か海外かという点や仕事内容によって、求められる英語力のレベルも変わるでしょう。また、海外とのやり取りがある仕事は、時差によって勤務時間が長くなりがちという側面もあるようです。
未経験から正社員就職を目指す場合、仕事における将来のビジョンを明確にし、具体的にイメージしながら仕事を探しましょう。

また、英語を使う仕事では実践的な語学力が求められるため、日々の生活の中で英語を使う機会を増やし、就職した際に問題なく使えるよう身に着けていくことが必要になります。企業によって求めている英語のレベルも異なるので、入社後のミスマッチを避けるためにも、志望先企業で必要なスキルや働き方を事前によく調べておく必要があります。

英語を使う仕事の例は「就活に英語のスキルは必要?英語が必要な仕事とは?」でも紹介しているので、参考にしてみてください。

未経験者必見!「英語を使う仕事」で求められるもの

英語を使う仕事で求められるのは、実際の業務経験です。また、身につけておくべき英語力以外のスキルも以下で紹介しているので、参考にしてみてください。

英語を使う仕事の実務スキル

英語を使う仕事で大切なのは、業務スキルです。読み書きできる力だけでなく、英語を使ったコミュニケーション能力や業務遂行能力などが重視されます。
英語を使う仕事をしていた経験がある人は、一定以上の業務スキルが期待できるため、正社員として採用されやすい傾向にあるようです。一方で、英語力に自信があっても、実務未経験であれば採用のハードルは経験者よりも高くなってしまうといえるでしょう。

また、日常的に英語を使う仕事のある企業によっては、選考時にTOEICのスコアを英語力の目安にしている場合もあります。職種によって「TOEIC600点以上/800点以上」のように採用の目安にしているスコアはさまざま。自分が目指す職種が大体どのくらいを平均スコアとしているのかを調べ、スキルを磨いておくと良いでしょう。

志望職種で必要とされる英語以外のスキル

未経験から英語を使う仕事に就くためには、語学力以外のスキルも身につけておくとよいでしょう。コミュニケーション能力や対話力、プレゼン力などビジネスの基礎となるスキルは多くの企業で重視される傾向にあるため、事前に習得しておくと評価される可能性が高まるでしょう。また、IT業界や通訳・翻訳といった仕事では、専門的な知識や技術を求められる場合も。英語力と合わせて、志望企業で歓迎されるスキルを身につけておくと効果的です。
英語を使う仕事への就職を目指す方は、「英語を使う仕事に就きたい!職業一覧から役立つ資格までご紹介」もぜひ参考にしてみてください。

未経験から英語を使う仕事に就く3つのメリット

未経験から英語を使う仕事に就く3つのメリット

  • 働きながら英語が学べる
  • 平均より高い給与が期待できる
  • 海外に行く機会が多い

英語を使う仕事に就くメリットは、「働きながら英語が学べる」「高い給与が見込める」「海外へ行く機会が多い」の3つです。以下で詳しく解説していますので、ご一読ください。

1.働きながら英語が学べる

1つ目のメリットは、働きながら英語が学べる仕事であることです。英語を使う仕事に就けば、あらゆる業務を通して語学の勉強ができます。自主的に勉強時間を確保するより、勤務中のほうが英語に触れている時間が多く、スキル向上につながるでしょう。
また、自身の英語スキルが不足していると仕事に支障をきたす恐れもあるため、語学力向上のために努力する姿勢が身につくはずです。英語力に自信がある実務未経験者も、実際に仕事に就き英語環境に身を置くことで、さらなるスキルアップが見込めます。

2.平均より高い給与が期待できる

英語を使う仕事は、平均より高い給与が期待できるというメリットもあります。英語を使う仕事は専門性が高い傾向にあるので、一般的な仕事よりも給与(月給)が高く設定されていることが多いようです。
ただし、実務未経験者の場合、入社直後から高い給与を得ることは難しいでしょう。実務経験を積んで昇進したり、良い条件で転職したりするなど将来的に給与アップすることを目指して、まずは十分な語学スキルを身につけることが大切です。

