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イラストレーターの仕事内容とは?在宅での働き方や収入について解説
更新日
この記事のまとめ
- イラストレーターの仕事は紙やWebサイトといった多様な媒体にイラストを描くこと
- イラストレーターは在宅での仕事が可能
- イラストレーターは好きなことを仕事にできるためやりがいを感じやすい
- イラストレーターの需要はWeb業界を中心に伸びているが、活躍するにはスキルも必要
イラストレーターに興味はあっても「仕事内容がいまいち分からない」「収入や将来性はどうなんだろう」「どんなスキルや資格が必要?」と疑問に思い挑戦をためらっている方もいるでしょう。イラストレーターは受注制作の仕事が主なため、クライアントの意向に沿うイラストを描く必要があります。このコラムでは、イラストレーターの在宅での仕事内容や向いている人の特徴、収入、将来性について紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
イラストレーターの仕事とは?
イラストレーターとは、紙や動画、Webサイトといった多様な媒体にイラストを描き、提供する人のことを指します。依頼を受けて描く仕事が多く、クライアントの売り上げや広告効果に貢献しています。クライアントの要望を反映させながらも、独自のイラストに仕上げるスキルが必要です。
イラストレーターと画家の違い
イラストレーターと画家の違いは、作品制作において制限があるか否かです。先述したようにイラストレーターの仕事は依頼がベースのため、作品の方向性や納期が指定されますが、画家は自分のスタイルで自分が好きなものを中心に描きます。
イラストレーターを含めたクリエイティブな仕事に興味のある方は「クリエイティブな仕事がしたい!おすすめの職種20選や向いている人を解説」もぜひご覧ください。
イラストレーターの仕事内容
イラストレーターの仕事は、受注制作が基本。クライアントの意向に沿ったイラストの提供が主な仕事でしょう。
広告目的のチラシやポスター
映画やイベント、商品の宣伝など街で見かけるポスターの仕事は、イラストレーターの仕事の一つです。
書籍の挿絵、ロゴ
小説や雑誌の挿絵もイラストレーターが制作しています。挿絵の良し悪しが売上に影響することもある重要な役割です。
商品のパッケージ
商品の魅力を伝えつつ、数ある商品の中から消費者が手に取るデザインにしなければいけない、売上に直結する重要な仕事です。デザインだけでなく商品知識も必要になります。
ソーシャルゲームのイラスト
近年ではソーシャルゲームで使われるイラストもイラストレーターが制作しています。キャラクターの表情や衣装、背景などゲームのテーマや世界観に合わせた制作物が求められます。
さらに専門的な分野を担当するイラストレーターとして、工業製品のマニュアルの図柄を描く「テクニカルイラストレーター」や、医療分野に特化した「メディカルイラストレーター」も少なくありません。このように、イラストレーターの仕事は多岐にわたっています。昨今は「Illustrator」や「Photoshop」といったソフトを用いて、パソコン上でイラストを作成する方法が主流です。
イラストレーターの仕事の流れ
イラストレーターの主な仕事の流れは大きく「依頼の受注」「打ち合せ」「ラフ(下書き)」「清書」「納品」で進みます。
イラストレーターの仕事は、クライアントとの打ち合わせから始まることが一般的。打ち合わせでは、クライアントが求めるイラストのイメージやサイズ感、実際にイラストが使用される媒体、ターゲットの年齢層などを詳しくヒアリングします。その他に納期やスケジュール、金額面なども話し合います。
イラストのイメージ共有後は、ラフ(下描き)を描いてクライアントのチェックを受け、時には修正対応も必要です。その後、クライアントの了承を得てから、ラフを土台として清書や色づけに着手し仕上げます。完成したイラストは、データ化して納品することが多いようです。
イラストレーターは在宅でも仕事ができる?
