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履歴書に空白期間はどう書く?フリーターやニートなど状況別に解説
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この記事のまとめ
- 空白期間を履歴書に書く際、フリーターとしてアルバイトの経歴があれば職歴に記入する
- 空白期間を履歴書に書く際、特別な理由がなければ「一身上の都合により退職」とする
- 3ヶ月程度の空白期間なら、履歴書に記入されていても選考で影響しないことが多い
- 空白期間中に得たスキルや気づきは、履歴書の志望動機の欄や自己PR欄でアピールする
空白期間がある場合、履歴書の書き方で悩む方もいるでしょう。履歴書に空白期間を書くときは、ネガティブに捉えず、前向きな姿勢を伝えることが大切です。また、空白期間が長くなると働く意欲や人柄をより注意深くチェックされるため、正社員を望むならできるだけ短いブランクが望ましいでしょう。このコラムでは、状況ごとの空白期間の書き方や書くときのポイントなどを解説しているので、参考にしてみてください。
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空白期間は履歴書にどう書く?
空白期間とは「働いていない期間」のことをいいます。学校を卒業したり正社員として勤めた仕事を退職したりした後、すぐに就職しなかった場合の離職期間を指すことが多いでしょう。また、就職・転職市場ではパートやアルバイトを職歴に含まない場合があるため、パートやアルバイトとして働いていた期間を「働いていない期間(空白期間)」とみなされる場合があるようです。しかし、履歴書に記入する際に、そのまま「空白期間」と書く必要はありません。
ここでは、履歴書への空白期間の書き方について状況別にまとめたので、参考にしてみてください。
1.フリーターになったことによる空白期間
卒業後にフリーターとして働いていて空白期間が長くなった場合、アルバイトの経歴を職歴として記入しましょう。アルバイトとしての経歴は履歴書に書かないのが基本ですが、職歴に何も記入されていないと「卒業から今まで何もしていなかったのでは」と思われる恐れもあります。
また、1年以上続けたアルバイトの場合はアピールにつながるため、正社員として勤めた会社を離職してフリーターになった場合でも、表記しても問題ないでしょう。
【履歴書の記載例】
令和△年△月 株式会社△△ 入社(アルバイト)
小売りチェーン✕✕ ■■店 △△業務を担当
フリーターの期間を職歴として評価するかどうかは、応募する企業によって異なりますが、記載することをおすすめします。アルバイトの場合も、任されている仕事内容や業種によっては十分に経験として評価するという採用担当者も少なくないでしょう。なお、新卒学生が履歴書に書く場合は、職歴は「なし」のままで問題ありません。
2.病気による空白期間
病気で長期療養していた場合はその旨と、現在は完治して業務に支障がないことを忘れずに明記しましょう。
【履歴書の記載例】
平成△年△月 株式会社✕✕ 病気療養のため退職
現在は完治し、仕事には問題ございません
3.転職活動が長引いたことによる空白期間
学校を卒業後、アルバイトせずに転職活動を続けていた場合は、職歴は「なし」で問題ありません。就職経験があり退職後のブランクが長い場合も、同様に理由は記入しなくてOKです。
【履歴書の記載例】
令和△年△月 株式会社✕✕ 一身上の都合により退職 以上
4.語学留学による空白期間
卒業後や退職後の語学留学も、経歴上は空白期間と認識されます。空白期間にならないのは、渡航先の学生と一緒に学び学位を取得する、1年以上の正規留学の場合です。語学学校への留学や短期留学は正式な学歴にならないので注意しましょう。
【履歴書の記載例】
令和△年△月 株式会社✕✕ 一身上の都合により退職
令和△年△月 語学留学のため■■に留学
5.家庭の事情による空白期間
家族の介護や家庭の事情など、やむを得ない事情により離職していた期間がある場合も、経歴上は空白期間となります。状況が変わり働ける状態になっているなら、働けるようになった理由もあわせて履歴書へ記入が必要です。
【履歴書の記載例】
令和△年△月 株式会社✕✕ 母親の介護のため退職
現在は母の受け入れ先が決まっており、業務に支障はありません
アルバイトや専業主婦をしていた、介護による離職など、空白期間の書き方は理由によってさまざまです。「履歴書でブランクを前向きに伝える書き方!空白期間が長い場合はどうする?」のコラムでも、空白期間の履歴書への書き方を理由別に紹介しています。あわせて、離職しブランクがある人向けの志望動機や自己PRの書き方も解説しているので、ぜひご一読ください。
