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Iターン転職が20代におすすめな理由とは?メリット・デメリットを解説!
更新日
この記事のまとめ
- Iターン転職とは、都心で生まれ育って就職した人が地方に移住して働くこと
- Iターン転職のメリットは、通勤ストレスの軽減や時間にゆとりが持てること
- Iターン転職には、求人数の少なさや年収ダウンの恐れといったデメリットもある
- 20代はIターン転職をするより、都心でキャリアを磨いたほうが良い場合もある
- Iターン転職で仕事を探すには、求人サイトやエージェントを利用する方法がある
Iターン転職を考えている20代の方もいるでしょう。20代でIターン転職をしたい場合、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。都心と地方では求人数や生活環境など違いがあることが多く、事前に把握しておくと安心といえます。このコラムでは、Iターン転職のメリット・デメリットや、後悔しないためのポイントについて解説。また、Iターン転職を成功させるコツを年齢別に紹介します。
Iターン転職とは?
Iターンとは、都心で生まれ育ち働いてきた人が、地方へ移り住んで転職することをいいます。Iターン転職を検討する理由としては、「自然豊かな地方での暮らしに憧れている」「出産によりライフスタイルを見直したい」などが挙げられるでしょう。
Iターン転職とUターン転職の違い
Uターン転職は、地方で育った人が都心に進学して就職し、その後地元に戻って転職することを指します。または、地元で学校を卒業し、就職のタイミングで都心へ出てきた人が地元の会社へ転職するのもUターン転職です。Iターン転職もUターン転職も地方へ移り住むのは同じですが、移住先が地元か否かで分けられます。Uターン転職について詳しく知りたい方は「Uターン就職とは?地方で働く理由や後悔しないためのポイントを解説」のコラムをご覧ください。
Jターン転職とは
Jターン転職とは、地方で生まれ育った人が都心で就職したあと、地元以外の地方へ移り住んで転職することです。都心から離れたいものの地元には志望する会社がない場合、ほかの地方を選んでJターン転職する場合があります。
Iターン転職と一般的な転職の違い
Iターン転職と一般的な転職との違いは「地方への引っ越しをともなうか否か」です。Iターン転職は一般的な転職に比べて、ライフスタイルへの影響が大きくなります。生活の基盤そのものが変わるので、毎日の暮らしや子育て、家族との過ごし方などにも影響があるでしょう。むしろ、ライフスタイルを変えたいからこそのIターン転職ともいえます。
Iターン転職をする5つのメリット
Iターン転職をするメリットとして、以下の5つが挙げられます。今後のキャリアを考える際の参考にしてみてください。
1.通勤ストレスが軽減できる
都心での通勤ラッシュがストレスという人も多いでしょう。地方では自動車通勤が可能な会社が多いうえ、電車通勤だとしても都心ほどの混雑はありません。毎日の通勤ストレスから解放されることにIターン転職のメリットを感じる人も多いでしょう。
2.時間にゆとりが持てる
地方は都心に比べて家賃が低いため、職場の近くに住みやすくなるといえます。また、マイホームを
購入する場合も、職場の近くに自宅を建てることは都会ほど難しくないでしょう。通勤時間を減らすことができれば、プライベートの時間を増やすことができます。地方の会社は都心に比べて時間にゆとりのある場合も多く、自分のペースで働きやすい点はIターン転職の大きなメリットだといえるでしょう。
3.自然に囲まれた暮らしができる
Iターン転職では、恵まれた自然環境の中でゆとりのある暮らしをすることもできます。また、自然環境が豊かな場所での子育ては、都会にはない良い影響を子どもに与えられるでしょう。心も体も自然に癒やされながら生活できる点もIターン転職の魅力です。
4.育児がしやすい
地方は都心に比べて保育園に入りやすかったり、子どもが遊べる場所が豊富だったりと、育児がしやすいといわれています。また、地方の場合、地域全体で子どもを育てるという考え方が根付いていることが多く、子育て世代の方にはIターン転職が向いているといえるでしょう。
5.人との交流が増える
都心は近所付き合いが少ないといわれているのに対し、地方は人との交流を大切にする傾向があります。困ったことがあれば助け合い、ちょっとしたことでもコミュニケーションを取る風習が残っている地域も多いでしょう。人との交流が増えて視野が広がり、新しい価値観と触れ合えるのもIターン転職のメリットの一つといえます。
Iターン転職をする4つのデメリット
Iターン転職をするデメリットとしては、以下のようなことが挙げられるでしょう。
1.地域によっては人間関係に苦労する