イラストレーターは在宅での仕事が可能です。イラストレーターの仕事は、絵を描く用紙や、ペン、パソコンなど、必要な材料とスキルがあれば自宅でできます。なかには、海外に住みながらイラストレーターの仕事をしている人も。イラストレーター以外にも在宅ワークができる仕事は「在宅でできる仕事はどんな種類がある?自宅で働く方法や求人の探し方も解説」で紹介しています。ぜひチェックしてください。
イラストレーターの収入
厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「イラストレーター」によると、令和5年のイラストレーターの平均年収は521.2万円となっています。しかしこの年収は、イラストレーターだけでなく、美術家も含んだ平均年収であるため、人によって異なることも覚えておきましょう。
また、イラストレーターはフリーランスで仕事をしている人が多く、労働時間や収入に差が出やすいといえます。
参照元
厚生労働省 職業情報提供サイト
令和5年賃金構造基本統計調査の結果
イラストレーターのやりがい
イラストレーターの仕事のやりがいには、「好きなことを仕事にできる」「作品を多くの人に見てもらえる」「作品を通じて取引先に貢献できる」などが挙げられます。
好きなことを仕事にできる
イラストレーターの仕事は、絵を描くことが好きな人にとっては働くこと自体が楽しくやりがいを感じやすいでしょう。自身の作品をクライアントから評価してもらえたときに、格別な喜びを感じる人も多いようです。
自分の作品が多くの人に見てもらえる
自分の作品を多くの人に見てもらえることも、イラストレーターの仕事におけるやりがいの一つです。チラシやポスター、書籍、Webサイトなどで作品が認められれば、自分の作品を好きだと言ってくれるファンができることもあります。
街中やWeb上で自分の作品を目にすれば、仕事の達成感や満足感を得られるはず。作品の存在が引き継がれていき、後世の財産として残る可能性もあるでしょう。
手掛けた作品が取引先の売上に直結する
イラストレーターの仕事のやりがいは、自分の手掛けた作品がクライアントの売上に直結することにもあるでしょう。商品のロゴやパッケージを手掛けるイラストレーターの仕事は、クライアントの売上を左右する大切な要素です。自分の作品が注目されて商品が売れれば、クライアントに感謝されることが、仕事の達成感を得られて、モチベーションアップにつながるでしょう。
イラストレーターの仕事を辛いと感じるとき
イラストレーターの仕事はやりがいがあるだけではありません。時間やタスクに追われたり自分の作品が認められなかったときなどに仕事が辛いと感じる人もいます。なかなか依頼内容に沿うイラストが思いつかなければ、時間ばかり費やして深夜まで作業が及ぶこともあるでしょう。また、自分では良い作品ができたと思っていても、クライアントからOKを得られない場合も。自分のスタイルやアイデアを駆使して生み出した作品が、周囲に認めてもらえず悔しい思いを抱えることもあるでしょう。
イラストレーターの仕事に必要な資格
イラストレーターになるのに特別な資格は必要ありません。しかし、美術に特化した大学や専門学校で学んでおけば、イラストレーターの仕事に役立つ基礎知識やスキルを習得できるほか、学校経由で就職をサポートしてもらえる可能性もあります。
その他に「Illustrator」や「Photoshop」などのグラフィック関連のツールを扱えるようにしておくと、就職活動のアピール材料になるのでおすすめです。このコラムの「イラストレーターを目指す人がやっておくといいこと」でも、イラストレーターになるための準備としてデザインに関わる資格を取得することをおすすめしていますので、ぜひ参考にしてください。
未経験でもイラストレーターの仕事は可能?