3.英語を使う仕事は海外に行く機会が多い

英語を使う仕事は、海外に行く機会が多い点もメリットといえます。企業によっては、駐在員として現地に滞在する可能性もあるようです。海外の顧客や同僚と一緒に仕事をしたり、現地で生活をしたりするなど、国内で勤務しているだけでは得られない有益な経験ができます。英語を使ってさまざまな国の人と交流することで、実務未経験者も速いスピードでビジネス英語のスキル向上を図れるでしょう。

未経験で英語を使う仕事に就くと大変?

未経験で英語を使う仕事に就くと、職種によっては専門用語が理解できない場合があるでしょう。そのため、仕事の基本的な専門知識が身につくまでは、ある程度の努力が必要です。また、英語のリスニングや国による価値観の違いに苦労する可能性もあります。

未経験から英語を使う仕事に就職するには?

未経験から英語を使う仕事に正社員就職するには、「英語力を高める」「求められるスキルを調べる」などが大切です。以下で具体的な方法を紹介しているので、就職を成功させるための参考にしてみてください。

英語力を高める

未経験から英語を使う仕事に就くには、まず語学力を高める必要があります。英語がうまく話せない・聞き取れない状況だと、就職は難しいのが現実です。
短期間の留学やTOEIC受験、オンライン英会話を受講するなどして、語学スキルの底上げを図りましょう。給付条件を満たしていれば、厚生労働省による教育訓練給付制度を利用する方法もあります。実務に関しては未経験であっても、英語力は十分に備わっていると企業側に判断してもらえるような経歴を作ることが大切です。

参照元
厚生労働省
教育訓練給付制度

英語以外にどのようなスキルが歓迎されるか調べる

実務未経験者が英語を使う仕事に正社員として就くために、志望する業界や企業でどのようなスキルが歓迎されるか調べましょう。前述したように、英語を使う仕事といっても求められるのは語学スキルだけではありません。パソコンスキルやコミュニケーション能力など、一般的なビジネススキルが備わっているかを選考でチェックする企業は多くあります。なかには業務を遂行するために、技術や知識などの専門スキルが必須となる職業もあるでしょう。
志望企業で歓迎されるスキルが分かったら自己分析をして、自分の強みや人柄をどのようにアピールできるかを考えます。具体的なエピソードを用いると、備えているスキルに説得力が増し、効果的です。

面接では英語力を問われるの?

英語を使う仕事の面接では、英語力を問われる可能性が高いといえます。一般的には、国内企業よりも、外資系企業のほうが英語を用いた面接を行うことが多いようです。企業によって採用選考の実施内容は異なるため、志望する企業の傾向は事前に把握しておきましょう。

英語面接の対策方法については、「求められるのは英語力だけじゃない!英語面接の対策方法」をぜひご参照ください。

仕事で求められる英語力の目安

仕事に求められる英語力をTOEICの点数で表すと、国内企業は700点以上、外資系企業は800点以上が目安となるようです。TOEICの点数を見れば応募者が備えている大まかな英語レベルが把握できるため、就活・転職の際に重視する企業は多くあります。上述したTOEICの成績を有していれば、履歴書に記載して選考でアピールできるでしょう。
ただし、TOEICの点数はあくまで目安です。特に実務未経験者が英語力だけで正社員として採用されることは難しいため、志望企業で必要なほかのスキルも調査して習得しておく必要があります。仕事で求められる英語力の目安について詳しく知りたい方は、「既卒が英語力を活かして働くには?TOEICの点数や求人の探し方も解説」をご一読ください。

英語力の必須レベルは企業や職種によって違う

仕事で必要とされる英語力のレベルは、企業や職種によって変わります。ホテルやレジャー施設で外国人と関わる接客スタッフなら、日常会話程度の英語力があればOKな場合も。一方、通訳や翻訳といった職種では、TOEIC900点以上が求められることもあるようです。

