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ニートが抱える悩みとは?解決の糸口をつかむには?
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この記事のまとめ
- ニートとは、就学や就労をせず職業訓練も受けていない人のことを指す言葉
- 日本では、ニートは「働く意思がない」とマイナスな印象を持たれることもある
- ニートになった理由は、やむを得ない事情や「やりたいことが見つからない」など
- ニートが抱える悩みには金銭面や世間体、社会へ出る不安などが挙げられる
- ニート生活の悩みを解消したいなら、自己分析や生活改善などできることから始めよう
- ニートからの就活で悩む場合は公的機関や民間の就職支援サービスなどを利用するのも手
ニートが抱える悩みには、どのようなものがあるのでしょうか。ニートは金銭面や世間体など、さまざまな悩みを抱えていると考えられます。このままニート生活を続けて良いのかといった漠然とした不安を抱える場合は、できるだけ早めに行動を起こすことが解決への近道です。このコラムでは、ニートになった理由や悩み、解決策などについてまとめています。
ニートの定義
ニートは「NEET」と表記されるイギリス発祥の言葉です。「Not in Employment, Education or Training」の略で、就学や就労をせず、職業訓練も受けていないことを意味し、そのような状態にある人に対して使われます。本来はその言葉どおりの意味であったものの、日本では「働く意思がない」「働ける環境であるにも関わらず働かない」といった意味合いが強い傾向にあるようです。好意的な意味では使われないこともあり、ニートに対してマイナスイメージを持つ人も少なくはなく、肩身の狭い思いをすることもあるようです。
日本でのニートの定義
日本では、ニートは「若年無業者」とも呼ばれ、一般的には非労働力人口のうち、15~34歳の人を指します。大学進学を目指す浪人生をはじめ、仕事を探している失業者や自営業者、個人事業者に雇用されている場合などはニートには分類されず、専業主婦(夫)も含まれません。
ニートとフリーターの違い
ニートに近い言葉として「フリーター」が挙げられますが、この2つには大きな違いがあります。それは、無職のニートに対して、フリーターはアルバイトやパートなどで収入を得ているという点です。また、働いていない状態であっても就職活動を行っていたり、働く意思があったりする場合は、ニートではなくフリーターに当てはまります。
35歳以上のニートの呼び方とは
上述したように、ニートは就学や就労、家事などをせず、働く意欲がない15歳~34歳の人のことを指します。一方で35歳以上になると、「中年無業者」「中年ニート」「高齢ニート」と呼ばれているようです。中年ニートになると、未経験歓迎の求人が少なくなり、就職しにくくなる傾向にあるため、早めに行動することが大切です。「35歳以上のニートが就職するには?呼び方や定義をご紹介!」では、35歳以上のニートの呼び方や定義、就職を成功させるポイントなどを解説しているので、あわせてチェックしてみてください。ニートになった理由とは
どのような出来事がきっかけで、ニートになるのでしょうか。以下で、ニートになる理由を考察します。
病気やケガ
自身の病気やケガをはじめ、家族の看病や介護といったやむを得ない事情で働けず、ニートになる場合もあると考えられます。
他人との交流が苦手
社会人生活において、人とのコミュニケーションは大切な要素の1つです。「他人と交流するのが苦手だから働きたくない」という理由から、ニートになるケースもあるようです。
就活をしたが内定をもらえなかった
就職活動で挫折し、そのままニートになったというケースもあるようです。また、一度は就職して社会に出たものの、理想と現実のギャップを感じ、ニートになってしまったというケースも考えられます。「仕事での失敗を指摘され自分を否定された気がした」「我慢ばかりしなければいけなかった」など、思い描いていた社会人生活を送れなかった場合に、他人や社会と関わりたくないと感じてしまうようです。
実家暮らしで生活に困らない
ニートの多くは実家暮らしで、住むところや食べるものに困っていないため働く意欲が湧きづらく、働く意欲が薄れてしまう可能性も考えられます。
上記のほか、「自分の能力に自信がない」「やりたいことが見つからない」なども、ニートになる理由として考えられるでしょう。ニートになる理由については「ニートになった理由とは?性格の傾向は?就職のための対処法も紹介」でも紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
