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長所を一覧で確認!思いつかないときの対処法や就活での例文もご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 長所が思いつかない場合は、一覧の中から合うものを見つけるのが効率的
- 新卒採用の場合は、コミュニケーション能力を長所とする人が求められる
- 長所の見つけ方は、一覧で探す以外にも「自己分析」や「適性検査」などの方法がある
- 長所を伝えるとき、結論から話し始めることで強い印象を与えられる
- 就活では、応募企業にマッチする長所をアピールしよう
「長所が思いつかない」という方に向けて、当コラムでは一覧にしてまとめました。自分の長所が分からないという人は、一覧の中から自分に当てはまるものがないか確認してみてください。また、長所の見つけ方や就活でのアピール方法もご紹介しています。加えて、長所をアピールする際の注意点や例文も紹介しているので、ぜひ就活でお役立てください。
長所を一覧で確認してみよう
就活の際、「あなたの長所は何ですか」という質問に、どのように答えたら良いのかと悩む方は多いでしょう。初めに、主な長所をいくつかご紹介します。自分の性格やこれまでにやってきたことを紙に書き出してみて、何にあたるのかを照らし合わせてみましょう。
長所 | 具体的な特徴 |
---|---|
積極的 | 主体的に物事に取り組める |
有言実行する | 責任を持って物事をやり遂げる |
フットワークが軽い | 考えを行動に移せる |
素直 | 周囲のアドバイスや意見を受け入れる |
統率力がある | リーダーシップを発揮して周りを巻き込める |
粘り強い | あきらめず物事をやり遂げられる |
真面目 | 物事に真剣に取り組める |
計画性がある | 目標に対して工程を考えながら遂行できる |
柔軟性がある | 相手や状況に応じて適切に対応できる |
論理的 | 物事を道筋を立てて考えられる |
コミュニケーション力がある | 周囲との意思疎通が得意 |
課題発見力がある | 問題を見つけて解決法を見いだせる |
学習意欲が高い | 新しい知識やスキルの習得に積極的 |
新卒採用で重視される長所
2018年に経団連が行った調査によると、新卒採用で最も重視されるのはコミュニケーション能力でした。2004年〜2018年にわたり、高い水準で求められていることから、新卒にかぎらず若年層の就職・転職ではコミュニケーション能力が求められると推測できます。
引用:日本経済団体連合会「2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果(2p)」
コミュニケーション能力の必要性
コミュニケーション能力をこれだけ必要とするのは、仕事ではコミュニケーションが欠かせないためといえます。どんな仕事でも、チームや部署で進めることが基本です。また、分からないことがあれば周囲に聞く、周囲に意見を求めるといった機会も仕事では多いもの。コミュニケーションが苦手だと周囲との情報共有や伝達がうまくいかず、仕事のクオリティに影響が出る可能性があります。
コミュニケーション能力を身に付けたい方は、こちらのコラム「コミュニケーション能力とは?スキルを鍛える具体的な方法をご紹介!」を参考にしてみてください。
参照元
日本経済団体連合会
新卒採用に関するアンケート調査結果
企業が就活で長所を聞く理由
企業が選考で応募者の長所を聞くのは、「自己分析ができているか」「求める人物像に合致しているか」を確認するためと考えられます。ここでは、この2つについて詳しくご紹介します。
自己分析の精度の確認
長所の答え方から、企業は応募者が自己分析をどれだけ行っているかを判断しています。自分について深く理解していないと、「応募してきた理由」「アピールの根拠」が弱くなってしまう可能性があります。自分の強みや弱み、欠点をカバーする方法、仕事で活かせるスキルなどをしっかり把握し、自信を持ってアピールすることが就活では重要です。自己分析については「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムをご覧ください。
求める人物に合っているかの確認
ただやみくもに長所をアピールするだけでは、高い評価を得るのは難しいといえます。同じ業種の企業でも、会社ごとに社風やカラーは違うものだからです。たとえば、挑戦を重視する企業に対して「慎重さ」を長所としてアピールしても、求める人物像に合わないと判断されてしまいます。応募企業がどんな人材を求めているか、企業研究でしっかり把握しておきましょう。
自分の長所の見つけ方
自分の長所を聞かれても、すぐに思いつかない人は多いのではないでしょうか。しかし、自己分析をしっかり行うことで自分の長所を見つけることができます。また、他者に意見を求めたり、適性検査を受けたりするなど、さまざまな方法で自分の長所を探してみましょう。
自己分析
前項の「企業が就活で長所を聞く理由」でも説明したように、企業から高評価を受けるためにも自己分析は必須。自分のこれまでの経験や感じたことを洗い出し、自分が大切にする価値観や考え方、強みを見つけましょう。
他己分析
自己分析でもいまいち長所が分からなければ、他者に意見を求めるのもおすすめです。家族や友人、先輩などに自分の長所や特徴を聞いてみましょう。自分ではなんとも思っていない事柄が、他者から見ると長所の場合も多くあるようです。他己分析については、こちらの「他己分析とは?やり方や得られるメリットについて解説」のコラムでも解説しています。
適性検査
より論理的に長所を探したければ、仕事への適性や人柄などが分かる適性検査を受けてみる方法もあります。性格診断や適職診断などもあるので、自分の求める内容に合ったサービスを選んで受けると良いでしょう。
短所から考える
「自分の長所はなかなか思いつかないけれど、短所はよく思いつく」という方も多いでしょう。その場合は、長所を短所に言い換えてみる方法もあります。自分が短所と感じているところを以下の一覧を参考に長所に言い換えてみましょう。
短所 | 長所 |
---|---|
優柔不断 | 慎重、柔軟性がある |
頑固 | 意志が強い |
断れない、抱え込みやすい | 責任感が強い |
神経質 | 細かいところまで気がつく |
大雑把 | おおらか |
1kg以内 | 580円 |
就活でアピールを避ける長所は?