履歴書に空白期間を書くときの4つのポイント
ここでは、履歴書に空白期間を書くときのポイントや注意点についてまとめました。履歴書に空白期間を記入するときはネガティブに捉えず、離職している期間中に得たことやこれからの仕事に対する意欲を前向きに伝えましょう。
なお、「空白期間があると良い印象を与えないかも」と考えて虚偽の経歴を書くと、経歴詐称の罪に問われる可能性もあるので注意が必要です。
履歴書に空白期間を書くときは、理由によって記載場所を書き分けよう
履歴書の空白期間は、多くの場合面接で確認されるでしょう。具体的には「A社を退職されてからB社に転職するまで2年間空いているようですが、この期間は何をされていらっしゃいましたか?」というような質問をされます。
たとえば、語学留学に行った、資格試験取得にチャレンジしていた、病気療養中であったなど、明確な理由がある場合はあらかじめ履歴書に記載しておくのもひとつの方法です。理由によってはキャリアアップ・キャリアチェンジのひとつの手段として十分に認められることもあるでしょう。
記載方法ですが、退職の記載の後に、その退職理由として記載するとわかりやすく表記できます。
【例】
20XX年8月 株式会社A社 退職(△△士資格取得勉強のため)
※なお、専門学校に改めて入学した場合は学歴欄に記載しましょう
1.空白期間をネガティブに捉えない
空白期間はネガティブに捉え過ぎないようにしましょう。「空白期間=必ず不利」と考えてしまうと、選考でも「自分にはブランクがあるから」と後ろ向きになり、自信のない印象を与えてしまう場合があります。
空白期間を「自分に合った仕事を見つけるための期間」とポジティブに捉え、前向きな姿勢を示せるよう意識しましょう。
2.空白期間で得た経験や気づきを伝える
空白期間で得たものがある場合は、履歴書に記入したり面接時に伝えたりしましょう。仕事をしていない期間に取得した資格や勉強した内容などを伝えると、空白期間中も仕事に対してポジティブに向き合っている印象を与えます。
特に、企業にとってメリットとなるような内容は強くアピールしていくのがおすすめです。
空白期間を単なるブランクではなく成長機会ととらえ、自信をもって説明できるようにしよう
就職活動において、空白期間があることを気にする人は少なくないでしょう。しかし、空白期間が生まれた理由を適切に整理し、ポジティブに伝えることでマイナスイメージを払拭できる可能性があります。
まず、空白期間中に行なったことを時系列で振り返り、どのような経験やスキルを得たのかを明確にしましょう。たとえば、資格取得のための学習、家族の介護、アルバイトやボランティア活動など、どんな活動でも成長や学びがあれば価値があります。
その経験を「何を目的に行い」「どんなスキルや知見を得たか」「今後のキャリアにどう活かせるか」という視点で整理することが大切です。
また、面接ではネガティブな印象を与えないように、「この期間をとおして自分なりに努力したこと」「新たに得た視点や強み」を強調して伝えましょう。
さらに、企業が「求める人物像」と照らし合わせ、自分の経験がどのように活かせるかを具体的に伝えられると好印象を持たれやすくなります。
3.空白期間に対する嘘をつかない
空白期間の理由は、嘘をつかず正直に伝えましょう。嘘の理由を伝えるといつかほころびが生じ、社内での信用を失うリスクがあります。また、履歴書に嘘を書くのは「公的文書の改ざん」として、刑犯罪となる場合もあります。
詳しくは「履歴書の偽造は犯罪になる?経歴詐称がバレる状況やリスクを解説」でご確認ください。
4.仕事に対する意欲をアピールする
空白期間に特別な理由がない場合、「働く意欲はあるのか」「仕事を続けられるか」といった懸念を抱く採用担当者もいるようです。懸念を払拭するためにも、履歴書で仕事への意欲や入社後に挑戦したいこと、これまでに身につけたスキルを十分にアピールしましょう。
書き方が分からない方は、ぜひご参照ください。
【期間別】履歴書の空白期間が就職に与える影響
空白期間は一概にネガティブな印象を与えるわけではありません。一般的に転職・就職活動に必要とされる3ヶ月程度なら、ブランクがあっても影響は少ないでしょう。しかし、6ヶ月以上の空白期間がある場合は、しっかりと働く意欲をアピールすることが必要になります。
以下で詳しくまとめたので、参考にしてみてください。
履歴書に空白期間があると、就職活動にどのような・どれくらいの影響がありますか?