ニートが抱える悩みとは
ニートが抱える不安や悩みには、どのようなことがあるのでしょうか。以下で考察していきます。
金銭面
貯金を崩しながら生活しているニートにとって、収入を得られないことは大きな悩みと考えられます。家賃や光熱費を支払うことができるかどうかの、ギリギリの生活を送っている人も少なくないでしょう。また、たとえ実家暮らしであっても、自由に使えるお金がないことは不安につながるといえます。
世間体
日本には古くから「働かざる者食うべからず」という言葉があり、働かずに家にいることに対する周囲の視線が痛いということも。家にニートがいるということを気にした家族からのプレッシャーもあるでしょう。また、就職して充実した日々を送る友人に引け目を感じ、塞ぎ込むケースも少なくないようです。
働けるか不安
自分に自信が持てない場合に多いのは、働くということに対して不安を感じているといった悩みでしょう。毎日会社に通って仕事をする自信がなく将来を悲観しつつ、このままで良いのかという葛藤と戦っているニートもいると考えられます。
社会に出るのが怖い
ニートの中には、自宅に引きこもっている場合も多く、社会に出ること自体に恐怖を感じていることも。社会に出れば多くの人と関わることになり、苦手なこととも向き合わなければならないため、なかなか一歩を踏み出せないという場合もあるでしょう。
ニート生活の悩みを解消したいなら
ニート生活を続けることに不安を感じているなら、脱却するために行動を起こしてみましょう。「ニートを卒業したいけど、何から始めるべきか分からない」と考えている場合は、まずは、以下のようなことから始めてみてください。
自己分析をしてみる
「なぜニートになったのか」「どのようなことに興味があるか」「何ができて何ができないのか」など、自分について深く知ることがニートを卒業するための第一歩といえます。自己分析を行い、具体的に書き出してみることで、解決策が見えてくるはずです。できないことがあっても悲観的にならず、冷静に事実として捉え、現状を変えるべく改善できる方法を考えてみましょう。また、自分で自己分析するのが難しい場合は、第三者に意見を聞いてみるのも1つの方法です。他人に自分の性格や長所・短所などを分析してもらうことを他己分析といいます。「他己分析とは?やり方や得られるメリットについて解説!」では、他己分析のやり方やメリットを紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
できることから始める
ニート脱却を試みるときには、いきなり正社員を目指すのではなく、単発のアルバイトや期限が定められた派遣の仕事などからスタートさせてみるのもおすすめです。また、無職の状態が長かったのであれば、規則正しい生活をする、予定を立て計画的に物事を進めるといったことから少しずつ始めてみる方法もあります。そのようなことを続けているうちに、興味を持てるものが見つかったり、働く意欲が湧いてきたりすることもあるようです。達成感や自己肯定感を得るために、小さな目標を掲げてクリアしていくことが重要と考えられます。
プロの力を借りる
1人で就職活動を行うことに不安を感じるのであれば、プロの力を借りるのも1つの方法です。以下では、ニートの就職支援を行う公的機関を紹介します。
ハローワーク
ハローワークは、全国500ヶ所以上に設置されている公共職業安定所です。職業相談や仕事探しができ、応募したい求人があれば紹介してもらえます。また、個別相談や職業訓練についての相談、申し込みも可能。応募書類の書き方や面接の受け方といったセミナーを開催しているため、はじめて就職活動を行う場合も安心です。
若者サポートステーション
若者サポートステーションは、15~49歳の方を対象に、就労支援を行っている機関です。通称「サポステ」と呼ばれ、厚生労働省より委託されたNPO法人や株式会社などが実施しています。ハローワークと違い、求人紹介や仕事探しなどのサービスはなく、就労体験やコミュニケーション訓練などを行っているのが特徴です。
ジョブカフェ
ジョブカフェは、都道府県が主体となり、若者の就職をサポートしている施設です。ほとんどの都道府県に設置されており、カウンセリングや職業相談・紹介などを実施しています。中にはハローワークを併設しているジョブカフェもあり、気軽に訪れやすい場所といえるでしょう。
上記の公的機関とあわせて、求職サイトや就職エージェントといった民間の就職支援サービスを活用するのもおすすめです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。