資格や学歴が重視されないイラストレーターの仕事は、未経験からチャレンジできる職種といえるでしょう。とはいえ、業務にはある程度の専門スキルを必要としていることが多く、未経験者の就職は厳しい可能性があります。未経験からイラストレーターになりたい場合は、まず仕事に役立つスキルを身につけておいた方が、就職活動を有利に進められそうです。
イラストレーターの仕事に向いている人の特徴
イラストレーターの仕事に向いている人には、「イラストを描くのが好き」「コミュニケーション力がある」「主体性がある」などの特徴があります。イラストレーターに向いている人の主な特徴を以下でチェックし、自身の適性と照らし合わせてみましょう。
イラストレーターの仕事に向いている人の特徴
- イラストを描くことが好き
- コミュニケーション能力がある
- 物事を客観視できる
- 主体性がある
- 向上心がある
- 責任感が強い
- プレッシャーに強い
1.イラストを描くことが好き
もともとイラストを描くことが好きな人は、イラストを描く作業時間が多くても苦になりにくいため、イラストレーターに向いています。描いた絵が評価されればやりがいにもなり、仕事の仕事のモチベーションも維持しやすいでしょう。イラストを描くこと自体を楽しめるかが重要です。
2.コミュニケーション能力がある
依頼の仕事が多いイラストレーターには、クライアントと良好な関係性を築けるコミュニケーションスキルも欠かせません。クライアントの意向を具現化できるよう、打ち合わせでクライアントのニーズを汲み取り、お互いのイメージを擦り合わせるスキルが必要です。
3.物事を客観視できる
イラストレーターは、自身のイラストや仕事の進捗状況を客観視できる人にもおすすめです。「クライアントの意向を反映したイラストになっているか」「仕事の進捗状況は問題ないか」など、その都度冷静に判断して、柔軟に作業を進めていけるスキルが求められるでしょう。
客観視する能力は、コミュニケーション能力と同様に、クライアントとお互いのイメージを擦り合わせるために必要になります。
4.主体性がある
自ら考えて行動できる人も、イラストレーターの仕事に向いているといえるでしょう。待っているだけではクライアントを増やせません。スキルを磨く、コンテストに応募する、人脈を広げるなど、積極的に動いて自分のイラストや仕事に対する思いをアピールすることが重要です。
5.向上心がある
イラストレーターには、自分なりの将来のビジョンを持ち、向上心を持って仕事に取り組む姿勢も大切です。「クライアントから指名されるイラストレーターになる」「○○分野のイラストレーターとして知名度を上げる」など、目標に向かって意欲的に仕事ができる人に向いています。
6.責任感が強い
イラストレーターの仕事は、納期を守る、クライアントからの連絡にすぐ対応するなど、請け負った仕事を最後までやり遂げられる人にも向いているでしょう。クライアントとのやり取りに必要な基本的なビジネスマナーや誠実で丁寧な対応も大切です。クライアントありきの仕事が多いため、イラストレーターには責任感が問われます。
7.プレッシャーに強い
イラストレーターの仕事を続けていくには、納期やクライアントからの期待といったプレッシャーへの耐性も必要になります。イラストレーターは基本的に一人で仕事を行うことが多いので、重圧をバネに変えて、より良い作品を生み出すべく奮起できる人に向いているといえるでしょう。
描く技術だけでなく人間力が必要
イラストレーターには、イラストを描く技術だけでなく、クライアントに「○○さんに任せたい!」と思わせるような人間力が必要です。そのためにも、納期を守ることや誠実な対応を心掛けるなど、仕事に対して前向きに取り組む姿勢を持ちましょう。イラストレーターのようなクリエイティブ職に必要な資質については、「クリエイティブ職の適性とは?仕事内容や未経験からの転職方法もご紹介」でも解説しているので、あわせてご参照ください。
イラストレーターを目指す人がやっておくといいこと
前述したようにイラストレーターの仕事に必須となる資格はありません。しかし、イラストレーターの仕事は個性や独創性が重要視されます。そこには明確な基準がないため、評価が厳しい一面もあるでしょう。ある程度のスキルを習得するなど、万全の準備を施して、イラストレーターになる夢を叶えましょう。
イラストレーターを目指す人がやっておくといいこと
- イラスト制作ツールに慣れる
- デザインに関わる資格を取得する