未経験から英語を使う仕事に就く6つのコツ

未経験から英語を使う仕事に就く6つのコツ

  • TOEICで高得点を取得
  • 「未経験歓迎」の英語を使う仕事を探す
  • 契約社員や派遣社員として実務経験を積む
  • 中小企業の求人を狙う
  • 英語以外の専門スキルを身につける
  • 就職・転職エージェントへ相談

未経験から英語を使う仕事に正社員として就くためには、「TOEICで高得点を取得する」「中小企業を狙う」などのコツがあります。以下で6つのコツを紹介しているので、参考にしてみてください。

1.TOEICで高得点を取得する

未経験から英語を使う仕事を目指したい人は、TOEICでできるだけ高得点を取得しておきましょう。TOEICを受験しておくと、自身の英語力の証明になるだけでなく、仕事への意欲も伝わりやすくなるからです。英語を使う仕事に応募しても、TOEICや英検などの試験を受けた経験がなかったり点数が低かったりすると、採用されない可能性が高いでしょう。。実務未経験者であっても、英語を使う仕事に就くために努力した結果を提示することで、本気度の高さをアピールできます。

2.「未経験歓迎」の英語を使う仕事を探す

英語の実務経験を得るために、英語を使う仕事で「未経験歓迎」の求人を探してみましょう。実際に勤務した経歴を作ることで就職先の選択肢が増え、自分が理想とするキャリアを形成しやすくなります。ただし、未経験を歓迎する求人は数が少なく、給与水準も低い傾向にあるため、仕事選びにはある程度の妥協が必要な場合も。年齢が上がるほど就職は難しくなることも踏まえれば、できるだけ早く仕事探しを始めるのがおすすめです。

3.契約社員や派遣社員として実務経験を積む

未経験から英語を使う仕事に就きたい人は、最初から正社員就職を目指すのではなく、まずは契約社員や派遣社員として英語の実務経験を積む方法もあります。その場合、「将来どのような働き方がしたいか」「最終的に何の仕事に就きたいか」といったビジョンを明確にしたうえで、自身のキャリアプランをしっかりと描くことが大切です。目標を実現すべく必要なスキルや経験を身につけ、自分が理想とする仕事への就職を叶えましょう。

4.中小企業の求人を狙う

未経験から英語を使う仕事に正社員就職するためには、応募者が集中しにくい中小企業を選ぶと良いでしょう。大手企業になるほど競争率が高く、実務未経験という理由で不採用になってしまうリスクが高まります。
人手が不足している中小企業のなかには、未経験者を積極的に採用する会社もあるようです。そのため、中小企業で仕事の実務経験を積んで、将来的に大手企業に転職するというキャリアプランも描けます。

5.英語以外の専門スキルを武器にする

未経験から英語を使った仕事を目指す場合、英語以外の専門スキルを武器にするのもおすすめです。特に、複数の資格を取得する「ダブルライセンス」を実施するのが効果的。ファイナンシャルプランナーと宅建士、行政書士と司法書士など、関連する資格を組み合わせることで、企業からの採用ニーズの高まりが見込めます。英語の仕事が未経験の場合は、志望企業で活かせる専門スキルを身につけて、就活を有利に進めるのに役立ててみましょう。
就職・転職に役立つ資格について知りたい方は、「取りやすい国家資格とは?取得するメリットや選ぶときのポイントを解説」をご一読ください。

6.就職・転職エージェントに相談する

就職・転職エージェントに相談して、未経験から英語を使った仕事を目指すという手もあります。就職・転職エージェントは、担当のアドバイザーが仕事探しや選考対策などをサポートしてくれるのが特徴です。「自分の英語力で目指せる仕事はあるのか」「未経験から正社員就職するにはどうしたら良いか」などの疑問や不安を、第三者に相談しながら就活を進められます。一人で就活することに不安を感じる方は、就職・転職エージェントの利用を検討してみましょう。

未経験から英語を使う仕事を目指したいとお考えの方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。
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