地域によっては、行事や付き合いが多いこともあります。たとえば、仕事のあとや休日に地域の会合があるなど、プライベートの時間を割かなければならないこともあるでしょう。そのため、人付き合いが苦手な場合はIターン転職を検討する際、事前に移住先について調べておくことをおすすめします。
2.求人が少なく仕事の選択の幅が狭くなる可能性がある
地方は求人のある職種や業種が、首都圏に比べて少ない傾向があることがデメリットとして挙げられます。そのため、Iターン転職を検討する場合は移住先に自分の応募したい企業があるか、正社員の採用枠があるのかをよく調べてから行動に移しましょう。
在宅でできる仕事も視野に入れるのがおすすめ
「Iターン転職を検討している地域は求人数が少なくて、仕事が見つかるか不安」という場合は、在宅で働ける仕事も視野に入れてみると良いでしょう。インターネットの普及で、どこにいても仕事ができる環境が整ってきている企業は増えているといえます。「在宅の仕事にはどんな種類がある?自宅で働く方法や求人の探し方も解説」のコラムでは、在宅でできる代表的な仕事を紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
3.商業施設が少なく利便性が低い
地方は商業施設や映画館、レストラン、ファッションビルなどの施設が都心に比べて少ない傾向があります。日常的にこのような商業施設を利用していた方や新しいものが好きな方、娯楽が好きな方の場合は、Iターン転職後に少し物足りなさを感じてしまうこともあるでしょう。また、コンビニやスーパーが少ない地域では、ちょっとした買い物にも車が必要になるといった不便さもあります。商業施設を頻繁に利用したい場合は、都市部へのアクセスが良い場所を選ぶのがおすすめです。
文化的施設も少ない傾向がある
地方は都心に比べて学びの機会も少ないといわれています。新しい情報は都心のほうが集まりやすく、都心部は美術館・博物館といった文化的施設が豊富な傾向にあります。積極的に学んで成長していきたい人にとって、地方は張り合いがないと感じることもあるでしょう。
4.年収が下がってしまうことがある
Iターン転職によって年収が下がることも少なくありません。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」によると、東京都や神奈川県、大阪府、栃木県、愛知県はほかの地域に比べて給与水準が高いことが分かります。Iターン転職によって、仕事の量などは変わらなくても年収が下がる可能性がある点は押さえておきましょう。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
デメリットを前向きに考えられるかどうかは自分次第でもあります。「セミナーはオンラインでも受講できる」「年収が下がっても生活費が下がれば問題ない」など、考え方を変えればデメリットを解消できる可能性もあるでしょう。「田舎に就職すると後悔する?都会よりつまらない?地方就職のメリットとは」のコラムでは、田舎と都会のメリット・デメリットを比較できるので、参考にしてください。
後悔しないIターン転職の3つのポイント
前述のとおり、Iターン転職にはメリットもデメリットもあります。そのため、よく考えずにIターン転職をしてしまうと後悔することにもなりかねません。以下では、Iターン転職を成功させるポイントについてまとめたので、参考にしてみてください。
1.どのような仕事があるかを調べておく
Iターン転職では、その地域の求人状況を事前に把握しておくことが重要です。前職と同じ業種や職種の求人がないというケースも考えられるため、移住先の企業や産業などについて事前に調べておきましょう。また、地方の場合は専門性だけでなく、幅広い対応力が求められるケースも多いため、求人を出している企業がどのような人材を求めているのか把握しておくことが大切です。
自分の強みが活かせる仕事があるか確認しよう
Iターン転職をする前に、自分の職歴を振り返って強みを確認しておきましょう。Iターン転職でも一般的な中途採用と同様に、即戦力として活躍できることが求められます。移住を検討している地域に、今あるスキルや経験が活かせる仕事があるのかを確認することも重要です。
2.移住支援があるか調べておく
地方によっては、地方自治体が移住を支援してくれるケースもあります。そのため、Iターン転職をするなら事前にどのような支援があるのか調べておきましょう。たとえば、「移住体験ツアー」や「空き家バンク」「移住パスポート」といった支援があり、それぞれ特典や支援内容も異なります。このような移住支援については移住ポータルサイトから調べることができるため、事前にチェックしておきましょう。
3.移住後の生活を具体的にイメージしておく
移住後の生活はできるだけ具体的にイメージしておくのが、Iターン転職で後悔しないコツ。可能であれば実際に現地へ行き、応募先の会社を見たり、地域の環境を確認したりするのがおすすめです。また、市役所へ行って保育園の入りやすさや、まちづくり計画について質問するのも良いでしょう。もし、デメリットに感じる点があれば、対処法を見つけておくと安心です。
