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ネオニートの意味とは?収入源やメリットなどをなりたい方向けにご紹介
更新日
この記事のまとめ
- ネオニートとは、就職せずとも十分な収入を手に入れている人を指す
- ネオニートの主な収入源には、「広告収入」「FX」「株」などがある
- ネオニートのメリットは、「時間の融通が効く」「努力が結果につながりやすい」など
- ネオニートのデメリットは、「社会的信用が得にくい」「将来が不安定」など
- ネオニートとして成功するには、知識や忍耐力にくわえて覚悟が必要
近年聞くようになった「ネオニート」という言葉について、「ネオニートって何?」「ニートとの違いは?」と疑問に思う方もいるでしょう。ネオニートとは不労所得で生計を立てている人を指し、いわゆるニートとは異なる存在です。
このコラムでは、ネオニートの概要や収入源、メリットなどを解説します。ネオニートがどのように生計を立てているのか知り、多様な働き方の理解を深めましょう。
ネオニートとは
「ネオニート」とは、就職せずに十分な収入を手に入れている方のことを指します。主として自宅のインターネット環境を用いて活動し、給与や親の資産などではなく、働かずに所得を得る「不労所得」により自力で生計を立てているのが特徴です。
ネオニートとニートは何が違う?
厚生労働省の「よくある質問 その他」における「ニート」の定義とは、「15〜34歳で、非労働力人口のうち家事も通学もしていない方」です。ニートに該当する方は、企業や学校などの組織に属さない無職の状態で、賃金や報酬といった金銭の受領もしていないといえます。
一方、「ネオニート」は、会社勤めこそしていないものの、不労所得という形でお金を得ているのが特徴です。この点が「ニート」と「ネオニート」の違いといえるでしょう。
参照元
厚生労働省
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ネオニートになる理由
ネオニートになった経緯は人によって異なります。会社勤めが苦痛でネオニートになった方もいれば、学生時代からインターネットビジネスで実績を挙げてネオニートとしての道を選ぶ方もいるようです。
ネオニートのなり方
ネオニートになる方法に決まりはありません。とはいえ、何の準備もなしにネオニートになろうとすると、「思うようにお金が得られない」「仕事も辞めてしまった」という状況に陥るリスクもあります。
ネオニートになりたい方は、どうすればお金を得られるか情報収集を徹底し、自分にネオニートになるためのスキルや意欲が足りているかを精査しましょう。そのうえで、収入源の確保が可能かを分析することが必要です。また、すぐに不労所得を得られない場合を想定し、本業と平行して作業をしたり、仕事を辞める前にある程度お金を蓄えたりすることをおすすめします。
ネオニートの概要については、「ニートも収入を得られる?ネオニートについて」もあわせてご覧ください。
ネオニートの収入源
ネオニートの収入源は、広告収入やFX、株の売買などが主流です。最近では動画配信を行い収入を得る方もいます。下記に、ネオニートの主な収入源について説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
広告収入
自作した広告付きのWebサイトやブログを介して、ユーザーが商品を購入したりサービスを利用したりした場合に利益が発生する方法です。Webサイトやブログの開設自体は簡単に行える一方で、ネオニートとして不労所得を得るには、なるべく多くのユーザーの興味を引く内容にしなくてはいけません。ユーザーに人気のコンテンツを生み出すための研究やSNSでの宣伝など、コツコツと努力できる人に向いているでしょう。
動画配信
動画配信者の収入源は、自作の動画を広告収益化して投稿することによる広告収入です。動画の再生回数が伸びるほど広告収入を得られるため、生計を立てるには視聴者の獲得が必須。動画がヒットして有名人になれば、まとまった収入が得られる可能性があります。
ただし、動画配信のみでネオニートになるのであれば、視聴者の支持を得られるような動画を定期的にアップしなくてはいけません。そのため、忍耐力とクリエイティブな発想力が求められるでしょう。
FX
FXとは、外国為替証拠金取引のことを指します。取引サイトに証拠金を預け入れることで、実際よりも高額なお金のやり取りが可能です。
FXは短時間で利益を得られる反面、短時間で財産を失う恐れもあるハイリスク・ハイリターンの取引といえます。ネオニートとして収入を得る手段にする場合は、メリットとデメリットの両面をよく検討してから判断してみてください。
株のトレーダー
株式を取引することで財産を増やす方法です。株式取引は、始める前からある程度の元手が必要となります。投資できる資金が多いほど配当金や利回りも増え、ネオニートとして生活可能なレベルの不労所得につながりやすいでしょう。
インターネットオークション
自宅にある不用品をWeb上のオークションサイトに出品し、売却することでお金に換える手段です。ネオニートを目指す人にとって、初期費用が掛からず始めやすい収入源の一つといえます。書籍やゲーム、家電などは予想外の値段がつくことも。しかし、自宅にある不用品には限りがあり、いずれは収入が途絶えるため注意が必要です。
ポイントサイト
Webサイト上でアンケートに回答し、お金やギフトカードなどと交換可能なポイントを手に入れる方法です。1つのアンケートに対する報酬は少ないため、コツコツと継続する必要があるでしょう。ポイントサイトは、ネオニートとして生計を立てるほどの収入を得るのは難しく、おこづかい稼ぎとして活用している人も多いようです。
ネオニートと呼ばれる人は、上記のような方法を効率良く使い分けている傾向にあります。複数の収入経路を確保すれば、安定した収入につながりやすいためです。
ただし、不労所得での生活は魅力的な一方で大きなリスクがあるケースもあります。「働かずに生きるのは可能?働かないで生活する方法と必要な貯金の目安を解説」では、働かないことで生じるリスクや解決方法について詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひご確認ください。
ネオニートの年収は?