- 自分の作品をSNSで発信する
- ポートフォリオを作成するリスト
イラスト制作ツールに慣れる
イラストレーターの仕事を目指すなら、イラスト制作ツールの扱いに慣れておきましょう。特に「Illustrator」や「Photoshop」などは、デザインやイラストの作成に欠かせないツールソフトの代表格。これらの基本的な操作スキルを習得しておくことで、仕事を得るチャンスが増えていくでしょう。
デザインに関わる資格を取得する
イラストレーターの仕事に就く際に有利になる可能性があるため、デザインに関わる資格を取得しておくのもおすすめです。
「Illustratorクリエイター能力認定試験」「Photoshopクリエイター能力認定試験」「アドビ認定アソシエイト(ACA)」などは、先に挙げた「Illustrator」や「Photoshop」の操作スキルを持っていることを示します。そのほか、色彩検定やCGクリエイター検定といったデザイン関連の資格を取得してみるのも良いでしょう。
デザインに関わる資格については、「グラフィックデザイナー未経験での就職は厳しい?正社員を目指すコツとは」で詳しく解説しているのでご覧ください。
自分の作品をSNSで発信する
イラストレーターの仕事に就きたい方は、自分の作品をSNSで発信するのも一つの方法です。SNSは不特定多数の人が利用しているため、掲載した自分の作品が誰かの目に留まることも。そうなれば、SNSを介してイラストの依頼が来る可能性があります。
スキルや画風のアピールにもなるので、イラストの掲載とともに仕事を募集している旨も載せて受注に繋げましょう。
ポートフォリオを作成する
イラストレーターとして仕事をしたいならポートフォリオを作ることも大切です。ポートフォリオとは、イラストレーターとしての作品集のこと。ポートフォリオには、自分の描画技術や色の使い方、創造性などを表現した作品をまとめ、自分のスキルや個性をアピールできます。
クライアントはポートフォリオを見て、絵のスキルやアイデアに共感してイラストレーターを採用することも。仕事を得る際に役立つ可能性があるので可能な限り作成しておきましょう。
イラストレーターの将来性は?
職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「イラストレーター」によると、イラストレーターの需要は伸びていて、Web業界を中心に将来性は高い傾向にあるようです。ただ、需要が増えるとともにイラストレーターの数も増えているため競争率は高いといえます。さらにAIの出現もイラストレーターの仕事に影響を与えそうです。
参照元
厚生労働省 職業情報提供サイト
令和5年 厚生労働省「労働経済動向調査」
イラストレーターの需要
媒体のデジタル化やソーシャルゲームなどの人気もあり、イラストレーターの需要は高く、現在も伸びています。特にWeb業界やゲーム業界では業界の成長にともない、イラストレーターの需要も伸びていくでしょう。キャラクターデザイン、背景イラスト、漫画、アニメーション、書籍の挿絵など、幅広い分野でイラストレーターが必要です。
しかし、それと同時に、イラストレーターを目指す人も増えているので、競争率は高まっているといえます。なお、イラストレーターの仕事は求人情報サイト以外にもクラウドソーシングやスキルの販売サイトなどから探すことが可能です。
イラストレーターの将来性
イラストレーターの需要は高いものの、その将来性は未知数といって良いでしょう。最近ではイラスト作成に特化したAIも誕生し、イラストレーターの仕事が減っていくことも予想されます。そのため、イラストの上手さや早さなどのスキル面はもちろんのこと、自分にしかできない独自性を確立することが大切です。ポートフォリオやSNSを駆使して、イラストレーターとしての価値を高めましょう。
イラストレーターのキャリアパス
イラストレーターは、経験を積んでプロジェクトのディレクションを行う「ディレクター」を目指すことが一般的なキャリアパスです。さらに経験を積めば、独立して個人事務所を立ち上げることもできるでしょう。また、アニメーターやグラフィックデザイナー、Webデザイナーなど、イラストレーターに関連する仕事へキャリアチェンジする人も。スキルを活かしながら、自分の方向性によって、将来のキャリアを変えていけるのもイラストレーターの仕事の魅力といえるでしょう。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。