20代・30代・40代でIターン転職を成功させるコツ
Iターン転職を成功させるコツは、年齢によって異なる点もあります。以下では、20代、30代、40代ごとに転職を成功させるコツをまとめました。
20代は転職理由をはっきりさせよう
20代でIターン転職をする場合は、なぜ地方に移住するのかをはっきりさせておくのがポイントです。「都心の生活に疲れた」「今の仕事から逃げたい」といった理由でIターン転職をすると、求人数の少なさや年収ダウンで後悔する恐れがあります。20代でIターン転職をする場合は、キャリアプランをもとに検討することが大事です。プラン実現のために、どうしても地方に行く必要があるならIターン転職をするのも良いでしょう。しかし、20代のうちは求人の選択肢が豊富な都心でキャリアを磨いたほうが良い場合もあります。都心のあらゆる可能性の中でスキルを磨き、専門的な知識や強みを身につけてから、Iターン転職を考えるのも一つの方法といえるでしょう。
30代はスキルや経験を活かせる仕事を選ぼう
30代での転職は即戦力が期待されるため、20代で身につけたスキルや経験を活かせる仕事を選びましょう。Iターン転職でも、前職での経験を活かせる会社があるかどうかが重要なポイントといえます。30代はライフステージが変化しやすい時期のため、子どもが生まれる前や、マイホーム購入の際にIターン転職を検討する人もいるでしょう。そのようなライフステージの変化に対応できる職場環境を選ぶことも、Iターン転職を成功させるコツの一つです。
40代はミスマッチ回避のためにリサーチしよう
40代での転職では、高い専門スキルやマネージャー経験が求められる可能性があります。移住先の求人でよくある応募条件や、会社が求める人材像などをリサーチし、自身が合致するかどうかを見極めましょう。会社説明会や職場見学があれば積極的に足を運び、実際の様子を確認するのがおすすめです。40代でIターン転職に失敗すると、再び転職するのが難しくなる可能性もあります。ミスマッチ回避のためにもリサーチは重要といえるでしょう。
年代別の転職事情については、「転職が難しい原因とは?有利な時期は20代だけ?成功させるコツを解説」のコラムでも詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
Iターン転職で仕事を探す5つの方法
Iターン転職で仕事を探す方法は求人サイトやハローワークのほか、知人からの紹介や自治体主催の就職フェアなどがあります。また、転職に関するサポートが充実したエージェントを利用するのもおすすめです。以下で、それぞれについて解説します。
1.求人サイトから探す
まずは、求人サイトから地方の仕事を探してみましょう。希望の勤務地や職種などを入力すれば、条件に合った求人を検索することが可能です。求人サイトのメリットは自分のペースで転職活動を進められること。地方の求人やIターン転職に特化した求人サイトもあるので調べてみると良いでしょう。
2.ハローワークを利用する
ハローワークで紹介する求人は地域密着型の会社が多いため、Iターン転職に向いているといえます。ハローワークのWebサイトでは、全国各地の求人情報をチェックできるため活用すると良いでしょう。ハローワークで地方の求人を探す方法は「ハローワークで県外の求人を紹介してもらえる?転職活動の注意点も解説!」のコラムで紹介していますので、ご覧ください。
3.Iターン先の知人から仕事を紹介してもらう
Iターン転職を検討している地域に知人がいる場合は仕事を紹介してもらい、リファラル採用で転職を目指すのもおすすめです。知人の紹介であれば、職場のリアルな情報も収集しやすいでしょう。また、企業側にとっても、社員や取引先からの紹介であれば比較的安心して採用できるというメリットがあります。
4.自治体の就職フェアに参加する
地方自治体によっては、Iターン転職希望者向けに定期的な就職フェアなどのイベントを実施しているケースがあります。このようなイベントでは、企業の採用担当者と直接話すこともできるため、地方での就職に関する情報収集が可能です。就職フェアは開催時期が限られているため、事前に自治体のホームページなどを見て確認しておきましょう。
5.転職エージェントに相談する
転職エージェントであれば、専任のキャリアコンサルタントに希望とマッチした求人を紹介してもらえる可能性があります。また、応募書類のチェックや企業との面接日程の調整といったサポートを行ってもらえることもあり、働きながら転職活動を進めたい人には向いているといえるでしょう。転職エージェントは応募先の会社について詳しい情報を持っているため、ミスマッチを防ぎやすいといったメリットもあります。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。