空白期間による影響は長さと理由によって大きく異なります
「空白期間」といっても、2〜3ヶ月程度の短期間のことなのか、数年に及ぶものなのかで影響の度合いが異なります。
同職種・同業で転職する場合でも、数年間ブランクがあれば環境が変わり、得られた知見がすでに役に立たないものになっている可能性もあるでしょう。「なんとなく少しのんびりしたい」といった空白期間を過ごすなら、2~3ヶ月にとどめると転職への影響は少ないといえます。
なお、空白期間の有無について、最も大きな影響が出るのは書類選考時点の通過率です。多くの応募が集まる人気企業や人気職種の場合、ほとんどの一次選考は履歴書・職務経歴書の提出です。書類選考の時点の「ちょっとした差」で合否が大きく変わります。面接に進むことができれば、質疑応答でカバーできたり会うことで伝えられる魅力を発揮したりできますが、書類選考ではそのようなリカバリーができないためです。
1.空白期間が1ヶ月
1ヶ月程度の空白期間なら、選考に与える影響は少ないでしょう。たとえば、前職の業務や引き継ぎがうまくいかず退職後に転職活動を始めた場合、1ヶ月程度掛かることは十分考えられます。
採用担当者も、転職活動には時間が掛かることを理解しているので、ブランクに疑問を抱かれる可能性は低いでしょう。
2.空白期間が3ヶ月
一般的に転職に掛かる期間は3ヶ月程度といわれています。そのため、履歴書の空白期間が3ヶ月前後であれば大きな影響を与えることは少ないでしょう。ただし、3ヶ月間は決して短い時間ではありません。
「転職活動に専念していた」と伝えるより、合間の時間に行っていたことや身につけたスキルがあれば、あわせてアピールしたほうが好印象を与えるでしょう。
転職活動に掛かる期間について「転職はどれくらいかかる?準備期間の目安や早めに終わらせるコツを解説」のコラムで解説しているので、あわせてご一読ください。
3.空白期間が6ヶ月
履歴書の空白期間が6ヶ月を超えると、特別な理由がない限り理解を得にくくなる可能性があります。「働く意思がないのでは」「なにか問題があるのでは」といったように、応募する会社にネガティブな印象をもたれる可能性もあるでしょう。
空白期間が6ヶ月以上ある状態から転職を成功させるには、マイナスイメージを払拭させるアピールが求められます。空白期間に取り組んだことや、今後の展望などを伝えましょう。
就職・転職エージェントの効果的な活用方法を教えてください。また、空白期間がある場合にはどのようなサポートをしてくれるかについても教えてください
自分が望むキャリアの方向性やご自身の強みを整理して伝えましょう。あなたの魅力を存分に伝えるためのサポートを期待できます
就職・転職エージェントを効果的に活用するためには、自分のキャリアの方向性を明確にすることが重要です。そのため、自分の強みや志望業界・職種を整理し、エージェントに的確に伝えることで、より適した求人を紹介してもらいやすくなります。
また、エージェントは求職者の希望や適性に合った求人を紹介するだけでなく、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、企業との条件交渉まで幅広くサポートします。職歴に空白期間がある場合にも、適切に伝える方法をアドバイスしてくれるので遠慮せずに相談してみてください。
たとえば、スキルアップのための学習期間であれば「期間中にどのような知識を得たのか」を強調したり、家庭の事情による就業ブランクならば「仕事への意欲にどう影響を与えたか」を整理したりと、有用なサポートを期待できます。
エージェントにより、ブランクがある求職者向けの研修や職業訓練を提供している場合もあるため、そうした機会を積極的に活用することでスムーズな就職・転職につなげられます。エージェントは求職者の味方として最適なキャリア形成をサポートしてくれるため、不安を感じる場合でも遠慮せずに相談してみることが大切です。
履歴書の空白期間の書き方で悩んだときは?
履歴書の空白期間の書き方で悩んだときは、就職エージェントに相談するのがおすすめ。就職エージェントとは、民間企業が運営している就職支援機関です。自分に合った求人を紹介してくれるだけでなく、サービスによっては応募先に合わせた履歴書の書き方のサポートが受けられることも。自分では気づけないようなアピールポイントやアプローチの方法を知れるため、効率的に就職・転職活動を行えるでしょう。
若年層に特化した就職・転職エージェントのハタラクティブでは、求職者一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーがついてサポートを行います。希望や適性を丁寧にヒアリングし、それぞれに合った求人を厳選してご紹介。未経験OKの求人情報も豊富に扱っているので、「空白期間が長くできる仕事があるか心配」という方もじっくりと適職を絞り込めるでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。