就活では、応募企業に自分がどれだけマッチする人材であるかをアピールすることが大切です。そのため、応募先の仕事に関係のない長所を伝えるのは避けましょう。ここでは、アピールを避けたほうが良い長所を見ていきます。
仕事に関連性のない長所
工業メーカーに応募しているのに「長所は料理が得意なこと」など、仕事と関連性のない長所をアピールしても、質問の意図を理解していないと判断されます。むしろ、「なぜ応募してきたのか」「仕事内容を理解していないのでは」とネガティブな印象を与えてしまう可能性も考えられます。
肩書きや役職のアピール
「私の長所は部長を務めていたことです」など、肩書きや役職だけをアピールするのも避けましょう。企業は、応募者が担ってきたポジションそのものではなく、その役職から経験したことや役職に就いた経緯を評価しているようです。
最低限守るべきルールやマナー
「遅刻をしないことが長所です」「挨拶がしっかりできます」など、人として最低限守るべきマナーやルールに関することを就活で長所としてアピールするのは避けた方が無難です。企業には、「できて当たり前のことをアピールするということは、他にアピールできることがないのでは」という印象を与えてしまう可能性もあります。
就活で長所を聞かれたときの答え方と注意点
長所を書いたり、伝えたりするときは「長所→エピソード→業務でどう活かすか」の順で説明します。結論から話し始めることで具体性が伝わり、強い印象を与えられます。
長所の答え方
まず最初に、「私の長所は◯◯です。」と端的に表現します。後で詳細を説明するので、この段階では一言で言い切るにとどめましょう。
次に、根拠となるエピソードを分かりやすく説明します。個人のエピソードは自分の目線で書いてしまいがちですが、あくまで客観的な視点を忘れないようにしましょう。「前職で◯◯の仕事を担当していたとき〜」「学生時代に所属していた△△部で部長を務めており〜」など、自分の立場をまず明確にして、長所の根拠となるエピソードを伝えます。イメージしやすいように、成果や効果など具体的な数字を提示するのも良いでしょう。
最後に、企業で長所を活かしてどのように活躍できるかアピールします。説明してきた長所が、業務でどのように活かせるのかを伝えましょう。その際には、企業がどのような人材を求めているかを把握し、それに合わせた長所をアピールできるように意識すると良いでしょう。
長所を伝えるときの注意点
就活では、長所と自己PRの両方を聞かれる場合があります。その場合、長所は「自分の良い特徴」、自己PRは「特徴を業務にどう活かせるのか」を書くものと認識しましょう。また、履歴書で書き分ける場合は、長所欄に特徴、自己PR欄にエピソードを書きます。
また、長所を複数挙げるのは避けることもポイントです。長所が複数あった場合、一つひとつの印象が薄まってしまいます。長所は1つに絞り、その要素を掘り下げたほうが内容に深みが出て、どんな人物なのかが伝わりやすくなります。
抽象性の高い表現はできるだけ避ける
抽象度の高い表現を使うと相手に伝わりにくいうえに、他の人と被る確率も高いため、印象に残りにくいです。「行動力」なら、具体的にどんな行動力なのかを説明しましょう。選考で長所を聞かれたときの例文
長所の伝え方を理解したら、次は実際に書いたり、伝える練習をしたりして、自分の長所をまとめてみましょう。ここでは、主な4つのタイプを使った例文をご紹介。例文を参考にしながら、自分の長所やエピソードをまとめてみましょう。
真面目さをアピールする例文
私の長所は、自分で決めた目標を必ず守り、有言実行をするところです。
私は、最初TOEIC500点台でしたが「学生時代にTOEIC800点を取る」という目標を立てました。ファストフード店でのアルバイトやゼミ論文に忙しい毎日だったため、まず「英単語帳を一冊覚える」という細かい目標を設定し、アルバイトの休憩時間や通学時間といった細かな時間を使って、必ず毎日英単語帳を見て、少しずつ覚えるというのを続けました。習慣化するまではきついと感じていましたが、習慣になってからはどんどん語彙が増えていく手ごたえを感じるようになりました。また、試験対策として休日は時間を計って模試を解いたり、勉強会に参加したりしながら、TOEICテストを受けつつ2年間粘り強く勉強を続けました。
そして、勉強を始めてから2年後にTOEICで820点取ることができ、目標を達成することができました。
自分の決めたことを有言実行するため、粘り強く努力する姿勢を、貴社での営業の仕事に活かし、取引先の方から厚い信頼を得るような仕事をしていきたいと考えています。
周囲との調和をアピールする例文