ネオニートの年収は人によって大きく違います。投資で成功していて何千万円、何億円という収入を得ている人もいれば、ブログや動画投稿などで生活に必要な額を稼いでいるという人もいるなど、さまざまです。
ネオニートとしてどの程度の年収があれば良いか分からないという場合は、日本人の平均年収額を参考に考えると良いでしょう。国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査結果について(2)1年を通じて勤務した給与所得者」によると、給与所得者の平均年収は458万円です。これだけお金を稼げれば生活もある程度安定するため、ネオニートとしての収入のみで生活したい方は、一つの目安にしてみてください。
参照元
国税庁
令和4年分 民間給与実態統計調査
ネオニートのメリット・デメリット
ネオニートは会社勤めとは異なり自由に収入を得られますが、そのぶん将来への心配や社会的信用といった面で不利になることもあるでしょう。以下で、メリットとデメリットそれぞれの詳細を確認してみてください。
ネオニートのメリット
ネオニートの主なメリットには、「時間を自由に使える」「人間関係のストレスが少ない」「自分の努力が結果に出やすい」などが挙げられます。
自分の都合に合わせて時間を効率良く使える
自分の都合に合わせて時間を効率的に使える点は、ネオニートのメリットの一つでしょう。会社勤めの場合は就業時間が決められていることが多いですが、ネオニートになれば自分の裁量で物事を進められます。ビジネス内容によっては場所や時間を好きなように選んで調整できるため、会社勤めと比べて自由度の高い過ごし方ができるでしょう。
人付き合いへの気疲れが少ない
ネオニートとして生計を立てる場合は会社に行く必要がなく、基本的に職場の上司や同僚、顧客とのやり取りを要しません。そのため、人間関係によるストレスを避けられるのがメリットです。「人とコミュニケーションを取るのが苦手」「一人で仕事を進めたい」という方にとっては、魅力的なポイントの一つでしょう。
自分の能力や努力が結果に繋がるためやりがいがある
ネオニートは、自分の能力や努力が結果として直接反映されやすいというメリットもあります。企業に勤める場合、会社の制度や考え方によっては頑張りや成果よりも勤続年数や年齢などが評価されやすく、昇給や昇格につながらないこともあるでしょう。
しかし、広告収入や動画配信、投資といったインターネットビジネスでは、自身の努力次第で収入アップが目指せます。そのため、達成感や納得感だけでなく、やりがいも感じやすいでしょう。
ネオニートのデメリット
ネオニートの主なデメリットには、「社会的信用が得にくい」「自分で保険や税金などの手続きを行う必要がある」「将来への不安を抱えやすい」などが挙げられます。
社会的信用が得にくい
ネオニートは社会的信用を得にくいのがデメリットです。正社員として会社勤めしている場合と比べると身分や安定した収入の証明が難しく、カードやローンなどの審査が通らないこともあります。
また、会社勤めや自営業といった従来の働き方とは異なる活動をしていることから、ネオニートを「無職だ」と考える人もいるようです。そのため、周囲の理解を得られない可能性もあるでしょう。
年金、保険、税金などの手続きが必要
会社勤めの場合は年金や社会保険などの手続きを会社側が行ってくれますが、ネオニートとして生計を立てるのであれば自分で対応しなくてはなりません。自分で収支を把握・管理して各手続きを踏むことを面倒に感じる方もいるでしょう。何もせずにいると、手続き漏れや未納などのトラブルに発展してしまう恐れがあるため、注意が必要です。
将来に対する不安がある
ネオニートとして十分な収入を得られても、将来的に収入が不安定になるリスクがあります。株やFXは社会情勢の変化が損益に直結しやすいほか、動画配信者やインフルエンサーは人気や注目が続かず、収入減に陥ってしまう恐れも。収入が安定しづらいため、家族を養えなかったり、結婚で周囲の理解を得られなかったりするリスクが考えられます。
安定した収入を得られるネオニートになるには?