私の長所は、人のサポート役が得意なところです。学生時代には学園祭の実行委員になり、裏方としての仕事を経験しました。私の担当は、ステージの出演者たちの当日のスケジュール管理でした。1組でも時間がオーバーしてしまうと、後々大きく時間に影響してくるため、できるだけ皆が効率的に動けるよう気を配っていました。衣装や小道具を部室に忘れてしまったら素早く取りに行ったり、手が足りないときには他の裏方のメンバーと連絡を取り合って助け合ったりして、本番を乗り切りました。また、出演者に事前にアンケートを取り、どんな気配りがあったら嬉しいのかをヒアリングして、できるだけ応じようとするなど、出演者が満足のいくステージになるよう、長い時間をかけて準備してきました。学園祭が終わったあと、「おかげで満足のいく舞台ができた」「細かいフォローでとても助かった」など、感謝の言葉をもらうことができ、やりがいや充実感を感じたのを覚えています。
私は、「人の役に立ちたい」「細かいところまで人のフォローをするのにやりがいを感じる」というところを貴社の営業事務の仕事に活かし、営業の方がその力を十分に発揮できるよう、最大限フォローをしたいと考えています。
アイデア力をアピールする例文
私の長所は「問題解決のためにいろいろな方法を考えることができる」ところです。私は、学生時代に家庭教師のアルバイトをしていましたが、担当していた生徒がどうしても同じ問題でつまずいていました。中学生の地学で、月の満ち欠けがなかなか理解できず悩んでいたため、自分にできることは何かを考え、すぐ見て分かるような表を作成してみたところ、ずっとできなかった問題がすぐに解けるようになりました。また、何が苦手なのかを生徒にヒアリングし、それに対応した問題をまとめた、その生徒だけのテスト直前対策シートを作成したところ、次のテストでは生徒の成績をぐっと伸ばすことができました。そのため、生徒とご両親からとても感謝され、「先生が担当でよかった」という声をいただきました。
私は、「相手の現状を踏まえたうえで、その人に必要なものを適切に提案することができる」という長所を活かし、貴行の法人営業の仕事で、クライアントの話を丁寧に伺い、相手の立場に立って提案ができるような人材になりたいと考えています。
慎重さをアピールする例文
私の長所は、物事の細かいところまで気がつき、慎重に物事を進めるところです。
学生時代、テニスサークルで会計係をやっていました。サークルではテニスコートを借りたり、合宿を行ったりするのに多額のお金がかかります。部員も60名以上いたので、いろいろな意見や要望もあり、どのように予算を設定するか、どう使用するかを、各意見を取り入れながら慎重に決めていきました。1年間の支出予測をし、イベント等も参加するメンバーと不参加のメンバーで不公平のないように心がけつつ、皆が楽しめるように予算の割り振りをしていました。練習場の費用はできるだけ抑えてサークルのイベントに回したり、メンバーからの要望があったら予算をその都度検討しつつ移動させたりして、できるだけ皆の希望に添えるようにしました。任期が終わるころには、皆から、「着実にしっかりした管理をしていてとても信頼できる」「皆への細かい気配りを感じた」という評価をもらったのを覚えています。
私は、何事も着実に慎重に進めていく長所を、貴社の経理事務の仕事へと活かし、安心して仕事を任せられる、頼りにしてもらえるような人物になりたいと考えています。
長所が見つからないときはプロと一緒に考えてみよう
自分の長所は何かと考えていてもなかなか思いつかなかったり、「自分にはエピソードとなるような経験はない」と思ってしまったりする方もいるのではないでしょうか。自分ひとりでは長所を見つけ出すのは難しいもの。そんなときには「自分の長所の見つけ方」でも説明したように、第三者から客観的な立場で意見をもらうのが有力な方法といえるでしょう。
周囲に相談できる人が見つからない、自分の長所のアピールが通用するのか分からないといった方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは若年層向けの就活エージェント。専任の就活エージェントが1対1で丁寧にヒアリングを行い、優良求人のなかから、あなたに合った企業を厳選してご紹介。長所やアピールとなる経験、そこからどんな仕事が向いているのかを適切にアドバイスします。企業ごとに選考対策を行っているため、自信のない方も安心です。ハタラクティブで、あなたの長所を活かせる仕事を一緒に探してみましょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。