インターネットビジネスの性質上、ネオニートとして安定した収入を得るのは難しい可能性があります。会社勤めとは異なる方法で収入を得るネオニートは、社会的信用度や安定性といった面では不安が残りやすいもの。安定した収入を得ることを第一に考えるなら、正社員として就職することも検討してみてください。
ニートやネオニートが就職を目指す際のポイントや、正社員就職で得られるものなどについては「ニートを脱出して働く方法やメリットとは?きっかけや得るものも紹介」で解説しています。また、「やっぱり安定した働き方がしたい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。専任のキャリアアドバイザーが、一人ひとりの希望や適性をもとに厳選した求人情報をご紹介します。
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ネオニートに向いている人の4つの特徴
ネオニートに向いている人の主な特徴には、「自己管理や収支管理ができる」「仕事への意欲がある」などが挙げられます。以下で、詳細を確認してみてください。
1.自己管理ができる
自己管理ができる方は、ネオニートとして計画的に活動できる可能性があります。ネオニートは組織に属さないため、予定の調整ややるべきことの管理なども自分で行わなくてはいけません。自己管理が疎かになってしまうと、作業に支障をきたして収入ダウンにつながる恐れもあるでしょう。
2.収支管理ができる
ネオニートとして収入を得るなら、金銭の取り扱いに関する能力が欠かせません。また、収入額によっては確定申告が課せられることもあるので、それらの手続きや税制度の確認もしっかりと行う必要があるでしょう。
3.意欲的に仕事と向き合える
自分が「やる」と決めたことに向き合い、継続して努力する力も、ネオニートとして生計を立てるために必要な能力といえます。ネオニートは自分で行動しなければ収入を得られません。「収入源を確保するにはどうすれば良いか」「収入を増やす方法はあるか」など、積極的に仕事と向き合う姿勢が必要です。
4.会社勤めの経験がある
正社員として働いた経験があると、ネオニートとしての活動に活かせる可能性があります。社会人経験を通じて身につけた一般常識やビジネスマナーは、インターネットビジネスに携わる際にも役立つもの。また、会社員時代に得た知識やスキル、人脈などが、活動のヒントや助けとなることもあるでしょう。
「ネオニートに限らず、自分の裁量で仕事がしたい」「柔軟な働き方を実現したい」という方は、在宅ワークのできる職業や企業を選んで正社員となる方法も検討してみてください。在宅ワークで自宅にいながら収入を得る方法については、「未経験も在宅ワークの正社員になれる?仕事内容と給与についても解説」で詳しく解説しています。
ネオニートとして成功するために必要な4つのこと
ネオニートとして成功するには、スキルや知識などさまざまな要素が必要です。ネオニートとしての活動は、良くも悪くも個人ベース。前述したように、何の準備もせずに働かない道を選ぶと後悔してしまう恐れがあります。ネオニートに必要な要素を確認し、自分が納得できる選択をしましょう。
1.スキル
前述のとおり、ネオニートはインターネットを利用するビジネスで生計を立てるため、それらに関するスキルは必須です。たとえば、動画配信者を目指すなら撮影に使用するカメラや音響機材に関する知識、動画編集のスキルが必要でしょう。また、仕事道具となるPCのトラブルに対処できるように、基本的なPCスキルがあると安心です。
2.知識
ネオニートの道を選ぶなら、収入源となる各ビジネスに関連した知識を身につけておくことも重要です。FXや株式投資などは、景気動向や市況といった経済情報に精通していないと取り組むのが難しいもの。知識なくこれらの取引を行ってしまうと、莫大な借金が発生してしまうリスクもあります。
また、ブログやWebサイトを活用する場合は、人を惹きつける魅力的な記事にするために知識や語彙力を駆使する必要があるでしょう。
3.時間
インターネットビジネスで着実にお金を稼げるよう、根気良く取り組む忍耐力を持つこともネオニートに求められる要素でしょう。インターネットビジネスは、少額であれば短期間で報酬を得られる可能性があるものの、まとまった利益を得るには時間を要するのが一般的だからです。最初の数ヶ月は収入が少ないことを想定したうえで行動することをおすすめします。
また、ネオニートは一日の大半をPCの前で過ごす可能性もあるため、一人の時間が増えることも念頭に置いておきましょう。
4.覚悟
ネオニートとしてインターネットビジネスを生活手段とするなら、それなりの覚悟が必要です。ネオニートの生活は「楽しい」だけではありません。会社員のように企業方針に則って業務をこなせば収益が保証されるわけではないため、自己判断のもと創意工夫しながら収入の確保に努める必要があります。
失敗や予期せぬトラブルに遭遇したときには、自分自身で解決の糸口を探ることも不可欠といえるでしょう。
ネオニートとしてお金を稼ぐことが難しいと判断したら、正社員として経験を積み、将来的に起業や在宅ワークなど選択肢を広げることも可能です。詳しくは「在宅の仕事にはどんな種類がある?自宅で働く方法や求人の探し方も解説」をご覧ください。
ネオニートを目指すなら正社員も経験しておこう
ネオニートを目指すのであれば、正社員としての会社勤務も経験しておくのがおすすめです。ネオニートは、「楽に稼げるのでは」「会社員より楽しそう」というイメージを抱かれがちといえます。
しかし、ネオニートとしてお金を稼ごうとしても、最初の数ヶ月は思うようにいかない可能性があるでしょう。そのため、正社員として働き、同時並行でスキルを身につけたり貯金を蓄えたりすると安心です。また、前述したように、正社員としての経験がネオニートとしての活動に役立つ場合もあります。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。